2017年9月20日19時42分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月20日12時35分に青森テレビから、9月20日11時21分にYAHOOニュース(東奥日報)から、9月21日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日昼過ぎ、平川市南田中にある「JA津軽みらい尾上ライスセンター」で、灯油タンクの中身が極端に少なくなっていることに職員が気づいた。
消防などが調べたところ、地下の貯蔵タンクとコメを乾燥させる施設を結ぶ配管が破損していて、その部分から灯油およそ5000ℓが漏れ出ていたという。
灯油はコメを乾燥させる燃料として使われていた。
コメの収穫を前に、8月に6000ℓを給油したが、タンクには1000ℓしか残っておらず、最大で5000ℓが流出したという。
配管は老朽化が進んでいたとみられる。
20日は、作業員3人がこれまで使っていた配管を取り外して、新しいものに付け替える作業を行った。
また、現場近くには水路が通っていて、数100m離れた一級河川・引座川で油膜が確認されたため、県や消防では、水路など合わせて17か所に、油を除去するためのマットなどを設置する対策をとっている。
県によると、これまでのところ、水道水や農作物などへの影響は確認されていないという。
JA津軽みらい米穀部の工藤部長は、「2度と同じようなことが起こらないよう、対策を徹底していきたい」と話していた。
出典
『農協施設から大量の灯油流出』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084089291.html
『尾上ライスセンターから灯油が流出』
http://www.atv.jp/news/?id=00003241
『灯油最大5000リットル流出/老朽化原因?農協施設の配管から』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170920-20112127-webtoo-l02
(ブログ者コメント)
〇映像によれば、地上10cm程度の高さに3/4インチぐらいの配管がネジ込み式の継手で接続されて通っている。
そして、配管のネジが継手と接する部分でネジ部が腐食し、折れて隙間が生じているように見える。
〇工藤部長はインタビューに対し、「雪などの被害を受けないよう、カバーをつけて今回のようなことが起こらないような対策を講じていく」と話していた。
その発言の意図は不明だが、雪の重さによる破損防止ではなく、水分と接する時間を短くして腐食環境を改善するという目的かもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。