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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2020418939分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

トランプ米大統領は17日の記者会見で、新型コロナウイルスが中国湖北省武漢市の中国科学院武漢ウイルス研究所から流出した疑いが強まっているとされる問題で、米政府として大規模な調査を進めていることを明らかにした。

 

FOXニュースは同日、米情報機関が同研究所および感染初期状況に関する情報を徹底的に収集して時系列的に分析し、事態の全容解明を図っていると報道。

 

調査結果は近くホワイトハウスに提出され、トランプ氏らは内容を精査した上で、中国にどのように責任を取らせるかについて判断を示すとしている。

 

報道によれば、米情報機関はウイルスに関し、生物兵器として人工的に作成された可能性を現時点で排除し、研究所内で取り扱われていた自然界に存在するウイルスが武漢市に流出したとの見方をとっている。

 

https://www.sankei.com/world/news/200418/wor2004180020-n1.html

 

 

4191724分にAFPからは、当該研究所は流出を否定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

武漢ウイルス研究所で危険度の高いウイルスを扱う病原体レベル4P4)研究室の袁志明室長は、18日に放映された中国国営の英語放送CGTNのインタビューで、研究室のスタッフは誰も感染していないと述べ、「われわれのところからウイルスが流出することは決してない」と語った。

 

同研究所は、新型コロナウイルスに関する情報を1月初めに世界保健機関(WHO)と共有したとして、2月の段階でこの陰謀説を否定していた。

 

・・・・・

 

https://www.afpbb.com/articles/-/3279297

 

 

418日付でBBCからは、2年前に当該研究所を視察したアメリカの科学専門外交官が安全性や管理体制に懸念を表明していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

米紙ワシントン・ポストは、入手した外交公電をもとに、この説について報じている。

 

それによると、2018年にアメリカの科学専門の外交官がたびたび、中国の研究施設視察に繰り返し派遣されていた。

 

その上で本国の政府へ、研究所の安全性に問題があるという警告を2件送っていた。

 

記事によると、米外交官たちは、武漢ウイルス研究所(WIV)の安全性と管理体制にぜい弱性があり、支援が必要だと求めていた。

 

また、この研究所が行っていたコウモリのコロナウイルスの研究が、重症急性呼吸器症候群(SARS)のようなパンデミックを起こしかねないと、視察した米当局者たちは懸念してたと、ワシントン・ポストは続けている。

 

その上で同紙は、米政府内ではこの外交公電をもとに、WIVあるいは武漢市内の別の研究所が、今のパンデミックを起こしているウイルスの発生源ではないかという議論が加速していると報じた。

 

・・・・・

 

米外交官が指摘した「安全上の懸念」とは何か

端的に言えば、ワシントン・ポスト記事からは、分からない。

 

しかし一般的には、ウイルスなど生物由来物資を取り扱う研究所は、様々な形で安全対策に違反する可能性がある。

 

レンツォス博士によると、「研究所に誰が入れるのか、科学者や技術者がどういう訓練を受けているのか、記録の取り方、標識の付け方、病原体の在庫リスト、事故対応の訓練、緊急対応」などが、安全基準違反の原因になり得る。

 

しかし、外交公電にかかれた懸念点は、特筆すべき異例のものだったのだろうか。

 

・・・・・

 

一方で、BSL-4に指定されている研究所は少ない。

WikipediaにはWIVを含む50カ所以上がBSL-4と記載されているものの、正式なリストは存在しない。

 

BSL-4の研究施設は最も危険な病原体を扱うため、非常に高度な設計に基づいて建設される。

そのため一般的には、その安全性は評価されている。

 

つまり、BSL-4施設の運営状態について懸念が指摘されたというだけでも、十分に注目に値する。

 

・・・・・

 

WIVがコウモリ由来のコロナウイルスの研究を行っていたことは公式記録に残されている。

この研究は完全に合法で、国際的な学術誌にも掲載されている。

2000年代にSARSのアウトブレイクを経験した国の行う研究としても、全く驚くものではない。

 

・・・・・

 

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-52335189 

 

 

419日付でJB pressからは、ワシントン・ポストが報じた内容の詳細など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

ワシントン・ポストは414日、国際問題専門のジョシュ・ローギン記者による「コウモリのコロナウイルスを研究する武漢の研究所の安全性について国務省が警告していた」と題するコラムを掲載した。

 

同報道によると、米国政府国務省は20181月から3月の間に数回、北京の米国大使館の科学・医療担当専門官2人を、武漢の国立武漢ウイルス研究所(WIV、中国の公式名称は「中国科学院武漢病毒研究所」)に派遣した。

 

中国では2002年にSARS(重症急性呼吸器症候群)が発生し感染を国際的に広げたが、20181月当時、同研究所ではSARSコロナウイルスに似たコロナウイルスに関する研究や実験が行われていた。

 

その研究にあたっていたのは、ウイルス研究の著名な学者として知られる石正麗氏だ。

石氏らは、コウモリから発生したコロナウイルスも調査していたという。

 

北京の米国大使館の同専門官2人は、この視察の結果に基づき、国務省本省あてに懸念や警告を表明する公電を送ったという。

 

ローギン記者はその公電を入手したとして、その内容の骨子を以下のように記していた。

 

『この研究所では、コウモリ由来のコロナウイルスの発生とそのウイルスの人間への感染について研究をしている。

その目的は人間への感染を防ぐことだとされているが、研究所でのウイルスの扱い方は安全性や管理方法に問題があり、ウイルス流出の危険性がある。』

 

ローギン記者によると、以上の公電を書いた米側2人の専門家の最後の来訪は2018318日で、同研究所側の記録サイトにもその来訪が詳しく記されていたが、その記述は20204月上旬に削除されたという。

 

同記者は、「今回の新型コロナウイルスが同研究所から発生したと断定する証拠はない」と述べながらも、「同研究所からではないと断ずる根拠もない」と総括していた。

 

・・・・・

 

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60220

 

 

(2/2へ続く)

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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