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2014年6月8日19時35分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月9日11時20分にmsn産経ニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時40分ごろ、南砺市五箇山にある「菅沼合掌造り集落」の近くで、国道156号沿いの斜面に生えていたブナの巨木が根元近くから折れ、9m下の国道を横切るように倒れた。
巨木は、通りかかったスポーツカーの名車「トヨタ2000GT」のボンネットを直撃し、車は幹や枝で押しつぶされて大破した。
運転していた28歳の会社員の男性が腕や脚などに軽いけがをして、病院に運ばれた。同乗者はいなかった。
男性は、友人3人と車2台で観光に訪れていたという。
事故当時、雨は降っていなかった。
警察によると、巨木は高さ30m、直径は最も太いところで1m90cmあり、中が腐り、空洞になっていたという。
この影響で、現場の国道は事故のあと3時間にわたって通行止めになり、木を取り除く作業が行われた。
菅沼世界遺産保存組合によると、木が生えていた斜面は「雪持林」と呼ばれる雪崩を食い止めるための林で、木の伐採が禁じられていたという。
保存組合の事務所に勤める男性は「木が割れる音とドーンというすごい音がした。林の木は結構、年数がたっていて倒れている木もあり、以前から落ちてくるのではと心配していました」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3065058051.html?t=1402262238243
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140609/dst14060911200005-n1.htm
(ブログ者コメント)
このところ、街路樹などの樹木が倒れ、たまたま通りかかった人が死傷したという事故の報道が目立つ。
6月9日0時50分から放映された日本テレビのドキュメンタリー番組(制作;広島テレビ)でも、「街角の凶器 樹木に潜む危険」というタイトルで、以下のように取り上げられていた。
3月、広島県三原市の公共施設でポプラの大木が倒れた。通行人を直撃し、2人が死傷。
安全点検は職員による目視だけで、腐食は見抜けなかった。
同様の事故は大分市、川崎市でも発生。やはり目視のみの点検で異常に気付けなかった。
一方、東京都では過去の倒木の教訓から68億円の予算を充て、街路樹を専門家が診断。
京都市では行政と市民が組んで、街路樹の安全と景観を守っている。
街路樹の景観と安全は両立できるのか検証する。
http://www.ntv.co.jp/program/detail/21831466.html
ちなみに、三原市と川崎市の事例は本ブログでも紹介スミ。
(2016年4月18日 修正1 ;追記)
2016年4月11日19時29分に産経新聞westから、車の所有者が道路管理者の県に損害賠償を求め提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月14日16時5分に朝日新聞から、4月12日11時53分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
倒木は道路管理者である富山県の責任として、車を所有していた男性と運転していた男性が11日までに、車の代金など約3900万円の損害賠償を求め、奈良地裁に提訴した。
請求額には、運転していた男性の治療費も含まれる。
訴状によると、事故は平成26年6月8日、富山県南砺市の国道156号で発生。
男性は、事故の3カ月前に車を約3500万円で購入していた。
国内では、100台程度しか流通していないという。
原告側は、「事故後、現場周辺で根元に空洞がある木が複数見つかった。事故前から地元住民が現場周辺の倒木対策を要望していた」ことなどを指摘し、道路管理者の予見可能性は十分にあったと主張している。
原告代理人によると、原告側は、昨年11月、県が加入している道路賠償責任保険を活用した賠償を要望。
県は、今年1月、「道路管理者にとって予見することが出来ない不可抗力の事故だった」として拒否した。
富山県道路課は、「訴状が届いておらずコメントできない」としている。
出典
『「倒木でトヨタ2000GT大破」と提訴 道路管理者の県に3900万円の賠償求める』
http://www.sankei.com/west/news/160411/wst1604110060-n1.html
『トヨタ2000GT大破「倒木のせい」 男性が県を提訴』
http://www.asahi.com/articles/ASJ4D04F5J4CPUZB00X.html
『高級車 倒木で大破 奈良の男性、管理の富山県を提訴』
http://mainichi.jp/articles/20160412/k00/00e/040/180000c
(2018年3月11日 修正2 ;追記)
2018年3月10日9時43分に毎日新聞から、和解が成立する見通しだという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
訴訟が和解する見通しになった。
県が約1787万円を支払う和解案が23日の2月議会で可決されれば、富山地裁で28日、成立する見込み。
県によると、富山地裁が今年1月、和解案を示していた。
