







2024年9月11日0時12分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前11時ごろ、北九州市小倉南区下曽根新町の商業施設「サニーサイドモール小倉」のエスカレーターで90代女性が転倒し、後頭部にけがを負った。
施設を管理するJR九州ビルマネジメントによると、エスカレーターの踏み段(ステップ)部分は動いていたが、左側の手すり部分が不具合で止まっていたため、手すりを握っていた女性がバランスを崩した。
女性は病院に搬送されたが、命に別条はないという。
同社によると、不具合があったのは1階から2階に向かう上りエスカレーターで、1994年の製造。
8月23日に行われた月に1度の定期点検では、異常は確認されなかったという。
https://www.asahi.com/articles/ASS9B51JRS9BTIPE01LM.html
2024年9月10日18時25分にYAHOOニュース(福島テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島県喜多方市の川で60代の男性作業員が、船から転落し死亡した。
福島テレビ・宮下記者:
「男性はこちらの川で、水面に浮かぶごみを拾っていたところ何らかの原因で転落したということです。現在、警察が事故の原因を調べています」
警察によると、9月10日午前10時30分すぎ、喜多方市高郷町を流れる阿賀川で、「男性が船から転落した」と消防に通報があった。
川に転落したのは、福島県西会津町の会社員・伊藤さん(63)で、病院に運ばれたが、その後死亡した。
伊藤さんは東北電力の発注工事で、新郷ダムに流れる川のゴミを集める作業にあたっていて、警察では同乗していた作業員から当時の状況を聞くなどして、転落の原因を詳しく調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a750a0ff461b15b7360a4563beb7f2e1a25a7b7
9月10日17時24分にテレビユー福島からは、「転落し沈んでしまった」という通報があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島県喜多方市のダムで10日、清掃作業をしていた60代の男性が誤って転落し、死亡する事故がありました。
事故があったのは、喜多方市高郷町にある阿賀川の新郷ダムで、10日午前10時半ごろ、「ダムの清掃中に、船から作業員が転落し沈んでしまった」と、同僚の男性から消防に通報がありました。
転落したのは、西会津町の会社員・伊藤さん (63)で、搬送先の病院で、死亡が確認されました。
新郷ダムは東北電力が管理するダムで、伊藤さんは協力企業の作業員だったということです。
警察が当時の詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a07462fd03fe997475e5c0df1ae612a280904a50
(ブログ者コメント)
「転落し沈んでしまった」という通報内容が気になった。
仮に救命胴衣不着用だったとしても、すぐに沈んでしまうとは・・・。
何か重量物を身につけていたのだろうか?
2024年9月13日19時48分にYAHOOニュース(テレビ山梨)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月9日午後3時20分ごろ、笛吹市一宮町南野呂にある運送会社の倉庫で、電球の交換作業をしていたこの運送会社の従業員の57歳の男性が、およそ10メートル下の地面に落下する事故がありました。
男性は積み上げられたパレットの上に乗り、それを別の従業員が操作したフォークリフトで持ち上げた状態で作業をしていてバランスを崩し、落下したということです。
男性は意識不明の重体となっていましたが、警察によりますと12日、頭蓋内損傷の疑いで死亡が確認されました。
警察は労災事故として原因などを調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/87479e865b487e8c9763061421a00347cfda333b
9月9日22時15分にYAHOOニュース(山梨放送)からは、コンクリート床に落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時20分ごろ、笛吹市一宮町の運送会社の倉庫内で57歳の男性社員がフォークリフトで積み上げたパレットの上に乗り天井の電球を交換していたところ、バランスを崩して約10メートル下のコンクリートの床に落下しました。
男性は頭などを強く打ち、ドクターヘリで甲府市内の病院に搬送されましたが、意識不明の重体となっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/977015f70d368758eada5defdfc49c1940760410
(2025年3月19日修正1 ;追記)
2025年3月18日18じ9分にNHK山梨からは、作業を指示した現場責任者らが書類送検された、積み上げたパレットは45枚だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
甲府労働基準監督署は、18日、会社と現場の責任者を労働安全衛生法違反の疑いで甲府地方検察庁に書類送検しました。
書類送検されたのは、笛吹市石和町の運送会社「M社」と、現場の責任者を務めていた45歳の課長です。
労働基準監督署などによりますと、去年9月、57歳の男性従業員は、笛吹市の倉庫でフォークリフトに積み上げた45枚のパレットの上に乗り、リフトで持ち上げた状態で天井の電球を交換する作業をしていましたが、バランスを崩して転落し、頭を強く打って死亡しました。
こうした作業は本来のフォークリフトの使い方とは異なり、作業を指示した会社側は労働安全衛生法に違反する疑いがあるということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20250318/1040026059.html
2024年9月11日22時14分に上越妙高タウン情報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日(月)、上越市内の小学校で食物アレルギーのある低学年の児童1人が給食終了後に症状を発症し、緊急搬送されたことがわかりました。
この日の給食には、かきたま汁が提供されましたが、この児童には卵を除去した食事が提供されていて、現時点で給食によるアレルギーの誤食事故ではないとみられています。
上越教育委員会によりますと、9日の給食終了後の午後0時55分ごろ、当該児童の左肘が同級生のかきたま汁が入っていた食器に触れたということです。
児童が学級担任に触れたことを申し出て、児童の左肘を流水で洗い、保健室に連れて行きました。
その後、学級担任は保護者に連絡。
児童の体に症状が表れ始めたため、児童は内服薬を服用しエピペンを注射。
学校職員が救急搬送を要請し、午後2時39分に救急搬送されました。
この日は様子を見るために入院しましたが、翌日10日(火)に退院。
10日と11日は学校に不安があるため欠席したということです。
教育委員会では、アレルギー症状が発症した要因は、この児童の左肘が、同級生のかきたま汁が入っていた食器に触れたことによるものみており、食器はかきたま汁が飲み干されていたのか、一部残っていた状況かを確認中だということです。
状況の確認検証が終わり次第、改めて情報提供をする予定だということです。
https://www.joetsu.ne.jp/261618
9月12日6時30分に朝日新聞からは、自分の食器を片付けて席に戻った際にかきたま汁が入っていた食器に触れた、市教委ではアレルギー食材が給食に使われた際は黙食を指導しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、搬送されたのは9日午後の給食終了後。
児童は卵に対するアレルギーがあり、午後0時55分ごろ、食器を片付けて席に戻った際に、同級生のかきたま汁が入っていた食器に左ひじが触れた。
水道で洗い流すなどしたが、約1時間後に湿疹の症状が現れた。
連絡を受けて駆けつけた母親が内服薬を飲ませ、症状を緩和する自己注射「エピペン」を打ち、午後2時40分ごろに救急搬送された。
市教委の担当者は「誤食ではないケースで、あまり例を聞いたことがない」と話す。
市教委では通常、アレルギー食材が給食に使われた際は、口から飛ぶなどした食材がアレルギーのある子どもに触れないように黙食を指導しているという。
https://www.asahi.com/articles/ASS9C4FDCS9CUOHB00FM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
9月14日18時2分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、学校は5分以内に判断して内服薬を飲ませるというマニュアルがあったのに、それに従った対応をしていなかった、上越市では去年の給食アレルギー事故を受け研修会などを開いていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
児童は発疹やかゆみが出たものの、学校側はすぐに薬を飲ませておらず、約1時間後に駆けつけた保護者が薬を飲ませたものの、児童に軽いせきの症状が出ていたことからエピペンを注射。
児童はその後、市内の病院に運ばれたという。
上越市のマニュアルでは「軽度のかゆみなどの反応があれば、5分以内に判断して内服薬を飲ませる」とされているが、マニュアル通りに対応していなかったことが明らかとなった。
上越市では去年10月にも給食を食べた児童が救急搬送されるアレルギー事故が発生。
このときも対応の遅れが指摘されていたことから、教職員を対象にした研修会などを開き、対策を強化していた。
今回、救急搬送された児童はすでに退院しているが、のどの腫れが続いていて、登校できていないという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/713230c73bb44297da49fa020e0246fc174a8ae7
9月13日付で上越タウンジャーナルからは、搬送時の症状について保護者は学校側の説明と違い重篤だったと話している、内服薬もエピペン注射も救急車要請も全て保護者が対応した、保護者はこれまで皮膚についただけでは症状はでていないと話しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
市教委は今回、搬送当時の児童の症状について「重篤な状態ではなかった」としているが、保護者は「重篤なアナフィラキシーショックを起こしていた」としているなど、双方の認識も食い違っている。
・・・
児童は卵成分を除いた除去食の給食を食べ終わった後、手を洗いに行って教室に戻ったら、同級生のかきたま汁の食器が自席に置いてあり、左肘が食器に触れたという。
■市教委の発表内容(時系列)は次の通り(全文ママ)
・・・
■事実と異なる発表 緊急対応はすべて保護者
市教委の発表では、症状が現れ始めたのは午後2時10分頃とされている。
保護者によると、午後1時20分頃に担任から電話を受けた際、児童が首をかゆがっていると伝えられたという。
さらに約30分後の午後2時前に保護者は学校に電話し、再度、症状を確認。
その際に児童本人と直接電話で話したときにもかゆみを訴えていたという。
その後午後2時頃、保護者は学校に到着。
保護者が確認したところ、全身にじんましんが広がっていたため、主治医に電話で指示を仰ぎ、内服薬を飲ませた。
その後、児童は腹痛を訴え、声もかすれてきたことから午後2時30分頃、保護者がエピペンを注射し、教職員に救急車を呼ぶよう依頼したという。
保護者の説明を市教委発表の時系列に追加すると、次のようになる(赤字が保護者の認識。黒字は市教委の発表)。
・・・
■マニュアル無視 保護者「1時間以上放置された」
上越市のマニュアルでは、児童がアレルギー原因物質に触れた可能性を認識した場合、まず人を集めてエピペンと内服薬を持ってくるように指示する。
5分以内に緊急性が高い症状か否かを判断し、緊急性が高い場合はただちにエピペン注射、そうでない場合は内服薬を飲ませるか保健室へ移動させ、5分ごとに症状を判断して、軽度のかゆみなどの症状があれば内服薬を飲ませ、一定の症状の場合はただちにエピペン注射することになっている。
今回のケースでは、学校は午後1時20分頃にかゆみの症状を認識しているにもかかわらず、内服薬を服用させていない。
服用させたのは保護者で、少なくとも50分が経過している。
内服薬もエピペンも学校にあったが、いずれも使用したのは学校の職員ではなく、保護者だった。
エピペンの使用は、発症から1時間以上経っていた。
さらに保護者によると、救急車についても、保護者が職員に呼ぶように依頼したという。
保護者は「救急搬送先の医師からは『エピペンの使用があと少し遅ければ命の危険があった』と言われた。学校で子どもは1時間以上放置された」と話している。
■誤食ではないのか?
