2015年8月4日22時24分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後7時10分ごろ、JR京浜東北線の横浜―桜木町間で、列車に電力を供給する架線が切れた。
JR東日本によると、午後9時半現在、京浜東北・根岸線の蒲田―大船間の南行きと北行き、横浜線の東神奈川―中山間の上下線で運転を見合わせている。
新子安駅付近で止まった列車の乗客らが車内からドアを開けて車外に出たため、安全のため、隣接する東海道線と横須賀線も運転を見合わせている。
この日は、横浜市のみなとみらい地区で約19万人(主催者発表)が観覧した花火大会があり、午後8時15分の花火終了から、周辺の駅では混乱が続いている。
出典URL
http://www.asahi.com/topics/word/東神奈川.html
8月5日12時21分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東は5日午前5時半すぎに復旧作業を終え、通常ダイヤでの運行を始めた。
4日夜には5路線が一時運転を見合わせ、150本が運休、159本に最大6時間20分の遅れが出て、乗客約35万人に影響が出た。
JR東によると、切れた架線は直径12mmの合金製で、地上5m付近に架かっていた。
2本が焼け切れた状態で、JR東はまず1本を復旧させ、5日午前1時半前後に京浜東北・根岸線と横浜線の運転を再開。
5日早朝までに2本目の架線も復旧した。
架線補修のため、5日早朝も、京浜東北・根岸線と横浜線は始発から上下線合わせて計10本が運休した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH852VSDH85ULOB001.html
8月6日1時26分に毎日新聞からは、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本横浜支社は5日、架線の切れ目に当たる区間「エアセクション」で電車が止まり、再出発時にパンタグラフとの間でショートして架線が熱で溶け、切れたと発表した。
この区間は、電源の異なる架線が構造上重なり、ショートの可能性があるため、停止禁止とされている。
同社によると、首都圏の在来線では、電気を供給する変電所ごとに、架線を数kmずつの区間で分けている。
切れ目の部分では、電源の異なる2系統の架線を約50mにわたって重ね、パンタグラフと接触する架線を2系統間で徐々に移していく仕組みを設け、エアセクションと呼ばれる。
2系統の架線間では電圧差が生じやすく、エアセクションで一旦停止後に運転を再開する際は、不完全に接触している方の架線とパンタグラフの間でショートする恐れがある。
今回の現場は、近くで開催された花火大会による混雑で運行が遅れ、先行電車との距離が300〜400mまで接近していた。
自動列車制御装置(ATC)は低速進行を指示していたが、問題の電車の運転士は前方を気にして早めに停止させたため、先頭から8両目のパンタグラフがエアセクションにかかった。
運転再開時にショートして、列車後方の変電所から来ている系統の架線2本が熱で溶け、切れたという。
同種のトラブルは過去にもJR各社で起きており、東日本も2007年に再発防止策を策定していた。
しかし、京浜東北・根岸線のATCは、運転台に表示される指示通り走行すれば、エアセクションには止まらない仕組みになっていた。
このため、運転士にエアセクションの位置を伝える再発防止策は導入されておらず、この運転士も知らずに停車していたという。
同社は今後、エアセクションの位置を運転士に音声で知らせるシステムを導入する。
同種ATCの山手線、常磐緩行線にも同じ措置をとる。
さらに乗務員に対し、ATCの指示通り走行するよう促す。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150806k0000m040101000c.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。