







2014年9月3日23時3分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後0時35分頃、愛知県東海市の新日鉄住金名古屋製鉄所で小規模の爆発事故があったと、同製鉄所から119番があった。
警察によると、同社と協力会社の男性社員計15人が顔などにやけどを負い、うち5人が重傷。
同製鉄所では今年に入り4回、大量の黒煙が噴出するトラブルが発生している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140903-OYT1T50120.html
2014年9月4日0時55分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社などによると、火災は、第1コークス炉で起きた。
コークス炉は石炭を蒸し焼きにするもので、ここで生産されたコークスは高炉に運ばれ、鉄鉱石と混ぜて鉄分を取り出す「還元剤」や熱源として使用される。
作業員が午前10時半ごろ、コークス炉内にある石炭の一時貯蔵施設「石炭塔」の上部から白煙が上がっているのを確認。
通報を受けた東海市消防本部がまもなく駆けつけたが、炎が出ていないため消火活動はせず、煙もほぼ収まったとして正午ごろには撤収した。
ところが午後0時35分ごろ、再び同じ石炭塔で異常燃焼が発生。
最初の発煙の原因などを調査するために石炭塔の近くにいたとされる同社と関連会社の社員計15人が顔などにやけどを負った。異常燃焼の際に爆発音を聞いたという負傷者もおり、5人は重傷で入院した。
その後も火災は収まらず、午後1時25分ごろには、第1コークス炉と第3コークス炉をつなぐベルトコンベヤーに延焼。消火活動は夜まで続いた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG936SYXG93OIPE03T.html
2014年9月4日18時48分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
社長は4日、知事に謝罪した後、記者団の取材に答えた。
社長らによると、白煙が収まった際、従業員らが石炭塔にたまっている石炭を使い切ろうとコークス炉に移し替える作業をした。
その際、石炭塔に空気が逆流し、酸素が入り込んだため、燃え上がったという。
最初はシール効果で空気が逆流しないが、空気をまきこんだ。
通常、石炭塔内にある石炭は1日で使い切るが、この日は年に1度必要な工事のため、3日間、約100トンの石炭が滞留していたという。
石炭の事前処理工事をしていた関係で、ほぼ3日間、約100トンの石炭が滞留していた。普段は回転しており、1日以内にはける。
この工事は、事前処理設備を1年に1回止めてやる工事で、事前処理しないコークスと事前処理するコークスの切り替えが行われて滞留した。
毎年やっている工事につき、石炭は毎年滞留する。今回との相違点は、過去の定量的なデータを調べている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG945HD6G94OIPE01R.html
2014年9月4日19時15分と9月5日16時13分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月4日20時59分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
会社側によると、爆発が起きる約2時間前、この設備の温度が上昇したことから、内部を調べたところ、長時間にわたって保管されていた一部の石炭が、発熱して煙を上げていたという。
このため、石炭を使い切ろうと、緊急の措置として石炭塔下部にある扉を開け、煙を出していた石炭をコークス炉に落とす作業を行い、大半を落とし終えたところ、突然、爆発が起きたという。
会社側は石炭を排出したことで空間ができて空気が流れ込み、何らかの現象が起きた結果、爆発につながった可能性があるとみている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20140904/4320821.html
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20140905/4358541.html
http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014090401001851.html
2014年9月6日1時12分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新日鉄住金は5日夜、1基の操業を再開した。
事故原因は「水分の少ない石炭を長時間保管したため」と判断、水分の多い石炭に切り替えた。
所長によると、石炭の発熱・爆発は「まれな現象」なため、石炭貯蔵設備には消火設備がなく、安全マニュアルも整備していなかった。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140906k0000m020141000c.html
2014年9月6日10時3分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社側によると、社員らは設備の内部の温度が異常に上昇し、「ホッパー」と呼ばれる容器に入った一部の石炭から煙が上がっていたため、設備の周りで調査にあたっていたという。
このうち重傷の5人は、いずれも「ホッパー」の排出口側にいたところ、突然、爆発が起きて熱風を激しく受けたため、大やけどをしたという。