また、保護者は「これまでの経験から、皮膚についただけではアナフィラキシーは起きない」と、皮膚への接触が原因とする市教委の発表に疑問を呈している。
https://www.joetsutj.com/2024/09/13/034000
2024年9月9日20時45分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前10時45分ごろ、福井県越前市広瀬町の吉野瀬川ダムの建設工事現場で、茨城県茨城町城之内の会社員、藤枝さん(46歳)が、生コンクリートを運ぶ「コンクリートバケット」のメンテナンス作業中、開閉式の排出部に胸を挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
越前署によると、バケットは高さ約3メートル、上部の直径約2・6メートルの逆円すい形。
中は空で、藤枝さんは下の排出部から入って作業していたとみられる。
現場にいた別の作業員が意識のない藤枝さんを発見し、119番通報した。
https://www.sankei.com/article/20240909-NG2Y3RPO6VNLJMHXOT2RGQUMRA/
9月9日19時35分にYAHOOニュース(FBC)からは、機械が正常に作動するか確認していた、発見時は電源が入っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前10時45分ごろ、越前市広瀬町の吉野瀬川ダムの建設工事現場で、コンクリートを運搬する機械のメンテナンスをしていた作業員の男性が、機械の開閉部分に挟まれているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
死亡したのは、茨城県東茨城郡茨城町の会社員藤枝さん(46)です。
越前署によりますと、近くで別の作業をしていた男性が、機械に挟まれている藤枝さんを発見したということです。
藤枝さんは事故当時、機械が正常に作動するかどうか、1人で確認を行っていたということです。
また、機械の開閉部分は両開きで、発見時は電源が入っていたということです。
警察では、藤枝さんが機械が動いたままの状態で誤って開閉部分に入り、挟まれたのではないかとみて、当時の詳しい状況を調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc8dfa7752fcd126fd3fa5e64d6212e20908db78
9月10日10時46分にNHK福井からは、つまりの除去や電源が入るか確認する作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前11時前、越前市広瀬町にある「吉野瀬川ダム」の建設工事現場で、茨城県茨城町の会社員、藤枝さん(46)が、生コンクリートを運ぶ機械の点検をしていたところ、コンクリートを排出する部分に上半身を挟まれました。
藤枝さんは呼吸がない状態で病院に搬送され、約1時間後に死亡が確認されました。
「吉野瀬川ダム」は、県が治水用に建設を進めているダムで、警察や県によりますと、事故当時、藤枝さんは機械のコンクリートのつまりを取り除く作業や、電源が入るか確認する作業を1人でしていたところ、突然、機械が動き出して胸のあたりを挟まれたということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20240910/3050018806.html
2024年9月8日5時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮崎県で最大震度6弱を観測した日向灘を震源とする地震から、8日で1か月。津波注意報が発表された九州の沿岸部は、南海トラフ地震でも津波の到達が見込まれ、自治体や関係機関は初動対応などの見直しを始めている。住民の避難が一部で滞るなど新たな課題も浮き彫りとなり、識者は、今回の経験を津波防災の教訓とするべきだと指摘する。
宮崎県延岡市長浜町区長の男性(76)は地震の数分後、近所の高齢者を伴って自宅そばの津波避難タワーを訪れた。すでに6、7人が集まっていたが、「入り口の扉が開かない」と慌てた様子で、外にとどまっていたという。
タワーは高さ約10メートルで最大440人を収容でき、市が約1億円かけて2016年に整備した。普段は施錠されており、震度5弱以上の揺れを感知すると「解錠ボックス」を開くことができるようになり、鍵を取り出せる仕組み。しかし、市の最大震度は4で、ボックスは開かなかった。
そばには厚さ6ミリのボードでできた「緊急用避難扉」があり、蹴り破ってタワーに入ることも可能だ。イラスト付きの説明書きも掲示されているが、ちゅうちょしたとみられる。扉を蹴破り、住民らを中に入れた甲斐さんは「災害時は1分1秒を争う。迅速にタワーに入れた方がいい」と話す。
市内の津波避難ビルとして指定している病院や福祉施設でも、揺れを感知する解錠ボックスが採用されている。市の担当者は、施錠に関して「ビルは防犯上のリスクがあり、タワーの常時開放には落下事故などの危険がある」と説明。その上で「緊急時には、ためらいなくボードを破ることができるよう周知徹底を図りたい」としている。
◇
激しい揺れや津波に直面し、初めて南海トラフ地震の臨時情報(巨大地震注意)も発表されたことで、沿岸部の関係者は危機感を高めて対応策や備えの強化に動き出している。
震度6弱を観測した同県日南市の愛泉会日南病院は、1階の入院病棟を2階に垂直移転させることを決めた。
自力での移動が難しい重症心身障害児・者を中心に120人以上が入院しており、地震の際はスタッフ70人ほどで、1階の入院患者約40人を抱え上げるなどして2階に避難させた。
病院は海岸から約200メートルと近いため元々計画はあったが、予定を前倒しし、年度内に移すことにしたという。西島元利理事長は「今できる最善の計画。数年後には病院を内陸地へ移転させたい考えもある」と話す。
同県門川町では地震直後、高台の町役場などに避難する車で渋滞が起きた。町によると、列車が線路上で緊急停止し、近くの踏切の遮断機が上がらなくなったことが要因の一つという。町の担当者は「渋滞で津波に巻き込まれるリスクがある。できるだけ徒歩で近くの高台などに避難するよう呼びかけていく」と話す。
大分県臼杵市は、津波注意報や津波警報が出た際に防災無線で放送する原稿を用意した。地震前から大まかな伝達内容は決めていたが、誰でも速やかに対応できるよう8月下旬に作成した。市防災危機管理課の河野亮・副主幹は「防災無線は住民の命を守る重要な役割を担っている。危険が迫っていることをスピーディーに伝えたい」と話した。
静岡大防災総合センターの原田賢治准教授(津波工学)は「南海トラフ地震では深刻な被害も予想される。今回の経験を教訓にするために、個人や地域、行政がそれぞれ対応や行動を振り返り、備えを見直したり、防災意識を高めたりする必要がある」と指摘する。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240907-OYT1T50205/
2024年9月9日20時45分に下野新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
8日午後4時20分ごろ、真岡市下籠谷(しもこもりや)の井頭公園運動広場で開催していた野外ライブイベント「ベリテンライブ2024スペシャル」で、会場付近に複数回、落雷があった。
ステージ北側の仮設テント付近にも落ちたとみられ、テント内で待機していた清掃ボランティア9人が軽傷を負い、6人が救急搬送された。
当時は雨が強く降っており、感電による負傷とみられる。
主催者のエフエム栃木(レディオベリー)や真岡署によると、ライブは午前10時に開演。
雷雨などの情報収集をしていた中、強い雨に伴い午後3時40分ごろに演奏中断と保護エリアへの誘導を始めた。
落雷後に負傷者を確認し、救急搬送を要請。
ライブは中止した。
会場では3カ所、クレーン車で高さ約30メートルに避雷針を設置。
半径100メートルを避雷針保護エリアとしていた。
避難誘導で観客は保護エリアのステージ前方に移動。
身をかがめた安全姿勢で待機するなどしていた際、落雷があった。
避雷針やテント近くの木に雷が落ちたとみられる。
けがをした9人は18~28歳の男性5人と女性4人で、全員が小山市の専門学校生。
清掃ボランティアとして参加していた。
テント内にいた約20人のうち、パイプ椅子に座っていた9人が負傷した。
保護エリアに移動する直前だったという。
専門学校の教諭(27)は、「『バーン』という大きく地鳴りのような音と目の前がフラッシュのような光に包まれ、焦げた匂いがした。足がしびれて力が入らない、イスから転んで立てない学生が出た」と話した。
ライブは7、8の両日に開催。
主催者発表では2日間で2万1千人、
8日は1万2千人が来場していた。
レディオベリーは、「悪天候に対する対策に万全を期していたが、けが人が発生したことを心よりおわび申し上げる。早期の回復をお祈りする」としている。
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/959565
9月9日付でユーチューブ(FNN PRIME)からは、雷は2回落ち、1回目は保護エリア内、2回目が保護エリアギリギリの場所にあった木に落ちた、避難のためボランティアがテントに集まった、その時に運悪く落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今回の野外音楽ライブでは、避雷針が3カ所に設置されていました。
クレーン車の先についていて、高さが約30メートル。
そこから半径約100メートルが、身を守る“保護エリア”になっていました。
この会場にあった避雷針の仕組みについて、湘南工科大学の成田知巳教授によりますと、「棒の部分が避雷針。棒と地面を電線で結び、電流を地中に逃がすようになっているのだろう」とのことです。
今回搬送されたスタッフがいたテントのそばの木に雷が落ちたということですが、こういった避雷針があったのに、なぜ周りの木に雷が落ちてしまったのか?
