







2016年11月11日11時22分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トラックから落ちた積み荷などの落下物が、昨年度までの5年間、全国の高速道路で160万件以上回収されていたことが、NHKの取材でわかった。
落下物が周りの車に衝突する事故なども相次いでいて、高速道路会社は、積み荷などの落下防止対策を徹底するよう、呼びかけている。
ことし4月、福井市で走行中のトラックの積み荷の木材が落下して対向車線の乗用車に直撃し1人が死亡した事故など、落下物が周りの車に衝突したり、落下物に乗り上げて転倒したりする事故が相次いでいる。
NHKが、全国の高速道路会社6社に落下物の状況を取材したところ、落下物の回収件数は、昨年度までの5年間で、合わせておよそ166万件に上ることがわかった。
回収件数は、平成23年度のおよそ34万9000件をはじめ、いずれも年間30万件を超え、昨年度はおよそ31万6000件だった。
落下物は木材や鉄くずといった資材や廃材が多く、大きな物ではプレハブ小屋や簡易トイレが落ちていたケースもあったという。
高速道路会社は、落下物が重大な事故につながるおそれがあるとして、出発前や休憩の時に積み荷の状況を点検するなど、落下防止対策を徹底するよう、呼びかけている。
高速道路会社は、落下物が重大な事故につながるおそれがあるとして、24時間態勢で回収作業にあたっている。
NEXCO西日本の大阪・茨木市にある事務所には、名神高速道路など4つの道路のおよそ160kmの区間で、今月4日までの1週間に回収された落下物が集められていた。
落下物の中には、角材や金属製の足場、アルミ製のドアなどがあり、このうち脚立は大きくねじ曲がり、多くの車が乗り上げたと見られている。
これまでに、簡易トイレやベッドのマットレス、それにひつぎが落ちていたこともあったという。
NEXCO西日本の管内で回収された落下物は、昨年度11万件余りに上り、およそ5分に1件、どこかで落下物が発生している計算になる。
落下物による事故の危険性を伝えるチラシを作ったり、横断幕を掲げたりして、積み荷などの落下防止を呼びかけているが、なかなか減らないのが現状だという。
NEXCO西日本の管内でパトロールを担当している保杉さんは、「小さな落下物でも、スピードが出ていると非常に危険で、大事故になる危険がある。荷物の積み方への認識を高め、落下の予防をしてほしい」と話している。
出典
『高速道路の落下物 5年間で166万件』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161111/k10010764911000.html
(ブログ者コメント)
福井市の事例は下記参照。
2016年5月4日掲載
2016年4月26日 福井市の国道でトラックから過積載木材が落下し、対向車線を走ってきた乗用車の運転席に6本が突き刺さって運転男性が死亡、現場はきついカーブだった
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5879/
2016年11月11日8時45分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県を中心に、冷凍メンチカツによる病原性大腸菌O157の集団食中毒が発生した問題で、今回のカツのように油で揚げる調理手順などを残して販売される「そうざい半製品」が、国の衛生基準の対象から外れていることが感染拡大の背景にあることが、分かってきた。
厳密な基準のある冷凍食品と混同される恐れもあり、事態を重くみた厚労省は、新たな基準策定などに着手する方針を固めた。
そうざい半製品は、ギョーザやカツ、コロッケなどが一般的で、材料の準備や味付けの手間をかけずに出来立てを食べられるのが特長。
冷凍食品と似たパッケージで、同じコーナーで販売されることが多いが、冷凍食品のように、細菌数の上限や保存温度などの基準はない。
今回、食中毒が出た食肉加工会社Y社(静岡県沼津市)の冷凍メンチカツと、食品会社I社(神奈川県平塚市)の冷凍メンチカツも、そうざい半製品だ。
被害は、10日までに50人超に拡大している。
厚労省生活衛生・食品安全部は、「消費者にとって冷凍食品と区別しづらく、調理時の生肉加熱処理がおろそかになりやすい」と問題視。
冷凍食品と同様に衛生基準を設けたり、そうざい半製品という名称の使用を禁じて冷凍食品に統合させたりする措置を検討する。
冷凍メンチカツによる集団食中毒の患者に対し、被害の最も多い神奈川県が聞き取り調査を始めたところ、「生っぽかった」、「割った面が赤かった」との声が上がっていることが分かった。
病原性大腸菌O157は、75℃で1分以上加熱すれば死滅するが、被害者らは肉の中心部まで火を通していなかった可能性があり、県は、全患者への調査を続ける。
I社のメンチカツは、包装の裏面に「凍ったまま、170℃~175℃の油で6分間揚げてください」と小さな文字で調理方法が記されている。
神奈川県は表示が不十分だとし、「加熱が十分でないものを家庭で食べることがないよう、具体的表示をすべきだ」と、同社に改善を指導した。
ただ、今回の商品に限って集団食中毒が起きていることから、神奈川県の担当者は、「特定の日に作られた商品が高濃度に汚染されていた可能性がある」と疑い、静岡県は、問題の冷凍メンチカツを製造した同県沼津市の食品加工卸会社T社を4日間立ち入り調査し、原材料や製造ラインに汚染がなかったか調べている。
また、10日には「食べてから、半生に気づいても手遅れです!!」として、ひき肉製品は中心部までしっかり加熱するようにと、危機管理情報を発表した。
新潟薬科大の浦上弘教授(食品安全学)は、「一部の商品は調理法の記載が足りず、文字も小さくて配慮に欠ける。だれもが温度を適切に測って揚げ物をするわけではなく、安全確保の責任を消費者に負わせ過ぎている。間違えない手立てを二重三重に講じなくてはならない」と指摘。
淑徳大学の石井克枝教授(調理学)は、安全な調理法として「解凍してから揚げると中まで熱が伝わりやすい。油は初めは150~160℃に抑え、そこから170~175℃くらいまで上げていく」とアドバイスする。
