2015年9月30日7時18分に沖縄タイムズから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風21号の影響を受け、沖縄県与那国島ではライフラインが断絶するトラブルが続出した。
このうち、電話とインターネットは400回線が接続不能に陥ったが、昔ながらの黒電話は一部で利用できた。
実は、コードレス電話などとは違う構造が、停電時に強い側面を持っているという。
NTT西日本沖縄支店によると、黒電話は受話器をあげると電話線から電気が流れる仕組みになっている。
このため、停電が起きても、電話線がつながっていれば通話できるという。
一方、コードレス電話などは留守番電話やディスプレーの機能があり、家庭電源を使用しているので、停電が起きると使えなくなる。
ただ、中には利用可能な機種もあり、停電時にディスプレーが表示されなくても、受話器をあげて「ツー」「プー」という音が聞こえれば、電話番号を入力して通話できるという。
同沖縄支店の担当者は、「黒電話は、電話線が切れなければ、停電時にも強い通信手段」と話した。
同支店は、電話線の損傷などの復旧、確認のため、29日午後、島に入った。
出典URL
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=135104
(ブログ者コメント)
台風21号襲来時の状況は、下記記事参照。
『台風21号、沖縄・与那国島で風速81m ほぼ全戸停電』
(9月29日0時15分 朝日新聞)
非常に強い台風21号は28日、沖縄の南の海上を西に通過した。
一時、暴風域に入った与那国島では、1957年の観測開始以来、最大で、全国の観測史上4番目となる81.1mの最大瞬間風速を記録。
島内は、全1千戸がほぼ停電状態となった。
気象庁によると、台風の中心は28日午後9時現在、台湾付近にあり、中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40m。
台風の影響で、石垣島や台湾を発着する空の便に、欠航が相次いだ。
沖縄県防災危機管理課によると、午後7時半現在、NTTの回線トラブルで与那国島とは固定電話、携帯電話、インターネットがつながりにくい状況にある。
町役場も電話が通じないため、町職員と近隣住宅の電話を使って連絡を取り合っているという。
風がある程度弱くなるまで、被害状況の調査は難しいとしている。
沖縄電力によると、同日午後8時現在、石垣島や与那国島などで計3900戸が停電している。
与那国島は、ほぼ全島が停電している状態。営業所の従業員も外出できないほどの暴風雨のため、詳しい被害状況は把握できていないという。
http://www.asahi.com/articles/ASH9X6D1PH9XTIPE03W.html
(ブログ者コメント)
本件、そのようなことがあるらしいとは聞いていたが、情報ソースは不明だった。
それが今回、実例を入手できたということで、紹介する。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。