







2017年6月13日付で毎日新聞東京版から下記趣旨の記事が、実験装置の写真付きでネット配信されていた。
水に浸ると発電する水電池の特性を活用した警告灯で河川の水位上昇を知らせる、国交省による初の実証実験が、山形県高畠町で始まった。
水電池を設置した高さに水位が達すると、町道脇に設置された警告灯が自動的に点灯する仕組み。
視覚的に知らせることで、緊急避難の目安を示すことを狙った。
国交省山形河川国道事務所(山形市)が県・町と共同で、同町中瀬地区を流れる1級河川・和田川に警告灯1基を設置し、11日から実験を始めた。
同地区は、山形・新潟両県で100人以上が死んだ「羽越水害」(1967年8月)で被害を受けたが、和田川は、国や県による洪水予報の指定河川ではないため、避難の指標がなかった。
警告灯の構造は、上部に赤と黄色の警告灯を各1基、下部には町道下50cmと同25cmの高さに水電池を設置。
50cmの高さまで水位が上昇すると、「危険」を示す黄色灯がついて、高齢者らの避難を促す。
25cmに達すると、黄色灯に加え、全員避難の目安となる「退避」の赤色灯がつく。
今回の警告灯は、水電池自体が水位を関知するセンサーとなるため、従来タイプより確実性が高いという。
同河川国道事務所は、「水電池式は簡易で単価も安い。他地域での展開を検討していきたい」としている。
出典
『水電池警告灯 浸ると光る 水位上昇を告知、山形で初の実証実験』
https://mainichi.jp/articles/20170613/ddm/012/040/079000c
2017年6月13日0時22分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都は12日、都立小岩高校(江戸川区)で行われた1泊2日の防災訓練に参加した1年生の男女112人が腹痛や下痢などを訴え、訓練中の食事による集団食中毒と断定したと発表した。
炊かずに食べられるアルファ化米を使った非常用食料のワカメご飯セットが原因の可能性が高く、症状はいずれも軽いという。
都福祉保健局によると、訓練は5月19、20日に、1年生約350人が参加して実施。
19日の夕食は、米と乾燥ワカメのセットを生徒たちがお湯で調理して食べ、翌朝の朝食として乾パンとクラッカー、水が配布された。
発症者1人の便とワカメの検体からウエルシュ菌が検出された。
ただ、都は「ウエルシュ菌は自然界に広く分布しており、発症には多くの量が必要で、検査結果からは食中毒の原因とは断定できない」としている。
ワカメご飯セットは都教育委員会が業者に発注した特注品で、全都立高校に計15万食以上を配布している。
都教委は全校に、この製品を使用しないよう通知した。
6月上旬に防災訓練で同じセットを食べた他の都立高2校でも体調不良を訴える生徒が出ており、福祉保健局が経緯などを調べている。 〔共同〕
出典
『防災訓練で112人食中毒 都立高、非常食が原因か』
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO17592560S7A610C1CR8000/
以下は、6月12日付で東京都から発表された資料の趣旨抜粋。
防災訓練参加者は、高校一年生(9クラス)358名。
・参加した生徒には、訓練の一環で、乾パン、クラッカー、水、及び各クラスの代表者2~4名ずつが高校の調理室を利用して調理したわかめごはん(アルファ化米)が提供された。
・防災訓練で提供された食事を喫食したことが判明している355名中112名が、5月19日(金)午後9時頃から5月22日(月)午後8時頃にかけて、腹痛、下痢等の症状を呈していた。
江戸川保健所では、6月9日(金)、下記の理由により、本件を防災訓練において提供された食事による食中毒と断定した。
・患者の共通食は、当該防災訓練で提供された食事の他にはなかった。
・発症者の主な症状は腹痛、下痢等で共通している。
・患者が食事をしてから発症するまでの潜伏時間が類似して
いた。
・感染症を疑うエピソードがなかった。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/hodo/saishin/pressshokuhin170612.html
2017年6月15日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
対向車線への飛び出し事故を防ぐため、全国の高速道路で「ワイヤロープ」の試行設置が進む。
関市の東海環状道で13日夜、全国で初めて試行設置区間での事故対応訓練があり、中日本高速道路や県警高速隊などが連携を深めた。
中央分離帯がない片側1車線の対面通行区間は「暫定2車線」と呼ばれ、ラバーポールで区切られている場所が多い。
ポールを倒したりすり抜けたりして車が飛び出す危険性が高く、国交省によると、2015年には全国で334件の飛び出し事故が起き、12人が死亡。
県内では09年以降、7人が死亡している。
死亡事故の発生率は4車線区間の約2倍という。
支柱の間を5本の鋼製ロープを通す構造のワイヤロープは、柵の役割を果たす。
衝撃緩和性に優れ、支柱を外せば、滞留車の運び出しや救急車などの通行が簡単にできる。
今年4月から高速道路各社が全国で試行設置を始め、県内では、東海環状道の富加関インターチェンジ~美濃関ジャンクション間の計1.8kmに設置されている。
管轄する県警高速隊各務原分駐隊によると、4月以降、ロープに衝突する4件の事故が発生。
安江隊長は、「いずれも飛び出し事故になる可能性があった。ロープの効果を実感している」と話す。
13日の訓練は、事故を起こした4トントラックが道を塞いだ状況を想定し、専用工具でロープを緩めて1本ずつ抜き取り、支柱6本を取り外すなどした。
県警高速隊の後藤隊長は、「迅速な現場対応は早期の捜査開始にもつながる。検証を重ねれば、まだまだ速くできそうだ」と話した。
出典
『岐阜)対向車線飛び出し防ぐワイヤロープ 試行設置進む』
http://www.asahi.com/articles/ASK6G3HZ9K6GOHGB002.html
(ブログ者コメント)
暫定2車線区間におけるロープ試行設置については、下記記事参照。
2017年3月15日掲載
