2014年12月4日19時49分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
みそ汁やコーヒーなどを電子レンジなどで温めた際に、急に沸騰して噴き上がる「突沸」と呼ばれる現象が起こり、やけどをする事例が相次いでいると国民生活センターが4日、発表した。
「冬の間は飲食物を温めることが多くなる」と、注意を呼びかけている。
液体の飲食物を加熱した時に、うまく対流しないことなどが原因で、沸点に達しても水蒸気の泡が出ないことがある。
その状態で振動を与えたり加熱を続けたりすると、突然泡が噴き出して中身が飛び散ることがある。これが突沸だ。
調味料を加えた時など、小さなきっかけでも起こりうる。
センターによると、突沸でやけどなどを負ったという情報が、2009年4月以降35件寄せられた。
「電子レンジで豆乳を加熱した。外に出してのぞきこむと、突沸が起こり顔をやけどした」などだ。
顔の被害が半分を占め、1カ月以上のけがが8件あった。
危害のおそれがある「危険」事例も33件あった。
これとは別に、医療機関からも、やけどの事例が2件寄せられた。
突沸は、ガスコンロやIHクッキングヒーターでも起きることがある。
みそ汁やカレーなど、とろみのある食品は、より注意が必要だ。
センターは、
①電子レンジでは飲み物を温めすぎない
②温めすぎた場合は1、2分は待って外に出す
③ガスコンロなどでみそ汁などを温めるときは、火力を弱めにして、かき混ぜる
などの注意点を挙げている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASGD45413GD4UTFL002.html
(ブログ者コメント)
○国民生活センターのHPに掲載されている当該記事は下記。
「過熱」というキーワードを使うなどして、詳細に解説されている。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20141204_1.html
○ブログ者も、沸騰した鍋にうどんを入れる際、必ずといっていいほど、軽度の突沸現象を経験している。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。