2018年3月15日17時18分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
3月15日17時56分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
玩具のハンドスピナーから外れた部品を幼児が誤飲した事故があったとして、国民生活センターは15日、乳幼児の手が届かない場所に保管したり部品のゆるみを確認したりするよう、注意を呼びかけた。
ハンドスピナーは手のひらサイズで、中央の軸部分を指で支え、羽根のようなプレートを手で回転させて楽しむ。
ストレス解消にもなるとして、幅広い世代に人気がある。
センターによると、医療機関から昨年、1歳3カ月の男児がハンドスピナーに埋め込まれた金属製の部品(直径14mm、厚さ6mm)を3つのみ込んだという報告が寄せられた。
兄が遊んでいたハンドスピナーから外れ、男児が口に入れたとみられる。
医療機関を受診後、便とともに出てきたという。
センターは昨年12月から今年2月にかけ、ハンドスピナーの部品の外れやすさを調査。
インターネット通販で購入した82商品を138cmの高さから10回落とすと、約2割にあたる16商品は、部品が外れたりネジが折れたりした。
乳幼児が細かい部品を口に入れると窒息する恐れがある一方、誤飲や窒息についての注意表示が販売サイトや包装にない製品が目立った。
センターの担当者は、「投げて遊んだり、幼い弟妹に渡したりしないよう、子どもに注意してほしい」と話している。
出典
『ハンドスピナー部品を1歳児誤飲 14ミリの部品外れる』
https://www.asahi.com/articles/ASL3H3W0TL3HUTFL009.html
『ハンドスピナー 「乳幼児が誤飲」注意呼びかけ』
https://mainichi.jp/articles/20180316/k00/00m/040/018000c
※事故関連の情報ではないが、ハンドスピナーに関しては、昨年、以下のような報道も
あった。
(2017年9月25日12時11分 朝日新聞)
ストレス解消が目的の玩具「ハンドスピナー」が人気だ。
プラスチックや金属などでできた手のひらサイズのプレートを指でくるくる回すだけだが、なんだか夢中になってしまう人が多いという。
高い技術力を持つ町工場やメーカーも、開発、販売に乗り出している。
「何が面白いんだろう。初めはそう思いましたよ」。
愛知県小牧市の金属加工会社「シマダ機工」の嶋田社長(40)は笑う。
ハンドスピナーは、2本の指で軸を持ち、プレートを指で回転させて遊ぶ。
軸部分にベアリングがあり、回転する姿やわずかな振動を楽しむ。
市販品の多くが中国製と言われる。
シマダ機工は社長ら8人の「町工場」。
国内大手自動車メーカーや航空、医療産業の依頼を受けて、高い金属加工技術で必要な部品を試作している。
その技術力がハンドスピナー作りにも生かされているという。
企画と販売を担当するのは入社4年目の技師山田さん(男性、25歳)。
「ハンドスピナーを作りたい」と、5月に企画を立ち上げた。
終業後に試作を重ね、既製品に多い三角のようなデザインではなく、「女性にも親しまれるかわいいデザインにしたい」と考えた。
たどり着いたのが「ネコ」。
ネコの手をあしらい、「ハンドスピにゃー」と名付けた。
「素材の雰囲気と加工技術の高さが伝わる『削り出し感』にこだわった」と山田さん。
真鍮を削り出したネコの手は丸みを持たせ、細かな模様も入れた。
国産のベアリングを使い、回転時間は4~6分。
重さ80g、長さ71mmで、子どもにも持ちやすいようにした。
・・・・・
出典
『指でくるくるハマる謎 ハンドスピナー、町工場も本気』
https://www.asahi.com/articles/ASK9T2S1ZK9TOIPE002.html?iref=pc_extlink
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。