主催者に確認したところ、まず雷は2回落ちたそうです。
会場の3カ所に避雷針があって、その半径100メートルの3つの場所が保護エリアになります。
1回目は、観客が避難している保護エリアの中に落ちたそうなんですが、2回目がスタッフがいたテントの際、保護エリアに入るか入らないか、ギリギリの場所にあった林に落雷があったとのことです。
成田教授に「避雷針はどのくらいの範囲を守れるんですか?」と聞いたところ、「避雷針を設置する高さによって範囲は変わってきます。高ければ広範囲を守ることになる」と、必ずしも全てをカバーできるわけではないということです。
その他に、「避雷針以外の場所に落雷した理由は何ですか?」と聞いたところ、「落雷を100%受け止められるわけではない。自然現象ゆえばらつきがあります」と話しました。
過去には都庁の避雷針に落雷せず、その真横に落雷したケースもあったということでした。
――落雷の被害を受けたのはテントにいたスタッフだったということですが、テント内は危険性が高いということですか?
結論から言うと、テント内が危険というわけではないそうです。
今回の場合は、学生ボランティアが保護エリアに避難をしようとするために、一時的にテントに集まった時に、運悪く落雷があってしまったということです。
原因は、テントの近くに木があったことです。
この木から地面を伝って、テント内に来て感電してしまった。
あくまでもテントがというわけではなく、近くに高い木があることが非常に危険であるということになってきます。
落雷時の対処法の一つとして、耳をふさぎ、姿勢を低くして、両足を閉じ、膝を地面につけない姿勢で待機することなどが大事になってくるということです。
https://www.youtube.com/watch?v=4c6t2LzGvEA
9月9日付でユーチューブ(ANN)からは、雷鳴発生とともに主催者は避難エリアへの移動をアナウンスした、昼間は暑くて雨など降りそうにない天気だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
辺りにとどろく、雷鳴。稲妻がはっきりと確認できます。
アナウンス :
「お客様、大変申し訳ありませんが、中央の避難エリアの方に移動をお願いいたします」
8日、栃木県真岡市で行なわれたライブ会場で撮影された映像では、カッパを着て、しゃがみこむ大勢の観客に容赦なく打ち付ける激しい雨。
そして…。
ライブに訪れた人 :
「3時半ころからちょっと雨が降り出しまして、だんだん雨脚が強くなってきたところで、雷も鳴り始めたって状況でした」
・・・
ライブに訪れた人 :
「サンボマスターのライブが終わった瞬間に雷が鳴り始めて、スタッフさんのほうで『木のそばにいないでください』と、『雷注意報が出ています』っていうふうなことを言われまして、かなり近いところに3、4発大きいのがきて、救急車なんかもその後来てたので、びっくりしましたね。怖かったですね。今まで経験したことないくらい、でかかった」
・・・
ライブに訪れた人は、ここまでの雷雨になるとは全く想定していなかったと言います。
ライブに訪れた人 :
「お昼くらいは暑くて暑くてカラカラに暑かったですね。全く降らないと思っていました。雨具なんかも売ってたんですよ。雨具なんて、きょういらないじゃんって思いました」
https://www.youtube.com/watch?v=sWUVjEcg0aw
(ブログ者コメント)
主催者側としては、避雷針を複数設置して広い範囲に保護エリアを確保し、天候急変時には避難場所をアナウンス、電光掲示板に避難時の姿勢を掲示するなど、万全と思えるほどの雷対策を行っていた。
また、活字情報は見当たらなかったが、他のテレビでは気象情報も時々刻々と把握していたと報じられていた。
それなのに、保護エリアに入るか入らないかというギリギリの場所に落雷し、大勢が負傷した。
いくら万全の対策をとっていても、隙をつかれることがある・・・そのような事例ではないかと感じた。
2024年9月8日10時59分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後4時半頃、栃木県日光市沢又の資材置き場から出火し、タイヤ約2000本のほか、乗用車など計4台を焼いた。
火は約14時間半後に消し止められ、けが人はいなかった。
県警今市署によると、資材置き場を所有する男性が「近隣住民が火を使ってハチを駆除していた」などと話しているといい、同署は駆除作業の火がタイヤなどに燃え移った可能性があるとみて、出火原因を調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240907-OYT1T50184/
火事のあった翌日、9月7日14時55分に毎日新聞からは、この事例が紹介されていないので、たまたまタイミングが一致しただけだと思うが、火を使った害虫駆除での火災が相次いでいる、日中の炎は見えにくいため着火しても気付かない危険があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ゴキブリなどの害虫駆除で使った火が原因とされる建物火災が全国で相次いでいる。
直接燃え移ったり、可燃性が高い殺虫剤に引火したりして複数人が死傷し、文化財が焼失したケースもある。
各地の消防がホームページやユーチューブで注意を呼びかけており、専門家は「適切な業者に任せてほしい」と話す。
6月10日昼前、島根県津和野町の70代男性の木造一部2階建て住宅から出火した。
全焼して民家3棟に延焼、男性は手や足にやけどを負った。
庭でハンディータイプのガスバーナーを使ってアリの駆除作業をしていたと説明しており、県警は燃え移った可能性があるとしている。
同様の火災は各地で起きている。
2015年10月には広島市の2階建てビルで、1階飲食店の店長だった男性がゴキブリ駆除のため、アルコールスプレーを噴霧してガスバーナーを点火。
段ボールなどに引火してビルを全焼させて3人を死亡、3人にけがをさせたとして、重過失致死傷罪などで有罪が確定した。
長野県千曲市では17年9月、県指定文化財「松田家住宅主屋」を含む5棟が焼失。
スズメバチの巣の駆除依頼を受けた専門業者ではない男性が煙を出そうと火を使うなどして、引火したとされる。
今年7月には北海道帯広市で蜂の巣を駆除しようとした際に住宅の壁が焼けた。
これらの建物火災のほか、林野火災も全国的に起きている。
各地の消防は注意を促しており、ユーチューブで啓発動画を配信する福島県の郡山地方広域消防組合によると、管内では23年までの10年間に少なくとも6件発生。
動画では「日中の炎は日光で見えにくく、着火しても気付かない危険性がある」と警鐘を鳴らす。
害虫駆除に詳しい日本ペストコントロール協会の谷川理事は、「スプレータイプの殺虫剤での駆除を推奨するが、可燃性のため火気は厳禁だ。害虫被害が甚大なときは、保健所から適切な専門業者を紹介してもらってほしい」と話した。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20240907/k00/00m/040/107000c
(ブログ者コメント)
広島市と千曲市の事例は過去に本ブログでも紹介スミ。
2024年9月6日付で静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前8時頃、焼津市高新田の発泡スチロールを扱う会社の事業所から「機械に両手を挟まれた人がいる」などと消防に通報がありました。
警察によりますと、事故にあったのは焼津市北新田に住む嘱託社員の男性(60)で、男性は発泡スチロールを細かく砕く機械で作業中、機械内にあるものを取り除こうと、機械を止めて操作をしていた時に、何らかの原因で機械が再び動き出し、巻き込まれたとみられています。
男性は病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察は、周囲にいた作業員から話を聞くなどして、事故の起きた原因を詳しく調べています。
https://www.at-s.com/life/article/ats/1550556.html
2024年9月4日18時14分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
防毒マスクなどの使用を監視していなかったとして、富山市の医薬品メーカーが書類送検されました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、富山市の医薬品製造業・F製薬と当時の取締役管理本部長です。
この会社の工場では、おととし6月、有害性が非常に強い特定化学物質「硫酸ジメチル」を扱っていた作業員など3人に中毒症状が出る事故がありました。
3人の作業員は、防毒マスクと保護メガネを作業中に外すなどして適切に使用していませんでした。
労働安全衛生法では、特定化学物質を取り扱う場合、防毒マスクなどの使用を作業主任者が監視しなければならないと規定されていますが、当時、作業主任者はその場におらず、監視していませんでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e62ed7638a1ce7c3e0bec7abc7c81210195f3ed4
2024年9月4日19時33分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道・新ひだか町の北海道静内農業高校で、サイロ内で作業していた教師に、重さ10キロの砂袋が当たり、病院に搬送される作業事故がありました。
2024年9月4日午前11時ごろ、北海道静内農業高校のサイロ内で、家畜の飼料を踏み固める作業をしていた同高校の男性教師(50代)に、重さ10キログラムの砂袋が落下しました。
砂袋は男性教師の首の後ろにあたり、意識朦朧の状態で搬送されました。
搬送時、両腕と右脚のしびれを訴えていたということです。
サイロでは飼料を入れる前、壁に沿わせて内部を包むようにビニールを張っていて、高さ10メートル付近でこのビニールを固定していた砂袋2つが作業中に落下、そのうち1つが、高さ5メートル付近で飼料を踏み固めていた男性教師に当たったということです。
男性教師は他の職員2人と一緒に作業をしていて、警察は当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/be451f5d52a81da9ce5ac94797b2c473b5fb8860
2024年9月5日5時52分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
市原市上空から見る国道16号には、上下線あわせて4車線を横切るように、1本の亀裂が…。
4日午前9時すぎに「道路が陥没している」と通報が入りました。
大町フィールドキャスター :
「ここが陥没した現場です。いままさに4台の重機が作業を行っています。広い範囲で陥没が起きています」
長さ約5.5メートル、幅約15メートル、深さ約85センチにおよぶ陥没。
実は「陥没の直前にここを通った」という車は“違和感”をおぼえたといいます。
「いつもここを通る車が『(普段は)弾まないのが弾んだ』って」
──車が弾んだ?