2017年3月8日報道 高速道路でのはみだし事故を減らすため国の研究機関がセンターラインに設置するワイヤーロープを開発、実験結果は良好、国交省は全国12路線で試験的に設置する
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6893/
2017年6月13日18時46分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日13時10分に静岡新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時すぎ、「掛川市の工場で液化天然ガスが漏れ出している」と、工場の関係者から消防に通報があった。
ガスが漏れ出したのはY水産化学工業の掛川工場で、消防などによると、燃料を貯蔵する施設にガス会社「Sガス」のタンクローリーから液化天然ガスを補充しようとしたところ、ガスが漏れ出したという。
工場では食品調味料の原料を生産していて、当時、工場内には13人の従業員がいたが、けがはなかった。
このガス漏れで、一時、周辺の道路の通行が規制されたほか、工場の従業員が避難するなど騒然としたが、市消防本部とガスを運搬していたSガスが対応に当たり、約2時間半後に漏えいを止め、規制は解除された。
Sガスによると、タンクローリーからガスを移し替える際に使う配管には、圧力を調整するための安全弁が設置されているが、この弁に何らかの不具合が生じ、ガスが漏れたとみられるということで、消防などが詳しい原因を調べている。
出典
『食品工場で「液化天然ガス」漏れ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034212561.html
『工場でLNG漏れ 道路を一時規制 掛川』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/369547.html
2017年6月13日11時34分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日18時55分に和歌山新報から、6月13日18時24分にNHK和歌山から、6月15日付で朝日新聞和歌山全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時ごろ、和歌山市湊の新日鉄住金和歌山製鉄所で「男性が倒れている」と119番があった。
市消防局の隊員が駆けつけたところ、男性従業員(20)が敷地内で倒れており、市内の病院に搬送された。
消防局によると、一時、意識不明となったが、同日午後2時ごろ、病院で意識を取り戻したという。
配管から漏れたガスを吸ったことによる一酸化炭素中毒の疑いがある。
警察によると、男性従業員は屋外で1人で施設の配管を点検していた。
男性従業員と無線で連絡が取れなくなったことから同僚が不審に思い捜しに行って、倒れているのを発見したという。
製鉄所によると、敷地は約470万m2。
現場は平成21年に火入れを行った新第一高炉で、事故当時は同高炉の定期補修が終わり、作業員3人で立ち上げ作業を行っていたという。
男性従業員は、12日午後11時から勤務していた。
高炉の近くの屋外で倒れており、配管内には一酸化炭素など有毒な成分が含まれているという。
警察が、詳しく原因を調べている。
出典
『新日鉄住金で従業員が意識不明 一酸化炭素中毒か 和歌山製鉄所』
http://www.sankei.com/west/news/170613/wst1706130031-n1.html
『配管点検中に作業員意識不明 新日鐵住金』
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2017/06/20170613_70296.html
『製鉄所で従業員倒れガス中毒か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044212321.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、高さ20mほどはあろうか、大きな塔のようなものが6本固まって立っていて、そのてっぺん付近にある円筒状のダクト?の側の作業床上に、数人の人が集まっていた。
2017年6月13日19時4分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月14日付で朝日新聞広島版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
広島市の新交通システム・アストラムラインの軌道に、上を走る高速道路の高架橋からコンクリート片が剥がれ落ちているのが見つかり、アストラムラインは、13日朝から一部の区間で7時間あまりにわたって運転を見合わせ、およそ5000人に影響が出た。
広島市の新交通システム・アストラムラインを運行する広島高速交通などによると、13日、始発前の点検中に、作業員が軌道の上にコンクリート片があるのを発見した。
コンクリート片は撤去され、アストラムラインは始発から運転を開始したが、その後、ネクスコ西日本が調べたところ、コンクリート片は上を走る「広島自動車道」の高架橋から剥がれ落ちていたことが分かったという。
このためアストラムラインは、高架橋の点検作業のため、13日午前7時前から、長楽寺駅~広域公園前駅の間の上下線で運転を見合わせた。
見合わせは7時間あまりにわたって続いたあと、午後1時50分すぎに安全が確認できたとして運転が再開されたが、この区間で上り42本、下り41本が運休となり、広島高速交通では、貸し切りバス6台と路線バスで代替輸送を行ったが、およそ5000人に影響が出た。
ネクスコ西日本によると、軌道上に落下していたコンクリート片は4つで、最も大きなもので10cmから15cm四方、重さがおよそ1kgあり、軌道の下を走る県道にも複数、落下していたという。
ネクスコ西日本は、剥がれ落ちる危険性があるコンクリートを除去するとともに、落下防止用のネットを設置した。
現場の高架橋は昭和60年に設置され、去年実施した定期点検では異常は見られなかったという。