爆発の衝撃や爆風による打撲などはなかった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20140906/4389241.html
2014年9月3日13時47分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前9時半ごろ、京都市山科区勧修寺風呂尻町で水道管(鋼管、直径50cm)が破損し、水は一時、20~25m噴き上げた。
京都市上下水道局によると、午後1時現在、復旧の見通しは立っておらず、最大で付近の1万2千世帯に濁水の恐れがあるとしている。
同局の説明では、漏水していた水道管の修繕作業をしている際に、別の箇所から水が漏れ、噴き出したという。
水道管は1968年の敷設で、同局は老朽化が原因とみて調べている。
近くの自営業の男性(64)は、「7階建てマンションの6階付近まで水が上がっていた。現場の隣の家も水浸しだった」と話していた。
現場は、市営地下鉄小野駅の西約300mの住宅街。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140903000075
2014年9月2日21時14分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月2日付の東京新聞夕刊からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9月3日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
国の排水基準を超える水素イオン濃度(pH)の廃水を東京湾に流したとして、千葉海上保安部は2日午前、水濁法(排出基準)違反の疑いで、アルミ製造・販売「不二サッシ」(本社・川崎市)の千葉工場(千葉県市原市)と、子会社のアルミ製品製造販売「不二ライトメタル」(本社・熊本県長洲町)を家宅捜索した。
両社の工場は同じ敷地内にあり、同じ排水管を使っていたらしい。
同保安部は、いずれかが排出した可能性があるとみて調べる。
これまで日中の検査では有害な排水は見つかっておらず、夜間の排水のみから検出された。
排出量や魚などへの影響は、今のところ不明。
同保安部は違法排水を複数回確認しており、日常的に行っていた可能性があるとみて、関係者への聴取を進めるとみられる。
水濁法は、海に流す排水などの水素イオン濃度(pH)の基準を5~9と定めている。
関係者によると、両工場周辺での水質検査では、これまでに複数回、pHが3に近い強酸性や、11程度の強アルカリ性の反応が出た。数種類の有害物質も検出されているという。
一般的な薬品などのpHは、塩酸が0、食酢やクエン酸が2~3、漂白剤などに使われる炭酸ナトリウムは11~12。
適正な中和処理をしなかったために、アルミニウムの加工工程などで使用される化学物質が混ざっていた可能性があるという。
水濁法に違反した場合、6月以下の懲役や罰金が科される。
有価証券報告書などによると、同社は住宅、ビルの窓枠やアルミ材の生産・販売事業を展開。昨年度のサッシやアルミ材の売上高は約935億円で全体の約9割を占めた。1965年完成の千葉工場は従業員約110人。
不二サッシ本社広報室は、取材に「家宅捜索を受けたのは間違いないが、操作の根拠、状況が分らない。内容が分かり次第、社として説明したい」とコメントした。
東京湾への違法排水を巡っては、鉄鋼大手のJFEスチール東日本製鉄所千葉地区(千葉市)が2005年10月、シアン化合物を含む汚染水を流したとして、社員3人が略式起訴されている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140902k0000e040232000c.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014090202000235.html
(2014年11月7日 修正1 ;追記)
2014年11月6日付で毎日新聞千葉版から、不二サッシの子会社が意図的に基準値オーバーの排水を流していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市原市にあるグループ事業所から基準値を超えるアルカリ性廃水を東京湾に流したとして、同市の改善指示を受けたアルミ製造・販売の不二サッシ(川崎市)。
土屋社長は5日、排出元の子会社の社長とともに市原市役所で記者会見し、「市民の信頼を裏切り、迷惑を掛けてしまった」と謝罪した。
両社によると、千葉事業所では1日当たり約2400m3を排水。
2009年ごろ、廃水処理設備の一部が故障したが、現場の「ライン長」ら数人は「現有設備の流用で対処できる」と判断。
だが、すべての廃水を処理しきれず、最大で1日約10m3を、最終処理せずに排出していた。
また、排出前には水質測定があり、異常値が出れば自動的に予備槽に送られてストップする仕組みがあったが、ライン長らは測定機器を操作し、予備槽に送られないようにしていた。
そのため、ライン長の上司たちが不正に気付くことはなかったという。
不正の動機について土屋社長は、海保の捜査が続いていることを理由に明らかにしなかったが、「現場を過大に信頼し、任せきりにしていた」と、反省の弁を述べた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20141106ddlk12040060000c.html
2014年9月2日3時3分に読売新聞から、「老朽インフラ延命、点検技術者5000人養成へ」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
