2019年6月28日20時12分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後4時すぎ、稲沢市下津鞍掛の店舗の駐車場に止めてあった乗用車の中で、近くに住む小学1年生の女の子(6)がぐったりしているのを、店から車に戻ってきた母親が見つけた。
ドアの鍵はロックされた状態で、女の子は窓ガラスを割って助け出され、病院に運ばれたが、意識不明の重体になっている。
警察によると、この車は3列シートタイプで、母親は、女の子と2歳の弟を、それぞれ2列目のジュニアシートとチャイルドシートに座らせ、エアコンをつけた状態で待たせていたという。
女の子は3列目で見つかり、2列目と、背もたれを倒して平らにしてあった3列目の座席の間に首を挟まれていたという。
母親が車を離れていたのは10分ほどで、警察は、女の子が座席の間の狭いスペースに誤って首を挟んだ可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
【救助した会社員は】
現場の駐車場の隣にある証券会社に勤める男性は、営業に出ようとしたところ、「助けて」という女性の叫び声がしたため現場に駆けつけた。
駐車場では、車の周りに10人以上が集まっていて、男性が近くにいた母親に状況を尋ねると、取り乱した様子で「子どもが中にいるので窓を割って下さい」と頼まれたという。
男性は、持っていた傘で窓を割ろうとしたが、割れなかったため、会社から持ってきた金づちで窓を割り、手を入れて後ろのドアを開けたという。
車内では、助手席の後ろの席のチャイルドシートに男の子が座っていたが、運転席の後ろの席と助手席の2つのジュニアシートには誰も乗っていなかった。
よく見ると、女の子が、2列目と、背もたれを倒して荷台の状態になった3列目の間に首を挟まれていたという。
男性は、「母親がすぐにシートを動かして女の子を救出したが、女の子は呼びかけには応えず、ぐったりした様子でした」と話していた。
【子どもの車内事故に注意を】
車の中での子どもの事故については、JAF=日本自動車連盟が平成22年から翌年にかけて、全国の7000人余りを対象にインターネット上でアンケート調査を実施している。
それによると、12歳未満の子どもがいる親の28%余り、4人に1人以上が、子どもが車の中でけがをしたり危険な目に遭ったりした経験があると回答した。
この中には、子どもを残して買い物に出るなど、目を離している間に子どもが車内で危険な目に遭うケースも多く、座席の横の窓に顔や手などを挟まれたり、シートベルトが首にからまったりしたといった事例が報告されているという。
JA愛知支部の王賀さんは、「成長して自分の意思で動けるようになった小学校低学年くらいの子どもは、特に予期しない行動をとる可能性があり、幼い子どもだけを車内に残す場合は注意が必要です。なるべく子どもと一緒に行動するようにして、子どもだけを残さないようにしてほしい」と話している。
出典
『首挟まれ重体 車内事故に注意』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20190628/3000005425.html
(ブログ者コメント)
〇アナウンサー同士の会話によると、背もたれが何時倒されたかは不明とのこと。
〇以下は映像の3コマ。
〇それにしても、なぜドアが開かなかったのだろう?
女の子が車内でロックボタンを押したということだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。