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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20201015200分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日午前1055分ごろ、滋賀県多賀町萱原の犬上ダムで、測量していた男性がダム湖に落ちたと110番があった。

男性は搬送先の病院で死亡が確認された。

 

彦根署によると、死亡したのは彦根市の男性会社員(62)。

同僚と2人でダムののり面で測量作業中、約5メートル下のダム湖(深さ約3メートル)に落ちたという。

 

同署は労災事故とみて調べている。

 

https://www.47news.jp/localnews/5378117.html

 

 

 

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20201015日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日午前650分ごろ、かすみがうら市宍倉、鉄線加工工場の東京製綱土浦工場で、美浦村大山、アルバイト従業員、男性(69)が、回転式装置で円柱に鉄線を巻き付ける作業中、装置に巻き込まれて頭部外傷などで死亡した。

土浦署によると、同844分ごろ、朝礼を終え現場に赴いた同僚が、装置のそばで男性があおむけに倒れているのを発見し、119番通報。

駆けつけた救急隊員が死亡を確認した。

 

男性は始業前の同65分に出社し、同655分に装置が非常停止していた。

同署は男性が1人で作業中に装置に巻き込まれたとみて、事故原因を調べている。

 

https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16027595327330

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

東京製綱はワイヤーロープなどを製造している会社。

 

 

 

 

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202010151221分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

札幌市白石区のパン工場で15日朝、従業員の男女4人が一酸化炭素中毒の疑いで病院に搬送されました。

警察では換気が不十分だったことが原因とみて調べています。

札幌市白石区南郷通20丁目南のパン工場で午前4時半ごろ「従業員が作業中に具合が悪くなった」と、同僚から消防に通報がありました。

 

消防がかけつけたところ、工場内から一酸化炭素が検知され、10代から60代の男女4人が一酸化炭素中毒の疑いで病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。

 

警察によりますと、工場では、パンを焼くためにガスオーブンを使用してましたが、従業員が「寒くて換気扇を回していなかった」と話しているということで、警察は換気が不十分だったことが原因とみて調べています。

 

 

 

https://www.stv.jp/news/stvnews/u3f86t0000092225.html

 

 

10151140分にFNN PRIME(北海道文化放送)からは、先に出勤した男性2人がガスオーブンに点火していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

午前420分ごろ札幌市白石区南郷通20丁目南にあるパン工場で、従業員から「具合の悪い従業員がいる」と消防に通報がありました 

 

駆け付けた消防が工場内で一酸化炭素を検知し、当時パンの仕込み作業中だった10代から60代の男女4人を一酸化炭素中毒の疑いで救急搬送しました。 

このうち30代男性が体のだるさなどを訴えています。

 

警察によりますと、先に出勤した男性2人が工場1階のガスオーブンを点火。

その後、男性従業員が倒れたということです。

 

警察の聞き取りに従業員は「寒かったので換気扇を回さなかった」と話しています。

 

https://www.fnn.jp/articles/-/95719 

 

 

10151135分に産経新聞からは、4人のうち2人は出勤直後だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

道警やS食品によると、搬送された4人のうち、2人はパンの仕込み中で残る2人は出勤直後だった。

 

道警はパンを焼くガスオーブンから何らかの原因で出たCOが室内にたまったとみて調べる。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/201015/afr2010150012-n1.html 

 

 

 

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202010142310分に京都新聞から、下記趣旨の記事が講習風景の写真付きでネット配信されていた。

 

配食サービス「ウーバーイーツ」の配達員に交通マナーを順守してもらうため、日本の運営法人「ウーバージャパン」(東京都)は14日、京都市左京区の宝池自動車教習所で、配達員を対象にした自転車の交通安全講習を開いた。

 

実技形式の講習は全国で初めてで、約50人がスマートフォンを見る「ながら運転」の危険性を体感していた。

 

新型コロナウイルスの影響で需要が拡大して配達員が急増する一方、ウーバー社とは雇用契約を結んでいないため、交通安全教育が十分ではないとの懸念が出ている。

 

京都府内では配達員の自転車事故が4月以降に3件あり、一部で赤信号無視などのマナー違反も確認されているという。

 

講習はウーバー社が府警に依頼して実施した。

 

スマホで地図を見ながら自転車走行する配達員もいるため、京都府警の担当者は「ながら運転は禁止です」と指導。

 

実技ではスマホを手にした配達員が教習所のコースを自転車やバイクで蛇行し、視野が狭まって事故につながりやすい危険性を学んでいた。

 

参加した配達員(24)は「いい機会になった。早く料理を届けたいという思いはあるが、丁寧に配達をしていきたい」と実感を込めた。

 

ウーバー社の田中・コンプライアンス部長は「配達員の安全意識の向上を目指していきたい」と語った。

 

https://www.47news.jp/localnews/5373840.html

 

 

 

 

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20201014日に上毛新聞ユーチューブ版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午後120分ごろ、群馬県伊勢崎市田部井町のスクラップ加工業、GR商会の工場内で爆発が発生した。

 

鉄骨平屋建て工場(約750平方㍍)の外壁の一部が落下し、プラスチック製のトタンが県道桐生伊勢崎線の歩道約50㍍にわたって散乱した。

けが人や近隣の建物への被害はなかった。  

 

伊勢崎署は、工場内の機械でプラスチックや家電製品などを破砕した際、廃材の一部が爆発した可能性もあるとみて、詳しい原因を調べている。

 



 

 

https://www.youtube.com/watch?v=PoKqLWBpTPw

 

 

10152027分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、経営者は中国国籍の男性で騒音や異臭で住民から何回も苦情が出ている工場だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午後1時すぎ、群馬・伊勢崎市のスクラップ工場で爆発が起きた。

現場に残る、無残に崩れ垂れ下がるトタンが、爆発の激しさを物語っている。

 

目撃者

「爆発音のような、バンッと。今まで聞いたことがないような。すぐカーテン開けてみたら、あの状態で、煙がバーって出てきた」

 

およそ50メートルにわたって、トタンが落下したものの、近隣への被害はなし。

けが人もいなかったが、住民の怒りは収まらない。

 

木村区長

「何回も、こちら(工場側)とやりとりして、直してくれ、危ないからやめてくれといろいろ言ってるんですが」

 

近隣住民

「みんなで訴えて、いずれ大きいことになりますよ、止めてくれ、結局こういうことになったわけだ」

 

いったい、工場との間に何があったのか。

 

実は、地区の区長によると、以前から騒音や異臭の問題があり、改善を求めていた矢先の事故だったという。

工場を運営するのは、中国国籍の男性。

 

木村区長

「音がうるさいというと、すぐ機械止めるんですよ。においが臭いというと、機械から出ているにおいを止める。でもまた翌日から、そういうことを何回も繰り返してた」

 

騒音と異臭トラブルは、爆発に関係があるのか。

15日、工場の関係者を直撃すると...

 

工場関係者

「(きのうのことで話を聞きたい?)大丈夫、わたし何も言えないから。(なんで爆発したかわかっているか?...

