2017年2月23日12時23分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前6時40分ごろ、浦臼町キナウスナイのTさん(72歳)の住宅から火が出た。
消防車8台が出て消火にあたり、火はおよそ3時間半後に消し止められたが、Tさんの木造2階建ての住宅1棟が全焼し、1階の焼け跡から3人が遺体で見つかった。
警察によると、Tさんは70代の妻と40代の息子の3人暮らしだが、いずれも連絡が取れなくなっているということで、遺体はこの3人ではないかとみて、確認を急いでいる。
また、Tさんの亡くなった母親の葬儀を控えていたということで、焼け跡からは、この母親とみられる遺体も見つかった。
火災のあった住宅の近くに住む70代の男性は、「はじめに煙が見えて、一気に1階から火が出ていた。 家では仮通夜が行われていたと知り合いから聞いた。とても心配している」と話していた。
現場は石狩川沿いにある田園地帯で、警察と消防は火事の原因を調べている。
出典
『浦臼町 住宅火災で3人の遺体』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170223/4170811.html
2月23日11時45分にテレビ朝日からは、仮通夜でローソクが灯し続けられていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(現地からの記者レポート)
火事があった2階建て木造住宅です。
現在、火は完全に消し止められましたが、反対側が見えるほどに焼け落ちています。
近所の人が午前6時半すぎ、「1階から煙が出ている」と消防に通報しました。
火は、駆け付けた消防が約2時間後にほぼ消し止めましたが、内部が全焼し、中から4人の遺体が発見されました。
警察によりますと、この家にはTさん(72)と妻、息子の3人が暮らしていて、3人と現在、連絡が取れない状態になっているということです。
近所の人によりますと、22日はTさんの102歳の母の仮通夜が行われていて、夜からろうそく1本の火をともし続けていたということです。
警察が遺体の身元の特定を急ぐとともに、火の出た原因について詳しく調べています。
出典
『仮通夜のろうそくが原因か 住宅火災4人の遺体』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000095010.html
2月28日19時17分に毎日新聞からは、火災の原因に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ストーブに給油するゴムホースが劣化して灯油が漏れ出し、たばこの火がついた可能性があることが、28日、消防への取材で分かった。
消防によると、屋外にある灯油タンク(490ℓ)から室内のストーブにつながる配管のうち、ゴムホースが使われている部分が劣化し、灯油が漏れ出したとみられる。
警察はこれまで、3人の遺体のうち2人の身元を、Tさんと妻(72)と確認。
死因は、Tさんが焼死、妻は一酸化炭素中毒だった。
出典
『3人死亡火災 配管劣化で灯油漏れ引火か 北海道・浦臼』
http://mainichi.jp/articles/20170301/k00/00m/040/026000c
(ブログ者コメント)
映像を見ると現場は一面雪景色で、その中に住宅が点在している、そのうちの1軒。
たばこの火が着火源の可能性ありとのことだが、そのような小さな熱源よりは、ローソクのほうが、着火源としては可能性が高いような気がする。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。