「ええ。だから少し道路が湾曲になっていたんですかね。だから ボンボンと(弾んだか)」
すでに道路が沈みかけていたのでしょうか?
この陥没による交通事故やけが人は確認されていないということですが、突然の陥没に影響している可能性があるというのが…3日の朝、このあたりを襲った道路が冠水するほどの“激しい雨”。
県が設置した雨量計によると、3日午前7時までの1時間に85ミリの猛烈な雨を観測。
市内の一部には、土砂災害の恐れがあるとして一時、避難指示がだされていました。
4日、渋滞に巻き込まれた近所の人も、3日の雨を自宅から撮影。
近隣住民 :
「この辺も水浸しになって」
──自宅もギリギリ?
近隣住民 :
「ギリギリ、そうですね」
別の住民も──
近隣住民 :
「これでも、すねくらいまで(水が)あるんですよね。車が止まったり、立ち往生したりしている車があった。日常でもよく使う道路だから、まさかあそこが陥没するとはね」
道路が陥没した原因は“3日の大雨である可能性”があるといいます。
大町フィールドキャスター :
「反対車線の下側、空洞があります。ここが水路だったんでしょうか、奥みると水がありますね。水路とみられる場所は、かなり大きな空洞となっているのがわかります」
陥没した道路の下には、雨水を排水するための水路が走っています。
地盤工学に詳しい専門家は、この水路に着目。
日本大学理工学部 鎌尾彰司准教授 :
「可能性があるとしたら、天井にあるひび割れから、逆に水が外に出て(水路の)コンクリート製の構造物の上の土を泥流化させて泥水化させた。そこの部分を早く空洞にしてしまった。老朽化によっていずれ陥没するはずだったのが、この大雨によって、それが少し早められたと考えられる」
「出口には大量の土が堆積している状況と聞いているが、用水路の水では流しきれないほどの大量の土・天井が破損崩落することで、土も落ちていったと考えるのが妥当」
国土交通省は、3日の大雨が水路に流れ込んだことが影響した可能性も考えられるとして、原因を調査しています。
鎌尾准教授 :
「同じような箇所が我が国にはいくつでもあるといっても過言ではない。管理者がしっかり管理をして、危険な箇所から工事していくことが必要」
4日の夜になっても…
大町フィールドキャスター :
「日は落ちたんですが、まだ渋滞は解消されていません。我々が進んでいるこの車線もそうですし、反対車線も渋滞となっています」
大動脈ともいえる道路で起きた陥没。
国土交通省は、5日の正午の通行止め解除を目指しているということです。
(9月4日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddb26aedb5369858ae7e1eb8fec030da6b4196b5
9月5日20時8分にNHK千葉からは、仮復旧し31時間後に通行止めが解除された、路面下の金属製雨水管の上部が腐食し沈み込んで鋪装との間に隙間ができていたところに大雨で大量の水が流れ込み路盤を流出させたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省千葉国道事務所では、きのうから復旧作業を進め、通行止めの開始からおよそ31時間がたった5日午後4時半ごろ、作業を終えて通行止めを解除したということです。
千葉国道事務所によりますと、陥没した路面の下には雨水を流す金属製の管があり、近くの海水の影響で管の上の部分が腐食して沈み込んでいたとみられるということです。
市原市では、3日の朝に雨が強まり、県が設置した雨量計では1時間に85ミリの猛烈な雨を観測していて、千葉国道事務所では、管と道路の舗装との間に隙間ができていたところに大量の雨水が流れ込んで舗装の下の路盤を流出させ、道路が陥没した可能性があるとしています。
国道事務所は5日、仮設の管を設置して舗装を行い、車両が通行できる状態にしたということで、今後、道路の状況を見ながら本格的な復旧工事を行うということです。
(ブログ者コメント)
翌朝、ブログ者も現場を確認しようと行ってみたが、歩行者&自転車用の通路も通行止めになっていて、近づくことができなかった。
一方、当然のことながら、16号を迂回する何本かの道路は、どこもかしこも大渋滞だった。
ちなみにJATRACの渋滞情報では、陥没場所がマーキングされ、南北方向に赤い渋滞線が2本表示されているものの、東西方向の迂回道路渋滞赤線は全く表示されていなかった。
2024年9月5日付で毎日新聞京都版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前8時35分ごろ、城陽市寺田の市立寺田南小学校から「殺虫スプレーを使用中、児童が体調不良を起こした」との119番通報があった。
のどの痛みや吐き気、頭痛を訴えた4年生15人(男6人、女9人)が救急搬送されたが、全員軽症だという。
市教委によると、午前8時5分ごろに担任が教室内でハチを見つけ、備え付けの殺虫スプレーを使用。
窓と扉は開いていたという。
当時は始業前で、搬送された中には隣のクラスの児童も含まれていた。
他の児童は別の教室に一旦退避し、消防が安全を確認。
休校の措置などはとらなかった。
本田・学校教育課長は、「殺虫剤使用の際の量や換気に関する注意点を、教育現場で共有する」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20240905/ddl/k26/040/181000c
2024年9月2日16時m58分にYAHOOニュース(琉球朝日放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前、沖縄市で電気設備を点検していた20代の男性が感電する事故がありました。
男性は会話ができる状態で病院に搬送され、治療が続いています。
消防や関係者によりますと、2日午前11時ごろ、沖縄市泡瀬の工事現場で「男性が感電した」と工事関係者から119番通報がありました。
現場では、20代の男性が倒れていて、意識はあり、会話ができる状態で駆け付けた消防が病院へ搬送し、現在も治療が続けられています。
男性は、電気設備の点検中、何らかの原因で送電部分に触れ感電したと見られています。
警察が事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/acaeaeb304d486892f50254e87b78ea8d26aefb1
2024年9月3日5時51分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日朝、広島市のクリニックで異臭が発生し、患者とスタッフ9人が病院に搬送されたほか、約140人が避難しました。
異臭の原因について夕方、クリニック側が説明しました。
◇
平和記念公園からもほど近い、広島市の中心部。
現場となったクリニックには多くの消防隊員や警察官らが駆けつけていました。
当時クリニックにいた人 :
「『避難してください』って、非常階段を使って誘導してくれた。ちょっとにおいがあるって感じた人もいたみたい」
隣接する病院にいた人 :
「何事が起こったんかなと。息・のどが苦しいとかいうのは聞きました」
通報があったのは、2日午前9時半ごろ。
職員(通報) :
「薬剤を混ぜたので、塩素のようなものが発生したかもしれない」
異臭騒ぎが起きたのは、透析治療などを行う「Nクリニック」。
患者2人、スタッフ7人が、のどの痛みなどを訴え、別の病院に入院しました。
全員意識があり、重症ではないということですが、クリニックにいた140人全員が隣接する病院に避難する事態に。
この日の夕方、クリニック側が会見を行いました。
医療法人A会 土谷理事長 :
「ご迷惑をおけしましたこと、深くお詫(わ)びをいたします」
「異臭の原因は透析装置を消毒する消毒剤の補充に誤りがあった。次亜塩素酸ナトリウムと酢酸が反応したと考えています」
消毒剤を補充する際に「次亜塩素酸ナトリウム」と「酢酸」が混ざり、「塩素ガス」が発生した可能性があるといいます。
吸うと息苦しくなるなどの中毒症状が引き起こされることもある「塩素ガス」。
消防の調査で、塩素に近いものが現場で検知されたことも明らかに。
Q.2種類の液を混ぜて消毒するのは普段と違う?
