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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2024921210分に時事通信から下記趣旨の記事が、当該ビルの全景写真付きでネット配信されていた。

2日午前9時25分ごろ、東京都港区芝大門の解体工事現場で、「建物の上から物が落下し、警備員がけがをしている」と目撃者から110番があった。

警視庁愛宕署によると、外壁とみられるコンクリート片が落下し、交通整理をしていた男性警備員に直撃した。

男性は頭から血を流し、意識不明の状態で救急搬送された。

コンクリート片は建物の5階辺りから、工事用の囲いを突き破って落下したとみられる。

同署が詳しい原因を調べている。

事故当時近くにいたという同僚の警備員(56)によると、男性は60代半ばぐらい。

路上で掃き掃除中に突然外壁が剥がれ、石のようなものが落ちてきた。

一般の通行人が巻き込まれる可能性もあったといい、「一瞬の出来事で何が起きたか分からなかった。まさかこんなことになるなんて」と話した。

現場に掲示された看板によると、解体工事は4月に始まった。

来年1月からは事務所などとして使われる12階建てビルの新築工事が予定されていた。

現場は都営三田線御成門駅から南東約200メートルの、ビルやホテルなどが立ち並ぶ地域。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2024090200296&g=soc

 

92189分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、警備員2人で上から落ちてくるゴミを掃除していた、こんなものが落ちてくるから気をつけようと話している最中に直撃したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2日午前9時半前、港区芝大門のビルの解体現場で「建物の上から物が落下し、警備員がけがしている」と110番通報がありました。  

コンクリート製のビルの外壁が何らかの理由で落下し、歩道にいた男性警備員に直撃したということです。

現場で一緒に作業をしていた警備員は。

一緒に作業をしていた警備員 :
「上から解体に伴って多少小さいごみが落ちてくるので2人で掃除をしていた。
ちょうど私と打ち合わせをしていた。
『こういうものが落ちてくるから気をつけよう』と話していて、その話をしている最中に直撃した」
 

事故の様子を目撃した人は。

事故現場を見た人 :
「人が仰向けになって倒れているのが見えた。
急に人を呼ぶ叫び声が聞こえたので、そっちの方向を向いたら警備員が現場の人を呼んでいる声がして。
『誰か呼んで下さい』という声」
 

男性は頭から血を流して意識不明の状態で病院に搬送され、亡くなりました。

亡くなったのは東京・足立区に住む横山さん(67)。

事故現場周辺を通行していた人は。

現場近くで勤務する人:
「ちょっと怖い。昼食べる時によく通る道。ヘルメットつけて歩けるわけではないので安全対策はしっかりやってほしい」
「危険はいつ起きるか予測できないので、工事現場の下を通る時にはもっと気をつけようと思う」

警視庁は、外壁が落下した原因などを調べています。







https://news.yahoo.co.jp/articles/428daed4befdaee118051acd407eb9bc8fa41231 

 

921029分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、現場には被災者のものと思われるヘルメットが残されていた、当時、風は吹いていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

加藤記者 :
「現場には警備員の方がかぶっていたとみられるヘルメットが残されています。
また、周囲にはコンクリート片も散らばっています」

一緒に作業をしていた警備員によりますと、事故当時、現場では風は吹いておらず、工事の際に出たゴミなどを拾っていた際にコンクリート片が男性に直撃したということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ea514d07a288b7fc57dc6e44309fb9085d5bd536

 

921814分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、防塵パネルは重量物に耐えられるようにはできていないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

解体中のビルは工事用のパネルに囲まれ、コンクリートは見えない状態。

いったい、なぜ、コンクリート片が落下したのでしょうか。

専門家は、ビルの真ん中あたりにある、1枚だけはがれたパネルを見て、こう指摘します。

神戸大学大学院 建築学専攻 向井洋一教授:
「(コンクリートを)移動させる時ひっかかって倒れたり、それが外側に倒れたら、(防風・防じん)パネルはそれに耐えられるようには基本的にはしていない。
それがそのまま押し出して落ちちゃった可能性はあるかも」

