2018年9月11日11時23分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道胆振地方を震源とする地震で最大震度7を記録し、大きな被害が出た北海道厚真町の避難所に、東日本大震災を教訓に開発された段ボールベッド500台が設置された。
ベッドで眠った避難中の住民たちは、一夜明けた11日朝、「久しぶりによく寝られた」「寝起きも楽だった」と喜んだ。
段ボールベッドは、2011年3月の大震災直後、体育館などの冷たい床で雑魚寝する被災者をテレビで見た大阪府八尾市の段ボールメーカーの社長が考案した。
寝台が床から高いため、ほこりを吸い込むことを防ぎ、寝起きする際の足腰への負担も軽減される。
直接、床で寝るよりも、エコノミークラス症候群を防ぐ効果も期待されるほか、断熱性もある。
16年4月の熊本地震でも、避難所で使われた。
今回は、同道北見市の日本赤十字北海道看護大学に備蓄してあったベッドを搬入し、10日に避難者と協力しながら組み立てた。
避難しているお年寄りたちは、早速、座ったり寝転がったりしながら、「いい感じ」と笑顔。
ベッドは約1畳分で、寝台の高さは30cmほどで、仕切りもあるためプライバシー確保にもつながる。
妻と避難中の塚田さん(72)は腰痛を抱えており、「普通のベッドと変わらない良い寝心地で、昨晩は10時間も寝た。トイレに行く時も寝起きが楽だった」と笑顔を見せた。
出典
『北海道震度7 「よく寝られた」避難所に段ボールベッド』
https://mainichi.jp/articles/20180911/k00/00e/040/189000c
(ブログ者コメント)
段ボールベッドについては、本ブログでも何回か紹介スミ。
ただ、実際に使った避難者の感想が報じられたのは、ブログ者の知る限り、初めてだ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。