原告側の代理人弁護士は、「請求額の半分が認められ、県の道路管理態勢に問題があったことを、地裁が認めたと受け止める」としている。
県道路課は、「適切に道路を管理しており、責任を認めたわけではない。不幸にして起きた事故であり、地裁の和解案に従った」としている。
出典
『富山県 トヨタ2000GT大破訴訟 「半額」で和解へ』
https://mainichi.jp/articles/20180310/k00/00e/040/210000c
2014年6月8日付で、あいテレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日未明、新居浜市内の住友化学愛媛工場で、廃棄用の薬品などを置いた倉庫2棟を焼く火事があった。けが人はいなかった。
火事があったのは新居浜市惣開町の住友化学愛媛工場で、8日午前2時半頃、敷地内にある廃棄用の薬品などを置いた倉庫から出火した。
この火事で、倉庫2棟あわせておよそ500m2が全焼したほかフォークリフト1台も焼け、およそ8時間後にほぼ消し止められた。けが人はいなかった。
出火した倉庫は、住友化学が100%出資する廃棄物処理会社「E社」が所有していて、乾電池や蛍光灯の他、大学などの研究機関から廃棄用に持ち込まれた薬品が保管されていた。
調査の結果、有害物質は漏れ出していないという。
住友化学愛媛工場を巡っては、去年5月、工場内で硫酸の一種が漏れる事故が発生していて、周辺住民からは相次ぐトラブルに不安の声が上がっている。
住友化学とE社は午後の会見で、倉庫に鍵がかかっていなかった事を明らかにし管理体制の不備を陳謝したほか、度重なるトラブルには「再発防止を徹底したい」と述べるに留まった。
出典URL
http://www.itv6.jp/catch/news_detail.php?date=20140608&no=0001
6月8日18時13分にNHK松山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
倉庫には、危険物に指定されている5種類の化学物質が保管されていた。
このうち、マグネシウムや水素化ナトリウムは水と反応して激しく燃える恐れがあるため消火活動は難航し、8時間後の午前10時半ごろほぼ消し止められた。
住友化学は、火事が起きた後、近くの住民に窓を閉めるよう呼びかけるなど、付近は、一時騒然とした。
住友化学によると、工場で廃棄物の処理をしていた作業員が爆発音を聞いたあと、倉庫から炎が上がっているのを発見したというが、火事の詳しい原因はわかっていない。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005056111.html?t=1402262506436
6月10日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
倉庫には、大学や研究機関から出た処理前の実験廃液や廃試薬などを保管。
空気中や水に触れると発火することがある危険物が含まれていた。
消火活動中、爆発のような現象が数回あったという。
6月10日23時17分にNHK松山からは、倉庫内に条例基準を超える危険物が保管されていたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
この子会社は、市の条例で届け出るよう定められている基準の値を上回る危険物を保管していたにもかかわらず、市に届け出ていなかったことが分かった。
10日夜、記者会見したE社によると、2つの倉庫に保管されていた危険物に指定されている化学物質は、改めて確認したところ、「第1倉庫」には3種類、およそ21kg、第2倉庫には10種類、およそ17kgあった。
新居浜市の「火災予防条例」では、危険物を一定の基準を超えて保管する場合、建物ごとに「少量危険物」として取り扱いの届け出をするよう定められているが、火災が起きた倉庫は、2棟とも基準の値を超えていたにもかかわらず、E社は市に届け出ていなかった。
E社の保田社長は、「平成20年ごろから保有する危険物が徐々に増えてきたため、数値が超えていることに気付くことができなかった。管理態勢が甘かった」と述べ、謝罪した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005118151.html?t=1402437291644
(ブログ者コメント)
社長の謝罪中、「徐々に増えてきたため・・・」とある件、単なる言い訳ではなく、実際、その通りだったのかもしれない。
徐々に状況が変化し、気付かないうちに危険レベルを超えてしまう・・・それは、いかにもありそうな話しだ。
そういった事態に陥ることを防ぐ一つの方法としては、しかるべき点検項目を定め、何年か毎に定期確認する、といったことが考えられる。
(2014年7月1日 修正1 ;追記)
2014年6月24日付で愛媛新聞から、出火原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防は、倉庫に保管していた危険物のナフタレンや水素化ナトリウムと、雨や湿気などの水分が化学反応して発火した可能性が高いとの見方を示した。
消防によると、ナフタレンや水素化ナトリウムは、テント張りの鉄骨平屋倉庫2棟のうち第2倉庫の壁沿いに設置されていた棚に保管されていた。
棚の下部が激しく燃えており、火元とみている。
火災発生当時は雨天で、E社によると、プラスチック製の専用コンテナなどで密封保護していたが、消防は何らかの要因で密封が解けたとみている。
出典URL