コンクリート片の落下を受け、ネクスコ西日本中国支社保全サービス事業部の矢嶋部長らが緊急に記者会見を開き、「通勤や通学などでアストラムラインや県道を利用していただいている方に、深くおわび申し上げます」と陳謝したうえで、施設の管理状況や今後の対応を説明した。
それによると、会社側では高速道路などについて、5年に1度、ハンマーでたたいて異常がないかを確認する打音検査など行うのに加え、鉄道と交差する場所は年に1度、目視で点検しているという。
今回の高架橋は、おととしの5年に1度の詳細な点検で損傷が確認されたものの、機能低下への影響はないとして継続的に監視することになり、去年9月に行った目視による点検でも問題はなかったという。
会社側は、点検のあり方の見直しを検討するとともに、今回の現場のように高速道路と鉄道などが交差する中国支社管内のおよそ100か所について、速やかに点検を行うことを明らかにした。
広島高速交通によると、始発から運転を見合わせるまでに7本の列車が現場の軌道を通行したが、作業員2人を配置し、異常がないか確認を続けていたということで、その後、高架橋に更に剥がれ落ちる危険のあるコンクリート片(長さ約130cm、幅約55cm)が見つかったため、急きょ、運転を見合わせることにしたという。
広島高速交通では、「対応に問題はなかった」としている。
出典
『コンクリ片落下一時運転見合わせ』
http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170613/4210785.html
6月14日19時13分にNHK広島からは、対象100か所のうち54か所を14日に目視で緊急点検したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この問題を受けてネクスコ西日本中国支社は、管内にある鉄道などと交差する高速道路の高架橋100か所のうち、今年に入って点検が行われていない54か所について、14日、一斉に緊急点検を行った。
このうち、広島市安佐南区緑井のJR可部線の線路の上を走る山陽自動車道の高架橋では、担当者3人が目視による点検を行った。
この高架橋は昭和63年に設置され、おととし4月に打音検査などを行った際は異常はみられなかったということだが、担当者は当時の検査結果と見比べながら、双眼鏡を使ってコンクリートが剥がれ落ちそうな所がないか点検していた。
一斉に行われた14日の緊急点検は目視による点検だったが、地上から赤外線カメラを使ってコンクリートの浮きがないかを調べる検査も報道各社に公開され、ネクスコ西日本では、今後、効果的な点検方法として本格的な導入を検討したいとしている。
道路や橋などのインフラの老朽化対策は、自治体にとっても大きな課題だ。
このうち、今回問題となったような高架橋を含めた橋についてみてみると、広島県が管理するものだけで4000か所以上あり、建設から50年以上経過しているものが4割を占め、今後20年では7割を超える見通しだという。
・・・・・
出典
『コンクリート片落下一斉緊急点検』
http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170614/4247121.html
出典
『高架橋点検で問題見つからず』
http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170616/4335001.html
2017年6月12日20時43分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、主な製品に含まれるカフェイン量の図解付きで、ネット配信されていた。
カフェインを多く含んだ眠気防止の薬や清涼飲料による中毒で、2011年度からの5年間に少なくとも101人が病院に運ばれ、うち3人は死亡したことが、日本中毒学会の実態調査でわかった。
ほかにも重大事故が起きており、若者を中心に「乱用」されている可能性がある。
カフェインは興奮作用があり、短時間に大量摂取すると、吐き気、心拍数の増加、興奮などの中毒症状が現れる。
個人差が大きいが、成人では1g以上で症状が出る可能性が指摘されている。
文部科学省の日本食品標準成分表によると、コーヒーには100mℓ当たり0.06g、煎茶には同0.02g、広く使われている市販の眠気防止薬には1錠0.1gほど含まれ、かぜ薬や、若者を中心に人気の炭酸飲料「エナジードリンク」にも使われている。
深夜勤務に就いていた九州の20代男性がエナジードリンクとカフェイン製剤を一緒に飲み過ぎて死亡する事故が15年に報告された。
その後も、急性中毒で病院に運ばれるケースが相次ぎ、学会が初めて実態調査した。
調査に協力した全国の38救急医療施設に搬送され、カフェイン中毒と分かったケースを集計した。
患者は11年度10人、12年度5人だったが、13年度は24人に急増。15年度は37人だった。
計101人中、97人は眠気防止薬を使っており、7人が心停止、うち3人が死亡した。
心停止した人は、いずれもカフェインを6g以上取っていた。
エナジードリンクだけの中毒は4人だった。
患者の年齢の中央値は25歳で、18歳以下が16人いた。
調査した埼玉医科大の上條吉人教授は、「激しい嘔吐や動悸で非常に苦しむ症例が多い。自殺目的の過量服用もあるが、眠気覚ましのために乱用しているケースもある」と指摘する。
・・・・・
出典
『カフェイン中毒、5年で101人搬送 若者中心に乱用?』
http://www.asahi.com/articles/ASK6D4D3RK6DPLBJ004.html
6月13日18時45分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
コーヒーやエナジードリンクなどに含まれる「カフェイン」。
眠気覚ましに飲む人も多いと思われるが、この過剰摂取による「カフェイン中毒」で、5年間で3人が死亡していたことがわかった。
気をつけるべきポイントとは―
【運ばれてくる多くが「若者」】
日本中毒学会の実態調査で、2011年度からの5年間に、少なくとも101人がカフェイン中毒で病院に運ばれ、そのうち3人が死亡していたことが判明した。
どんなケースが多いのだろうか?
