2021年6月7日16時51分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前8時44分ごろ、出水市明神町の米ノ津中学校近くの用水路で、草刈り作業をしていた人から「高齢の男性が草刈り中に怪我をした」と消防に通報がありました。
消防が現場に駆けつけたところ、出水市汐見町の無職、肱黒さん(70)がすでに心肺停止の状態で、病院に搬送されましたが、およそ1時間半後に死亡が確認されました。
肱黒さんの左のひざの裏側には草刈り機によるものとみられる傷があり、死因は失血死だということです。
警察によりますと、当時、現場では7人ほどが草刈りを行っていて、肱黒さんは自ら「救急車を呼んでほしい」と周りに声をかけたということです。
また、肱黒さんはエンジン式の草刈り機を使っていましたが、消防によりますと、防具などは付けておらず、軽装だったということです。
警察は、どのようにして草刈り機の刃が肱黒さんの膝の裏にあたったのかなど、詳しい事故の原因を調べています。
【この時期は草刈り機事故が増加!】
雑草が伸びるこの時期、消費者庁は、草刈り機の事故が増える傾向にあると注意を呼びかけています。
消費者庁によりますと、エンジン式の草刈り機を使用中の事故は、報告があったものだけで、去年までの過去5年間で65件にのぼり、そのうちおよそ7割が5月から8月に集中しています。
国民生活センターがエンジン式の草刈り機による事故を再現した映像では、
▼刃の右側に障害物があたると反対方向に刃が跳ね返る現象が起こること
▼近くに人がいると誤って接触してしまう恐れがあること
▼刃に当たった石や空き缶などが勢いよく飛ぶこと
などを紹介しています。
消費者庁は事故を防ぐために、
▼作業する際には長袖・長ズボンのほかヘルメットやゴーグルを着用すること
▼周りの人と15メートルほど距離を保って作業を行うこと
▼草刈り機の点検を定期的に行うこと
などを呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20210607/5050014970.html
6月7日16時27分に南日本放送からは、左膝の裏から多量の血が出ていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前8時半すぎ、出水市明神町の用水路で、近くの草を刈っていた出水市汐見町の肱黒さん(70)が足をけがしているのに一緒に作業をしていた人が気付いて、消防に通報しました。
肱黒さんは左膝の裏から多量の血が出ていて、病院に運ばれましたが、およそ1時間半後に死亡しました。
死因は失血死とみられています。
https://www.mbc.co.jp/news/article/2021060700049571.html
(ブログ者コメント)
以下は、消費者庁HPに掲載されている事故再現映像の一部。
草刈り機をゆっくりと右方向に動かし、障害物に見立てた木の棒に刃を当てたところ、刃ははじかれるように右方向に動き、ダミー人形に当たっていた。
映像は消費者庁HPの該当記事参照。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_032/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。