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20140624/news20140624830.html
6月24日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
消防は、出火の前日から強い雨が降っていたことから、「危険物が結露などの水と反応して出火したと推定される」としている。
この倉庫では、市の火災予防条例に違反し、一定量以上の危険物を無届けで保管していた。
消防は、条例に適合した保管施設なら火災を防げた可能性があるとみて、危険物の保管状況などの調査を続ける。
2014年6月8日18時45分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前10時55分頃、茨城県神栖市東深芝のT木材鹿島工場で、離岸作業中の貨物船「由良丸」の係留ロープ(直径約6cm、長さ約200m)が切れ、甲板にいた1等航海士(49)を直撃した。
1等航海士は左足を切断する重傷。
警察の発表によると、関係者が岸壁でロープを緩めている最中にロープが切れたという。
警察が、原因を調べている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140608-OYT1T50041.html
2014年6月7日20時27分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時すぎ、大阪府守口市佐太中町のリサイクル作業場で、古紙をプレスして固める機械に作業員の男性(24)が挟まれ、死亡した。
警察によると、機械は高さと幅がそれぞれ約5m、奥行きが約10mの箱形。
機械の上に乗り作業していた男性の姿が見えなくなり、同僚が通報した。
圧縮された古紙ブロックの中から遺体が見つかった。圧死とみられる。
警察は、機械の中に何らかの原因で転落したとみて、調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140607/waf14060720270022-n1.htm
2014年6月5日付で神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
解体工事中の事故を防ぐため建設業法が改正され、施工業者に新たに許可の取得が義務付けられた。
これまでは土砂の掘削や基礎工事と同じ分類だったが、高層ビルをはじめ、専門性が高い解体工事が増えており、43年ぶりに業種区分が見直された。
4月に神戸・三宮で発生した足場倒壊事故でも、安全管理の不十分さなどが指摘された。
施行後は、解体を熟知した技術者の現場配置が必要となる。
兵庫県内の建物の解体工事数は2009年度以降、右肩上がり。高度経済成長期に完成した建物が“寿命”を迎えていることに加え、「アベノミクス」効果による景気回復も背景にある。
県建築指導課は、「景気にも左右されるが、今後も解体工事は徐々に増えていく」とみる。
建設業法で解体工事は、足場の組み立てや土砂の掘削などと同じ分類だった。
しかし、解体工事は他の工事と手順が逆で、鉄骨の切断や壁の取り壊しなどで突然、建物全体のバランスを失うなど危険性が高く、専門的な安全管理が求められる。
5月29日に成立した改正法は、「とび・土工」から「解体」を独立させた。
発注者との契約費が500万円以上の工事をする業者に対し、「解体工事業」として都道府県知事などから許可を取得することを義務付けた。
現場には、解体の実務経験が3~10年ある者などを「主任技術者」として配置しなければならない。
解体に特化した新たな資格も検討中。
改正法は今月4日に公布され、2年以内に施行される。
今年4月、神戸市中央区の5階建てビル解体現場で足場が倒壊した事故では、工事を請け負った同市北区の業者が「とび・土工」の許可を持っていた。
この業者は2008~12年、アパートや木造住宅の解体、アパートの基礎工事などを主に手掛けていたが、ビルの解体経験は多くなかったとみられる。
重機の誤操作や安全対策が十分ではなかった可能性があるとして、兵庫県警が捜査している。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201406/0007024550.shtml
(ブログ者コメント)
今年4月の神戸市事故は、下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3815/
今回の報道を元に、神戸市の事故について改めて考えてみれば、業務内容が徐々に高度化複雑化していったにもかかわらず、安全管理や安全意識は従前のまま・・・いわば「ゆでガエル」状態だったと考えることができるのかもしれない。
2014年6月5日23時20分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後5時ごろ、京都府宇治市にある近鉄京都線の大久保駅で、1階の改札口にいた駅員が「ドーン」という大きな音を聞いて調べたところ、改札口を出た東側の通路沿いに設置してあったコインロッカーが倒れていた。
ロッカーは幅4m30cm、高さ1m88cm、奥行きが60cm、重さが490kgで、コンビニエンスストアとの間の通路に倒れたが、けが人はいなかった。
ロッカーは、すのこ状の木の板の上に乗せてあったということだが、固定はされておらず、コンビニエンスストアの従業員は、NHKの取材に「突風が吹き、途端に大きな音がした。外に出るとロッカーが倒れていた」と話している。