建設から半世紀近くが経過して耐用年数を迎えつつある自治体管理の橋やトンネルなどのインフラ(社会基盤)を巡り、国交省は耐用年数を延ばすため、自治体の点検技術者を今後5年で5000人程度、養成する方針を決めた。
国は、老朽インフラが原因の重大事故を2030年までに「0件」とすることを掲げ、自治体に5年に1回の点検を行うことを義務づけており、自治体の検査態勢を大幅に拡充する狙いがある。
12年12月の中央道・笹子トンネルの天井板崩落事故を受け、国は老朽インフラの不具合を早期に発見することで「長寿命化」を図る基本計画を策定。
しかし、橋の約94%、トンネルの約72%は、技術者不足の課題を抱える自治体が管理している。
国交省の調査では、橋の保全業務担当の職員が0人だったのは、市区が14%、町は46%、村では70%に上る。
このため、国交省は自治体職員を対象とした技術研修を導入。コンクリートの損傷を見抜くポイントなどを5日程度で習得させる。
年20数回にわけ約40人ごとに行われ、5年後に全国約1700市町村に研修を受けた技術者を2~3人ずつ配置できる計算になる。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140901-OYT1T50154.html?from=ycont_top_txt
2014年9月3日16時21分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岩見沢市郊外にある廃棄物処理会社が汚水処理の作業手順を誤ったため、一時、近くの住宅地に異臭が漂う騒ぎがあり、市はこの会社に再発防止の徹底を指導した。
岩見沢市によると、2日夜遅くから3日未明にかけて、市内の複数の住民から「硫黄のようなにおいがする」と消防や市に通報があった。
市が調べたところ、岩見沢市郊外の廃棄物処理会社の敷地内にある汚水を貯めておく池から、一時、異臭が発生したことがわかったという。
処理会社によると、この池は埋め立て処分場から出る汚水を一時的に貯蔵しておく施設で、汚水には、水に濡れた建築廃材の石膏ボードから流れ出た硫化水素も含まれているという。
この汚水をかき混ぜると異臭が発生するため通常は行わないが、2日夜は、従業員のミスで汚水をかき混ぜる機械を動かしてしまい、微量の硫化水素が空気中に拡散したとみられるという。
市によると、この異臭で気分が悪くなるなどした住民はいないということだが、市はこの会社に対して再発防止を徹底するよう口頭で指導した。
処理会社の47歳の社長は、「従業員の単純なミスで住民にご迷惑をかけ申し訳ありませんでした。今後、作業手順などを確認し再発防止に努めます」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140903/4303481.html
2014年9月2日17時51分にNHKさいたまから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後3時ごろ、羽生市下新郷の有限会社「S社」から火が出ていると、近くの人から消防に通報があった。
消防が出動して消火に当たり、火はおよそ40分後にほぼ消し止められたが、鉄骨平屋建ての工場がほぼ半焼し、社長の46歳の男性が全身にやけどを負う大けがをした。
また、50歳の男性従業員が、手に軽いけがをした。
警察によると、この会社は銅などの非鉄金属の回収をしていて、アルコールで金属を洗浄しようとしたところ、火がついたとみられるという。
警察と消防が、火事の原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106757201.html?t=1409698461424
1日午後3時20分ごろ、埼玉県熊谷市三ケ尻の太平洋セメント熊谷工場で、タンクローリーにセメントを積み込む作業をしていた運転手の男性(57)が、タンクの上から約3m下の地面に転落し、頭を強く打って間もなく死亡した。
警察によると、男性は1人で作業をしていた際、バランスを崩したとみられる。
週に1回、福島県からセメントを取りに来ていたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140901/dst14090123390020-n1.htm
2014年9月1日13時57分にNHK鳥取から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月2日付で日本海新聞と毎日新聞鳥取版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前9時すぎ、米子市西町にある鳥取大学医学部附属病院の男性職員から、「薬品を混ぜて有毒ガスが発生したかもしれない」という通報が消防にあった。
消防や警察が調べたところ、病院の敷地内で地下水などをろ過する装置の清掃点検作業を行っていた業者の男性が、消毒に使うアルカリ性薬品の「次亜塩素酸ナトリウム」が減っているのを確認し、タンクに補充しようとしたところ、誤って酸性薬品の「ポリ塩化アルミニウム」約18ℓを混入させてしまったという。
このため、タンクに残っていた約5ℓの次亜塩素酸ナトリウムと化学反応が起こり、目や皮膚などに強い刺激を与える有毒な塩素ガスが発生したという。
消防や業者ではすぐにタンクを水で洗い流すなど中和作業を行ったが、周囲に異臭が広がったことから、警察と消防が近くに住む人たちに一時、屋内避難を呼びかける騒ぎとなった。
警察や消防によると、この騒ぎで気分が悪くなった人やけがをした人などはいないという。
タンクには、入れるべき薬液名が記されているだけで、注入口は同じような形をしている。