出典
『そうざい半製品 冷凍食品にあらず 衛生基準、国が策定へ』
http://mainichi.jp/articles/20161111/k00/00m/040/184000c
2016年10月29日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6410/
(2016年11月20日 修正1 ;追記)
2016年11月11日3時0分に朝日新聞から、県の対策案が了承されたという下記趣旨の記事が、現場道路の図解付きでネット配信されていた。
11月10日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故の対策会議が10日、秋田市内であった。
県警から、軽乗用車は流入路と流出路の平面交差から逆走して流出路に入った可能性が高いことが報告された。
会議の冒頭で、県警高速隊が、管理カメラの映像の解析結果として報告した。
軽乗用車が事故に遭った本線下り線に逆走して進入したルートとしては、
①国道105号から逆走して流出路に入り、JCTへ進入
②本線下り線への流入路から平面交差を左折して流出路に入って逆走
の2つが想定されていた。
この日の報告は、このうち、立体交差なら起こりえない②のルートを通った可能性が高いことを示すもので、平面交差の危険性が改めて浮き彫りになった形だ。
対策会議は、学識経験者や国交省、県や県警などの担当者8人で構成される。
この日の会議では、
▽JCTに入った際に左奥にある行き先を示す案内看板を現在より100m手前にも新設
▽国道とJCTを結ぶ自動車専用道に、流入路と流出路を分けるゴム柱の「分離ガード」を設置
▽上下3カ所に進行方向を示す矢印塗装
平面交差では
▽道路両脇に進入方向を誘導する点滅柱を設置
▽流出路と流入路を色分け塗装
などの県が示した対策案が了承された。
会議座長で秋田大理工学部の浜岡秀勝教授が、会議後、「問題を共有できた。即応的に早く対応したい。しっかりフォローもして、安全性をしっかり確認したい」と話した。
今後、対策の現場確認や、他に新たな施策が必要ないかを話し合う予定。
国道から自動車道の上り線を利用しようとしてJCTに入った車が左奥にある今の案内看板を見落として下り線の流入路に入ってしまうと、本線に入る前に、(逆走の可能性がある)平面交差を通ることになる、などの指摘があるという。
出典
『秋田)逆走、平面交差を左折か 大内JCT事故対策会議』
http://digital.asahi.com/articles/ASJCB2SMGJCBUBUB001.html?rm=389
(2017年11月2日 修正2 追記)
2017年10月31日に読売新聞から、大内JCTでは対策として道路塗り分けが終了したが、秋田県の類似箇所では逆走が後を絶たないなど、大内JCTの道路塗装写真付きで、下記趣旨でネット配信されていた。
秋田県由利本荘市の日本海沿岸東北自動車道(日沿道)で軽乗用車に乗っていた高齢者3人が死亡した逆走事故から1年が過ぎた。
運転者が進入路を誤ったことが原因とみられ、国や県、県警は、類似箇所に「進入禁止」の表示を設けるなどして安全対策を講じているが、悲惨な事故につながりかねない逆走事案は後を絶たない。
県警高速隊のまとめによると、県内では今年に入ってからも、高速道路での逆走に関する通報が14件(29日時点)あり、うち3件では、駆けつけた同隊員が運転者を停車させるなどして保護した。
このうち、今月7日午後6時頃、秋田自動車道で逆走した70歳代男性は同隊員に止められ、「慣れない土地で道に迷い、慌てて引き返した」と話した。
男性は、横手ICの手前で方向を間違えたことに気づいてUターンしたという。
9月14日午後5時頃には、60歳代後半の女性が秋田道の秋田南IC入り口付近まで入り、間違いに気づいて車をバックさせた。
7月2日午後7時頃には、秋田道の河辺JCT付近の追い越し車線で70歳代男性が車を進行方向と逆向きに停車させていた。
昨年10月、高齢者3人が死亡した逆走事故が起きた日沿道の大内JCTは、国道から高速道の上り線に向かって上がる進入路と、高速道の下り線から国道へ降りる進入路が近くにある「平面交差」と呼ばれる構造。
上り線への進入口を行き過ごし、下り線の降り口へと間違って入ってしまう危険をはらんでいる。
県道路課によると、同JCTは国の事業費削減を受け、進入路が区分される立体交差としての整備が見送られた経緯がある。
日沿道では、ほかに仁賀保IC、金浦ICの2か所も同様の構造を持つ。
国交省秋田河川国道事務所や県は、大内JCTと仁賀保IC、金浦ICで、進入口付近に、誤って進入しないよう注意を促す大型看板や、正しい進路を示す矢印看板を設置。
進入路を「赤」「青」で色分けする舗装を施すなどの対策を実施した。
全国でも、平面交差のJCTやICは少なくない。
例えば、首都高などを接続する美女木JCT(埼玉県戸田市)や、北陸自動車道の片山津IC(石川県加賀市)では、信号機を取り付けて交通整理をすることで、逆走防止を図っている。
秋田県警と同事務所は18日、大内JCTの地元の交通安全協会に所属する高齢者ら約20人をバスに乗せ、逆走防止の対策箇所を案内する説明会を実施した。
参加者からは、「路面を色分けしたことで分かりやすい」といった受け止めや、「夜中や雪の日は見えづらい」と改善を求める声が聞かれた。
視力や運動能力の衰えもあり、判断、操作を誤りがちな高齢ドライバーによる高速道での逆走は後を絶たない。
県警高速隊は、「対策を講じているとはいえ、予断は許さない。今後も粘り強く事故防止を訴えたい」としている。
高齢者の運転に詳しい秋田大の水戸部一孝教授(人間情報工学)は、「(ハード面の)対策後も誤って進入する構造は解消されていない。夜間や雪の日などに再発しかねない。バーを設置するなど、物理的な防止策が望まれる」と、抜本的な対策を求めている。
出典
『ミス誘発「平面交差」、高齢者の高速逆走相次ぐ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171031-OYT1T50060.html