警察で調べたところ、ロッカーに人の手のあとや引っ張ったような形跡はなく、警察は当時の状況を調べている。
近鉄は、「一歩間違えば惨事になりかねず、申し訳ございません。今後このようなことがないよう対策を徹底します」としている。
京都地方気象台によると、京都府南部では5日午後、南東から東よりの風が吹き、駅がある宇治市に近い京田辺市で午後3時すぎに22.3m、ロッカーが倒れた時間帯に近い午後5時過ぎに15mの最大瞬間風速を観測していたが、気象台は「上空に突風をもたらすような発達した雲は観測されてはいなかった」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2015011141.html?t=1402000426654
6月6日19時41分にNHK京都からは、近鉄が横展開点検し始めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
近畿日本鉄道では、コインロッカーがあるあわせて108の駅で安全点検を始めた。
このうち、京都市南区にある近鉄東寺駅には、重さ250kgほどのコインロッカーが1階の駅構内に壁に沿って置かれている。
委託を受けた専門業者は、コインロッカーが転倒するおそれがないか左右や前後に押してみたり、設置場所が安定しているかのぞき込んだりしていた。
近鉄では、このロッカーと壁をつなぎ転倒防止を図る予定のほか、12日までに全部で1270台のコインロッカーで点検を行うことにしている。
専門業者は、「以前から点検は行っていましたが、事故があり大変残念です。今後はよりしっかり点検を進めていきます」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2015017481.html?t=1402086683981
(ブログ者コメント)
事故が起きた後の横展開対応範囲について考えてみる、これはちょうどよい事例だ。
この事例では、横展開対応範囲として以下のような優先順位が考えられるが、はたして近鉄以外、他山の石として横展開点検する企業はどれだけあるだろうか?
①事故が起きた大久保駅のみ
②事故が起きた近鉄京都線の各駅
③近鉄全線の駅
④他の鉄道事業者
⑤鉄道以外のコインロッカー設置企業
⑥自動販売機など類似設備設置企業
2014年6月6日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後3時10分ごろ、佐伯市狩生で、国道の橋に沿って架けられている水道配水管(内径20cm)の金属製空気弁が吹き飛び、水が噴き出した。
付近の376世帯が断水し、1075世帯で水道水が濁るなどの影響が出た。
現場にいた関係者によると、1週間ほど前、空気弁のあたりから水が漏れ出したため、止水工事を進めていたが、完全に止めた途端に吹き飛んだという。
配水管は約40年前に取り付けられたもので、老朽化が原因とみられる。
市上下水道部は、復旧を急ぐとしている。
一方、6月6日付で毎日新聞宮崎版からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR狩生駅近くの上水道の配水管(鋼製、直径200mm)で、配水管と空気弁をつなぐ鋼製の管(長さ約20cm、直径75mm)がもぎ取れ、水が漏れ始めた。
この管は1972年ごろに敷設され、老朽化し水が漏れるなどしていた。
このため、この日は改修工事のため、市職員が現場に出向いていたという。
川井上下水道部長は、「今後、このようなことがないよう施設の整備、管理に努めたい」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/oita/news/20140606ddlk44040412000c.html
2014年6月6日付で朝日新聞三河版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
碧南市港南2丁目の中部電力碧南火力発電所で4日午後4時ごろ、定期点検作業中の関連会社員の男性(35)が倒れているのが見つかった。
男性は頭などを打っており、死亡した。
警察などによると、男性は同社が発注した1号機の点検作業で、天井クレーンを使って積み荷を運ぶ作業をしており、何らかの理由でクレーンに挟まれたとみられるという。
(2014年7月5日 修正1 ;追記)
2014年6月5日付の中日新聞紙面に、より詳しい事故時の状況が、下記趣旨で掲載されていた。
1~3号機本館建屋内の通路で、点検作業をしていた会社員の男性(35)が倒れているのが見つかり、多発性頭蓋骨骨折で間もなく死亡が確認された。
中電などによると、男性が作業をしていた通路に沿ってレールが敷設され、幅24m、長さ9mの可動式のクレーンが動いていた。
通路とレールを仕切る鉄柵とクレーンの間に男性がかぶっていたヘルメットが挟まっていた。
警察は、男性が何らかの原因でレールの方に頭部を出し、挟まれたとみている。
男性は、点検業務を請け負う会社の社員。事故当時、ほかの作業員17人と作業をしていた。
(ブログ者コメント)
天井クレーンと通路、レール、鉄柵の関係が、これらの情報だけでは、よく分らない。
2014年6月5日付で毎日新聞兵庫版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前1時45分ごろ、神戸市中央区と兵庫区を結ぶ山麓バイパス第2布引トンネル(延長3032m)で、作業員が乗って撤去の準備作業をしていた軽量コンクリート製の天井板(幅約60cm、長さ約240cm、厚さ約10cm、重さ約100kg)が落下した。