鳥取大学医学部附属病院では、「周辺の住民に迷惑をかけて申し訳ない。業者に指導を徹底するとともに薬品の置き場所を分けるなど再発防止策を検討する」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tottori/4043052881.html?t=1409614547834
http://www.nnn.co.jp/news/140902/20140902010.html
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20140902ddlk31040561000c.html
2014年9月2日6時19分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥取大医学部は、1日午後、福本・医学部長らが記者会見して経過を説明し、異臭発生について陳謝した。
井戸水はトイレの水として今年4月から使用し、薬剤は1か月に1回補充。
再発防止のため、隣り合っている二つの薬剤タンクの外カバーを色分けするなど、判別しやすくするという。
一方、1300人以上の入院・外来患者がいた病棟と中央診療棟などに、一斉放送で異臭発生を伝えるまでに1時間20分かかったことを明らかにした。
佐藤・医学部事務部長は、「対応が遅れ、反省している」と述べた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140901-OYT1T50140.html?from=ycont_top_txt
鳥取大医学部付属病院HPには、下記趣旨の記事が掲載されていた。
平成26年9月1日、午前9時頃、第二中央診療棟南側ポンプ設備において、防災用の備蓄用水である井水(※)の浄化装置で、本来、次亜塩素酸ナトリウムを入れるタンクに、誤ってポリ塩化アルミニウムを入れたことにより、化学反応が起き、塩素ガスが発生するという事故が起きました。
直ちに消防局へ通報し、薬品の除去、洗浄が行われ、ガスの発生は解消されました。
この浄化装置は、貯水槽の手前にあるもので、作業にあたり止水していたため、井水への影響はありませんでした。
※鳥取大学医学部には、防災用の備蓄用水を確保するため、今年3月に井戸が完成、4月から運用しています。そして、この井水(井戸からの水)を工業用水の貯水槽に入れて蓄えています。
出典URL
http://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/news/14556.html
(ブログ者コメント)
PACと次亜塩素酸ナトリウムを間違えて補充し塩素ガスが発生する事故は、毎年のように起きている。
事故発生には、いくつかのパターンがあるが、同じ事故が繰り返し発生するというパターンの、これは代表的な事例の一つだ。
2014年9月1日12時37分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前6時すぎ、旭川市の旭川実業高校の屋外にある高圧の電気設備の中で、北海道電気保安協会の職員の男性(51歳)が倒れているのを、同僚の男性が見つけた。
男性は、駆けつけた救急隊によって市内の病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
警察によると、男性は午前6時ごろ同僚と2人で電気設備の定期点検に訪れ、見つかった当時は、1人で設備の点検をしていたという。
警察は遺体の状況から、男性が誤って感電したものとみて、当時の詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140901/4241381.html
2014年9月3日付で山口新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
下関市消防局は22日、消防司令センターの職員が8月31日夜の救急出動指令で誤った建物を伝えたため、救急隊の到着が5分遅れる事案があったと発表した。
病院に搬送された女性(61)は検査のため入院したが、命に別条はないという。
同局の現場誤認による到着の遅れは、昨年11月5日、同16日、同年12月4日に続いて4回目。
同局によると、8月31日午後6時55分に女性の娘から「腹痛と嘔吐の症状を訴えている」と119番があり、同センターで職員2人が対応した。
職員1人が女性の暮らす公営住宅の住所を聞き取り、もう1人が指令システムで検索したが、番地以下を入力しなかったため、同じ町内にある別の公営住宅を出動場所として選択。
2人は、聞きとった住所と照合せずに出動指令を出したという。
同7時15分に救急隊が指示された公営住宅に到着したが、同7時16分に女性の親族からの電話連絡で、出動場所が間違っていたことが判明。
同7時20分に女性が住む公営住宅に到着して救急車に収容した。
同局は、昨年10月に新しい消防司令システムを導入してから現場誤認による到着の遅れが相次いだことを受け、2月に消防通信運用マニュアルを作成。
出動場所は通報者から聞き取った情報で特定し、複数人での確認も徹底すると定めていたが、今回の出動指令では、いずれも守られていなかった。
2日に市役所で会見を開いた義満局長は、「昨年末に同種事故を発生させ、再発防止に取り組むさなかのことで、患者さん、関係者、市民にあらためておわび申し上げる」と頭を下げた。
出典URL
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2014/0903/5.html
2014年9月3日付で読売新聞山口版からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性(61)の娘から携帯電話で、救急車の要請があった。