2016年11月12日3時5分に西日本新聞から、図解付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前5時42分ごろ、福岡県筑紫野市のJR鹿児島線で架線が破断して停電が発生し、同8時ごろには、佐賀県江北町や吉野ケ里町の長崎線でも架線の部品が損傷しているのが確認された。
この影響により、JR九州は、鹿児島線の門司港-鳥栖間で最大約10時間、長崎線の鳥栖-諫早間で最大約5時間、運転を見合わせ、約11万人以上に影響が出た。
JR九州によると、筑紫野市内の天拝山-原田間にある、架線の電気を分ける絶縁部分で、「デッドセクション」と呼ばれる直径16mm、長さ8mの繊維強化プラスチック製のパーツが破断していた。
さらに、長崎線の吉野ケ里公園駅や肥前山口駅の架線でも、損傷が見つかった。
車両を調べたところ、破断した筑紫野市の架線を通過した列車4本で、パンタグラフの損傷を発見。
通過していない別の列車1本でも、損傷が見つかった。
JR九州は、通過した列車の1本が長崎線を運行した際に、異常があるパンタグラフで架線を傷つけ、別の列車は、その架線で損傷したとみている。
この事故の影響により、午後2時半時点で、鹿児島、長崎両線の上下線で特急108本、普通284本が運休した。
長崎線で同2時7分、鹿児島線で同3時40分に全区間で運転が再開されたが、列車の大幅な遅れは続き、久大線や佐世保線、日豊線でも運休や遅れが出ていることから、影響人員は大きく増える見込み。
事故を受けてJR九州は記者会見を行い、福永・取締役運輸部長が、「早朝より、大規模な輸送障害を発生させてしまいました。ご利用のお客さまに大変ご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
出典
『JR不通11万人超影響 長崎、鹿児島線、架線損傷で停電 392本運休』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/288540
(2016年12月6日 修正1 ;追記)
2016年11月29日1時38分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
JR九州の青柳社長は28日の記者会見で、今月2度にわたって停電で大規模トラブルを起こしたことについて、「大変ご迷惑をおかけした」と陳謝した。
また、最初に起こした11日の事故は、想定していなかった部品劣化が原因だとし、来年9月までに管内54カ所で部品を交換する方針だ。
11日の事故は、JR鹿児島線の天拝山―原田の架線のうち、電気を通さない「デッドセクション」と呼ばれる約8mの部分が破断。
通過した列車のパンタグラフが壊れ、その列車が鹿児島線と長崎線の架線を損傷。568本が運休し、約17万人に影響が出た。
JR九州によると、デッドセクションは繊維強化プラスチック(FRP)製の線を樹脂のカバーで覆った架線を使っていたが、何らかの原因で隙間ができ、内部に水が入った。
FRPに含まれる化学物質と水に電気の火花が加わり、内部で化学変化が起き、劣化。
架線にかかる力も加わって、破断したと考えられるという。
担当者は、「経験もなく、想定もしていない損傷だった」という。
JR九州管内にはデッドセクションが83カ所あり、うち計54カ所で同じFRPを使っていた。
来年9月までに、すべて別の部品に取り換える。
JR九州は、22日にも約6万5千人に影響が出るトラブルを起こした。
仮設の架線を設置する際に、必要な部品の取り付けを忘れたことが原因だった。
出典
『化学変化で架線が劣化 JR九州、11日の破断原因説明』
http://www.asahi.com/articles/ASJCX527CJCXTIPE01L.html
2016年11月11日21時5分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月12日付の北海道新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
11日午後2時20分ごろ、鷹栖町にあるゴルフ場「S」から、「従業員が散水車のタンクの下敷きになっている」と119番通報があった。
消防隊員が駆けつけたところ、鷹栖町に住む派遣社員の男性(63歳)が散水車に取り付ける金属製のタンクの下敷きになった状態で倒れていて、近くの病院に運ばれたが、全身を強く打っていて、まもなく死亡が確認された。
警察などによると、ゴルフ場はいまは営業しておらず、当時、男性は敷地内にある倉庫の中で、1人で散水車後部からタンクを取り外す作業をしていたという。
警察は、作業中に誤って下敷きになったとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『散水車のタンクの下敷きで死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161111/4337651.html
2016年11月11日14時6分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月11日13時3分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前11時ごろ、大阪市の米映画テーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)でジェットコースターが緊急停止し、利用客約30人が、一時、座席に取り残された。
発進した直後の、坂を上っている途中に、客の男子高校生が、持ち込みを禁止されている携帯電話をズボンのポケットから取り出したため、係員が緊急停止させたという。
けが人はいなかった。
USJによると、宙づりのような体勢で乗る「ザ・フライング・ダイナソー」と呼ばれるアトラクション。
ジェットコースターは上り坂で止まった状態になり、係員が付き添って1人ずつ降ろし、約50分後に運転を再開した。
USJでは、手荷物の落下防止のため、携帯電話などを持ち込まないよう指導している。
男子生徒は学校行事でUSJを訪れていたといい、退園処分となった。
出典
