2017年7月18日21時14分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前9時半ごろ、大竹市東栄にある化学メーカー「ダイセル」大竹工場の敷地内にある化学プラントで火災が起きた。
消防車など7台が出て消火活動にあたり、火はおよそ6時間後に消し止められた。
この火事によるけが人はいなかった。
ダイセルでは工場長など幹部が18日夕方に記者会見し、「ご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません」と謝罪した。
このなかで会社側は、樹脂を作るため化学物質どうしを反応させる工程で、化学プラントの配管から液体が漏えいし、何らかの原因で火がついたのではないかと説明した。
また、7年前にも同じプラントで小規模な火災が発生していたことを明らかにしたが、今回と原因は異なるという。
ダイセルは、「対策本部を立ち上げ、全社を挙げて再発防止に取り組みたい」としている。
現場の工場は大竹市南東部の瀬戸内海沿岸にある工業地帯の一角にあり、警察と消防は19日に現場検証を行うなどして、出火の原因を詳しく調べることにしている。
出典
『工場火災 漏出液体に火ついたか』
http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170718/5251302.html
(ブログ者コメント)
7月18日付でダイセルのHPには、「過酢酸製造プラント」で事故があった旨、記載されていた。
https://www.daicel.com/news/index.php?act=detail&id=544
(2017年8月15日 修正1 ;追記)
2017年7月19日付の中国新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
過酢酸と、工程で使う酢酸エチルの混合物が漏れ、何らかの原因で出火したとみられる。
酢酸エチルは、毒性は低いが引火点がマイナス4℃と低く、劇物に指定されている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。