2017年2月23日12時29分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年4月、岐阜県美濃市で、第3セクターの長良川鉄道の列車がトンネル内で脱線し、運転士の男性が胸の骨を折る大けがをした事故で、国の運輸安全委員会が報告書を公表した。
それによると、トンネル内の漏水でレールが腐食していたことや、まくら木のボルトが緩んでいたことなどから、列車の重みでレールが沈み込んで折れ、脱線した可能性があると指摘した。
また、会社側は、レールの交換に摩耗の程度などの基準を設けていたものの、点検は長年、目視だけで行うなど、十分ではなかった可能性があると指摘した。
その上で、再発防止策として、トンネル内の漏水している場所で、重点的にレールの腐食状況を確認した上で、腐食を防ぐためにレールに防腐剤を塗ることなどを求めている。
出典
『脱線はレールの腐食が原因か』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170223/4147981.html
事故発生当時の状況は、2016年4月15日23時23分に朝日新聞からネット配信されていた下記記事参照。
15日午後7時半ごろ、岐阜県美濃市須原の須原トンネル(全長約280m)内で、岐阜県などが出資する第三セクター「長良川鉄道」(本社・同県関市)の北濃発美濃太田行き1両編成のディーゼル車が脱線した。
男性運転士(35)が肋骨を骨折し、乗客の男女2人にけがはなかった。
警察と同鉄道によると、トンネルは車両の進行方向に向かって右にカーブしており、何らかの原因で後輪が左側に脱線した。
衝撃で、車体の一部がトンネルの壁面に接触したという。
この事故の影響で、美濃市―郡上八幡間は終日運休。
16日も、同区間は運休する見通しだという。
国の運輸安全委員会は、16日、調査官2人を現地に派遣し、原因を調査する。
出典
『長良川鉄道、トンネル内で脱線 運転士が軽傷 岐阜』
http://www.asahi.com/articles/ASJ4H728QJ4HOHGB01G.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。