『USJでコースターが緊急停止 高校生が禁止の携帯持ち込み』
http://this.kiji.is/169666481712742408?c=39546741839462401
『USJの人気ジェットコースター緊急停止、32人取り残される 男子高校生が携帯持ち込みで退園処分』
http://www.sankei.com/west/news/161111/wst1611110048-n1.html
(ブログ者コメント)
〇緊急停止させた係員、携帯電話取り出しをよくぞ見逃さなかったものだ。
安全確認について日ごろから教育訓練を受けていた成果が現れた、ということではないかと感じた。
〇これは、1人の軽率な行為が他人に大迷惑をかけた事例。
同じような事例は、前日の11月10日、鹿児島発日航機内でも起きている。(本ブログでも紹介スミ)
2016年11月12日付で朝日新聞島根版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2016年11月11日付で山陰放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前6時ごろ、自動車部品などを製造するⅮ社(出雲市)で、電気室から黒煙が出ているのを従業員が見つけ、守衛が119番通報した。
室内の大型コンデンサーが燃え、約5時間後に鎮火した。
出火当時、近くには男性従業員5人がいたが、逃げて無事だった。
警察によると、電気炉の電気盤が異常を示す信号を示して、従業員が確認したところ、異常は見つからず、スイッチを入れなおすと、電気炉から「ボン」という音がして煙が出たという。
電気室がある溶解建屋には電気炉が4つあり、それぞれ電源となる電気室が備わる。
当時は、出火した電気室の炉を含め、3炉が稼働し、鉄を溶かしていたという。
出典
『自動車部品工場で火事 約5時間燃え続ける』
11月12日付の山陰中央新報紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
金属を溶かす低周波誘導炉を制御する機械を焼いた。
2016年11月12日0時35分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月11日22時15分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡市は、11日、同市西区の弁当店が製造した弁当に誤って洗浄剤が混入し、うち83食が、同店が入居するスーパーで午前中に店頭販売されたと発表した。
食べて体調に異常を感じた場合は、水や牛乳を飲んだ上で医療機関を受診するよう、呼び掛けている。
市などによると、炊いたご飯を移し替える際、消毒用のアルコールをおひつに噴霧するところを、誤って同じ形状の加熱調理器用洗浄剤(アルカリ性の界面活性剤)を噴霧したという。
午前11時半すぎ、ご飯の色が黄色いことに従業員が気付き、西保健所に連絡したが、のり弁やカツ丼など10種類が販売済みだった。
市によると、洗浄剤が付着したご飯を食べると口の中や食道がピリピリし、炎症を起こす可能性があるという。
出典
『弁当に洗浄剤混入 西区の店が83食販売』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/288563
『ご飯に誤って洗浄剤噴霧、83食販売 福岡市の弁当店』
http://www.asahi.com/articles/ASJCC62S6JCCTIPE041.html
2016年11月10日18時33分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
人身事故でダイヤが乱れた近鉄奈良線の駅で、乗客に対応していた車掌が突然、高架線路から飛び降りるという異例の事態があった。
ネットでは、車掌を擁護する声が盛り上がった。
なぜなのか。
大阪府東大阪市の東花園駅。
近鉄秘書広報部によると、車掌の男性(26)が飛び降りたのは、9月21日午前11時すぎのことだ。
30分前に別の駅で人身事故が起き、ホームは多くの客で混乱していた。
車掌は客に対応していたが、制服の上着や帽子を脱ぎ捨てて高架線路の柵から7m下に飛び降り、腰と胸の骨が折れる重傷を負った。
当時、何があったのか、近鉄は「本人の心理的負担を考慮し、公表は差し控えたい」としている。
だが、ツイッターでは、目撃者の情報として、車掌が乗客に取り囲まれて強い口調で責められ、10分ほどしたころに叫んで飛び降りたという情報が拡散。
行きすぎたクレームがあったのではないかという見立てが広がり、「お客様は神様だから、パワハラを我慢しなければならないの?」、「クレーマーから社員を守るのも企業の責任」と、同情の声が次々に書き込まれた。
ネット上では、車掌への寛大な処遇と心のケアを求める嘆願書への署名活動が始められ、賛同者は5万7千人を超えた。
署名を呼びかけた千葉県浦安市の電気技師の男性(40)は、「状況ははっきりわからないが、職場放棄というより、限界に達した末の出来事ではないか。お客様第一主義が行きすぎ、クレーマーがモンスター化している状況への警鐘になると思う」と話した。
鉄道係員への過剰なクレームは、以前から問題になっていた。
暴力行為も高止まり。
日本民営鉄道協会によると、大手私鉄16社の鉄道係員への暴力行為は、2001年度は81件だったが、08年度以降は200件を超える状況が続く。
15年度は225件だった。
鉄道業界だけではない。
学校現場では「モンスターペアレント」の存在が問題となり、医療現場でも、院内暴力が深刻化している。
「カレー専門店なのに、味がちっとも専門的でない」、「後から来た客に先に料理が運ばれた」。
クレームの問題に詳しい池内裕美・関西大教授が消費者に調査したところ、こんな理由で店員に激しく苦情を言った経験を挙げる人がいた。
池内教授によると、クレームを受けることが多い仕事を「感情労働」と呼ぶことがある。
肉体労働、頭脳労働に次ぐ概念で、フライトアテンダントや飲食業、介護・福祉職などが代表的だ。
感情を押し殺して対応し、ストレスをため込んでしまう。