今回の調査を行った救急医療の専門家によると―
「(搬送された)多くの方が若者なんですね」
「(病院に)興奮状態で来られる方もいますね。心拍数、脈拍数が上がって、動悸を訴える方もいます。さらにひどくなると、不整脈を起こすんですね。命にかかわる不整脈を起こして心停止、心臓が止まるケースもある」
(埼玉医科大学医学部・上條吉人教授)
過剰摂取による激しいおう吐や動悸などを引き起こすという急性カフェイン中毒。
学会の調査によると、中毒により病院に運ばれた患者の数は、年々増加傾向にあるという。
【致死量の目安は「コーヒー25杯分」】
カフェインの致死量には様々な説があるが、専門家によると、短時間で摂取した場合の目安は3gほど。
コーヒーの場合は、濃度によって変わるが、1杯200mℓに0.12gのカフェインが含まれているので、つまり、致死量の目安である3gのカフェインは、コーヒー25杯分にあたる。
また、カフェインが含まれるものには、薬局などで売られている眠気覚まし用の薬もある。
中には、1日の使用量でコーヒー数杯分にあたるカフェインが含まれていることがある。
そして、コンビニなどでも販売されている眠気防止のドリンクや、いわゆるエナジードリンク。
これらもカフェインを多く含んでいるものがあり、自主的に容器に「1日当たり1本を目安に」と表示しているものもある。
【錠剤使用でリスク上昇】
上條教授は、これらの中でも、
「錠剤の方が簡単に大量に摂取できる」
「調べると、圧倒的に錠剤で中毒になる方が多い」
と話す。
・・・・・
【具体的な死亡事例では―】
容量などの使い方を誤ると死に至ることもあるというカフェイン。
実際に、死亡事例も相次いで報告されている。
2015年12月には、20代の男性が、カフェインが含まれたエナジードリンクなどを飲み過ぎたことでカフェイン中毒となり死亡。
男性は24時間営業の店舗に勤務していて、眠気覚ましのために日常的にエナジードリンクを飲み、亡くなった日は、嘔吐したあと意識を失ったという。
遺体からは、カフェイン錠剤とみられるものも見つかっている。
また、2016年12月には、岐阜県垂井町の山の上で35歳の男性が「急性カフェイン中毒」で死亡。
眠気覚ましのためにカフェインの錠剤を大量に飲んでしまったことが原因とみられている。
他にも2016年、兵庫県で睡眠時無呼吸症候群の男性が、日中の眠気のためにカフェイン製品を常用して中毒で亡くなったケースなどもあるという。
【専門家「購入上限も検討すべき」】
上條教授は、対策について、
「海外を見ると、例えばスウェーデンは、1回に購入できる錠剤の数を30錠以内に制限した。そうしたらカフェイン中毒の死亡者がかなり減った事案がある」
「日本ではカフェインの錠剤は制限なく手に入る。そういった購入の制限が必要になってくると思う」
と指摘する。
出典
『急増するカフェイン中毒、危険の目安は?』
http://www.news24.jp/articles/2017/06/13/07364134.html
2017年6月12日16時45分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前11時50分ごろ、大阪府田尻町吉見の空き家から出火し、木造2階建ての建物延べ計約100m2を全焼した。
けが人はなかった。
警察などによると、火元の空き家は以前アパートとして使用されていた建物で、今月5日から解体作業が行われていた。
出火当時は作業員が3人おり、グラインダー(工作機械)を使っていたところ、火花が出て引火したとみられる。
出典
『解体中の元アパートが全焼 工作機械の火花が引火か 大阪』
http://www.sankei.com/west/news/170612/wst1706120032-n1.html
2017年6月12日18時39分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工場で作業中に鉄とコンクリートの塊が崩れ落ち、下敷きになった作業員の男性が死亡した。
12日午前11時半ごろ、北九州市の日本コークス工業の工場で、ダクトを切断中、鉄とコンクリート製のカバーが崩れ、作業員の男性(56)が下敷きになった。
男性は病院に運ばれたが、約1時間半後に死亡が確認された。
男性は7人で、屋外の敷地で老朽化したダクトの切断作業をしていた。
警察は、事故の原因などを詳しく調べている。
出典
『工場で作業員死亡 ダクト切断中に下敷きに 北九州』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000102962.html
6月13日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ダクトの解体作業をしていた下請け会社の作業員の男性が、崩れたダクトの下敷きになった。
ダクトは鉄製で、高さ約6m、幅1~2m。
工場から運び出され、地面に置かれていた。
男性は、下部を切断していたという。
2017年6月13日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日付で毎日新聞静岡版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前11時10分ごろ、静岡市のJR静岡貨物駅構内の訓練線で「車両から出火した」と、現場にいたJR東海の職員から119番通報があった。
警察によると、解体作業中だった保守用の車両1台が全焼したが、火は約1時間後に消し止められた。
列車の運行に影響はなかった。
警察は、車両を切断した際に、火花がプラスチック部分に引火したとみて調べている。
作業員は、「作業に夢中で、気づいた時には手に負えないほど燃えていた」などと話しているという。
JR東海によると、新幹線や在来線の運行に影響はなかった。
現場はJR東静岡駅から北東へ約1.1km。
出典
『火災 静岡の線路上、工事車両出火 解体中、けが人なし /静岡』
http://mainichi.jp/articles/20170613/ddl/k22/040/203000c
6月13日7時47分に静岡新聞からは、若干ニュアンスの異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市駿河区聖一色のJR東海道線の線路上で12日午前、保守用車両を焼いた火災で、作業員が車両内部の金属部分を溶断していた際、積んでいたウレタンの資材に着火したとみられることが、同日、消防への取材で分かった。
JR東海静岡支社によると、車両を廃棄する目的で、作業員3人が同日午前9時半から解体を行っていたという。
