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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021382128分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京電力福島第1原発事故から11日で10年となるのを前に、首相官邸で当時、内閣危機管理監として対応に当たった伊藤哲朗東大生産技術研究所客員教授(72)が産経新聞の取材に応じ、新型コロナウイルスへの政府対応について「原発事故の教訓が生きていない」と述べた。

「情報共有が不十分だったのが一番の問題だ。官邸の危機管理部門が有効に活用されなかった」

伊藤氏は、こう振り返る。

政府は平成7年の阪神大震災で統一的な対応ができなかった反省から、10年に危機管理監以下の対応部門を発足させ、官邸地下に危機管理センターを設置した。

23年3月11日。

大地震と大津波への対応に、こうした体制は機能した。

だが、福島第1原発で起きた停電で事態は一変した。

当時の原子力安全・保安院は現地の情報を把握できずに初動が遅れ、民主党政権下の菅(かん)直人首相(当時)をトップとする官邸は、午後7時ごろに原子力緊急事態宣言を発出するまで事態発生から2時間以上かかった。

午後8時半ごろ、伊藤氏はある異変に気付く。

幹部会議室に政治家の姿が突然見えなくなった。

首相や海江田万里経済産業相ら政権幹部が保安院幹部らとセンター内の休憩室にこもってしまったからだ。

首相らは、伊藤氏がいる危機管理センターとは別に東電から直接情報を集めていたことが後で分かった。

センターには一部の重要な情報が入ってきていない状態だった。

「緊急事態に重要なのは、情報を共有し、指揮命令系統を一元化すること。基本が全くできていなかった」

この1年間の政府の新型コロナ対応を見ていると、伊藤氏は情報共有が図られず、対応が後手に回っているのではと感じる。

一連の対応では、昨年1月上旬に中国が感染の確認を公に発表したが、中国全土との事実上の往来停止は同年3月上旬だった。

当時の安倍晋三首相が2月下旬に突然、全国小中高校の一斉休校を発表した際には、官房長官だった菅義偉(すが・よしひで)首相らに事前の相談がなかった。

21年の新型インフルエンザ流行時も危機管理監として対応に当たった伊藤氏は、「パンデミック(世界的大流行)の時こそ危機管理部門の出番のはずだ。政治家は役人をフル活用すべきだ。今回の官邸の危機管理は、むしろ後退している印象すら抱く」と危機感をあらわにした。

https://www.sankei.com/affairs/news/210308/afr2103080033-n1.html 

 

(ブログ者コメント)

先日、渡辺謙氏が吉田所長を演じた映画「Fukushima 50」が日テレから放映されていた。

以下は、政府首脳が部屋にこもり東電首脳らから説明を受けていたシーン。
この情報は、これまでブログ者のアンテナにひっかかっていなかったが、この映画、そこまで再現していたことに驚いた。

それ以外にも、ブログ者のアンテナにひっかかっていなかった情報としては、本社が手配した電源車が到着したものの、必要だった高圧電源用ではなく低圧電源用だったため使えなかったとか、あれやれ、これやれと言うだけの本社首脳の指示や、官邸からの素人考えの指示に対し吉田所長がテレビ会議で何回もキレ、それに対し本社首脳が「やれ!」と怒鳴り返していたとか、菅首相はヘリで現地に飛んだ際、着替えという入室ルールを拒絶した、といった情報が盛り込まれていた。

 ※電源車の件だが、ブログ者は当時、消防車のカップリングが合わなかったかのような報道があったと記憶していた。
しかし、その後、調べ直しても、そのような情報なし。
もしかすると、高圧電源の装置側カップリングに低圧電源車のカップリングが合わなかった、ということだったのかもしれない。

一方、アンテナにひっかかっていた情報としては、官邸からの海水注入停止指示に対し面従腹背で海水注入を続行した件や、全員退避という誤情報を信じた首相が東電本社に怒鳴りこんだ件など、細かいところまで再現されていた。

それやこれやで、ドキュメンタリータッチのこの映画、当時の緊迫した状況をかなり忠実に再現しているようにお見受けした。

 

 (2021年3月21日 修正1 ;追記)

20213201219分にYAHOOニュース(映画ジャーナリスト斉藤氏の寄稿文?)からは、映画「Fukushima 50」は政治色をできるだけ少なく描いていたなど、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
ブログ者は、ここまで描いたか!と感じていたのだが・・・。

319日、2020年度の日本アカデミー賞は、最優秀作品賞を『ミッドナイトスワン』に授与して幕を閉じた。
最優秀主演男優賞も同作の草彅剛で、2冠となる。

・・・・・

授賞式の流れからして、最優秀作品賞は『Fukushima 50』という可能性も高かった。
監督賞、渡辺謙の助演男優賞など6部門で最優秀を獲得していたからだ。

しかも『Fukushima 50』は、東日本大震災、福島第一原発事故から10年目というタイミングであり、一昨年の『万引き家族』、昨年の『新聞記者』の流れをくむと、社会性という点では今年の栄冠にふさわしいとも考えられた。

同じように『浅田家!』も東日本大震災、『罪の声』もグリコ・森永事件を背景/モデルにしているので、社会性という点に適合する。

ただ、『Fukushima 50』は賛否が大きく分かれた作品でもあった。

原発事故の現場を生々しく克明に再現しつつ、政治色はできるだけ少なく描いたこと。
原発の是非というメッセージ性は抑えめで、ヒューマンな感動を追求したこと。

それらが複雑に絡み合って、ストレートに感動した人が多くいた一方で、描き方の甘さを指摘する声もたくさんあった。

Fukushima 50』は日本アカデミー賞授賞式のちょうど一週間前に、日本テレビで地上波ノーカット初放映された。

日本アカデミー賞の生中継も同じく日テレ。

なんだか『Fukushima 50』が最優秀作品賞に輝いたら、「やらせ」「できすぎ」の香りも漂ったが、あえてそれを避けたようにも感じられる(投票者はそこまで考えていないだろうが…)。

・・・・・

https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/20210320-00228378/ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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