「揚げ足を取るようなクレームの問題がメディアでも取り上げられるようになり、誰もが思いあたる節がある。それが今回の擁護の声につながっているのでは」
感情労働を支えるには、従業員同士で語り合うなど、横のつながりで助けあうことが有効だが、「それだけでは足りない」と池内教授。
日本では、客を最優先にすることを当たり前ととらえる風潮が強い上、最近はSNSであおられる傾向があり、「クレーム社会」ぶりが過熱していると池内教授はみる。
「消費者も謝罪を受け入れる寛容さや、『自分だったら』と想像する力が必要。過剰なサービスを再考する時期に来ている」
飛び降りた車掌は退院し、通院治療中。
寛大な処分を求める声が多く届いた近鉄は、「鉄道従事者は可能な限り安全優先に努めるのが義務で、制服を脱ぎ捨て線路に直行する行為は許されない。ただ、寄せられた声も考慮し、当時の状況などを聞いた上で、精神的なケアも含めて今後の対応を検討する」としている。
出典
『飛び降りた車掌に同情論 モンスター生むクレーム社会』
http://digital.asahi.com/articles/ASJC97RMPJC9UTIL04R.html?rm=750
(ブログ者コメント)
ブログ者も、何回か、駅員に激しく詰め寄る乗客の姿を見て、「あの駅員に細かい情報は入ってないはず・・・文句を言っても仕方がないのに・・・」などと思いながら通り過ぎたことがある。
一方、たまに乗客に暴力をふるわれることもある由。
駅員さんも大変だ。
顧客と直接コンタクトする企業にとって、社員をトンデモ客から守ることも「安全確保」の一つではないかと感じた事例につき、紹介する。
関連報道として、以下が目についたので、タイトルのみ紹介する。
(2016/10/ 5 11:30 週間朝日)
『近鉄車掌飛び降りで浮かぶ「お客様は神様か?」問題』
https://dot.asahi.com/wa/2016100400204.html
(2016.11.2 10:00 産経新聞west)
『何が追い詰めたのか? 職務放棄して高架から飛び降りた近鉄車掌、寛大処分求める署名運動も』
http://www.sankei.com/west/news/161102/wst1611020005-n1.html
2016年11月10日13時13分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月11日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県姫路市の「H」中学校で、2012年、トイレの扉に足を挟まれ指を切断したとして、当時中学1年だった女子生徒(17)が9日までに、市を相手取り、慰謝料など約450万円の損害賠償を求める民事訴訟を神戸地裁姫路支部に起こした。
提訴は10月13日付。
訴状によると、女子生徒は同年7月、部活動を終え、顧問の指示で体育館にある女子トイレの窓の施錠を確認。
出入り口でスリッパから靴に履き替えた際、鉄製の扉が勢いよく閉まり、扉と敷居の間に右足を挟まれ、人さし指の先端を切断する大けがを負ったとしている。
トイレは1989年に設置され、扉の上部には、緩やかに開閉するよう調整する「ドアクローザー」が設置されていたが、長年の使用で部品が劣化して、急に扉が閉まる状況が頻発していた。
生徒側は、「中学校は、点検を長年にわたり十分に行わず、点検や部品交換などの安全対策に必要な措置が講じられていなかった」などと主張している。
生徒側は示談を検討したが、市が提示した約90万円の賠償金額に「足の見た目の悪化など精神的苦痛が考慮されていない」と不服を訴えていた。
市は、「誠意を持って対応してきたつもりだが、非常に残念。司法の判断を仰ぎたい」としている。
出典
『中学のトイレ扉で足指切断 被害生徒が姫路市提訴』
http://this.kiji.is/169213284374447608
2016年11月10日4時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海を汚染する海洋プラスチックは、海鳥が食べ物を探すカギとなる臭いを出しているとする論文を、米カリフォルニア大の研究チームが、9日付の米科学誌サイエンス・アドバンスに発表する。
誤飲の原因となっている可能性があるという。
チームは、主要なプラスチック3種類について、海水にさらされていないものを10検体ずつ、さらされたものを12検体ずつ、それぞれ分析。
海水にさらされたプラスチックだけが、ジメチルスルフィド(DMS)という物質を発していた。
DMSは、海の動物性プランクトンも作ることが知られている物質。
海面に漂う生物を食べているミズナギドリなどの遠洋の鳥類は、嗅覚でこの物質を感知してエサを探している。
チームは、さらに、エサ探しや巣作りの方法とプラスチックの誤飲率の関係を、過去の文献で調べた。
嗅覚によるエサ探しをする鳥のグループの誤飲率は約48%で、そうでない鳥たちの約5倍だった。
地面を掘って地下に巣作りをするグループの誤飲率も約25%で、地上に巣作りする鳥の約3倍だった。
出典
『プラスチック+海水=エサの臭い? 海鳥の誤飲原因か』
http://www.asahi.com/articles/ASJC77393JC7UBQU00K.html
(ブログ者コメント)
マイクロプラスチックについては、過去にも以下などを紹介済。
2014年9月13日掲載
2014年9月6日報道 マイクロプラスチックによる海洋汚染を防止するための世界的動きと日本の現状
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4263/
今回の情報を機に調べなおしたところ、以下の情報も気になったので紹介する。
(2015年9月7日 NATIONAL GEOGRAPHIC)
海には大量のプラスチックごみが流出している。
海鳥のなかには、これを誤って飲み込んでしまうものがいるが、その数は全体の90%、2050年までには100%に達する見込みであることが、最新の研究で明らかになった。
これは、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の研究チームが先週発表したもので、論文の筆頭著者クリス・ウィルコックス氏は、「体内からプラスチックが見つかる種の数も、その個体数も、毎年数%ずつ急速に増えています」と語る。