現場はJR東静岡駅東側の柚木基地内。
車両は炎と黒煙を上げ、全焼した。
出典
『溶断作業中に 資材に着火か JR火災 静岡』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/369406.html
2017年6月12日17時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前1時20分ごろ、苫小牧市真砂町、出光興産北海道製油所の構内で、沖縄県北谷(ちゃたん)町美浜の会社員の男性(28)が、重油から硫黄を取り除くためのチップ状の触媒の中に埋まり、病院に運ばれたが死亡が確認された。
警察などによると、男性は製油所の定期補修工事を請け負った企業の関連会社社員で、触媒の交換作業をしていたところ、積み上げられた触媒の山が崩れて中に埋もれたという。
出典
『触媒チップに埋まり男性死亡 苫小牧の出光興産北海道製油所』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0409586.html
2017年6月11日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月11日6時27分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前10時40分ごろ、横浜市中区の県庁新庁舎地下1階の耐震工事の現場で鉄骨が落下し、作業をしていたS工業(東京都中野区)の社員の男性(44)が下敷きになった。
警察によると、男性は胸の骨などが折れ、病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。
警察の調べでは、撤去するために吊り上げたH鋼(長さ約5m、重さ約1.7トン)が高さ約3.5mから落下し、男性の背中に衝突したという。
県施設整備課によると、H鋼は柱に免震ゴムを取り付けるために仮設し、ゴムの設置後に取り外すことにしていた。
新庁舎では、2014年から耐震工事が行われているという。
出典
『神奈川県庁の建設中に…鉄骨落下で作業員が死亡』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000102872.html
6月10日付で神奈川県HPにも、経緯が下記趣旨で掲載されていた。
・10時40分頃 地下1階の仮設鉄骨ブレース取り外し作業中に鉄骨が落下し、下請会社の作業員が下敷きとなり、意識不明となった。
・11時10分頃 救急車が現場に到着し、みなと赤十字病院へ搬送。
・12時40分頃 作業員の死亡が確認された。
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1147079.html
(2017年7月10日 修正1 ;追記)
2017年6月11日付の神奈川新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
庁舎を支える柱を補強する鋼材(全長約4.5m、幅約50cm、重さ約1トン)の撤去作業中だった。
別の作業員とチェーンを取り付けた鋼材を降ろしていたところ、何らかの原因でチェーンが外れ、約3mの高さから鋼材が落下したとみられる。
2017年6月10日18時21分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前9時前、苫小牧市あけぼの町2丁目の運送会社「H運輸」の敷地内で、フォークリフトが高さ1mあまりの作業台に載ってトラックの荷台から木材や鉄鋼などを下ろす作業をしていたところ、地面に転落した。
この事故で、フォークリフトに乗っていた会社員の男性(56歳)が頭を強く打って、病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、当時、作業台の上と下にいる2台のフォークリフトで、荷物を受け渡す作業をしていたという。
警察は、作業台の下にいたフォークリフトを運転していた同僚の男性から話を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べている。
出典
『フォークリフト転落 男性死亡』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170610/4159371.html
2017年6月11日9時19分に中日新聞から、事故の概要が状況推定図とともに、下記趣旨でネット配信されていた。
愛知県新城市富岡の東名高速道路上り線で、10日朝、観光バスの正面に、中央分離帯を飛び越えた乗用車が激突する事故があった。
大破した乗用車の男性が死亡し、バスの乗客ら計47人のうち、乗客の男女6人が顔や肋骨などを骨折、運転手(68)を含む39人が軽傷を負った。
警察は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で、乗用車が対向車線に突っ込んだ経緯を捜査している。
警察によると、死亡したのは浜松市の医師Iさん(男性、62歳)。
勤務先の愛知県幸田町の病院に向かう途中で、自家用車が修理中のため、運転していたのは代車だったという。
事故は午前7時半ごろ、片側2車線の追い越し車線を走行していたバスに、乗用車が宙に浮いた形で正面から激突。
乗用車は対向車線から分離帯の傾斜に乗り上げ、跳ね上がったとみられる。
バスのドライブレコーダーに、乗用車がバスのフロントガラスに突っ込む様子が記録されていた。
バスは左右に揺れながら減速し、300mほど進んだ後に停止した。
捜査関係者によると、乗用車が走行していた下り線側に、横に滑ったようなタイヤのスリップ痕が残っていた。
ブレーキをかけた痕跡はなかったという。
現場は、乗用車から見て緩やかな右カーブ。
何らかの原因で左側のガードレールに衝突後、はずみで右側のガードレールに突っ込んでいった可能性があるという。
警察は、乗用車の走行経路や速度など運転時の状況や、持病の有無を調べる。
現場は、新城パーキングエリアの400m手前。
出典
『路肩に衝突、はずみで分離帯へ? 新城・東名事故』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017061190091923.html
