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一方、2021年6月13日13時1分にYAHOOニュース(FRIDAY DIGITAL)からは、研究所流出説に対し専門家は冷静な目で見ているといった、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「情報」をどう読むか。
新型コロナが世界を襲ってから、科学分野の記事を目にすることが多くなった。
国内だけでなく、海外の情報に触れる機会も飛躍的に増えるなか、真偽が定かでない「情報」も多くなった。
海外メディアの「情報」を十分な検証、咀嚼することなく「ダダ流し」ているメディアも、残念ながら少なくない。
それに踊らされることは不幸でしかない。
「インテリジェンス(情報収集・分析)」の手法に詳しい軍事ジャーナリストの黒井文太郎が、その「読み方」を解説する。
【アメリカの新聞が報じたことの正しい「意味」】
6月7日、米有力紙『ウォールストリート・ジャーナル』が、関係者の話として 「米国のローレンス・リバモア国立研究所が2020年5月に、新型コロナ・ウイルスが武漢研究所から流出した可能性にも説得力があるとの報告書を作成していた」 と報じた。
この記事をロイター通信などが「そのまま」伝えたため、日本のメディア各社も大きく報道したが、ひとつ注意が必要だ。
このニュースだけ見ると、あたかもそれが「事実」であるかのような印象だが、実際は、そうではない。
あくまで「一研究機関が、かつてそうした報告書を作成していた」というだけの話であり、しかも何か新たな科学的発見があり、専門家の世界で認められたというような意味ではないことに留意しなければならない。
しかし、それに対して、ウイルス専門家などの科学者サイドは、比較的冷静だ。
たとえば、前述したサイエンス誌への書簡の共同署名者たちも、べつに研究所流出説を支持しているわけではない。
一部の米メディアでは、
「2019年11月に武漢ウイルス研究所の研究員3名が体調を崩して治療を受けたらしい」とか、
「武漢ウイルス研究所ではコウモリのコロナ・ウイルスを遺伝子操作して人間への感染力をつけさせる機能獲得実験と呼ばれる研究を行っていたようだ」とか、
さらには「米国のウイルス研究者の間では、武漢ウイルス研究所の機能獲得実験に米国から資金が出ていたことを隠すために、研究所流出説はタブーにされたらしい」とか、
さまざまな疑惑が報じられた。
こうした流れから、ネットの一部などでは「自然発生説よりも研究所流出説のほうが優勢」になっているかのような論調も見られる。
仮にそれが事実なら、世界中に大混乱を引き起こし、多くの人々を死に追いやった直接の責任が中国当局にあることになり、世界情勢はいっきに緊迫するだろう。
一部メディアとネットでは、その真偽をめぐる論争が過熱している。
【科学者たちは、冷静だ】
しかし、それに対して、ウイルス専門家などの科学者サイドは、比較的冷静だ。
たとえば、前述したサイエンス誌への書簡の共同署名者たちも、べつに研究所流出説を支持しているわけではない。
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つまり、これまでは研究所流出説がほとんど軽視されてきたことに対して、科学界からはすべての可能性が否定されていないことが指摘されているが、かといって研究所流出説を支持する声が強まっているわけではないのだ。
また、研究所流出の可能性を否定しないとしても、機能獲得実験により武漢ウイルス研究所が作ったとする仮説を支持する研究者は少ない。
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専門家たちが研究所流出の可能性を否定していないのは、これまでとなんら変わりはない。
あえて違いを挙げれば、昨年は「ウイルスの起源は証明されていないが、自然変異の可能性が高い」との前提のうえでの議論だったのが、現在は「ウイルスは自然変異の可能性が高いが、その起源はまだ証明されていない」に比重が移っていることだ。
議論の注目点は変化しているが、内容は同じだ。
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しかも、その誤分析の語られ方も、ほぼQアノンなどの陰謀論の拡散のパターンと共通していた。
これに関しては、筆者自身、それらの誤情報拡散の「仕組み」を検証した記事をいくつも書いている。実際のところ、高度なサイエンス領域は第一線の専門家にしかわからない。
そこで私たちメディア側がこうした情報を評価する際には、専門家の議論をフォローすることが必須となる。
仮に興味深い仮説を目にしても、すぐに飛びつかずに、まずは専門家たちの反応を確認することが重要なのだ。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/f48670f186060f5c1f5b939a7e64f546252d70b8


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。