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出典
『海鳥の90%がプラスチックを誤飲、最新研究で判明 増える一方の海洋ごみが、鳥たちの命を脅かす』
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/090400246/
2016年11月11日13時29分に時事ドットコムから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本航空は、11日、鹿児島発羽田行きの646便(ボーイング767-300型機)の女性客室乗務員(49)が、10日、離陸直後の上昇中に転倒し、骨盤を骨折したと発表した。
乗客らにけがはなかった。
国土交通省は航空事故に認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官を派遣した。
同省などによると、646便は乗員乗客129人が搭乗し、10日午後1時15分ごろ離陸。
約10分後のシートベルト着用サインが点灯中、乗客の男性が抱いていた幼児を隣の席に移した。
乗務員が男性を注意するため立ち上がろうとした際に機体が揺れ、床に転倒したという。
出典
『日航客室乗務員が骨折=上昇中揺れで転倒-国交省』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111100462&g=soc
11月11日14時39分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、シートベルトの着用サインがついていたが、乗客の幼い子どもが安全に座れているか確認するため、この客室乗務員がシートベルトを外して身を乗り出した際、機体が揺れたという。
日本航空の規定では、着用サインがついていても、乗客の安全確保などの際には、客室乗務員は席を離れることができるという。
当時、鹿児島空港周辺は小雨が降り、気流の乱れにより機体が揺れることが予想されていたという。
出典
『日本航空機 上昇中に大きく揺れ客室乗務員大けが』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161111/k10010765271000.html
11月12日0時0分に日本経済新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本航空は、10日の鹿児島発羽田行き646便で、鹿児島空港を離陸直後の上昇中に機体が揺れ、女性客室乗務員(49)が腰の骨を折るけがをしたと、11日に発表した。
他の乗員・乗客にけがはなく、機体に異変も見られなかった。
日航によると当時、鹿児島上空は悪天候だったという。
運輸安全委員会は航空事故と認定し、調査官を羽田空港に派遣した。
同社によると、10日午後1時23分ごろ、シートベルト装着のサインが点灯している最中に父親のひざの上に座っていた幼児が立とうとしているのを客室乗務員が発見。
自席のベルトを外して身を乗り出そうとした際に機体が大きく揺れ、床に転んだという。
646便は、同日午後2時30分すぎに、当初予定時刻通りに羽田空港に到着。
乗務員はそのまま勤務を続けたが、腰に痛みを感じ、病院で診察を受け、骨折が判明した。
出典
『上昇中の日航機で揺れ 鹿児島空港離陸直後、客室乗務員けが』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG11HA5_R11C16A1CC1000/
11月11日16時13分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
客席にいた幼児が席を移動しかけたため、客室乗務員は注意しようとシートベルトを外して身を乗り出していた。
出典
『日航 離陸上昇中に揺れ、乗務員骨折』
http://mainichi.jp/articles/20161111/k00/00e/040/302000c
2016年11月11日10時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月11日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
10日午前11時45分ごろ、千葉県富津市のアパート建設現場で、2トントラックの荷台に積まれた「U字溝」と呼ばれる資材を下ろす作業中、U字溝に乗っていた同県市川市の作業員の男性(47歳)がバランスを崩し、高さ約1.2mの荷台から路上に転落。
その弾みで荷台のU字溝が崩れて頭を直撃、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は即死とみられる。
荷台にはU字溝が計7本積まれており、パワーショベルに乗った別の男性作業員と2人で作業をしていた。
男性はU字溝を運ぶため、ワイヤの取り付けを担当していた。
U字溝はコンクリート製で、長さは2m、幅36cm、重さは約320kgだった。
出典
『頭にU字溝落下 建設作業員が死亡』
http://www.sankei.com/affairs/news/161111/afr1611110008-n1.html
(2017年3月15日 修正1 ;追記)
2017年3月11日付の千葉日報紙面に、クレーン機能のないショベルカーを使わせていたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
木更津労基署は10日、作業員にクレーン機能のないパワーショベルでコンクリート製のU字溝を吊り上げさせたなどとして、労安法違反の疑いで、作業を指示した袖ヶ浦市の建設業男性(57)を書類送検した。
容疑は昨年11月10日、同現場で派遣労働者の男性に2トントラックの荷台からU字溝を下ろす作業をさせる際、掘削用のパワーショベルでU字溝を吊り上げさせた疑い。
