2016年11月1日に掲載した第3報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第4報として掲載します。
第3報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6420/
(2017年7月26日 修正11 ;追記)
2017年7月18日18時31分に産経新聞から、東京地検が異例の再捜査をしていたが不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死傷罪に問われた石川県の1級建築士(70)を逆転無罪とし、設計の総括責任者ら3人の責任に言及した東京高裁判決を受け、異例の再捜査をしていた東京地検は、18日までに3人を嫌疑不十分で再び不起訴とした。
これで、書類送検された4人全員の刑事責任が認定されず、捜査は終結した。
地検は、1級建築士が変更した設計内容を総括責任者ら3人が十分に確認していたかなどを中心に再捜査を進めてきたが、「(3人を不起訴とした)当初の判断を覆すだけのものはなかった」(検察幹部)といい、3人の刑事責任を問うのは困難と判断した。
事故は平成23年3月11日、震度5弱~5強の揺れでスロープが崩落して発生。
2人が死亡、6人がけがをした。
東京地検立川支部は25年12月、設計ミスがあったとして1級建築士を起訴する一方、総括責任者や前任の建築士ら3人は嫌疑不十分で不起訴とした。
東京地裁立川支部は28年2月、設計変更を総括責任者に確実に伝えなかった過失を認め、1級建築士に禁錮8月、執行猶予2年の判決を言い渡した。
だが、2審東京高裁は、1級建築士は設計変更を書面で総括責任者らに伝えており、説明義務は果たしていたと指摘。
1審判決を破棄、逆転無罪を言い渡した。
むしろ、総括責任者にも同等の責任があり、前任の建築士にはより大きな責任があると言及していた。
1級建築士の弁護人は産経新聞の取材に、「高裁では3人の過失が指摘されたのに、捜査が終わってしまうのはおかしい。手抜き工事は誰の目からも明らかで、真相が分からないままだと遺族が納得しないのではないか」と話した。
出典
『コストコ崩落事故で高裁判決が責任言及 設計責任者ら3人再び不起訴 東京地検、異例の再捜査』
http://www.sankei.com/affairs/news/170718/afr1707180014-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。