 

女性は、記者の問いかけに「話すことはない」と取材拒否。

足早に工場へ戻っていった。

 

警察は、爆発は工場の中にある鉄くずなどを粉砕する機械の付近で破裂したとみて調べている。

 

 


https://news.yahoo.co.jp/articles/a693789830af4b9329958545c93f746921d13cb7

 

 

 

 

 

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2020101520分に徳島新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午前820分ごろ、徳島県小松島市横須町の合板製造会社「N四国工場」で、丸太を運搬していた高知県日高村、会社員男性(53)が荷下ろし中の丸太の下敷きになった。

 

市内の病院に運ばれたが、胸などを強く打ち、約1時間後に死亡が確認された。

 

小松島署によると、男性が運転していたのは25トントレーラーで、長さ4.2メートル、直径約35センチの丸太を積載量相当分運んでいた。

 

スイッチを押すと荷台横の柵が外れて丸太が地面に落ちる仕組みで、男性は誤って落下地点で立ち止まり、約8トン分の丸太が当たったとみられる。

 

https://www.47news.jp/localnews/5374571.html

 

 

 

 

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202010131631分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

豪雨や洪水などで水が押し寄せても、浸水などの被害を防ぐ対策を施した新しい住宅の性能を確かめる実証実験が、茨城県つくば市の研究施設で行われました。

この住宅は、防災科学技術研究所と住宅メーカーが開発したもので、13日は茨城県つくば市の研究所の施設で、実際に住宅の周りを大量の水で満たす実験が行われました。


一般的な大きさの木造2階建ての住宅が2棟用意され、このうち1棟には、水が入り込みやすい排水溝や換気口に逆流を防ぐ弁を取り付け、エアコンの室外機などを高い位置に配置したほか、建物が水に流されないよう、ポールやワイヤーで地面につなぎ止めるなど、さまざまな水害対策を施しました。


そして、建物の周りに注水し、3メートルまで水位を上げていくと、水害対策を施した建物は浸水が見られず、水位が上がると水に浮いたものの、洪水並みの水の勢いでも流されずにとどまることが確認されました。


一方、対策を施していない建物は、水位70センチほどで床上浸水が発生して1階部分が水没したほか、漏電により停電が起きる結果となりました。


水害対策を施した住宅は先月から販売が始まっているということで、開発責任者を務める一条工務店グループの萩原さんは、「鬼怒川の決壊をきっかけに、5年間かけて開発を進めてきた。業界全体で水害に強い住宅の供給を進めていきたい」と話していました。

 

 



 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20201013/1070011011.html

 

 

 

 

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2020101405分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事が複数枚の現場写真付きでネット配信されていた。

 

13日午前9時半ごろ、横浜市神奈川区鶴屋町1丁目のビル建設現場で、掘削工事中にできた空洞の壁面が崩れて、作業に当たっていた会社員の男性(62)=同市都筑区池辺町=が巻き込まれた。

 

男性は約9時間後に救助されたが、死亡が確認された。

県警が死因や事故原因を調べている。

神奈川署によると、掘削によってできた空洞は長さ約15メートル、幅約5メートル、深さ約11メートル。

掘削機を使うなどして男性ら作業員3人で掘り進めていた。


男性は空洞の底に降りて、ポンプで泥水をくみ出す作業をしていた。

壁面は地下約10メートルの地点まで金属製の支柱と板で土留めされていたが、その下の部分から土砂が流れ出したとみられる。

 

空洞内は水が湧き出ているため、二次災害の恐れから救助活動は難航した。

現場は横浜駅から東に約300メートルの繁華街の一角。


市都市整備局によると、ビルは高さ約178メートル(地下2階、地上43階建て)の計画で、昨年10月に着工していた。


市が中心となって進める再開発計画の一環で、店舗やホテル、住居などが入る複合施設として、2024年3月の完成を予定していた。

 

https://feed.kanaloco.jp/news/social/case/article-266533.html

 

 

1013207分にNHK神奈川からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。

 

13日午前9時半すぎ、JR横浜駅近くのビルの建設現場で、深さおよそ10メートルの穴の側面の土砂が突然、崩れました。


警察などによりますと、この事故で中で作業をしていた60代とみられる男性作業員1人が土砂に巻き込まれました。


救助活動は穴の中で水が漏れ出していたため難航し、男性は夜になって地上に助け出されましたが、その場で死亡が確認されました。

これまでの調べによりますと、現場では13日午前8時ごろから3人の作業員が掘削や側面から漏れ出す水の排出などの作業を行っていて、巻き込まれた男性は底の部分でポンプを使って水をくみ出していたということです。


ほかの2人は無事でした。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201013/1050011850.html 

 

 

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202010121913分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

12日午後4時半ごろから夜にかけて、横浜駅周辺やみなとみらい21地区(MM21)などを中心に「ガス臭い」といった通報が横浜市消防局や警察署に相次いだ。

有害物質は検出されておらず、原因は不明。

市は大気のサンプルを採取しており、詳しく調べる。

神奈川新聞社の調べでは、同日午後9時の時点で、通報は市消防局に16件(神奈川区8件、西区7件、中区1件)、戸部署に2件の計18件が確認された。

市消防局によると、保土ケ谷区の消防本部でも臭気がしたため、サンプルを採取。分析を依頼したという。

同署によると、横浜駅では駅員がJRのホ-ムで異臭に気付き、同4時40分ごろから約20分間、中央南改札を封鎖。

帰宅途中の男子高校生(17)は「ガスのような臭いがしばらく続いた。構内がざわついていた」と不安そうに話していた。

県内では6月以降、横浜市や横須賀市、三浦市で原因不明の異臭が発生している。

 

https://feed.kanaloco.jp/news/social/article-265064.html

 

 

1012190分にYAHOOニュース(FLASH)からは、かなりきつい臭いだった、東大地震研は地震予兆説に慎重など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

いったい、当地で何が起きているのか。

本誌は現地での聞き取りを中心に、徹底調査をおこなった。

 

三浦半島の南端、三浦市で取材を始めると、ここでは64日に “異臭” が発生していたことがわかった。

 

「すごい臭いなので、換気をするために家の窓を全部開けました。吸い込んで、毒だったら大変ですからね」(三浦市南下浦町・70代男性)

 

「誰かが外でシンナーをまいているのかと思いましたよ。外に出てみると、パトカーや消防車も来て、騒然としていました。」(三浦市南下浦町・40代女性)

 

「私は、6月・8月・10月に異臭に気がつきました。どれも『ゴムが焦げるような臭い』という点は共通しています。5分ほどで消えるのも、同じでした。通報されていないものも含めれば、異臭がする回数は報道よりずっと多いですよ」(横須賀市追浜・50代男性)  

 

520分程度で臭いが消えたというケースが大半だったものの、「部屋を換気しないと2時間以上臭いがとれない」、「気分が悪くなり、吐きそうになった」など、その被害は深刻なものだった。  

 

10月には、横浜市の中心部でも異臭騒ぎが起きている。

 

「いままで嗅いだことのない刺激臭でした。『6月に三浦市で始まった騒ぎが、ついに横浜まで来たのか』と、このあたりの住民は、みんな戦々恐々です」(横浜市中区・30代男性)  

 

・・・・・

 

“地震の前兆” 説について、「三浦半島の異臭は大地震の発生とは、おそらく関係ない」と否定的な立場を取るのは、東京大学地震研究所だ。

 

「地震は地下数km~数十kmの深部で発生しますが、その深さで発生したガスが、岩石の隙間を伝わって地表まで到達するためには、膨大な量のガスの発生が必要です。その際には、群発地震や地殻変動のような異常が広範囲に観測され、また異臭もより広範囲に広がるはずです」  

 

しかし、そうした事象は報告されていない。

したがって現段階では、「異臭を発生させる、直接的な原因を調べるのが先決」と釘を刺す。

 

・・・・・

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/653e68b026527c3e8238676e47e908f3db410abf

 

 

1051753分にFNN PRIMEからは、青潮説に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。(以前、青潮なら生臭いはずといった説を本ブログでは紹介しているが・・)

 

東海大学海洋学部・山田吉彦教授「原因は青潮だと思われます」

東京湾で撮影された青潮の映像。

 

大量のプランクトンの死骸などがバクテリアによって分解されると、海底に酸素の少なくなった水の層ができる。

それが、強い風によって海面に押し上げられ、乳白色に見える現象が青潮。

 

東海大学海洋学部・山田吉彦教授

(青潮が)風によって、海から陸へ流されていく、そうすると、街全体を卵が腐ったような臭い、あるいは石油類のような臭いが満ちあふれる」

 

 

 

https://www.fnn.jp/articles/-/91935 

https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-91935.html

 

 

10132136分に神奈川新聞からは、過去にもこの程度の異臭頻発はあった、今回の騒ぎはメディアやSNSの取り上げ方に一因があるのでは?など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