同署によると、建設業男性は個人事業主で、現場にはクレーン機能のないパワーショベルしかないことを知りながら、作業を指示。
「自分が指示した。問題があった」と話しているという。
2016年11月10日17時57分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月10日19時31分に朝日放送から、11月10日20時39分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前9時半ごろ、大阪・吹田市垂水町のマンションの敷地内で、建物の壁に立てかけられていた鉄パイプ1本が突然倒れ、近くにいた車いすに乗った89歳の母親と、車いすを押していた66歳の娘にあたった。
警察によると、2人はこのマンションに住んでいて、母親が肩に打撲、娘が頭などを打ち出血したが、けがの程度は軽いという。
鉄パイプは長さ4m、直径5cmで、重さが10kgほどあり、隣の建物の塗装工事のための足場に使う予定だったという。
警察などによると、当時は計4人で、マンションの隣のビルの塗装工事と足場を組む作業をしていた。
警察が、業務上過失傷害の疑いがあるとして、安全管理に問題がなかったか、工事関係者などから話を聴いて調べている。
(以下はNHK音声情報)
女性は、車いすに乗って玄関のスロープを後ろ向きに進んでいたところ、隣接する建物に立てかけてあったパイプが倒れてきたという。
出典
『鉄パイプ倒れ 女性2人軽傷』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161110/4289132.html
『工事用鉄パイプ倒れ 通行人2人けが』
http://webnews.asahi.co.jp/abc_2_004_20161110006.html
『鉄パイプ倒れ車いすの女性ら2人直撃 大阪の工事現場』
http://www.asahi.com/articles/ASJCB6DCGJCBPTIL020.html
2016年11月11日17時12分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月11日20時30分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日夜、広島市に本社があるバス会社「H」の路線バスで、運転手が終点で寝ている乗客に気付かず、バスに鍵をかけて退社していたことがわかった。
中国運輸局広島運輸支局は、会社に対し、安全管理を徹底していなかったとして、厳重注意した。
会社によると、9日午後10時半ごろ、広島市中区の「県庁前」と広島市東区の「温品4丁目」の区間を走る路線バスを運転していた40代の男性運転手が、その日の最終便で終点に着いた際、男性の乗客が車内の一番後ろで寝ているのに気付かず、そのまま鍵をかけて退社してしまったという。
バスは「温品4丁目」の停留所がある温品車庫に止められ、乗客は午前1時頃に目が覚めて、自力で運転席の窓を開けて外へ出て、110番した。
会社によると、男性運転手は車内の後方を確認していなかったということで、広島運輸支局は、11日、会社に対して、車内の確認が不十分で安全管理を徹底していなかったとして、厳重注意した。
会社では、すべての乗務員に対して、終点での車内の確認を徹底するよう改めて注意喚起を行ったということで、「お客様に大変なご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。再発防止を徹底します」とコメントを出した。
出典
『乗客に気付かずバスにカギ』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20161111/4332241.html
『バスに乗客置き去り、広島 運転手が確認せず施錠』
http://this.kiji.is/169771424070878708?c=39546741839462401
2016年11月8日21時2分に時事ドットコムから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月9日21時26分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市の食品会社H社の缶詰にゴキブリが混入していた問題で、缶詰を製造した下請け工場(同市)の建物を屋外と遮断するためのシャッターに穴が開いていたことが、静岡市保健所への取材で、8日までに分かった。
同保健所は、虫の進入経路になったとみて、穴をふさぐとともに、定期的に確認して再発を防止するよう、下請け会社を指導した。
同保健所によると、工場内を屋外から遮断するため原材料搬入口に設置された樹脂製の「シートシャッター」に、直径2~3cmほどの穴が開いていた。
シャッターは搬入口一面を覆っており、天井へ巻き取る構造のため、端の部分がこすれてほつれたとみられる。
穴が開いた時期は不明という。
H社は、10月27日、ホームページ上におわびの文章を掲載。
同保健所が翌28日に製造工場を立ち入り検査し、シャッターの穴を確認した。
H社によると、休憩時間に工場のラインを止めた際に、空の缶にゴキブリが入ったとみられるという。
同社は、「偶発的な混入」と判断し、製品の回収はしていない。
食品衛生法では、ネズミや昆虫の駆除実施が年2回義務づけられているが、同社は毎月、年12回実施していたという。
出典
『ツナ缶工場シャッターに穴=虫進入経路か、再発防止指導-静岡市』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110800850&g=soc
『ツナ缶のゴキブリ、工場シャッター隙間から侵入の可能性』
http://www.asahi.com/articles/ASJC94PP6JC9UTPB00C.html
11月11日19時28分にNHK静岡からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
約1.5cmのゴキブリが混入していた。
工場の原材料の搬入口に設置した防虫シャッターが、経年劣化のため、長さ2cmほどの隙間ができていた.
