2015年10月2日1時36分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国民生活センターは1日、インテリア用品として売られている水で膨らむボール状の樹脂製品を2歳女児が誤ってのみ込み、腸がふさがれる重症事故が発生したと発表し、注意を呼びかけた。
女児は開腹手術で製品を摘出し、一命を取り留めた。
直径1~1.5cmほどの製品が4cmほどに膨らんでいたという。
発表によると、同様の品は100円ショップなどで売られている。
赤や青などに着色されており、透明な器に入れて飾る。
「高吸水性樹脂」などと呼ばれるものを用いており、吸水すると膨らみ、ゲル状になる。
女児は、今年6月に嘔吐が続いて受診し、開腹手術したところ、十二指腸から製品が見つかった。
手術前の検査では、異物を見つけられなかった。
症状が出てから摘出まで7日間、体内に残っていた。
保護者は、「引っ越しの際に出てきたものを誤飲したかもしれない」と話したという。
米国でも、生後8カ月の乳児が同様の製品を誤飲し、手術で取り除いた例があるという。
センターは、「高吸水性樹脂はX線撮影で写らない可能性が高い。乳幼児の目や手の届かない場所に保管し、絶対に誤飲しない環境にしてほしい」と呼びかけた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHB15D0SHB1UTFL00H.html
10月1日21時39分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国民生活センターは1日、樹脂製のインテリア用ボール(直径約1cm)を誤飲した2歳の女児が十二指腸閉塞になり、肝障害と膵炎を引き起こす重症事故が今年6月に発生したと発表した。
ボールは水を吸って膨らむようにできており、体内で直径約4cm大になっていた。
エックス線検査で樹脂製ボールは映らないため把握できず、開腹手術で誤飲が判明した。
ボールは100円ショップなどで、「高吸水性樹脂」「アクリルポリマー」「吸水性ポリマー」といった表示で売られている。
カラフルな色で、「ビーズ」とも呼ばれる。
水を吸って膨らませると、弾力があり崩れないゼリー状の球になる。元に戻りにくいのが特徴。
飾りとして人気だという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20151002k0000m040089000c.html
(ブログ者コメント)
国民生活センターから10月1日付で公表された内容は、下記参照。
『幼児が水で膨らむボール状の樹脂製品を誤飲-十二指腸閉塞、開腹手術により摘出-』
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20151001_1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。