Nクリニック 森石院長 :
「間違えて混入してはいけない。手順を間違えたんだろうと考えています。
近い場所にはあるが、明らかに容器は違うと確認している」
補充作業は普段から1人で行っていて、2日は10年以上勤務しているスタッフ1人が担当。
そのスタッフも入院したといいます。
化学物質に詳しい専門家は…
長岡技術科学大学 斎藤秀俊教授 :
「量を少し間違えた程度で、反応が一気に進むようなものではない。(次亜塩素酸ナトリウムに)酢酸を大量に入れてしまったのかなと推測できる」
また、「塩素ガス」の発生は家庭内でも起こりうるため、注意が必要だと指摘します。
斎藤教授 :
「例えば次亜塩素酸ナトリウム、 漂白剤なんかの容器には『混ぜるな危険』というふうに、でかく書いてあるんですね。絶対に混ぜて使わないというのが、家庭内の事故を防止するための1番のやり方」
(9月2日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/04849cde83bfd0aeff3ff2c62b079cd01a6422c4
9月2日17時23分にFNN PRIME(テレビ新広島)からは、酢酸は透析機器の洗浄に使うものだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市の保健所によりますと、クリニックでは透析治療を行っていて、透析機器の洗浄に使う酢酸と消毒に使う次亜塩素酸を誤って混ぜたということです。
https://www.fnn.jp/articles/-/752830
9月2日19時54分に日本経済新聞からは、消毒剤の補充の手順に誤りがあった、9人のうち2人は中等症、建物内で塩素が検出されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
記者会見を開いた医療法人の土谷理事長は、「透析装置を消毒する消毒剤の補充の手順に誤りがあった」と説明。
酢酸と次亜塩素酸ナトリウムが混ざり、ガスが発生したとした。
9人のうち、透析を受けに来た患者2人を含む7人が軽症、補充をしていた職員ら2人が中等症という。当
時、クリニックにいた計約140人が全員避難。
透析を受けられなくなった患者の一部も病院で処置を受け、経過観察のため入院した。
消防は建物内で塩素ガスを検出。
広島県警はクリニック内を現場検証し、詳しい原因や経緯を調べる。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE023AH0S4A900C2000000/
9月2日17時54分にNHK広島からは、4階の機械室で臨床工学技士が消毒液補充作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
このクリニックは透析治療などを専門に行っていて、警察によりますと、建物の4階でクリニックのスタッフが透析の機械を消毒する薬品を誤って混ぜ、有毒なガスが発生したとみられるということです。
・・・
理事長らによりますと、透析治療を行っている4階の機械室で、臨床工学技士が透析機械の消毒液を補充する作業を行っていたということです。
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20240902/4000026876.html
9月3日18時0分にYAHOOニュース(テレビ新広島)からは、酸性の薬剤は透析液中のカルシウムが配管に付着したのを除去、塩素系の薬剤は患者の血から出たタンパク質が付着したのを溶かすために使用している、塩素ガス発生抑制剤メーカーでは今回の事故を受け問い合わせが急増しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
取材班は広島市内にある透析クリニックを訪ねました。
Q:こちらの部屋はどういった部屋?
【どい腎臓内科透析クリニック・里 臨床工学技士】
「水道水を処理して綺麗な水をつくって透析液にかえる部屋」
その部屋の中に少し距離を離して置かれているのが「酸性」の液体と「塩素系」の液体です。
【里 臨床工学技士】
「(それぞれ別々に)タンクから吸い上げられて200倍程度に希釈して透析装置に流れていく」
実は、透析クリニックにとって酸性と塩素系の液体は、洗浄や消毒などのために”欠かせないもの”だといいます。
【里 臨床工学技士】
「酸性の薬剤は透析液にカルシウムが入っているので、配管に蓄積したカルシウムを除去するために使用している。塩素系のほうはタンパク質汚れに強いので、配管に患者様の血液から出たたんぱく質などが付着するので溶かすために塩素系の薬剤を使用している」
そして1日およそ2リットルほど使用し、週に1回程度補充をしますが、こちらのクリニックでは常に2人体制で行っています。
「補充をします。酸性タイプです」
「酸性タイプです」
換気扇の作動確認や防護服、メガネなどを装着し、声を掛け合いながら進める作業…。
【野川アナ】
「箱に入った液体をタンクに詰め替えています」
そして、詰め替え終わり蓋を閉めた後も…。
「液漏れありません」
【野川アナ】
「こぼれた液体がないかということも、二人で声を掛け合って確認をしました」
万が一混ざってしまった際の対応について聞いてみると…。
【里 臨床工学技士】
「すぐに排水する。施設の外に中和槽がありますので、薬剤が中和されて無毒化されて排出される」
【野川アナ】
「中和槽がこの病院の外にあるこちらで中和されて下水に流されるということです」
透析に”欠かせない”だけに、その危険性を理解し対策を講じた取り扱いが重要となる2つの液体。
これは実際に「塩素ガス」の発生を再現した映像です。
塩素ガスは猛毒で発生させないことが第一ですが、万が一発生してしまった際に、その発生を速やかに停止させる「抑制剤」の製造メーカーでは、今回の事故を受けて、全国の病院などからこれまでにないほど問い合わせが急増しているということです。
(スタジオ)
補充という作業は決して難しいものではなく、”慣れ”や”不注意”によるヒューマンエラーをいかに防ぐかが大切だと現場の方々はおっしゃっていましたが、ヒューマンエラーのほかに怖いというのが地震だということなんです。
きょう伺ったクリニックでは、万が一強い揺れが来た時に、少しでもタンクからこぼれるリスクを減らすため、固定ではなくキャスターをタンクの下につけているということでした。
また、補充の仕方についても、何か業界で統一したガイドラインなどがあるわけではないそうで、今後、今回のことを受けて業界団体などが動き出すのかどうなのか、といったところも気になるところです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/60f725f53698ec7dec6f823ea647cf5de1c03eff
(ブログ者コメント)
理事長から「補充の手順に誤りがあった」と説明された件、マニュアルが間違っていたということだろうか?
それともマニュアル通りに行わなかったということだろうか?
調べた範囲では、その点に言及した報道は見つからなかった。
(2025年2月21日 修正1 ;追記)
2025年2月20日付で中国新聞からは、次亜塩素酸タンクに酢酸を投入した臨床工学技士と透析装置の安全管理責任者が書類送検された、事故では47人が傷害を負い17人が一時入院していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づきタイトルも修正した)
広島中央署は20日、いずれも同クリニックの臨床工学技士の女性(41)と男性(56)を業務上過失傷害の疑いで書類送検したと発表した。
書類送検は19日付。
書類送検容疑は昨年9月2日午前8時45分ごろ、同クリニック内で、透析装置の洗浄に使う次亜塩素酸ナトリウムの入ったタンクに誤って酢酸を混入して塩素ガスを発生させ、院内にいた患者や職員たち47人に塩素ガス中毒などの傷害を負わせた疑い。
同署によると、女性がタンク内の次亜塩素酸ナトリウムを補充しようとしていた。
そばに透析装置の別の洗浄工程で使う酢酸を入れるタンクもあり、女性は酢酸と次亜塩素酸ナトリウムを取り違えたという趣旨の説明をしているという。
男性は透析装置の安全管理の責任者。
同署は2人が未然に混入を防ぐ業務上の注意義務を怠ったと判断した。
同署などによると、ガス発生時には患者と職員たち計279人が建物内にいて、屋外や近くの病院に避難。患者12人と職員5人の計17人が喉の痛みなどを訴えて一時入院した。
クリニックを経営する医療法人は「再発防止のための検証と安全対策の強化に取り組んできた。より一層安全な医療提供体制の構築に向けて努力を重ねる」としている。
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/600691
2月20日18時57分にYAHOOニュース(広島テレビ)からは、事故後、タンクのレイアウト変更などを行ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故後、クリニックではタンクのレイアウト変更やマニュアルの見直しをおこなったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb93e41c6c0c3f0ccfd14aa5b7eb554be5e77591
2024年9月2日12時10分に時事通信から下記趣旨の記事が、当該ビルの全景写真付きでネット配信されていた。
2日午前9時25分ごろ、東京都港区芝大門の解体工事現場で、「建物の上から物が落下し、警備員がけがをしている」と目撃者から110番があった。
警視庁愛宕署によると、外壁とみられるコンクリート片が落下し、交通整理をしていた男性警備員に直撃した。
男性は頭から血を流し、意識不明の状態で救急搬送された。
コンクリート片は建物の5階辺りから、工事用の囲いを突き破って落下したとみられる。
同署が詳しい原因を調べている。
事故当時近くにいたという同僚の警備員(56)によると、男性は60代半ばぐらい。
路上で掃き掃除中に突然外壁が剥がれ、石のようなものが落ちてきた。
一般の通行人が巻き込まれる可能性もあったといい、「一瞬の出来事で何が起きたか分からなかった。まさかこんなことになるなんて」と話した。
現場に掲示された看板によると、解体工事は4月に始まった。
来年1月からは事務所などとして使われる12階建てビルの新築工事が予定されていた。
現場は都営三田線御成門駅から南東約200メートルの、ビルやホテルなどが立ち並ぶ地域。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024090200296&g=soc