この隙間が、いつから空いていたかはわかっておらず、虫は、この搬入口から缶詰を製造する製造室に入り込んだとみられるという。
出典
『H社が虫混入で謝罪対策も』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034285111.html?t=1478894808059
11月11日18時33分に時事ドットコムからは、再発防止策に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月12日付で読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
H社は、11日、社長直轄の異物特別対策室を設置するなどの再発防止策を公表した。
同社によると、対策室には専従社員4人を選任し、社外の有識者も加える。
また、自社工場と協力工場にも、異物混入対策の担当者を置くとしている。
加えて、
▽工場の密閉度を高める
▽消毒や害虫駆除作業の頻度を増やす
▽製造ラインに異物混入防止用のカメラを設置する
▽工場内の全ての照明を発光ダイオード(LED)に切り替えて視認性を高める
などの対策を講じる。
出典
『H社 再発防止へ対策室を設置=ツナ缶の虫混入受け』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111100841&g=soc
『H社、異物対策室設置へ』
http://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20161111-OYTNT50254.html
(ブログ者コメント)
〇製品の回収をしない理由について、H社のホームページには、
下記趣旨の記述があった。
製造日から1年 10 ヶ月を経過し、他のお客様からの お申し出がないことから、連続性はなく、現在販売している製品につきましては、安心してお召し上がり頂けると判断いたしております。
現時点では連続性がないことから、「食品企業の事故対応マニュアル作成のための手引き」に準じて対応を行いました。
〇シートシャッターに穴(隙間?)が開いていた件、協力工場の人が気づかなかったのも問題だが、H社としても、これまで協力工場に品質管理チェックに行った際、気づかなかったのだろうか?
チェックに行ってなかった?
そんなことはないと思うのだが・・・。
2016年11月8日14時15分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月8日12時44分に和歌山放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし4月、解体工事が行われていた和歌山市北出島の漬物工場の倉庫で火災が発生し、作業をしていた4人が顔や腕にやけどをするなどの軽いけがをした。
和歌山労基署が調べたところ、この作業を行っていた和歌山市の業者が、倉庫の天井に燃えやすい性質の断熱材(硬質ウレタンフォーム)が使われていることを認識していたにも関わらず、その近くで火花が出る「ガス溶接機」と呼ばれる機械を使っていたことがわかったという。
また、この業者は、こうした事故を防ぐために法律で求められている「作業主任者」を置いていなかったという。
このため、同署は、法人としての解体業者と65歳の社長、それに38歳の現場責任者を、労安法違反の疑いで書類送検した。
出典
『解体工事火災 業者ら書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044222181.html?t=1478638236090
『解体作業事故で2人を書類送検 和歌山労基署』
http://wbs.co.jp/news/2016/11/08/90960.html
2016年11月8日20時46分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月8日20時26分に熊本県民テレビ(NNNニュース)から、11月9日付で毎日新聞熊本版と朝日新聞熊本全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後4時40分ごろ、熊本市中央区中央街のビルの解体現場で、突然、2階の壁の一部が外側に崩れた。
警察によると、現場で作業をしていた19歳の男性が巻き込まれて転落し、上半身が崩れ落ちた壁の下敷きになり、あごの骨を折る大けがをした。
当時、現場では3人の作業員が大型の重機を使ってビルを取り壊す作業を行っていて、2階の壁を解体中だった。
けがをした男性は、ビルの周りに組み上げた足場の3階部分でショベルカーを誘導していたという。
ビルは5階建ての鉄筋コンクリートで、一連の熊本地震で半壊となっていたという。
現場は熊本市中心部の飲食店などが建ち並ぶ人通りの多い場所で、崩れた足場が道路を塞いだため、周辺では交通規制が行われた。
警察は、ほかの作業員から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『解体中のビル壁崩れ1人大けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5004236512.html?t=1478638655639
『解体現場で壁が崩れ男性が下敷きになりけが (熊本県)』
http://www.jrt.co.jp/nnn/news8686190.html
『重傷 男性作業員、地震で解体中ビルで』
http://mainichi.jp/articles/20161109/ddl/k43/040/314000c
(2016年11月18日 修正1 ;追記)
2016年11月9日付の熊本日日新聞紙面には、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
ビルは10月中旬ごろ、上階から解体を始め、3階までの解体を終了していた。
同日はパワーショベルを2階に乗せ、男性ら3人が作業していた。
何らかの弾みで外壁が男性側に崩れ、足場などを巻き込み落下したという。
2016年11月8日18時52分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月9日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後0時半ごろ、岐阜県飛騨市古川町戸市の国道41号線で、ガソリンと軽油を積んだタンクローリーが横転した。
この事故で、運転していた愛知県の31歳の男性が腕に軽いけがをしたほか、タンクローリーに積まれていたガソリン6200ℓと軽油2000ℓが漏れ出して、付近の道路や川に広がっている。
飛騨市などは、引火のおそれがあるとして、半径100mの範囲の13世帯52人を対象に避難を呼びかけ、午後6時の時点で、39人が現場から1km余り離れた集会所に避難しているという。
また、国道41号線は午後6時の時点で、現場を中心におよそ10kmにわたって通行止めが続いている。
現場は、タンクローリーの進行方向から見て登り坂の急なヘアピンカーブになっていて、タンクローリーは追い越し車線で横転したという。
近くの男性(65)によると、現場では、追い越し車線を曲がり損ねる事故が多発しているという。
警察が、事故のくわしい原因を調べるとともに、消防や県の土木事務所が油の回収を急いでいる。
出典
『タンクローリー横転し油流出』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084227101.html?t=1478637686703


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。