2017年7月27日14時53分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ノートパソコンやスマートフォン、モバイルバッテリーのリチウムイオン電池が発火したり発熱したりする事故が、2012~16年度の5年間で274件にのぼった。
重いやけどを負った事故もあり、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE〈ナイト〉)が注意を呼びかけている。
NITEが27日、公表した。
電池は、高容量で軽いため、モバイル機器に多く搭載されており、3製品での事故は12年度の19件から年々増加。16年度には108件にのぼった。
274件のうち、約7割は製品や周囲が焼ける火災などの被害だが、使用者の男性が重いやけどを負う事故も1件あった。
事故の原因は、製造不良など製品の不具合によるものが127件。
ポケットにスマホをいれた状態で転んだ衝撃で電池が発熱したり、バッテリーの充電時に他社製の充電器を使って発火したりといった、誤使用や不注意による事故も4件あった。
また、274件のうち93件(34%)はリコール対象製品だった。
NITEは、「(リチウムイオン電池を搭載した)製品は、外部から衝撃が加わると異常発熱などにつながるおそれがある。かばんなどに入れて持ち運ぶ際は、衝撃が加わらないように注意して」と呼びかけている。
出典
『PCやスマホ電池、発火・発熱274件 12~16年度』
http://www.asahi.com/articles/ASK7W2S60K7WUTIL008.html
7月27日13時9分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
「リチウムイオン電池」は、携帯電話やパソコンなどに広く使われている一方で、発熱したり発火したりするケースが相次いでいて、昨年度までの5年間にNITEに報告された事故は274件にのぼっている。
このうち75件が火災などにつながったほか、やけどなどのけがをしたケースも4件あった。
原因別に見ると、製品の不具合によるものが127件ともっとも多く、このうちリコールの対象となっていた製品の事故は68件と半数を占めている一方、リコールの対象外のものも60件近くあった。
また、原因が分からないケースも28件にのぼっているが、どのケースでも、落として変形した電池をそのまま使うなどの誤った使い方が目立つという。
NITEは、リコールの対象の製品は速やかに使用をやめるとともに、無理な力を加えるなどの不注意や間違った使い方が事故のリスクを高めることから、丁寧に扱うよう呼びかけている。
出典
『リチウム電池発火5年で270件』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170727/5500751.html
(ブログ者コメント)
以下は、7月27日付のNITE発表記事
『急増!ノートパソコン、モバイルバッテリー、スマホの事故~リコール製品や誤った使い方に注意しましょう~』
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2017fy/prs170727.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。