2017年2月25日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月25日18時11分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前7時50分ごろ、秋田市向浜1丁目のN社(本社東京)の木工ボード工場で「工場内で火花が何かに引火して爆発した」と、従業員から119番があった。
男性従業員(54)が顔や両手首などにやけどを負い重傷。意識はあり、命には別状ないという。
消火活動に当たった25歳と39歳の消防隊員2人も、軽いやけどなどを負った。
火は工場内の木質チップなどに延焼し、約7時間半後にほぼ消し止められた。
警察と消防によると、木工ボード工場内の人がいない建物に設置された火花検知器が反応したため駆け付けた複数の従業員が、工場南側で製造機械の一部から火が出ているのを発見。
消火栓などで初期消火に当たったところ、急速に燃え広がり、爆発が起きたという。
工場は外周約250mの範囲で壁と窓ガラスが破損。
消防は、工場内で出た火が空中に舞う細かい木くずに引火して粉じん爆発が発生した可能性が高いとみている。
出典
『新秋木工業「工場内で爆発」 1人けが、秋田市向浜』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170225AK0004/
『木板製造工場 粉じん爆発か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6014238441.html?t=1488053314767
2月26日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
木片やサイロに延焼して、爆発が起きた。
爆発があったのは、木片を固めて板を作る工場。
(ブログ者コメント)
報道から考えると、初期消火で使った水あるいは消火器噴射?の勢いで床などにたまっていた木くずが舞い上がり、それに火がついて粉じん爆発が起きたのかもしれない。
(2017年3月11日 修正1 ;追記)
2017年3月26日付の秋田魁新報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
同社によると、同市向浜には工場が2棟ある。
木工ボード工場は西側に位置し、乾燥させたチップを板の形に成形してプレスし、製品化している。
工程は全自動で、24時間稼働。
従業員は別室でモニターから稼働状況に異常がないか監視している。
当時は10数人が勤務していた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。