東京湾を航行する原油などを運ぶタンカーが、タンク内の検査で人が立ち入るため、ガス抜き作業を行っているからではないかとの推測もある。

ただ、海洋問題を研究する東海大の山田吉彦教授は、「東京湾で大型船のガス抜きを行うことは、現状では考えづらい」と否定的だ。

かつては東京湾でも行われたものの、公害が社会問題化して以降はみられないという。

 

横須賀海上保安部も一連の騒ぎでいずれも該当する船舶がないことを確認している。

一方で「異臭は今に始まったことではない。これまでも異臭の通報は毎月のようにあった。なぜ、これほど騒ぐのか」と首をかしげる消防関係者もいる。

通報が500件に上った6月の騒ぎで人々が臭いに敏感になり、SNSの普及やメディアの報道なども相まって、その後の毎月の騒ぎを引き起こした―という見立てだ。

今月12日の横浜での騒ぎでは「これが噂の異臭なのかな」というつぶやきもあった。

 

メディアは近年、ツイッターなどのつぶやきなどから、事件事故の発生をいち早く情報収集して取材に着手する手法を強化している。

 

消防関係者は「報道機関がそのような方法を導入した影響があるのでは」と推察。

過去には広く知られることのなかった小規模な異臭が問題化していることに違和感を覚えるという。

ソーシャルメディア評論家の落合正和さんは「SNSは災害に関してはデマが拡散されやすい。(人々は)恐怖心を持っているので、小さなことでも拡散されてしまう」と指摘し、異臭騒ぎについても少なからずこの傾向が当てはまるとの見方を示す。

メディアがSNS上の情報をきっかけに取材することが多い現状を受け、「デマに惑わされないでということも呼び掛けてほしい」と注文した。

 

https://feed.kanaloco.jp/news/social/article-266374.html 

 

 

10131920分にNHK神奈川からは、サンプリングした空気からは通常の10倍以上のペンタンなどが検出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR横浜駅やその周辺では、12日「ガスのような臭いがする」といった通報が16件相次ぎ、横浜市保土ケ谷区にある消防の庁舎でも臭いがしたことから、職員が外の空気を採取し、市の研究所で成分の分析が行われました。


これについて横浜市は13日午後5時半から記者会見し、ガソリンなどに含まれるイソペンタンと、ペンタンが市内の通常の大気と比べて10倍以上の濃度で検出されたほか、ブタンも通常の3倍近い濃度で検出されたことを明らかにしました。


また木材を燃やした時などに発生するエチレンとアセチレンも、通常の2倍以上の濃度で検出されたということです。


横浜市は現時点では健康に影響を及ぼすことはないとしています。



 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201013/1050011847.html 

 

 

10151632分にNHK神奈川からは、15日にも横須賀で異臭通報がありサンプルを採取したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日も、横須賀市中心部にある安浦町や富士見町などで、午後2時半ごろから「ガスのような臭いがする」という通報が15件、消防に相次ぎました。


消防の職員が現場に出向き、サンプルの空気を採取したということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201015/1050011864.html

 

 

1016175分にNHK神奈川からは、横須賀でも横浜と同じくペンタンなどが検出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日は、横須賀市内で14日採取された空気の分析結果を県が発表し、ガソリンなどに含まれるイソペンタンやペンタン、それにブタンが通常の7倍から14倍の濃度で検出されたということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201016/1050011875.html 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇テレビのニュースで、たしか早稲田大学の教授だったと思うが、「ガソリンが原因なら、もっと他の成分が検出されてもいいはず」といった趣旨のことをコメントされていた。

(探してみたが、当該コメントが記載された記事は見つからなかった)

 

ガソリンの成分は、たしか数10種類の上の方、100種類近くあったと記憶している。

この点、教授のコメントは当を得たもののように感じた。

 

〇風向について調べてみたが、異臭感知時、64日の三浦市&横須賀市は南から、1015日の横須賀市は東からという情報はあったものの、それ以外の日については不明だった。

 

 

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202010112038分に読売新聞から、下記趣旨の記事が現場写真と解説図付きでネット配信されていた。

 

昨年の台風19号で岩手県内では3人の犠牲者が出て、うち2人は車を運転中に道路の陥没箇所に転落して亡くなった。

 

釜石市が公表した報告書によると、同市内の道路陥没は、大雨で地中の浸透水の量が限界に達したのが原因だった。

 

台風19号上陸から12日で1年。

雨が収まった後も目に見えないところで道路に異常が出る恐れがあり、専門家は警鐘を鳴らしている。

 

釜石市鵜住居町を通る市道「箱崎半島線」が昨年10月13日に陥没した。

車を走らせていた同市の高橋さん(男性、当時68歳)が転落し、翌月死亡した。

 

大河原正文・岩手大准教授(地盤工学)が現地調査などを行い、検証報告書をまとめ、市が9月に公表した。

 

報告書によると、陥没は、路面下の盛り土が崩壊したことで発生。

路面が長さ約20メートル、幅約12メートル崩れ、約2600立方メートルの土砂が流出した。

大型ダンプにして約520台分に上る。

 

崩壊の引き金となったのは、地中を流れる浸透水だ。

 

釜石市では13日午前0~1時に55・5ミリの降水量を観測し、雨のピークを迎えた。

 

この時はまだ、水が斜面の内部をゆっくり流れていたが、半日以上たち、雨がやんでいた13日夕から夜にかけて「排水能力を超える浸透水が流入し、盛り土の荷重バランスが崩れ、一気に崩壊した」と指摘した。

 

市道を管理する市建設部の菊池部長は、「台風が去り、いったんホッとしていた。台風後も警戒が必要だと痛感した」と振り返る。

 

市や委託業者は、雨のピークの前に1回、台風が過ぎ去った後も3回、路面の状態をパトロールしたが、異常は認められなかった。

 

菊池部長は、「せめて、木が倒れていたり水があふれていたりといった兆候があれば、気付けたかもしれない」と、対応の難しさを悔やむ。

 

市道は東日本大震災後、内陸部に建設され、2017年に供用が始まった道路。

 

盛り土の構造は「指針に準拠して設計されており問題ない」と結論づけ、施工不良などの人為的なミスはなかったとした。

 

現在も通行止めが続き、復旧のめどはたっていない。

 

台風19号では、田野畑村松前沢の村道でも陥没が起き、岩泉町の穂高さん(当時71歳)が、運転する軽トラックごと転落して死亡した。

 

釜石市の佐須地区や宮古市の重茂半島でも道路陥没が起きた。

 

斎藤徳美・岩手大名誉教授(地域防災学)は、「行政機関や住民は、雨が収まっても斜面や路面の崩壊が起きうると認識すべきだ」と指摘する。

 

大河原准教授は報告書で、浸透水の排水方法や盛り土の補強といったハード面に加え、浸透水の状況を計測するシステムの構築などを提言した。

 

市は今後、市道の災害復旧工事で対策を講じることが可能かどうか、国と協議する方針だ。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201011-OYT1T50144/ 

 

 

※以下は事故当時の状況などを伝える報道。

 

201911161525分 毎日新聞)

 

高橋さんは同市鵜住居町で「H電気工事」の社長を務めていた。

 

台風19号の豪雨が小康状態になった先月13日午後9時前、根浜地区の自宅兼会社から約2キロ離れた事業所にとめた車が災害復旧工事車両の妨げになると考え、移動させるために妻(69)と車で向かった。

 

高橋さんも寄付をして建設された釜石鵜住居復興スタジアムでのラグビー・ワールドカップの試合は中止になったが、テレビは日本戦を映し出していた。

長女(43)は「スコットランドを逆転し、ハーフタイムだった」と記憶する。

 

直後、長女の携帯に連絡が入った。

「レスキュー車と救急車を呼んでくれ」。

高さ510メートルの市道の穴に落ちたという。

 

長女の夫(43)が向かったが、高橋さんは頭に大けがをしながら、土砂崩れを警戒して妻の手を引き、ボンネットに避難していた。

 

病院で「俺はだめかもしれないがみっちゃんだけは助けてくれ」と妻を気遣った。

一時は回復に向かったように見えたが、7日に転院先の病院で亡くなった。

 