工事現場を通る歩行者が注意できることはあるのでしょうか。

向井教授:
「工事現場で上でつり上げたり、車で作業をしている時は、警備員さんがいるけど前を見ながら上を見る。なんか落ちてくるって気遣いながら」

https://news.yahoo.co.jp/articles/9adea9ce4550c7329738b3d273e232080773237c  

 

921741分にNHK首都圏からは、6~7階付近の外壁が落ちた、作業開始前で落下物防止柵を出していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(映像では1枚だけ出ている落下防止用柵が映っている)

捜査関係者によりますと、6階から7階付近にあった外壁が何らかの原因で落下し、ビルを覆っていた工事用の囲いを突き破って落ちたとみられています。

当時は作業開始前で、落下防止用の柵を出していなかったということです。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240902/1000108654.html

 

931332分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、台風対策で朝顔(落下物防止柵)を閉じ、そのままにしていた可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

事故現場近くにいた人:
「私が来たのは朝8時。そこから間もなく解体の音がバリバリ、ドカドカ音がし始めた。工事し始めた。」

解体作業は、2日午前8時半ごろから始まったといいます。

・・・

田中キャスター:
「解体工事の現場自体はパネルで全体を覆われていまして、3階から4階部分でしょうか、落下物防止のためのパネルもありますけれども、今見ると1枚だけ斜めになって、それ以外はすべて垂直に壁とくっついた状態になっていますね。」

業界用語で「朝顔」と呼ばれる落下物防護柵。

これが開いていない状態となっていたのです。

一体どういう状況なのか?

1級建築士の岩山健一さんに聞きました。

岩山氏:
「おとといぐらいに台風が来てましたよね。『朝顔』(落下物防護柵)って、開いている状態だと風にあおられるわけですよ。だから、強風が吹くようなタイミングでは閉じておくというのが、これはこれで正しい選択。」

作業中は必ず開いておかなければいけないものですが、台風や大雪の際は閉じることもあるという落下物防護柵。

台風を警戒し閉じられたものが、そのままだった可能性があるというのです。

岩山氏:
「今回はコミュニケーションが足りていなかったのではないかと考えます。「朝顔」(落下物防護柵)が開く前に中で解体が始まってしまったのではないかと。」

現場で作業をしていた解体業者によると、事故が起きた午前9時半ごろには、落下物防護柵は全て閉じた状態だったということです。

解体作業開始から1時間近く、ずっと閉じたままだったということになります。

なぜこのような状態になってしまったのかも含めて、現在調査中だということです。

 (「めざまし893日放送より)

https://news.yahoo.co.jp/articles/7bc34e2302cdba250f5eec349979b3168a01fb54  

 

(ブログ者コメント)

〇詳細は不明だが、現場に残されたヘルメットには細長い穴状の亀裂が入っているように見える。
また、コーンの横には厚さ数cm程度の外壁コンクリート片らしきものが落ちている。
それらのことから考えると、剥がれた外壁が縦になったままヘルメットを直撃したのかもしれない。

〇ヘルメットの耐貫通性試験は、重さ3kgの円錐を1m高さから落として行う。

  日本ヘルメット工業会 産業用ヘルメット 衝撃吸収性試験
   
https://www.japan-helmet.com/importance/shiken.html

 今回のヘルメットも、当該試験でOKになったものが型式認定されたものだと思うが、想定以上の一点集中荷重がかかったということだろうか?
ちなみに、どのような想定で試験方法が定められたのか、調べてみたが見つからなかった。

〇今回の事故は、ヘルメットが役に立たなかった、ブログ者が知る限りでは珍しい事例だ。
ヘルメットは材質によって3~5年の耐用年数が定められているが、今回のヘルメットは何年使用したものだったのだろうか?
また、着装体などは正しく取り付けられていたのだろうか?

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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