2017年7月24日9時13分に朝日新聞から、音更町での講習会に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
身近にあるもので堤防の決壊を遅らせ、住民らの避難する時間を稼ぐ「水防技術講習会」が21日、音更町の河川敷であった。
国交省北海道開発局と道が主催し、十勝地方の自治体や消防関係者ら約140人が参加した。
十勝地方では、昨年8月の台風で河川の堤防が決壊するなどして大きな被害が出ただけに、参加者たちは猛暑の中、汗まみれになりながらロープの結び方などを習得していた。
今回学んだ水防技術は、「木流し工」、「土嚢製作」、「シート張り工」などの工法。
木流し工は、河川に生えているヤナギを切り、土嚢を重しとしてくくりつけ、ロープで川に流す方法。
水流の勢いを抑える効果があり、堤防決壊対策のひとつとして有効という。
全国防災協会の担当者が、ロープの結び方や川へ投入する際の注意点などを指導した。
土嚢製作の担当者は、「土嚢袋の6割ほどに土を入れること。詰めすぎると、パンパンになり、積んだ時に隙間ができてしまう」などと注意していた。
参加者の一人は、「身近にあるもので住民避難に役立つ方法があることがよくわかった」と話していた。
出典
『身近な物使い堤防決壊対策 音更で講習会』
http://www.asahi.com/articles/CMTW1707240100002.html
7月27日18時51分にNHK北海道からは、留萌市での講習会に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道内でも川の氾濫による浸水などの被害が出るなか、留萌市で、堤防の決壊を防ぐための応急的な方法を学ぶ講習会が開かれた。
この講習会は、雨が多くなる夏の時期に合わせて、留萌開発建設部が毎年開いている。
27日は、留萌市内の消防団員や建設会社の社員など、およそ50人が参加した。
教わったのは、堤防が決壊するのを未然に防ぐ「木流し工」と呼ばれる応急的な方法。
葉の茂った木を川に浮かべることで、堤防にあたる水の勢いを弱めることができる。
参加した人たちは、木が流されないよう土嚢をロープでしっかりくくりつけるなど、講師からポイントを教わりながら作業にあたっていた。
参加した消防団の団長は、「ふだんは災害が起きてからの活動が中心だが、きょうは災害の前にできることも学べたので勉強になった」と話していた。
また、講師を務めた全国防災協会の佐藤さんは、「全国的に雨の降り方が以前と変わってきている。減災のためには、日ごろからの訓練が欠かせないと思う」と話していた。
出典
『堤防決壊を防ぐ方法は 講習会』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170727/5552001.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。