釜石市と大槌町の配電事業や、東北6県の岩盤掘削などを手掛けてきた。

4歳から高校生までの6人の孫と従業員約15人を愛した。

 

1995年のチリ地震津波後に高台に引っ越し、震災では家族全員が無事だった。

国道と根浜、箱崎の両地区を結ぶ道路のがれきを、重機でいち早く撤去。

地元自治会長の前川さんは「命を守ってくれた恩人だ」と感謝を惜しまない。

 

10日の告別式には、式場の寺院に向かう道路が渋滞し、数え切れないくらいの人が訪れたという。

 

https://mainichi.jp/articles/20191116/k00/00m/040/081000c 

 

 

 

 

 

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202010102037分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

昨年の台風19号(令和元年東日本台風)の上陸前、千葉県市原市で竜巻が発生し、建物8棟が全壊するなど大きな被害が出てから、12日で1年がたつ。

 

管轄する市津消防署は台風の上陸に備えていたが突然、庁舎や車両の被害を含む大規模災害に直面。

異常事態の中でも冷静に対処し、市民を救出しており、今後の災害対応にとっても貴重な経験となったようだ。

 

昨年10月12日朝、市原市潤井戸の市津消防署では、予想されていた台風に備え、朝から署員が集まっていた。

 

しかし、台風上陸前の午前8時8分ごろ、竜巻が起こり、消防署の窓ガラス55枚が割れた。

飛散物がぶつかるなどして、水槽車、ポンプ車、救急車が自走不能に。

署員の車24台も全損に近い状態となった。

 

竜巻の直後に署に到着した天野市津消防署長(現・市消防局消防総務課長)は、「出勤途中に道路の状況を見て、大規模災害が発生したと気が引き締まった」と振り返る。

 

しかし、救助に向かう道路は飛散物で通行ができない状態。

庁舎の窓ガラスも割れ、台風による雨が吹き込めば、通信設備などに故障が生じる恐れもあるなど、問題が山積していた。

 

天野氏は直ちに全員召集を発令。

集まった署員を、救助に向かう班、道路上の飛散物を撤去する班、庁舎の修繕を行う班に分け、指揮を執った。

結局、署は消防機能を失うことなく救助を行うことができたという。

 

天野氏は、「前例のない被害だったが、これまでの経験を基に冷静に対処をすることができた」と振り返る。

 

救助班は、車両が通れない箇所は歩いて資材を運び、時には素手でがれきを撤去し、がれきの下から子ども3人を含む4人を救出した。

救助の際には、感極まる署員もいたという。

 

住民の安否確認のため、徒歩で近隣の住宅全224棟を回り、自力での到着が困難な人たちは避難所へ誘導した。

 

同市消防局では今年9月28、29日に、指揮隊長級の職員を対象に、当時の記録を使った研修を行うなど、この竜巻への対応を今後の災害時の取り組みに生かそうとしている。

こうした考えから、同署の3階には現在も、竜巻で飛来してきたがれきを展示している。

 

天野氏は、「災害対応ではそれまでの経験がモノを言う。竜巻で経験したことを、今後の災害時にも生かせるようにしたい」と語った。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/201010/afr2010100011-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以下は、防災科学研究所の被害調査速報図に、ブログ者が当該消防署の位置を赤字追記した図。

この図から見ると、当該消防署は竜巻の通り道に位置していたようだ。

 

 

 

https://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgi?page=2019%C7%AF10%B7%EE12%C6%FC%A4%CB%C0%E9%CD%D5%B8%A9%BB%D4%B8%B6%BB%D4%A4%C7%C8%AF%C0%B8%A4%B7%A4%BF%CE%B5%B4%AC%C8%EF%B3%B2%C4%B4%BA%BA%A1%CA%C2%AE%CA%F3%A1%CB

 

〇以下は、グーグルアースで調べた当該消防署の外観。

結構大きな消防署だ。

 

 

 

 

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2015101日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5250/

 

 

(2020年10月18日 修正2 ;追記)

 

2020101080分にYAHOOニュース(AERAdot)からは、2002年に保安院からの働きかけを東電が拒否した時の、やや詳しい状況などが、下記趣旨でネット配信されていた。

 

国が隠し続けた原発事故の「真実」が、時が経つにつれてあぶり出されている。

 

東日本大震災から来年で10年。

司法が下した判決は、「国にも責任がある」だった。

 

AERA 20201012日号の記事を紹介する。

 

*  *  *

 

「事故は防げた、人災だった」  

高裁が初めて、そう判断した。  

 

東京電力福島第一原発の事故で、住民が国や東電に損害賠償を求めた集団訴訟は、全国で約30ある。

 

これまでの判決で、国の責任を認めたのは7地裁、認めなかったのは6地裁と、司法判断は割れていた。

 

930日、仙台高裁(上田哲裁判長)は、国が東電に津波対策をとらせなかったことは違法だと、明快に認めた。

 

国の責任を示す事実が、少しずつ解明されてきたことが背景にある。  

 

東日本大震災から遡ること約9年前、200281日の朝刊に、東北地方でマグニチュード(M8クラスの巨大地震が高い確率で発生すると警告した記事が載った。

 

「津波地震、発生率20%」

「今後30年三陸─房総沖」  

朝日新聞も、このような見出しで社会面に大きな記事を載せている。

 

三陸沖で1896年に発生した津波地震は、岩手県で30メートルを超える高さまで遡上し、死者は2万人を超えた。

同じような地震が、もっと南の福島沖や茨城沖でも起きる、という内容だった。

 

・・・・・

 

81日付朝刊の記事を読んだ経済産業省の旧原子力安全・保安院の担当者は、同日午後6時半ごろ、東電に電話した。

「本日新聞に掲載された『三陸沖津波地震確率20%』に対して、プラントが大丈夫であるかどうか、説明を聞きたい」

 

4日後、東電の担当者は、資料を持って保安院に説明に行った。

 

東電が他社に送ったメールによると、保安院の担当者4人は、「福島から茨城沖も津波地震の津波を計算するべきだ」と要求。 

しかし東電は、「論文を説明するなどして、40分間くらい抵抗した」、「結果的には計算するとはなっていない」と報告している。

逃げ切ったのだ。  

 

保安院は東電の言い分を聞いただけ。

自分たちで調査したり、専門家に意見を聞いたりして確認することをしなかった。  

 

30日の仙台高裁の判決では、この時点の保安院の動きを、「不誠実ともいえる東電の報告を唯々諾々(いいだくだく)と受け入れることとなったものであり、規制当局に期待される役割を果たさなかったものといわざるを得ない」と厳しく批判した。  

 

東電に40分抵抗された揚げ句、対策をとらせることができなかった保安院。

その大きな失敗を保安院の関係者は、政府や国会の事故調査委員会には黙っていた。

 

181月になって、国が訴訟に提出した文書で初めて明らかになった。  

 

事故調に隠し、裁判で明らかになった事実はほかにもある。  

 

065月、福島第一に敷地を超える津波が襲来した場合、炉心溶融を引き起こすと東電は保安院に報告していた。

 

危機感を持った当時の保安院の担当者が、06年から07年にかけて、東電に津波対策をとらせようと激しくやりとりしていたことは、東電元幹部の刑事裁判(18年)で初めてわかった。

 

担当者は、「電力事業者はコストをかけることを本当にいやがっていると思うと、正直、電力事業者の対応の遅さに腹が立ちました」と、検察に述べていた。  

 

これらを踏まえ、国が規制権限を行使しなかったことについて、仙台高裁は「遅くとも06年末までには、許容される限度を逸脱して著しく合理性を欠くに至ったものと認めることが相当」として、国の責任を認めた。

 

(ジャーナリスト・添田孝史) 

AERA 20201012日号より抜粋

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/3e9f95d7c36da94194597cf26d7a710daf86fff7

 

 

 

 

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20201010747分にYAHOOニュース(NIKKEI STYLE)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

救急医療の現場で負傷者の治療や搬送の優先度を判定する「トリアージ」の法制化を求める声が上がっている。

 