9月2日18時9分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、警備員2人で上から落ちてくるゴミを掃除していた、こんなものが落ちてくるから気をつけようと話している最中に直撃したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前9時半前、港区芝大門のビルの解体現場で「建物の上から物が落下し、警備員がけがしている」と110番通報がありました。
コンクリート製のビルの外壁が何らかの理由で落下し、歩道にいた男性警備員に直撃したということです。
現場で一緒に作業をしていた警備員は。
一緒に作業をしていた警備員 :
「上から解体に伴って多少小さいごみが落ちてくるので2人で掃除をしていた。
ちょうど私と打ち合わせをしていた。
『こういうものが落ちてくるから気をつけよう』と話していて、その話をしている最中に直撃した」
事故の様子を目撃した人は。
事故現場を見た人 :
「人が仰向けになって倒れているのが見えた。
急に人を呼ぶ叫び声が聞こえたので、そっちの方向を向いたら警備員が現場の人を呼んでいる声がして。
『誰か呼んで下さい』という声」
男性は頭から血を流して意識不明の状態で病院に搬送され、亡くなりました。
亡くなったのは東京・足立区に住む横山さん(67)。
事故現場周辺を通行していた人は。
現場近くで勤務する人:
「ちょっと怖い。昼食べる時によく通る道。ヘルメットつけて歩けるわけではないので安全対策はしっかりやってほしい」
「危険はいつ起きるか予測できないので、工事現場の下を通る時にはもっと気をつけようと思う」
警視庁は、外壁が落下した原因などを調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/428daed4befdaee118051acd407eb9bc8fa41231
9月2日10時29分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、現場には被災者のものと思われるヘルメットが残されていた、当時、風は吹いていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
加藤記者 :
「現場には警備員の方がかぶっていたとみられるヘルメットが残されています。
また、周囲にはコンクリート片も散らばっています」
一緒に作業をしていた警備員によりますと、事故当時、現場では風は吹いておらず、工事の際に出たゴミなどを拾っていた際にコンクリート片が男性に直撃したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea514d07a288b7fc57dc6e44309fb9085d5bd536
9月2日18時14分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、防塵パネルは重量物に耐えられるようにはできていないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
解体中のビルは工事用のパネルに囲まれ、コンクリートは見えない状態。
いったい、なぜ、コンクリート片が落下したのでしょうか。
専門家は、ビルの真ん中あたりにある、1枚だけはがれたパネルを見て、こう指摘します。
神戸大学大学院 建築学専攻 向井洋一教授:
「(コンクリートを)移動させる時ひっかかって倒れたり、それが外側に倒れたら、(防風・防じん)パネルはそれに耐えられるようには基本的にはしていない。
それがそのまま押し出して落ちちゃった可能性はあるかも」
工事現場を通る歩行者が注意できることはあるのでしょうか。
向井教授:
「工事現場で上でつり上げたり、車で作業をしている時は、警備員さんがいるけど前を見ながら上を見る。なんか落ちてくるって気遣いながら」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9adea9ce4550c7329738b3d273e232080773237c
9月2日17時41分にNHK首都圏からは、6~7階付近の外壁が落ちた、作業開始前で落下物防止柵を出していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(映像では1枚だけ出ている落下防止用柵が映っている)
捜査関係者によりますと、6階から7階付近にあった外壁が何らかの原因で落下し、ビルを覆っていた工事用の囲いを突き破って落ちたとみられています。
当時は作業開始前で、落下防止用の柵を出していなかったということです。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240902/1000108654.html
9月3日13時32分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、台風対策で朝顔(落下物防止柵)を閉じ、そのままにしていた可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
事故現場近くにいた人:
「私が来たのは朝8時。そこから間もなく解体の音がバリバリ、ドカドカ音がし始めた。工事し始めた。」
解体作業は、2日午前8時半ごろから始まったといいます。
・・・
田中キャスター:
「解体工事の現場自体はパネルで全体を覆われていまして、3階から4階部分でしょうか、落下物防止のためのパネルもありますけれども、今見ると1枚だけ斜めになって、それ以外はすべて垂直に壁とくっついた状態になっていますね。」
業界用語で「朝顔」と呼ばれる落下物防護柵。
これが開いていない状態となっていたのです。
一体どういう状況なのか?
1級建築士の岩山健一さんに聞きました。
岩山氏:
「おとといぐらいに台風が来てましたよね。『朝顔』(落下物防護柵)って、開いている状態だと風にあおられるわけですよ。だから、強風が吹くようなタイミングでは閉じておくというのが、これはこれで正しい選択。」
作業中は必ず開いておかなければいけないものですが、台風や大雪の際は閉じることもあるという落下物防護柵。
台風を警戒し閉じられたものが、そのままだった可能性があるというのです。
岩山氏:
「今回はコミュニケーションが足りていなかったのではないかと考えます。「朝顔」(落下物防護柵)が開く前に中で解体が始まってしまったのではないかと。」
現場で作業をしていた解体業者によると、事故が起きた午前9時半ごろには、落下物防護柵は全て閉じた状態だったということです。
解体作業開始から1時間近く、ずっと閉じたままだったということになります。
なぜこのような状態になってしまったのかも含めて、現在調査中だということです。
(「めざまし8」9月3日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bc34e2302cdba250f5eec349979b3168a01fb54
(ブログ者コメント)
〇詳細は不明だが、現場に残されたヘルメットには細長い穴状の亀裂が入っているように見える。
また、コーンの横には厚さ数cm程度の外壁コンクリート片らしきものが落ちている。
それらのことから考えると、剥がれた外壁が縦になったままヘルメットを直撃したのかもしれない。
〇ヘルメットの耐貫通性試験は、重さ3kgの円錐を1m高さから落として行う。
日本ヘルメット工業会 産業用ヘルメット 衝撃吸収性試験
https://www.japan-helmet.com/importance/shiken.html
今回のヘルメットも、当該試験でOKになったものが型式認定されたものだと思うが、想定以上の一点集中荷重がかかったということだろうか?
ちなみに、どのような想定で試験方法が定められたのか、調べてみたが見つからなかった。
〇今回の事故は、ヘルメットが役に立たなかった、ブログ者が知る限りでは珍しい事例だ。
ヘルメットは材質によって3~5年の耐用年数が定められているが、今回のヘルメットは何年使用したものだったのだろうか?
また、着装体などは正しく取り付けられていたのだろうか?
2024年9月1日16時3分にYAHOOニュース(KOREA WAVE)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ソウルのアパートや宿泊施設に設置されている緊急脱出用の「緩降機」が、正しく管理されていないことが多く、市民の多くはその使用方法さえ知らない現状が浮き彫りとなった。
特に最近、富川市(プチョンシ)のホテル火災で19人が死傷した事故後、緩降機の重要性に注目が集まっている。
緩降機は高層建築物で火災が発生した際、ロープを使用して安全に降下するための装置だが、多くの市民は普段は目にする機会が少なく、使用方法についても詳しく知らない。
緩降機が設置されていても、しばしば収納家具の奥やカーテンの後ろに隠れているなど、緊急時にすぐ取り出せない場所に保管されていることが多い。
記者が訪れたソウル市内の宿泊施設では、緩降機の保管場所がテーブルの下にあり、ホコリが積もっていた。
宿泊客の多くはその存在すら知らず、実際に使用しようとすると、ロープを取り出し、壁のフックにかけるだけで数分を要した。
火災時の「ゴールデンタイム」である7分以内に脱出することは困難なようだ。
また、緩降機のフックを窓際の固定リングに取り付ける際、長期間使用されていないためリングが緩んでおり、力を入れて回さなければしっかりと固定されなかった。
一部の市民は、法的に緩降機を設置することが義務付けられていても、実際に使用できなければ意味がないと指摘している。
消火器やAED(自動体外式除細動器)と同様に、学校や職場での緩降機使用訓練の機会が必要だとの声も上がっている。
専門家は、緩降機を利用する際にはいくつかの重要なステップがあることを強調している。
使用前には支柱がしっかりと固定されているか確認し、降下中には腕を上げずに体を支えるようにする必要があると警告している。
また、緩降機は常に目立つ場所に設置し、緊急時に迅速に取り出せるよう管理されるべきだとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e448cfe72f145898832f6bdb8f651cc6241335b
(ブログ者コメント)
〇数えたことはないが、おそらくブログ者はこれまで100軒以上のホテルに泊まっている。
しかし、ベランダに下の階に降りる非常口があるのを目にしたことはあるが、緩降機に意識が向いた記憶はない。
室内にあれば、邪魔だなあ・・・とか、これは何だ?という気になると思うので、室内には設置されていなかったのかもしれないが・・・。
〇そこで緩降機とはいかなるものか調べたところ、以下の記事が見つかった。
御参考まで。
(2023年3月29日 NHK首都圏;多数の写真付き)
みなさん、ちょっと思い出してください。
マンションのベランダや、ビルの屋上などで見たことがある「避難〇〇」と書かれたアレ。
「避難するときに使うんだよね」
そう、その通りです。
では、その「避難○○」の使い方、知っていますか?