指令センターの男性消防士長(55)が住所を聞き取り、メモしたが、男性主任(48)が位置情報通知システムへの入力を誤り、現場から約270m離れた別の住所を画面に表示。
間違いに気づかないまま、救急隊員を出動させた。
女性宅にいた親族が、救急車が別の場所に向かっているのに気付き、指令センターに連絡したため、間違いが判明した。
市消防局では昨年11、12月にも計3回、救急出動の現場を間違い、2月に義満局長ら6人を訓告や厳重注意とした。
同月にマニュアルを作成し、メモと画面表示を照合するように定めたが、今回は怠っていた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20140902-OYTNT50223.html
(ブログ者コメント)
昨年3回の場所間違い事例は、下記参照。
2013年12月5日掲載
[プチ昔の事例] 2013年11月 山口県下関市で119番通報場所が自動表示されるシステムの理解不足で近所の違う場所に行き救急搬送が遅れる事例がこの1ケ月で3件発生 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3481/
2014年9月2日7時48分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月31日午後3時35分ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅で、利用客から「ホームの上から物が落ちてきた」と駅員に連絡があった。
調べたところ、直径約3cm、長さ約7cm、重さ約100gのステンレス製パイプがホーム中央の階段付近に落ちていた。けが人や電車運行への影響はなかった。
近鉄によると、パイプは配線の接続に使うもので、30日未明に行った工事の際、表示板の上に置き忘れたとみられるという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140902/waf14090207480006-n1.htm
(2014年9月11日 修正1 ;追記)
2014年9月2日付の奈良新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
約3mの高さに設置されている行き先表示機から落下した。
30日未明に無線LANの接続作業をしていた作業員が置き忘れたとみられる。
2014年8月30日23時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月31日付で毎日新聞大阪版からも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
30日午後7時30分頃、大阪市北区堂島3、NTTテレパーク堂島第1ビル(8階建て、高さ約35m)の屋上に立つ電波塔の頂上付近(地上から約115m)で、炎が上がっているのを通行人が見つけ119番した。
市消防局のはしご車の放水が届かないため、消防隊員が水を入れたポリタンクなどを運び上げて消火、防護ネットなど約50m2を焼いて、約2時間半後に消えた。けが人はなかった。
警察の発表では、この日は午後3時頃までバーナーを使って電波塔の撤去工事が行われていた。
その後は、屋上の扉は施錠されて現場は無人だった。
警察は、失火の可能性があるとみて出火原因を調べる。
一帯はオフィスビルや飲食店などが立ち並び、消火作業を見上げる通行人らで一時、騒然とした。
近くの無職男性(65)は、「電波塔から火の粉が雨のように降ってきた。塔が倒れたらと思い、怖かった」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140830-OYT1T50156.html?from=ycont_top_txt
http://mainichi.jp/area/news/20140831ddn041040009000c.html
2014年8月30日22時33分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後1時40分ごろ、宮古市佐原の復興のために建設が進められている市道の工事現場で、ブルドーザーを使って整地作業をしていた男性(58)が倒れているのが見つかった。
男性は病院に運ばれたが、ブルドーザーにひかれたあとがあり、まもなく死亡した。
警察によると、男性が倒れていた場所の近くには、1mほどの高さで土が盛り上がっているところがあったという。
警察では、ブルドーザーがこの土に乗り上げた際に男性が運転席から誤って転落し、そのまま動いていたブルドーザーにひかれたとみて、現場の状況をくわしく調べている。
県内の被災地では、復興工事の本格化にともなって、ことし6月までの半年間に労災事故で15人が死亡していることから、岩手労働局が工事現場の安全管理の徹底を呼びかけていた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044216731.html?t=1409440771186
2014年8月30日20時6分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月30日21時29分に共同通信から、8月30日19時8分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後1時5分ごろ、名古屋市北区丸新町のタイヤ販売店「J店」の倉庫で、従業員の男性(35)が荷物用エレベーターの床と1階の天井部分に挟まれているのを、「助けてくれ」という声を聞き付けて駆け付けた同僚の男性従業員が発見。