現状では法律に基づく免責規定がなく、判定に誤りがあったとして訴訟に至った事例もある。

 

救急医らは「現場が萎縮して救命率の低下につながりかねない」と懸念しており、関係団体は制度化に向けた提言づくりを始めている。

 

「火災事案があります。何人受け入れられますか」

「赤タグ10人受け入れられます」

「赤3人、黄2人可能です」

 

2019718日、京都アニメーションのスタジオ(京都市伏見区)で36人が犠牲となった放火殺人事件。

30人以上が負傷し、京都市消防局と複数の病院との間で緊迫したやりとりが繰り返された。

 

最初の通報から約10分後、現場に到着した京都市消防局の救急隊は、スタジオから半径約120メートルの範囲に逃れた京アニ社員らに重症の「赤」、中等症の「黄」、軽症の「緑」のタグを付けるトリアージを実施した。

 

ほぼ完了したのは約45分後で、判定に基づき、搬送する病院を振り分けた。

市消防局は「迅速にトリアージを展開でき、スムーズな治療につなげることができた」と振り返る。

 

トリアージは、大規模な事件や事故、自然災害などで多数の負傷者が発生した現場で、救命率を向上させる有効な手法とされる。

 

医師や救急隊員らが判定に当たるが、現状では法的な免責規定がなく、判断やその後の対応が正しかったのかどうかが問われる可能性がある。

 

実際に訴訟になったケースがある。

 

東日本大震災で石巻赤十字病院(宮城県石巻市)に搬送され、トリアージで軽症の「緑」と判定された女性(当時95)が3日後に脱水症で死亡。

女性は震災前に「要介護5」と認定されており、必要な対処を怠ったとして、遺族が病院側に損害賠償を求めて仙台地裁に提訴した。

 

石巻赤十字病院によると、当時は通常の10倍程度となる約700人の救急患者が搬送されていた。

 

同病院は津波被害を免れた数少ない医療機関の一つで、多くの被災者も身を寄せており、薬や食料が底を突きかけていた。

 

石橋院長は、「人材や医療物資が限られる中で、治療を要さない患者を『黄』と判断することはできなかった」と振り返る。

 

201912月に和解が成立し、判決には至らなかった。

 

医療訴訟に詳しい永井幸寿弁護士は、「災害医療での病院の対応に司法判断を下すことが難しいとみて、裁判所が和解を勧めた可能性もある。ただ、今後は司法判断を迫られる事例も出るだろう」と指摘する。

 

司法判断が出れば、救急現場に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

京アニ事件で救急医療に携わった京都医療センター(京都市)の西山救命救急センター長は、「司法の場でトリアージの判断が不適切と判断されれば現場が萎縮しかねない。トリアージに携わる人がいなくなれば、救命率が下がってしまう」と懸念する。

 

1人あたり30秒程度が目安とされるトリアージは、1030%の誤りが発生する可能性も指摘されている。

 

永井弁護士は、「大災害のような緊急時では、医師らが判断ミスを起こすこともある。こうした状況で責任を問われるべきではない」として、トリアージの免責に関する法整備を訴える。

 

一方で、「判断ミスの被害者となった患者の遺族の心情にも配慮しなければならない。医療従事者の免責と同時に、補償についても議論が求められる」と話す。

 

このほか、救急隊員や看護師がトリアージを実施した場合、判断が「医療行為」とみなされれば、医師法に違反する恐れもある。

 

現場には医師よりも救急隊員らが早く到着するケースが多い。

永井弁護士は、「トリアージを担当する主体について、救急救命士や看護師も法律で明記することが必要だ」との考えを示す。

 

近年は、一度に大勢が死傷する大規模な自然災害が相次ぎ、急病や事件・事故以外でも救急の必要性は高まっている。

 

日本医師会や日本救急医学会などは1910月、災害時のトリアージの在り方について議論する委員会を立ち上げた。

 

今後、免責を含めた制度の必要性や、災害時におけるトリアージの重要性に関する提言をとりまとめる方針だ。

 

ただ、新型コロナウイルスの影響で、今年2月以降は議論が止まっており、とりまとめの時期は決まっていない。

 

同委員会代表の大友医師は、「緊急時に一人でも多くの命を救うためにトリアージは必須。法整備も含め、何らかの形で制度を作ることが必要だ」と話している。

 

◇  ◇  ◇

 

【遺族ケアの取り組みも 尼崎脱線事故で本格導入】

 

トリアージはフランス語の「選別」が語源だ。

負傷者の重症度に応じて「緑」「黄」「赤」「黒」の4つに区分する。

 

日本で共通化されたトリアージは、20054月に兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線脱線事故で初めて大規模に実施された。

脱線事故では乗客106人と運転士1人が死亡、562人が負傷した。

 

トリアージの実施で緊急度の高い負傷者から救急搬送することができ、救急医の間では評価する声が上がった。

 

しかし翌06年の日本集団災害医学会では、タグの判定や診断に疑問を抱き、悩み続ける脱線事故の遺族らの思いが報告された。

 

搬送順位が最も低い黒タグが付いた被害者家族のケアの必要性も認識されることになった。

 

そこで立ち上がったのが日本DMORT(兵庫県西宮市)だ。

 

DMORTは災害死亡者家族支援チームの略。

災害時の避難所などで遺族に寄り添い、話を聞いたり負傷していれば応急措置をしたりする。

研修を受けた医師や看護師らは約700人に上り、活動の幅が少しずつ広がっている。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/a450b0b5f16a5ee8cd0e48b04164fc9d6c3c9c45

 

 

 

 

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2020101070分にYAHOOニュース(佐賀新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

九州電力玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)で9月下旬に発生した仮設ケーブル火災の原因について九電は9日、佐賀県庁などを訪れ、人為的なミスで容量を超える電流が仮設ケーブルに流れたためと説明し、謝罪した。

 

九電の豊嶋取締役常務執行役員は報道陣に対し、「コミュニケーション不足だった」との認識を示した。

 

火災は9月24日に発生した。

九電によると、仮設ケーブルは当初、3号機の定期検査に伴って使用する仮設プレハブだけに給電する計画だった。

 

しかし、新たに2台の換気用ファンを接続するように計画を変更した際、仮設ケーブルを取り換えておらず、容量を上回る電流が流れて発火した。

 

仮設電源盤を管理する責任者は、取り換えの必要性を認識していたが、連絡をしていなかった。

 

県庁を訪れた豊嶋取締役常務執行役員は小林万里子副知事に報告書を手渡し、「徹底した原因究明と対策を取りまとめた」と述べた。

 

小林副知事は玄海原発で火災などが過去2年で5件続いていることに触れ、「小さなトラブルが頻発している印象。重く真摯(しんし)に受け止めて」と述べ、近く視察する考えを示した。

 

電は再発防止策として、管理職による現場の作業点検の頻度を増やすなど体制を強化し、今後は文書で連絡のやり取りを行う。

 

玄海町、唐津市、伊万里市にも説明した。

 

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/585491

 

 

109日付で九州電力HPに、コミュニケーション不足の具体的な状況が、下記趣旨でプレスリリースされていた。

 

(別紙1 3ページ)

 

〇当初は、仮設プレハブ(電流容量10A[アンペア])のみへ給電する計画であったため、仮設電源盤に許容電流が44A1次側仮設ケーブルを選定した。

 

〇仮設電源盤に換気用ファン(電流容量41A×2台)を追加接続するように計画を変更した際に、仮設電源盤の取扱責任者は1次側仮設ケーブルを変更する必要があると認識していたものの、後回しにした

 

〇その後、仮設電源盤に換気用ファン2台を接続したことが、接続作業責任者から仮設電源盤の取扱責任者へ伝わらないまま、換気用ファン2台が起動され、ケーブルの許容電流である44Aを超える電流92Aが流れたため、ケーブルが発火し焼損した。

 

http://www.kyuden.co.jp/press_201009b-1.html

 

 

 

 

※キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー



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2020101020分に日本経済新聞電子版から、下記趣旨の記事が図表付きでネット配信されていた。