私は知りませんでした。
「その時」が来たら使うんだろう程度で…
火災が起きて、マンションなどの高い建物から避難するとき、もし階段が炎に包まれていたら…
もう1つの避難手段、それが「避難器具」になります。
「使い方を知ることが、あなたの命を救う」
ハラハラ・ドキドキの体験で感じたことをお話します。
■こんにちは! 5分以内に脱出してください
アナウンサー(原)みずから防災体験をする「#防災やってみた」
このシリーズの怖いところは、本当に何も知らされずに体験現場に向かうことです。
案内されたのは、都内のとある施設の2階。
迎えてくださったのは、都市防災の専門家 工学院大学の村上正浩教授です。
そこで、いきなりの指示が…
・・・
■避難器具 その(1)「避難はしご」
・・・
■避難器具 その(2) 「緩降機(かんこうき)」
今回の体験は意外とイケるかも!と思った原を、真のハラハラ・ドキドキが待っていました。
村上)こちらも避難器具なんですが、気が付きました?
原)なんでしょう、この「私の部屋にある、使われていないフィットネスバイクのようなもの」は。
村上)見慣れないかもしれませんが、こちらは『カンコウキ』と呼ばれる避難器具です。
“緩”やかに “降”りる“機”械で『緩降機』
意識しないと気付きませんが、都内では約3万2千棟に設置されているそう(総務省消防庁による)。
飲食店などが入る商業用ビルやホテルなどに多く設置されているそうです。
街を探してみると…
カラオケボックスのこれ、居酒屋のこれ、ホテルのこれも…実は緩降機です。
村上)では原さんも、この緩降機を体験してみましょう。隣のビルで。
この2階建ての施設からではないの!?
そして、連れていかれたのは、一瞬想像したけれど信じたくなかった、ビルの屋上…
・・・
■避難器具 その(3)「救助袋」
・・・
■使い方を知ることが、あなたの命を救う
4階の高さから身ひとつで降りる…もう一度したいとは思いませんが、いざというときには冷静に避難できそう、という自信がついたのは事実です。
今回体験したのは、あくまでも1つの避難経路が塞がれてしまった場合の「代替手段」。
階段などでの避難ができない時の、いわば最後の手段です。
使う可能性は非常に低いと思いますが、火災の時に避難できる方法が目の前にあるのに、知らないがために使えない。
そんな状況にならないためにも、まずは使い方を知っておくことが大切だと感じました。
では、もう一度聞きますね。
あなたの近くにある「避難○○」の使い方、知っていますか?
https://www.nhk.or.jp/shutoken/shutobo/20230329a.html
2024年9月1日11時4分にYAHOOニュース(現代ビジネス)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
世界で最も災害の多い国である日本において、我々の先祖たちは、災害の恐ろしさを後世に伝えるため、様々な手段を用いている。
その代表例が「地名」だ。
【写真】桜、亀、滝ほか、あなたの町は…日本全国「あぶない地名」一覧【解説付き】
現在、日本列島に大雨をもたらしている台風10号(サンサン)によって、すでに各地で土砂災害や浸水、川の氾濫などが起きている。
その被害地域を調べるてみると、確かに「あぶない地名」がズバリ当てはまる場所も。
前編記事『【台風10号】死者3名「蒲郡土砂崩れ」現場が《あぶない地名》と判明…!なぜ「ハザードマップの警戒区域ではない」町で災害は起きたのか』では、蒲郡の「あぶない地名」ほか、災害と関係性が高い「蛇」がつく地名などを検証してきた。
■人気の観光地、実は水害多発地帯だった
歴史に残るような大規模な災害。
これらが発生した場所には、多くの場合、特有の地名がある。
今から40年近く前、1982年7月23日から翌24日にかけて、長崎市内を集中豪雨が襲った。
「長崎大水害」と呼ばれるこの水害で、市内全域は瞬く間に冠水した。
被災地の中でも、23人という多くの犠牲者を出したのが長崎県長崎市鳴滝(なるたき)だった。
この町はかつて幕末期に出島で医師を務めたドイツ人・シーボルトが開設した鳴滝塾があった場所として有名で、現在も観光客で賑わう。
だが実は水害多発地帯としての一面もある。
「鳴滝」という地名について『地名用語語源辞典』(東京堂出版)では〈水音をたてる滝。水音の激しい急流〉と説明しており、水が激しく流れる土地を示している。
長崎大水害で甚大な被害を出した鳴滝だが、被災現場を訪れたところ、もはやその面影はなかった。
新しく建てられたのであろう住宅を含めて、家々が密集している。
この鳴滝は昔、人々が頻発する水害を避けたため、それほど住宅はなかったそうだ。
それが近年になって引っ越してくる人が急増し、今のような住宅地を形成しているという。
その理由を、長崎市内の不動産業者はこう指摘する。
「少し前に、鳴滝を『高級住宅地』にする触れ込みがありました。それからですよ、どんどん家が増えていったのは」
■縁起の良い「つる」のはずが…
たしかに町を散策してみると、シーボルト記念館の周辺は綺麗に整備されており、異国情緒すら感じられる。
ほどよく自然もあって、閑静な山の手といった雰囲気だ。
不動産業者は続ける。
「お店に来る年配のお客さんの中には『高級住宅地』という宣伝文句に惹き付けられて鳴滝に家を建てた方が大勢いらっしゃいますが、後から防災マップを見て、ビックリされますよ」
同じく九州は福岡県みやま市瀬高町東津留(ひがしつる)。
19世紀から今に至るまで20回以上、町を流れる矢部川の氾濫に遭っている。
2012年7月11日~14日にも、梅雨前線に伴う集中豪雨によって矢部川の堤防が決壊、濁流が東津留の家々を呑みこんだ。
この堤防が決壊した現場周辺には「津留」という地名がよく見られる。
矢部川を挟んで東津留の反対にある柳川市大和町六合という地区は、かつて「西津留」と呼ばれていた。
さらにその両地区を「津留橋」が結んでいる。
津留地区で一番の長寿である93歳の男性に話を聞くことができた。
「『津留』という地名はよう水害が起こる場所だと、わしらぐらいの者はみな知っとる。矢部川が鶴の首みたいに蛇行してるだろ。わしが小さい頃はそこからしょっちゅうキレよった(氾濫した)」
現地で矢部川を間近にすると、確かに鶴の首が曲線を描いているように、大きく蛇行している様がよく分かる。
この「鶴」が「津留」となり、今に歴史を伝えているのだ。
■大阪にある《水を「放出」していた地》
一方で、災害が起こりやすい地名を見つける際、土地の今の様子だけを判断材料にしてはいけない。
川や山に近い場所は当然、災害も発生しやすいが、大都市の中心部であっても油断はできない。
大阪府大阪市鶴見区放出(はなてん)もそうした土地に当てはまる。
大阪市の東部に位置するこの放出は、マンションやスーパーマーケット、工場などが立ち並ぶ活気あふれる町だ。
駅に降り立って辺りを見回しても、災害とはまったく無縁な風景が広がっていた。
しかし、この町を明治時代の古地図で見ると、様相は一変する。
かつて、この地は田畑や池が非常に多い低湿地帯だったのだ。
北には寝屋川、南には第二寝屋川、そして西には淀川と、3つの川に囲まれる形になっているこの放出。
それゆえ川が氾濫すれば、水が一気に町に流れ込む可能性が高い。
「かつてあった湖水が、淀川に合流する地点で、水を放出していた。昔から水の集まりやすい土地として、『放出』と呼ばれるようになった」(70代の住民男性)。
1972年と1976年の二度にわたって発生した寝屋川の氾濫による水害を体験した、放出で長年暮らす80代の女性は、その時の苦労をこう打ち明ける。
「あの時は生まれて初めて床上浸水を経験しました。家にも泥水が流れ込んでそれはもう大変でしたよ。三日三晩、朝5時に起きて夜の10時まで泥を掻き出す作業をして、もういっぺんに歳をとった気がしました」
放出の住民たちは、「今は(寝屋川や淀川は)整備されているから大丈夫」と話すが、これは油断以外の何物でもない。
国土交通省のハザードマップでは、寝屋川の氾濫時には1~2mの浸水が、さらに淀川の氾濫時には同2~3mが見込まれている。
これは大阪市内の他の地域と比較しても、きわめて危険度が高い。
「水害は過去のもの」とは単なる思い込みにすぎないのだ。
■野毛(ノゲ)は「ガケ」を指します
首都圏にも、他に多くの災害地名が存在する。
神奈川県横浜市中区野毛(のげ)町は、野毛山動物園を頂点とした丘陵地となっている。
町は起伏が激しく、道路脇の急傾斜は、今にも崩れそうな状態をやっと抑えているかのように舗装されている。
2014年10月、この町の一部で崖崩れが発生して寺院に流れ込み、僧侶が1名亡くなった。
近くの住民は、「事故が起こるまで、『崖がある』という程度の認識で、そこまで危険だとは思っていなかった」と言うが、実はこの「野毛」という地名が、災害を警告していた。
『横浜の町名』(横浜市市民局)では〈ノゲとは崖のこと〉としている。
つまり野毛が、崖崩れや土砂崩れが起きやすい土地だと明示されている。
さらに『横浜の町名』の続きには、〈野毛町の地域には、有名な切り通しがあり、この切り通しは「野毛」という地名が意味する崖をまさに切り取っているのである〉とある。
山を切り開いてできた町が野毛の本当の姿。
危険があって当然なのだ。
■土地の由来を知ることが、命を救う
他にも思いがけない災害地名として、「蟹」というものがある。
神奈川県川崎市高津区蟹ケ谷(かにがや)はそんな蟹がつく珍しい地域だ。
川崎市発行の『川崎地名辞典』には〈「蟹」は、「剥落しやすい土地」を示す「カニ」から来たもの〉と、その由来が記されている。
それを証明するように、'89年8月にこの蟹ケ谷で崖崩れがあった。
当時を知る住民が振り返る。
「あの日は大雨が一晩続きました。ゴルフ場やバッティングセンターが建つ崖の上から土砂がなだれ落ちたんです。住宅に流れ込んで3人が亡くなりました」