男性は胸と首を挟まれており、病院に運ばれたが、死亡が確認された。
警察によると、倉庫は4階建て。
男性は、エレベーターでタイヤ3本を1階から2階に上げる作業中だった。
タイヤと一緒にエレベーターに乗った男性が、何らかの弾みで倒れ、胸から上がかご部分からはみ出して1階の天井との間に挟まれたとみられる。
警察が、当時の作業状況などを調べている。
かごは高さ3m、幅1.5m、奥行き2m。
警察によると、エレベーターは人の昇降を想定しておらず、かごの中に操作ボタンはなく、建物側の各階出入口に設置されていた。
また、扉の代わりに手で開閉する格子状の柵があるが、柵は閉まっていなかったという。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014083090191049.html
http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014083001001817.html
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20140830/4215171.html
キーワード;リフト、業務用エレベーター
2014年8月30日付で読売新聞京都版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
府南部6市町でつくる城南衛生管理組合(管理者=山本宇治市長)が、基準値を超えるダイオキシン類を含むばいじんを大阪湾広域臨海環境整備センター(大阪市)の埋め立て処分場へ搬入していた問題で、同組合議会の審査会が29日、開かれた。
組合は、基準値オーバーの原因について、「焼却炉にある集じん機の古くなったフィルターに吸着した高濃度物質の塊が混じった可能性が高い」と説明した。
組合によると、今年6月に基準値の2.37倍にあたるダイオキシン類が検出されたばいじんは、ごみ焼却場「クリーン21長谷山」(城陽市)で、集じん機のフィルターが交換時期(約4年)を迎えた焼却炉から出ていたという。
集じん機は、搬入前日に圧力低下などが起きていたといい、何らかの異常でフィルターにたまった大量の高濃度物質がはがれ落ちたと考えられる。
2010年の基準値超えのばいじんが出た際も、フィルターは交換直前だった。
また、組合は、同センターから受けた搬入停止処分で、クリーン21長谷山の保管場所に約580トンの焼却灰が堆積し、9月5日頃には容量を超える見通しであることも明らかにした。
ばいじんも約370トンあり、10月下旬には限界に達するという。
組合は、ごみ処理を滞らせないため、保管場所の拡張を検討する。
山本管理者は、審査会で、「重大性の認識や危機管理、法令順守への意識の欠如が最大の原因で、深く反省しなければならない」と謝罪。その上で、「信頼回復に全力で取り組んでおり、1日も早い処分解除をお願いしたい」と述べた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20140829-OYTNT50406.html
2014年8月30日付で朝日新聞新潟版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2012年5月、新潟市中央区のフェリー乗り場に着岸していた佐渡汽船のカーフェリー内で男性(当時79)がトラックに轢かれて死亡した事故で、国の運輸委員会は29日、「佐渡汽船側が車両下方の点検を定めていなかったことが事故につながった可能性がある」とする報告書を公表した。
報告書によると、男性にはアルツハイマー型認知症の疑いがあり、車輌陸揚げ作業中に車輌甲板に立ち入り、トラックの下に入っていたため轢かれたと考えられるという。
(ブログ者コメント)
「車両下方の点検を定めていなかった」という部分、報告書には、以下のように記載されている。
A社が、単独での乗船が船舶の安全運航を損ねる者の輸送に関する対応要領(監視員の配置、付添人の要求等)及び車両の陸揚げ作業時における車両下方の点検要領を定めていなかったことは、本事故の発生に関与した可能性があると考えられる。
また事故の経緯が、下記趣旨で記載されていた。
男性は佐渡で警察に不審者として通報され、親族が新潟港で出迎える旨を申し出て、佐渡から新潟までの乗船が許可された。
船会社は、警察から男性を引き合わされた際、軽度の認知症であることを伝えられた。
船客長は、男性を職員から見えやすい客室に案内し、船員は船内巡視の際などに男性に注意していた。
しかし入港作業のため、監視を続けられなかったものと考えられる。
出典URL
http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/ship/detail.php?id=4351
2014年8月29日17時38分に日テレNEWS24(中京テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前8時20分ごろ、高浜市神明町の建設作業現場で、会社員の男性(45)がショベルカーに油をさす作業をしていたところ、後ろからバックで入ってきたトラックとショベルカーの間に挟まれた。
男性は病院に運ばれたが、骨盤骨折などでまもなく死亡した。
トラックの運転手は男性に気がつかなかったと話しているといい、警察は事故が起きた状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.news24.jp/nnn/news86220847.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。