6月12日12時16分にNHK NEWS WEBからは、乗用車を運転していた男性にアルコールや薬物摂取は確認されなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べで、Iさんの死因は全身を強く打ったことによる「多発外傷」で、病気によるものではなく、アルコールや薬の摂取も確認されなかったことが、捜査関係者への取材でわかった。
出典
『東名高速事故で死亡の男性 死因は多発外傷』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170612/k10011014631000.html
6月12日21時52分に産経新聞westからは、運転手が衝突直前に左ハンドルを切ったことで被害が軽減されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗用車がバス前部の強度の高いフレーム(骨組み)部分にぶつかっていたことが12日、警察への取材で分かった。
専門家は、バス側の被害が軽減された要因と指摘している。
民間の事故調査会社「日本交通事故調査機構」の佐々木代表は、「仮に乗用車がバスの天井部分やフロントガラスに衝突していたら、被害はさらに甚大になっていただろう」と指摘した。
佐々木代表によると、バスは軽量化のため、天井部分などがもろい分、フレームが強化されているという。
一方、バスを運行する「東神観光バス」の斎藤社長(56)は取材に、「事前にシートベルト着用を徹底したことと、衝突直前に運転手がハンドルを左に切りながら補助ブレーキをかけたことが、被害軽減につながったのかもしれない」と語った。
実際に、多くの乗客がシートベルトを着用。
軽傷を負った愛知県豊川市の主婦(68)は、「ベルトのおかげで、顔を打っただけで済んだ」と話した。
出典
『大惨事を救ったのは「フレーム」だった 専門家が被害軽減の理由を指摘』
http://www.sankei.com/west/news/170612/wst1706120053-n1.html
6月13日10時39分に朝日新聞からは、バスの運行会社は強い衝撃感知で自動送信されてきたドライブレコーダーの映像で事故直後に状況を把握できていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗用車が対向車線から飛び込んでくる様子を、バスの運行会社は間を置かずに把握していた。
携帯電話回線を介して映像や運転記録を見ることができるドライブレコーダーを備えていたという。
運行会社の東神観光バス(愛知県豊橋市)とレコーダーの製造会社によると、速度や距離などの運転記録とともに車内外の録画映像をリアルタイムでサーバーに送る機種で、強い衝撃などを感知すると、東神観光バスの事務所に通知する仕組みだった。
出典
『東名バス事故、運行会社すぐ把握 ネット経由で録画映像』
http://www.asahi.com/articles/ASK6D3WMCK6DOIPE00K.html
6月13日19時15分にNHK東海からは、乗用車は平均時速90km程度だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗用車は事故を起こす13分ほど前、20km離れた浜松市のインターチェンジから高速道路に入り、現場までの平均速度が時速約90kmだったことが捜査関係者への取材でわかった。
警察などによると、男性はこの日、現場から40km近く離れた愛知県内の病院に車で向かっていて、事故の1時間後が勤務の開始時間だったが、男性の妻は「自宅を出るとき、急いでいる様子はなかった」と話しているという。
出典
『事故現場まで平均時速約90キロ』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170613/4222341.html
2017年6月10日13時0分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前2時すぎ、JR北陸線の南福井駅の構内で、線路脇の電柱に上って作業をしていた金沢市の電気工事会社の社員、Nさん(男性、41歳)が感電した。
Nさんは全身にやけどを負い、福井市内の病院に運ばれたが、重体となっている。
警察やJRによると、Nさんは事故当時、電線を支える鋼鉄製のブラケットと呼ばれる部品を電柱に取り付ける作業をしていたが、何らかの理由でブラケットが電線に接触し、感電したとみられるという。
事故当時、地上には他に17人の作業員がいたが、けがはなかった。
警察では、事故の状況や原因を詳しく調べている。
また、この事故で停電がおきたため、JR北陸線は上り線の鯖江駅から芦原温泉駅の間で、一時、運転を見合わせた。
出典
『電柱作業で男性感電 重体』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054154391.html
2017年6月9日21時46分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時5分ごろ、高槻市の大阪薬科大の研究室で、男性助教(33)が液体の薬品を流し台に廃棄した際に発火し、煙を吸うなどして病院に搬送された。
顔に軽いやけどを負ったが、命に別条はない。
爆発音がして白煙が上がったが、目立った焼損はなく、ほかにけが人は出なかった。
警察によると、現場は助教の研究室で、6階建て研究棟の5階。
別の部屋に引っ越すため、1人で室内を整理していた。
直径約8cm、高さ約15cmのガラス製の瓶に入った液体を捨てたところ、突然火が上がった。
助教は「中身を確認していなかった」と話しており、薬品の種類は不明。
出典
『大阪薬科大、薬品発火し助教軽傷 廃棄処分中、爆発音も』
https://this.kiji.is/245848088503649784?c=39546741839462401
6月9日22時12分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時5分ごろ、高槻市の大阪薬科大の研究室で男性助教(33)が薬品を扱っていたところ、突然、火が上がった。
間もなく消えたが、助教は顔をやけどする軽傷。
警察が原因を調べている。
警察によると、研究施設が入る建物の5階一室で薬品の整理中だった助教が、薬品名の表示がない瓶に入った液体を流し台に捨てた直後だったという。
警察は薬品の特定を進め、廃棄方法に問題がなかったか、助教から事情を聴いている。
煙を感知した非常通報装置から自動的に消防に通報があった。
大学によると、すべての講義が中断され、職員や学生が避難したという。
出典
『やけど 大阪薬科大で助教 研究室で薬品扱って火』