 

異常気象の原因をついに研究者が突き止めた。

自然の複雑さと向き合い、いくつかの現象について、ようやく「確証」を得るところまでこぎ着けた。

ずっと決着をつけたかった難題の解明に光が差してきた。

 

A   「猛暑や豪雨は地球温暖化のせいですよね」

研究者1「そうとは限りません」

 

B   「地球が温暖化しているから、異常気象が増えています
    ね」

研究者2「温暖化の影響が無くても、異常気象は起こります」

 

C   「異常気象と温暖化には因果関係があるのでしょうか」

研究者3「それぞれの異常気象の原因が温暖化だとは言い切れ
    ません」

 

2020年のロシア・シベリアを襲った熱波や18年の日本の猛暑――。

異常気象が起きる度に研究者は説明に困っていたと推察する。

 

歯切れが悪いと非難するのは見当違いだ。

猛暑や豪雨など個々の異常気象と温暖化の関係は、わからないと返答するのがこれまでは正しかった。

 

ところが最近、猛暑や熱波について「温暖化さえなければ、この異常気象は発生しなかったはず」と明言する研究者らが現れた。

異常気象と温暖化の関係をコンピューターで読み解く新しい手法が世界中で実を結びつつあるのだ。

 

新手法は「イベント・アトリビューション」と呼ぶ。

 

気象庁気象研究所の今田由紀子主任研究官らは計算結果に目がくぎ付けになった。

自らの研究で187月の異常な猛暑の原因に迫っていたときだった。

18年は埼玉県熊谷市で国内観測史上最高の41.1度を記録した。

 

コンピューターでは「温暖化の影響がある現実の地球」と「温暖化の影響がない架空の地球」を再現した。

 

18年夏」以上の猛暑の発生確率を「温暖化がない」条件で計算すると、「ほぼ0%」との結果が出た。

「現実の地球」の確率は「19.9%」。

この数値の差こそが猛暑と温暖化の関係を示唆する「証拠」だった。

 

「温暖化がなければ、187月の猛暑は起こりえなかった」。

今田氏らが195月に科学誌で論文を発表すると、大きな反響を呼んだ。

 

世界の研究者も声を上げ始めた。

 

20年のロシア・シベリアの熱波は、温暖化していない地球なら8万年間に1回未満の頻度だったといい、温暖化のために起きたとみられた。

 

オーストラリアで199月から20年初めにかけて続いた大規模な森林火災は、英国などの研究者らが調べ、温暖化が影響したと発表した。

 

異常気象と温暖化の関係をひもとくのは、複雑さとの闘いでもある。

 

自然は気まぐれだ。

気温ひとつとっても、温暖化かどうかに限らず、ばらついている。

ばらつきを膨大な回数の計算で封じ込めるのが新手法だ。

計算を繰り返し、気温のゆらぎが山のような曲線のグラフに落ち着けば、しめたものだ。

一定の傾向が見えてくる。

 

やっかいなのは、それでもばらつきを完全には制圧できないことだ。

1850年以降の工業化で約1度上がった現実の地球の計算結果をグラフに押し込んでも、ありふれた夏や暑い夏、寒い夏が顔を出す。

 

そこで研究者は知恵を絞った。

「工業化後に温暖化ガスを出さない地球があったとしたら……」。

ありえない地球を想像したのだ。

 

「温暖化ガス」は「増えなかった」とし、「海水温の上昇」は「無かったこと」にする。

温暖化とおぼしき要因を引き去った地球の振る舞いを計算する。
「クールな地球」のグラフが「どれだけゆがんだか」をみて、個々の異常気象のリスクを温暖化がどれだけ押し上げたのかを推し量る。

 

専門家が例に出すのが喫煙と肺がんの関係だ。

たばこを吸う誰かが肺がんだからといって、喫煙が原因とは言いにくい。

多くの喫煙者で肺がんを調べたら傾向がつかめるというわけだ。

 

新手法のおかげで新事実も明らかになった。

12年の九州北部豪雨は温暖化とは関係が無いとみられた。

 

難題の解明に光が差してきたのはコンピューターの進歩が大きい。

 

従来のコンピューターは過去数十年分の気象データを扱うには力不足だった。

そこに計算能力が整ってきた。

 

60キロメートル四方ではなく、20キロメートル四方を計算する力も手に入りつつある。

 

「日々の天気予報で温暖化の影響が分かるようになれば、気候変動の関心はもっと高まるはず」(今田氏)。

対策も立てやすい。

 

大切なのは、全てをわかった気にならないことだ。

 

温暖化以前の地球やその後の経緯を人類は完璧に理解しているわけではない。

計算の出発点を誤ると、問題の複雑さがとたんに顔をのぞかせる。

 

温暖化の現状認識を巡り、世界には意見の対立もある。

観測データとの照合や計算結果の検証は、今後も続く。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64838410Z01C20A0MY1000/?n_cid=NMAIL007_20201010_A

 

 

 

 

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2020109160分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、グラフや写真付きでネット配信されていた。

 

鉄道の大幅な遅れや運休に動物が関連する例が急増している。

中でも全国的に目立つのが、シカが絡んだ事故だ。

 

運行への影響や犠牲になる動物を減らすためにどうすればよいのか。

シカ対策の最前線を見た。

 

国土交通省が毎年まとめている「鉄軌道輸送の安全に関わる情報」という資料がある。

運休や30分以上の遅れが出た例を「輸送障害」と位置づけ、年度ごとの推移を集計している。

 

これによると、2019年度の輸送障害は前の年より48件少ない5665件だったが、うち動物が原因となったものは822件と、逆に118件増えた。

 

年間の輸送障害は例年、4千から6千件の間で推移しているが、動物が絡むものは増加傾向が明らかだ。

09年度には224件だったが12年度に514件となり、最近は輸送障害全体の1割以上を占めるようになった。

 

 

なぜ増えたのか。

 

公益財団法人鉄道総合技術研究所(東京都)で生物工学を研究する志村稔さんは、「多くのケースで原因となっているシカの個体数が増えた」と、その理由を説明する。

 

環境省の推計では、ニホンジカの頭数(北海道を除く)は1989年度の31万頭程度(中央値)から年々増え続け、14年度には289万頭程度(同)にまでなった。

 

同省によると、明治時代に乱獲で激減したニホンジカは捕獲が規制されるようになり、戦後しばらくして減少に歯止めがかかった。

 

もともと繁殖力は高い動物だが、

▽中山間地の過疎化による耕作放棄地の拡大

▽積雪量の減少

▽造林などでエサとなる植物の増加▽狩猟者の減少

といった要因が重なり、増加に転じたと考えられている。

 

国は駆除などの対策を強化しており、ここ数年は、やや減る傾向にあるとされる。

 

志村さんは、「農村部の過疎化で人と野生動物がすむ区域の境目があいまいになり、シカの生息域が拡大して里に近づいている。頭数が減っても事故はなかなか減らない」とも指摘する。

 

その言葉を裏付けるように、環境省の14年の調査では、シカの生息域は36年前の25倍となったことがわかった。

 

 

【シカネット、害獣王…見つからぬ「決定打」】

 

シカ対策の現場はどうなっているのか。

7月上旬、岩手県釜石市を訪れた。

 

山あいを走るJR釜石線の線路脇には、体長1メートルに満たないシカの死骸があった。

「昨夜はねられたシカです」

同行したJR東日本盛岡支社の社員が説明してくれた。

 

シカは目を開き、青空をうつろに見やっていた。

毛並みは美しいままだったが、すでにたくさんのハエが集まっていた。

 

盛岡支社によると、前夜にワンマン運行の1両編成がシカとぶつかった。

運転士がすぐに死骸を線路脇に寄せ、運行を再開した。

遅れは6分だったという。

 

シカの体を列車下に巻き込んでしまったような場合は、引っ張り出すなどの手間がかかる。

保線作業員が昼夜を問わず現場に出動するが、遅れはそれだけ大きくなる。

死骸は産業廃棄物として処理されるという。

 