その後、事故発生現場の崖下は造成されて、住宅地になったとその住民は話す。
新しく引っ越してきた人たちは、大きな崖崩れがあったことを知っているのだろうか。
ここまで災害に関係する数々の地名をあげてきた。
だがこれらは、ごく一部にすぎない。
前出の楠原氏はこう語る。
「地名には必ず、そこで暮らす人の生活の上で不可欠な意味があります。
だからこそ、長い間、災害と接してきた日本には『あぶない地名』があるのです。
せめて自分の住む所、あるいはこれから住もうとしている土地の名前がどんな意味で、どういった場所なのかを知っておいて損はありません」
自分の住む土地の由来や成り立ちを、少しだけ振り返ってみることが、家族の命を救うことになるかもしれない。
(ブログ者コメント)
記事中の添付リストには、以下のような情報が記されている。
鮎;「揺(あゆ)く」に由来。
軟弱な地盤の土地を意味しており、平地では地震災害が発生しやすい。
その他、梅、荻、女、柿、蟹、釜、亀、草、倉、駒、鷺・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9f5a3d6c7c22e67f37cc75cf518579f8fed8806
2024年7月13日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13993/
(2024年9月10日 修正2;追記)
2024年8月31日19時0分にYAHOOニュース(産経新聞)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
内容的には、ほぼ第1報とかぶっているが、よくまとめられた記事だと感じたので、紹介する。
高知市で今年7月、小4男児が水泳の授業中に亡くなった。
小学校のプールが設備故障し、近くの中学校で授業を行っていた。
8月24日に開かれた事故検証委員会では、当日のプールは男児の身長よりも水深が深く、事故以前にも死亡男児を含め3人の児童が溺れかけていたことが明らかになった。
関係者が「何度も立ち止まる機会があった」と悔やむ今回の事故。
なぜ防げなかったのか。
■足のつかないプール
事故は7月5日に起きた。
市教委によると、当時のプールの水深は114~132・5センチ。
亡くなった男児の身長は113・8センチで、一番浅いところでも足がつかない状態だった。
水中で足がつかないというのは、大人でも恐怖を覚える環境だ。
市教委は専門家らによる検証委員会を設置、
8月24日に初会合が開かれた。
会合は冒頭以外は非公開で進められたが、そこで示された事故の経緯や当日の状況などをまとめた資料からは、情報共有の不備と現場の危機意識の欠如が浮かびあがる。
資料などによると、6月上旬に被害男児の通っていた長浜小のプール濾過(ろか)ポンプの故障が発覚。
修理に時間を要するとして、1~3年は近隣の別の小学校、4~6年は事故現場となった南海中で授業を行うことを長浜小の校長が提案した。
校長らが南海中のプールを現地調査したところ、満水時には最大水深140センチになるが、6月5日の計測では深いところで120センチ程度と、長浜小と同じだった。
市教委は「水深が長浜小と変わらない」との報告を受け、安全性が確保できるとして、南海中のプール使用を決定。
長浜小は保護者に対し、連絡文書で「南海中のプールは、水深1・2~1・4メートルですが、水を浅く張っているため長浜小のプールの深さ(1・0メートル~1・2メートル)とあまり変わりありません。尚、細心の注意を払い水泳指導を行います」と通知した。
南海中のプールを使った初めての授業は6月11日に行われた。
校長はプールの水位が10センチ程度上がっていることを確認。
同21日も満水になっていたが、教員らは「苦手な子は浅いところにいること」などと注意喚起し、授業を強行した。
この日、今年度初めての水泳授業を受けた被害男児は、最も浅い場所で浮きの練習をしていたが、水面が頭の上だったため、教員1人が「半分付きっきりで対応した」という。
また、バタ足練習では被害男児を含め3人が教員に救い上げられる場面があり、校長に「溺れかけた児童がいる」と報告したという。
■空白の10分
そして事故が起きた7月5日を迎える。
授業は2、3時間目に行われ、4年児童36人が参加した。
教員2人が指導にあたり、教頭1人がプールサイドで監視していた。
授業は午前10時10分から体操、シャワーと進む。
教頭によると、被害男児は水慣れの前に「怖い」と言っていたという。
授業が進み、泳ぎの得意なグループと苦手なグループに分かれたのは午前10時42分ごろ。
教員1人がプールサイドを歩いている被害男児を目撃している。
そして、午前10時52~54分ごろ、児童の「先生」と呼ぶ声を聞いた教員2人がプールサイドに引き上げられた男児を確認したが、すでに意識不明だった。
教員がプールサイドで確認してから約10分の間に溺れたとみられる。
■「水位変化、考え及ばず」
水位変化などを受け、授業中止を判断できなかったのか。
検証委員会のあと、取材に応じた松下教育長には報道陣から質問が相次いだ。
松下教育長は、中学校での授業実施については「長浜小と水位が同じということで安全と判断した」と説明。
授業実施の段階で水位が高くなったことについては「調査後に水を足していて、それ自体は水質管理上適切だったが、その後水位が変化することに考えが及ばなかった」と釈明した。
「いずれにせよ、立ち止まる機会は何度もあった」と後悔をにじませた松下教育長。
検証委は年度内を目標に報告書を取りまとめる予定だ。
検証委の委員長を務める中内功弁護士は、「原因と再発防止策を検討するためにも、事故が発生した経緯をしっかり解明することが重要だ」と話していた。
■「危機意識が不十分」
安全教育学が専門の桐蔭横浜大スポーツ教育学科の井口成明教授に聞いた。
プールの水深に明確な基準はないが、全く泳げない児童なら身長の半分ぐらいが適切で、足がつかない状態はありえない。
本来なら泳力別にグループを分け、底に踏み台を沈めたり腕浮輪を使うなどの対策が必要だった。
監視の目も不十分で、児童が恐怖を覚える環境で授業を進めたのは危機意識が不十分と言わざるを得ない。
水泳教育は水の危険から身を守るすべを身に付ける学習で、児童を危険にさらすのは本末転倒だ。
学校現場は、水泳授業の基本的な安全対策の在り方をしっかりと研修し実践する必要がある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cf8bfbc58ee2e89f509ec16a8b50943c147685e
2025年3月31日17時28分にNHK高知からは、最も注意すべき児童の位置を把握しないまま泳がせたことが直接原因などとする報告書がまとめられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故の調査に当たってきた有識者による市の検証委員会が報告書をまとめ31日、市教育委員会の永野教育長に答申しました。
報告書によりますと、当時、教頭と2人の教員がプールで指導していましたが、直接の事故の原因として、凰汰さんのいたグループを指導していた教員が、過去に溺れかけた凰汰さんを特に注意しなければならないと認識していたにもかかわらず、どこにいるかを把握しないまま、けのびやばた足を行わせたことを指摘しています。
また、凰汰さんのいた十分に泳げない児童のグループが想定以上に多かったのにもかかわらず、授業全体を指揮していた別の教員が速やかに指導に加わらなかったことも主な原因として指摘しています。
このほか、構造上、水深の深い中学校のプールで水泳の授業を行ったこと、教育委員会と長浜小学校が水深に対する対策を講じなかったことなども事故の原因としてあげています。
一方、報告書では、事故後の遺族への対応にも問題点があったと指摘しています。
それによりますと、小学校は事故の翌日に保護者説明会を開くことを遺族に知らせることなくほかの保護者に周知していて、「遺族の学校側への憤りや不信感は当然のこと」と指摘しています。
また、小学校の中村校長らは遺族の強い要請で通夜や葬儀には出席しませんでしたが、その後も遺族から苦言が出るまで訪問しないなど、「対応が後手になった」と指摘しています。
さらに、事故に関する問い合わせや精神的ストレスに関する相談先なども遺族に知らされていなかったということです。
こうした問題点について、報告書では教育委員会に対し、学校で事故が発生した場合は被害者の支援窓口を設けることや遺族対応で積極的に学校側を補助することを提言しています。
・・・
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20250331/8010023168.html
2024年8月31日20時0分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前11時半ごろ、大阪・此花区にある日本製鉄の工場で、「男性が鉄板に挟まれてぐったりしている」と警備員から消防に通報がありました。
救急隊員が現場に駆けつけ、寝屋川市の会社員、大西さん(58)が意識不明の状態で病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、この工場は電車の車輪などを製造していて、大西さんは深さおよそ10メートルの排水ピットの中で清掃作業をしていたところ、鉄板が突然倒れて下敷きになったということです。
鉄板の大きさは縦と横それぞれおよそ1メートル、重さが200キロほどあり、仕切り板として使われていたということで、警察は当時の状況を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240831/2000087256.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。