https://mainichi.jp/articles/20170610/k00/00m/040/115000c
6月9日17時59分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時すぎ、大阪・高槻市奈佐原の「大阪薬科大学」にある実験棟の研究室で、33歳の助教の男性がガラス瓶の底に残った薬品を水で洗い流そうとしたところ、突然、大きな音とともに火柱と煙が上がった。
警察によると、この事故でガラス瓶が割れたほか、床の一部も焦げたということで、助教は顔や腕などに軽いやけどをした。
大学では授業を一時中断し、学生や教員を建物の外に避難させる措置を取った。
当時、助教は1人で薬品類の整理をしていたということで、警察は、ガラス瓶を洗う際に水と薬品が化学反応を起こしたとみて、原因を詳しく調べている。
大阪薬科大学の構内にいた薬学部の女子学生は、「バンという音がしてサイレンが鳴った。講義中だったが、研究棟に立ち入らないようにと言われ、そのまま避難した。建物の上のほうには引火性の高いものを扱う研究室もあると聞いている」と話していた。
出典
『大阪薬科大で大きな音と煙 男性助教がやけど』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170609/k10011012171000.html
6月9日16時37分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時10分ごろ、高槻市の大阪薬科大で、「白い煙が発生している」と大学職員から消防に通報があった。
同大の生体分析学研究室に所属する男性助教(33)が顔をやけどするなどして病院に搬送されたが軽傷。
警察によると、助教は研究棟5階の部屋で、ガラス瓶(直径8cm深さ15cm)に残った液体を廃棄中、火柱が上がり煙が発生したという。
助教は「バンという音がした」と話しているという。
出典
『実験室から煙、教員1人搬送 大阪薬科大』
http://www.sankei.com/west/news/170609/wst1706090057-n1.html
2017年6月9日14時51分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月10日付で毎日新聞京都版から、6月9日13時32分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6月9日付で同病院のHPにも、同趣旨の記事が掲載されていた。
9日午前11時前、京都市左京区の京都大学附属病院の研究施設で、「実験中に炎が上がり、2階から煙が出ている」と、近くにいた男子学生から消防に通報があった。
消防や病院によると、4階建ての建物の2階の実験室で、生物試料を処理しているときに実験器具の一部から火で出て服に引火したという。
消防が駆けつけた時には、火はすでに病院関係者が消し止めていた。
実験していた薬学部の大学院生の女性が、腕や背中に軽いやけどをした。
市消防局によると、実験が行われていたのは旧産婦人科病舎の2階。
現在、病棟として使っておらず、複数の研究室が入っていた。
この建物では、去年7月にも低レベルの放射性物質を扱う別の実験室で、ヒーターの電源の切り忘れが原因とみられる火事が起きている。
今回の部屋では放射性物質は扱っておらず、有害物質の漏出は確認されていない。
京都大学附属病院の田中事務部長は、「しっかりと教育していたはずだが、実験そのものか、あるいは学生の処理のどちらかに不備があったのだと思う。早急に、詳しい原因を調べたい」と話している。
出典
『京大附属病院で実験中に出火』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2014127451.html
『火災 京大病院、実験中に出火 院生軽いやけど /京都』
http://mainichi.jp/articles/20170610/ddl/k26/040/465000c
『京大病院で実験中に火災 大学院生がけが』
https://this.kiji.is/245765923925196805?c=39546741839462401
『医学部旧産婦人科病舎にて火災が発生しました』
http://www.esho.kyoto-u.ac.jp/info/info2.html
(ブログ者コメント)
去年7月の事例は下記参照。
2016年7月9日掲載
2016年7月1日 京都市の京大付属病院実験室から出火し煙を吸った1人が観察入院、医薬品開発実験中に水槽からヒーターを取り出し木製机の上に置いたが電源を切り忘れていた (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6081/
2017年6月10日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
可児市土田の大王製紙可児工場で、8日午後5時20分ごろ、修理加工業者の作業員の男性(45)=静岡県富士市=が、不良紙を再加工する機械内の鉄製ローラーと外枠の鉄板に挟まれた。
機械の解体に時間がかかり、男性は約9時間後に病院へ運ばれたが、死亡が確認された。
警察によると、男性は、機械の上にあるベルトコンベヤーの点検中に落下したといい、原因などを調べている。
6月9日9時16分に日テレNEWS24(中京テレビ;四国放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後5時20分ごろ、可児市土田の「大王製紙可児工場」で、「男性が機械に挟まれている」などと119番通報があった。
救急隊が駆け付けると、45歳ぐらいの男性が紙を製造する際に使われる機械のローラーに挟まれていて、意識不明の重体。
男性は関連会社の従業員で、修理のために工場を訪れていて、何らかの原因でローラーが突然動き出したという。
警察は、男性の身元の確認を急ぐとともに、当時の状況を調べている。
出典
『機械に挟まれ男性重体 可児の製紙工場』
http://www.jrt.co.jp/nnn/news86235060.html
(2018年1月14日 修正1 ;追記)
2018年1月11日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
多治見労基署は10日、機械メンテナンス「A機械」(静岡県富士市)と同社の安全責任者(38)、製造工程を請け負う「Nエコ・パルプ」(可児市)と同社社長(60)を、労安法違反の疑いで書類送検した。
容疑を認めているという。