シカ以外の動物では、違った手順が必要になる場合もある。

 

衝突したのがクマの場合、運転士らに危険が伴うため、地元の猟友会に連絡して駆除してもらう。

深夜でハンターが駆けつけられなければ、JRの社員が保線車で見回り、周囲にクマが潜んでいないかを確認することもある。

 

ニホンカモシカは特別天然記念物のため、死骸は自治体へ引き渡す手続きが必要となる。

 

盛岡支社は、岩手県や青森県の山間部を走る路線などを管轄。

JR東日本の中でも動物と列車の衝突などによる遅れが最も多い。

 

19年度は、30分未満の遅れも含め、前の年より6件多い523件の輸送障害が発生。

うち8割の原因となったのがシカだった。

「対策をして、横ばいにとどまっているという認識だ」と支社の担当者は話す。

 

どうやって事故を防いでいるのか。

 

シカが出没するのは夜間が多い。

運転士は経験から出没しやすい場所を把握している。

シカを見かけると、徐行してライトで照らしたり警笛を鳴らしたりしているという。

「避けられるかは運転士の反射神経次第だ」。

社員の一人は苦笑いを浮かべて語った。

 

時間に正確な運行が求められ、運行ダイヤを「商品」と捉える鉄道会社にとって、運休や遅れが日常的に生じる事態は極力避けたい。

 

各社はシカ対策で試行錯誤している。

 

盛岡支社では、シカとの衝突が多発する地点の線路脇に、侵入を防ぐための高さ約2メートルの「シカネット」を設けた。

シカがにおいを嫌がるというライオンのふんを混ぜた薬剤もまき、苦手とされる赤と緑の光を点滅させる機械「クルナレーザー」も導入している。

 

宮城県内などを管轄する仙台支社は、青色の発光と超音波を発する「害獣王」という装置を採用した。

 

JR西日本は、シカが鉄分をとるために鉄製のレールをなめにくることに着目。

線路から離れた場所に鉄分とミネラルを配合した固形の誘引材を置き、一定の効果を上げたという。

 

大型のエゾシカが多い北海道では、JR北海道が約100キロにわたり柵を設けている。

ただ、沿線は約2500キロと長大で、カバーするにも限界がある。鉄道総研もこうした状況に対応するため、シカが仲間に危険を知らせる声と犬のほえ声を組み合わせた手法の開発を進めている。

 

様々な対策を打ち出しても、決定打は見つかっていない。

費用やメンテナンスに加え、効果が持続する期間なども課題となる。

 

JR西の広報担当者は、「動物側に慣れがあったり、地域によって効果があったりなかったりもするが、努力を重ねている」と話す。

 

 

【輸送障害、カラスやネズミ原因も】

 

動物が絡む輸送障害の内訳はどうなっているのか。

全国の鉄道会社からの報告を国がまとめた「運転事故等整理表」を分析した。

 

18年度の704件を見ると、動物別ではシカ(ニホンジカ、エゾシカ)が374件(531%)と過半数を占め、次いでイノシシが123件(175%)。カラスなどの鳥類49件(70%)、カモシカ44件(63%)、クマ23件(33%)と続いた。

 

地域では、東北が149件で最多だった。

近畿(121件)、北海道(115件)も100件を超え、中部92件、関東70件、中国66件、九州50件、北信越36件となっていた。

 

5件だった四国と、モノレールしかなくゼロだった沖縄を除けば、地域に極端な偏りは見られなかった。

前年度も傾向はほぼ同じだ。

 

輸送障害の原因には、衝突以外に「動物が斜面を踏み荒らしたことによる落石」、「カラスの置き石」なども含まれる。

 

ネズミが原因で大幅なダイヤの乱れにつながった例もしばしばあった。 

186月、JR高槻駅(大阪府高槻市)構内でポイントが切り替わらなくなるトラブルが起きた。

124本が運休し、最大約5時間の遅れが出た。

ポイントを切り替える機器の電源ケーブルをネズミがかじり、傷つけたことが原因と判明。

JR西日本はケーブルを取り換え、運行を再開した。

 

JR黒井村駅(山口県下関市)構内でも翌月、ポイントが切り替わらなくなった。

原因はカメ。

ポイントに挟まると工具を使ってもなかなか取れず、列車に遅れが出た。 

同様の事例はしばしば起きており、JR西日本は須磨海浜水族園(神戸市)の協力を得て、再発防止策を考案した。

ポイントの手前の地点にU字溝を設け、カメを落下させるという方法だ。

効果も上がっているという。

 

https://www.asahi.com/articles/ASNB86TZXNB5UTIL031.html

 

 

 

 

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20201091513分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

おととしから3年続けて高校生が溺れて死亡する事故が起きている千葉市美浜区の海岸で、水難学会の専門家による現地調査が行われ、急激に深くなっている場所や複雑な水の流れがあることが確認されました。

千葉市美浜区にあるZOZOマリンスタジアム近くの海岸では、ことし8月、立ち入り禁止になっている堤防から海に飛び込んだ男子高校生2人が溺れて死亡するなど、おととしから3年続けて高校生が死亡する水難事故が起きています。


9日、水難学会の専門家や依頼を受けた消防のダイバーなどおよそ30人が現地調査に訪れ、現場で黙とうをささげたあと、堤防に沿って水深を測ったり黄緑色の粉を海に流して流れを調べたりしました。


その結果、堤防の中心部付近では深さが3メートルほどまで急激に深くなる場所があることや、沖にむけた流れと堤防にぶつかって反射する流れが入り組んでいることがわかったということです。


調査を行った水難学会の斎藤秀俊会長は、「一見、浅瀬が続いているように見えるが急激に深くなっている部分があり、予想以上の深さに焦って溺れてしまった可能性もある」と話していました。


また長岡技術科学大学大学院の犬飼直之准教授は、「複雑な流れが発生していて、溺れた際に顔を出して呼吸することが難しかったおそれがある」と話していました。

 



 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20201009/1080012472.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇今年の事故は下記報道記事参照。

 

20208172143分 千葉日報 ;堤防全景の写真付き)

 

17日午後3時20分ごろ、千葉市美浜区美浜1のZOZOマリンスタジアム付近の遊泳禁止区域で「男性2人が溺れている」と、目撃した女性から110番通報があった。

 

いずれも男子高校生で、船橋市の男子生徒はすぐに引き揚げられたが、意識不明の重体。

行方不明となっていた市川市の男子生徒は、午後7時ごろに海中で心肺停止の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。

 

千葉西署などによると、同じ高校に通う男子生徒3人で現場を訪れ、沖に延びる堤防から2人が海に飛び込んだ。

2人は流され、浦安市の男子生徒が海に入り、船橋市の生徒を救出したという。

 

同署は浦安市の生徒から、詳しい事情を聴いている。

3人は当時、水着姿だった。

警察と消防、海保が捜索活動に当たっていた。

 

現場は同スタジアムの裏側にあり、遊泳が禁止されている。

付近では昨年と2018年の夏にも、海に入った男子高校生が溺死する水難事故が起きている。

 

https://www.chibanippo.co.jp/news/national/715142

 

 

〇一昨年の事故は下記報道記事参照。

 

2018731211分 産経新聞)

 

31日午後4時45分ごろ、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム裏の堤防付近の遊泳禁止エリアの海で17歳とみられる少年が流されているのが発見され、約1時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。

死因は溺死とみられる。

 

千葉西署によると、付近にいた外国人観光客らが少年を岸近くまで引き上げたが、すでに意識不明の状態だった。

 

少年は男女4人で午後2時ごろに現場付近にやってきて、海水パンツを着用して堤防から海に飛び込んで遊んでいたという。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/180731/afr1807310031-n1.html

 

 

〇昨年の事故の報道記事は見つからなかった。

 

 

 

 

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202010111933分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

八ッ場ダム(群馬県長野原町)の「八ッ場あがつま湖」周辺で運行している水陸両用バスが9日昼前、湖に水しぶきを上げて入る際、フロントガラス(縦1メートル、横2・5メートル)にひびが入った。

