2017年1月26日12時30分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
延長コードやテーブルタップなどの配線器具が原因となる火災がこの5年間に197件起きて、合わせて14人が亡くなっていることが分かり、NITE=製品評価技術基盤機構は、電気ストーブなど消費電力の大きい製品を使う冬は事故が増えるとして、注意を呼びかけている。
製品事故を調査しているNITEによると、延長コードやテーブルタップなどの配線器具が発火したり発熱したりした事故は、去年3月までの5年間に合わせて322件報告されている。
このうち197件で火災が発生し、14人が死亡したという。
事故の具体例を見ると、コードが繰り返し折り曲げられたり踏みつけられたりしたため断線して発火したケースや、コードを束ねたまま使用して異常な発熱が起こったケース、定められた消費電力を超えてテーブルタップを使用し発火したケースなどが目立つという。
このためNITEは、コードをドアで挟んだり人が踏みやすい場所に置いたりして荷重をかけすぎないようにすることや、使用できる消費電力を確認することなど、注意を呼びかけている。
報告された事故は1月が40件と最も多くなっていて、NITEの田代さんは、「冬場は電気ストーブやこたつなど消費電力の大きい電気製品を使用するので、事故が起きやすくなる。1つのテーブルタップに多くの電気製品をつなぐのはやめてほしい」と話している。
出典
『配線器具が原因の火災に注意を』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170126/3323231.html
(ブログ者コメント)
NITEのプレスリリース記事(全19ページ)は下記。
『【製安プレスリリース】テーブルタップなどの配線器具をチェックしましょう。~消費電力の大きな製品を使う冬に多く事故が発生しています~ (平成29年1月26日公表)』
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2016fy/prs170126.html
記事中、製品別の事故件数推移棒グラフや個別事例発生時の解説図、電源コードが断線しショートする仕組みの解説模式図などが掲載されている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。