同署によると、A機械の従業員(45)が昨年6月8日、製紙機械のメンテナンス作業中、粉砕機のスクリューに巻き込まれ死亡。
同社は、スクリューの可動部分に接触する危険があったのに、開口部に蓋や囲いをしなかった疑いがある。
Nエコ・パルプは、昨年3月から5月までの12日間、製紙機械の断紙の復旧作業で、粉砕機の開口部に蓋や囲いをしなかった疑いがある。
2017年6月7日23時5分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
傘を繰り返し左右に回転させると中棒が折れる危険があることが、国民生活センターの実施した商品テストで分かった。
けがにつながる可能性もあるため、子どもが傘を回さないように注意してほしいと呼びかけている。
同センターは昨年、子ども用の傘4種類をテスト。
開いた状態で柄を持ち、手首を左右に素早くひねる動作を繰り返したところ、19~97回ですべての傘の中棒が折れた。
傘を開く時に押すボタンがある「下はじき」の部分が破損した。
大人用の傘でも、破損する恐れがあるという。
2009年以降、同センターと消費者庁に寄せられた「子どもの傘の棒が折れた」という相談は、少なくとも5件。
「小学4年の娘が傘を回して遊んでいたら折れた」、「露を払おうと傘を回転させたら付け根で折れた」といった相談があった。
中棒の素材は、鉄やアルミが多い。
テストでは鉄製のワンタッチ傘を使ったが、生活用製品の安全性に関する研究をしている一般財団法人・製品安全協会は、「鉄以外の素材や手開き傘でも、下はじき部分は強度がもっとも弱い。扱い方に注意が必要だ」としている。
出典
『傘は回すと折れる 国民生活センター、子ども用をテスト』
http://www.asahi.com/articles/ASK665H8NK66UTFL009.html
(ブログ者コメント)
以下は、ネタ元かもしれない記事。
ブログ者は、勢いよく傘を回したことが何回もあるが、棒が折れたことは一度もない。
すべての傘がそうだというのではなく、メーカーによっては当該部分が折れやすい傘もある、ということではないのだろうか?
消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。
子ども用のジャンプ傘について、
「小学校2年生の男児が、乾かすために傘を開こうとボタンを押した時に、「バン」と音をたてて中棒が手元近くで破損した。破損した原因を調べてほしい。」
という依頼を受けました。
当該品の外観を調査したところ、当該品の中棒は下はじきの溝から破断しており、中棒の円周に沿ってねじれたように、外側に広がる変形が見られました。
力の加わり方と破損の状況を確認するため、同型品を用いて、
(1)閉じた傘を折り曲げる動作
(2)開いた傘の取っ手を持って回転し素早く反転させる動作
の2通りで中棒を破損させ、破損状態を調べました。
その結果、(2)の素早く反転させる動作を繰り返し行うと、下はじきの溝の上下端で円周方向の亀裂が発生し、やがて溶接部の箇所で皮一枚つながった状態となりました。
これは当該品の破損状態に類似していました。
また、参考品として購入した当該品と同じ長さの子ども用傘3本について、同様に素早く反転させる動作を繰り返し行った結果、下はじきの溝から破断しました。
以上、当該品は、傘を開いた状態で取っ手を持って回転し、素早く反転させる動作を行ったことで、中棒の下はじきの溝付近に過負荷が加わり破損したものと考えられました。
なお、同じ動作を行うと参考品3銘柄も同様の位置から破損したことから、当該品の強度が特に弱かったということではありませんでした。
傘に付着した雨水を飛ばそうとして、開いた状態で取っ手を持って回転し、素早く反転させると、傘が破損する原因となるので注意しましょう。
子どもには保護者から注意するようにしましょう。
出典
(平成28 年10 月20 日 国民生活センター 報道発表資料)
『開いた傘の取っ手を持って素早く左右に回転させると中棒が破損することも』
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20161020_2.html
2017年6月7日17時29分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月7日17時20分にNHK奈良からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良県吉野町の吉野山にかかるロープウエーで、4月、操作ミスでゴンドラが停留所の設備に衝突していたことが、7日、近畿運輸局への取材で分かった。
けが人はいなかった。
事故後、運休しており、同局は行政処分などを検討している。
同局によると、4月28日午後、吉野山と麓を結ぶ全長約350mのロープウエーで、上りと下りの2基のゴンドラが停止位置で止まらず、下りのゴンドラは鉄製の設備に衝突。
上りのゴンドラも所定の位置を5mほど行き過ぎて木製の柵をなぎ倒して止まった。
上りのゴンドラに乗客は乗っておらず、下りには15人の乗客が乗っていた。
ゴンドラの運行は、山頂付近の運転室で管理。
乗客の人数に応じてブレーキのタイミングを変えて停止させており、運転室の男性職員が乗客の人数を誤り、ブレーキが遅れたことが原因とみられる。
さらに、所定の位置を行き過ぎた場合に自動でブレーキをかける安全装置の電源が入っていなかったということで、近畿運輸局は、重大な事故につながった可能性もあったとして、行政処分などを検討している。
吉野山のロープウエーは、88年前の昭和4年から運行が始まり、現存する国内最古のロープウエーとして、日本機械学会が認定する「機械遺産」にも登録されている。
吉野山のある吉野町は、「一目千本」と賞される春のサクラと秋の紅葉の時期を中心に、毎年100万人前後が訪れる観光地。
ロープウエーは、山のふもとにある停留場と、世界遺産の金峯山寺がある中腹までの350mの区間で運行され、観光客とともに、地元の住民も“生活の足”として利用する、貴重な交通機関となっている。
出典
『奈良・吉野山のロープウエー、4月に衝突事故 職員操作ミス、事故後は運休』
http://www.sankei.com/west/news/170607/wst1706070071-n1.html
『吉野山ロープウエーが衝突事故』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2054022221.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。