 

乗客21人と運転手、ガイドにけがはなかった。

 

町の委託を受ける日本水陸両用車協会は1日5回の運行を当面休み、予備の水陸両用バスによる再開を検討している。

 

同協会によると、陸を走行中にガラスに飛び石が当たって目視で分からない程度に破損し、入水時の水圧でひびが広がったという。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201011-OYT1T50143/

 

 

八ッ場あしたの会のHPには、フロントガラスが割れたなどと記された1010日付の上毛新聞記事が転載されていた。

 

9日午前11時ごろ、八ッ場ダム(長野原町)のダム湖「八ッ場あがつま湖」の湖上や周辺で運行している水陸両用バス「八ッ場にゃがてん号」が、川原湯地区で勢いよく水しぶきを上げて入水する「スプラッシュ」をしたところ、フロントガラスが割れた。

 

乗客21人と運転手、ガイドにけがはなかった。

 

運行の安全確保のため同日午後から臨時運休し、当面は運休するという。

 

運行を担う日本水陸両用車協会(東京都)によると、陸を走行中に運転席前のガラスに飛び石が当たり、目視では気付かない程度の破損があったとみられ、通常通りスプラッシュした時に水圧でガラスが割れたという。

 

80分の予定だった乗車時間を50分に短縮し、乗客に一部料金を払い戻した。

 

フロントガラスは縦1㍍、横2.5㍍ほどで、特注のため現時点で納品のめどが立っていない。

 

予備車両として別の水陸両用バスの運行を考えているという。

 

同協会は「ご迷惑を掛けて申し訳ない。できるだけ早期に再開できるように努める」としている。

 

https://yamba-net.org/53118/ 

 

 

 

 

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20201010110分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

小諸市にある自動車部品を製造する会社で、粒状にして保管していた廃棄物が大量に落下し、社員の男性が埋もれて死亡しました。

死亡したのは、小諸市耳取にある自動車部品製造会社「A技研工業」の社員で佐久市瀬戸に住む櫻井さん(53)です。


警察によりますと、櫻井さんは、9日午前9時前、自動車の部品をつくる際に出る廃棄物を粒状にする機械が置いてある部屋で清掃作業をしていたところ、保管していた廃棄物が大量に落ちてきて埋もれました。


櫻井さんは病院に運ばれましたが死亡したということで、警察が、事故の詳しい原因を調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20201010/1010015477.html 

 

 

(2021年7月23日 修正1 ;追記)

20217191938分にYAHOOニュース(信越放送)からは、集塵機ホッパー?の内側についていた砂を清掃中、崩れてきた砂に埋もれたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

小諸市の会社で去年10月、清掃業務をしていた男性が死亡する事故があり、危険防止の措置をとらず作業をさせた疑いで、43歳の男が書類送検されました。

この事故は去年10月、小諸市のA技研工業で、櫻井さん53歳が、細かい粉塵を集める「ホッパー」と呼ばれる機械の内側についた砂を清掃中に崩れてきた砂に埋もれ死亡したものです。小諸労働基準監督署は、危険防止の措置をとらずに作業させたとして、43歳の男を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c86380f168099b25c7558f345a8cb6320d9cdf88

 

  

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2020108211分にYAHOOニュース(FORZA STYLE)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

  

空気が乾燥する季節に、カーライフで気を付けなければならないのが、「静電気」です。

 

クルマのドアハンドルで「バチッ!」となるのは何とも嫌なものですが、最も注意していただきたいのは「給油時」です。

 

セルフのガソリンスタンドで必ず聞く、「静電気除去パッドに触れてから……」というアナウンスは、日常になりすぎて、「面倒だから端折っている……」という方も、多いのではないでしょうか。

 

静電気で引火することを知ってはいても、普段の生活ではなかなか意識できなかったりもします。

 

静電気やガソリンの危険度、そして実際の事故事例をご紹介し、「あのアナウンスの大切さ」を再認識するきっかけとしていただきたいと思います。

 

 

【ガソリンスタンドでの静電気火災の事例】

 

日本で実際に起こった、静電気が原因と思われるガソリンスタンドでの火災の事例をご紹介します。

 

・給油をするために給油操作をしたが、(ガソリンがでてくる)振動がなかったので、従業員を呼ぶために56メートル周囲を歩き、再び給油ノズルに触れようとしたところ、スパークが発生して引火。

 

・給油が終わり、おつりを受け取りに行っている間に、同乗者が燃料キャップを閉めようとして出火。

 

・バイクのドライバーが手袋をしたまま静電気除去シートに触れていたため、静電気を十分に除去できずに炎があがった。

 

このような場面、あなたにも起こりうると思いませんか?

静電気がどのくらいの電圧か、知っていますか?

 

クルマや玄関のドア、コンビニのスチールの棚などに触れ、「ビリッ」と痛みを感じる程度の電気的なショックが生じるとき、触れる前の人体には、おおよそ3000ボルト以上の電圧が帯電している、といわれています。

 

この3000ボルト、という電圧は、蛍光灯のはしを持ち、反対側を別の人にもってもらうと蛍光灯が光るほどの大きさです。

 

ちなみに、AED(自動体外式除細動器)の電気ショックでは、電圧が12002000ボルトなので、それよりも、ずっと大きな値が発生していることになります。

 

それだけ、静電気は、大きな電圧をもっているのです。

 

ガソリンは気体になりやすく、引火しやすいことは忘れてはなりません。

 

給油口のキャップを開けた時や、給油の真っ最中に、ガソリンの何とも言えない臭いがしてきます。

あれこそが、気体となったガソリンです。

 

つまり、目には見えなくても、ガソリンは、あなたの体のすぐそばまで来ているのです。

 

加えて、ガソリンの引火点はなんと、-40℃以下。

つまり、真冬のどんなに寒い日でも、静電気やたばこなど、小さな火種さえあれば、すぐに引火します。

 

気体となったガソリンが漂っているところへ、静電気が起きたら…。

どうなるかは、わかりますよね。

 

 

【ガソリンスタンド店員が「静電気除去」をしない理由は?

 

では、なぜガソリンスタンドの店員の方は、静電気除去シートに触れなくてもいいのでしょうか。

 

その答えは「ユニフォーム」にあります。

フルサービスのガソリンスタンドにいる店員の方のユニフォームは「静電気帯電防止作業服(JIS規格の名称)」の基準を満たしており、静電気が帯電しづらくなっています。

 

また、常に地面に足をつけていたり、金属の車体に触れていたりする、ということも、店員の方が帯電しづらい理由です。

 

一方でドライバーの方は、クルマから降りる際に、シートと衣類が擦れることで帯電しやすい状況にあり、ノズルを触るまで、放電の機会がないことも。

 

そのため、必ず静電気除去パッドをタッチすることが必要となるのです。

 

重ね着も帯電しやすい理由のひとつです。

 

綿や絹、麻といった自然素材は帯電しにくいため、こすれあっても静電気は発生しづらいのですが、冬は、石油を原料とするアクリルやナイロンなどの合成繊維の素材のものを着る機会も多く、さらに重ね着もするため、少し動くだけでも服がこすれて、徐々に静電気をためてしまいます。

 

帯電しやすい体質の方は、給油のためにクルマから降りる際、シートから体をはなす前に,車の金属部分に触れながら降りると、静電気がドアに流れていくため、安全に給油することができます。

 

給油以外のときも、車のドアノブに触るのが怖いときは、一度地面に両手をついてから、ドアノブに触れるといいです。

それによって、放電することができます。

 

現在は、給油ノズルに静電気を逃がす仕組みが施されるなど、対策が進んでおり、セルフスタンドにおける静電気火災は減少しています。

 

しかし、ガソリンが危険物であることに変わりはありません。

 

給油前、静電気除去シートには、必ず触れましょう。

日本では、死亡事故など、重大な事故は起こっていないようですが、静電気除去シートに触れなければ給油できない仕組みづくりも、必要なのかも知れません。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/85be593a95d2ef8843c3ae677a31c685b7c43c14

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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