板の上にいた男性作業員2人が足の骨を折るなどのけが。
2012年12月に崩落事故があった中央道笹子トンネルと同じつり天井構造で、管理する市道路公社が原因を調べている。
市道路公社などによると、トンネルは1992年に完成。
現場は非常駐車帯の上で、4枚あるうち、端の天井板が落下した。
工事に伴い、トンネルは通行止めだった。
笹子トンネルの事故を受け、今年2月から撤去作業を進めていた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20140605ddlk28040374000c.html
6月5日付で朝日新聞神戸版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
同公社によると、2人は、工事を請け負った藤田建設の下請け会社の社員。
高さ約4.5mのつり天井の上に乗り、ボルトで固定された天井板を外す作業をしていた。
安全帯をつけていなかったという。
2014年6月4日8時47分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県野洲市の住宅建築現場で2010年6月、クレーンでつり上げた角材が落下し、地上で作業中の男性(当時41)が下敷きになって死亡した事故をめぐり、角材を固定する注意義務を怠ったとして、業務上過失致死罪に問われた建設作業員の男性被告の判決が3日、大津地裁であった。
赤坂裁判官は、「単に角材の近くにいたという理由で角材を固定する作業をしたまでで、責任を負わせるのは妥当ではない」として、無罪(求刑罰金30万円)を言い渡した。
判決によると、被告は事故直前、角材の近くにいたため、角材をロープで固定してクレーンのフックにひっかける「玉掛け作業」に当たった。
赤坂裁判官は、角材が地上から2~3mの高さまでおおむね水平に上昇し、クレーンの運転手からも危険を指摘する声がなかったことに触れ、「被告は玉掛け者としての一応の責任を果たしていた」と判断した。
大津地検は「上級庁と協議の上、適切に対処する」としている。
一方、赤坂裁判官は同日、同罪に問われた現場監督の男には、「作業員が安全確認をする方法を定めず、漫然と作業を続けさせた」として罰金25万円(求刑罰金50万円)を言い渡した。
クレーンの運転手は、すでに罰金の略式命令を受けている。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140604000020
2014年6月3日20時49分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日の気温が32.9℃まで上がり、6月の観測史上、最高を記録した札幌市では、主に木造アパートの屋根裏に取り付けられた自動火災報知設備が火災ではないのに作動し、正午から午後3時にかけて市消防局が72回出動する騒ぎとなった。
消防によると、屋根などが日光で熱せられて高温になり、その熱が屋根裏にこもって一定以上の温度に達した結果、火災報知設備が作動したとみられる。
消防は、「装置の正常な働き。臭いや煙などを含め、火災かどうか確認が必要なため出動した。風通しや換気を良くしてほしい」と話した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG635SVXG63UTIL04W.html
本件、昔から起きている現象のようで、2007年8月13日9時54分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
全国的に猛暑となった12日と13日、札幌市で室内の気温が上昇して自動火災報知機が誤って鳴り、消防車が出動するトラブルが計288件起きた。
札幌市は両日とも最高気温が34℃となり、この夏一番の暑さを観測した。
札幌市消防局によると、誤作動があったのは12日に105件、13日に183件。
12日は気温が上昇した正午から午後2時台に集中していた。
市内の家屋は落雪を防ぐために平らなトタン屋根が多く、天井裏の空間がなく室内の温度が上がりやすい構造となっている。
天井の火災報知機付近の温度が65~70℃に達したのが原因とみられる。
同消防局は、「高温に無風が重なり、天井裏の空気が滞留したことが原因かもしれない」としている。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/200708/CN2007081301000543.html
2014年6月4日11時42分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後4時10分頃、福岡市城南区東油山2のガソリンスタンド(GS)付近で、「マンホールからガソリンの臭いがする」と消防に通報があった。
消防は、GS近くのマンホールで、ガソリンが気化した高濃度の可燃性ガスを検知。爆発の恐れがあったため、現場から半径約100m以内に避難指示を出し、一時、住民約100人が2か所の公民館に避難した。
消防は下水道内に放水したり送風機で換気をしたりして、ガス濃度を低下させる作業を実施。
午後8時50分、安全を確認したとして、避難指示を解除した。
また、現場近くの県道約700mも約4時間半にわたって通行止めにした。
GS付近では以前から異臭騒ぎがあり、市消防局は5月29日、GS側に配管とタンクの調査を依頼。翌30日、GS側から「異常はなかった」と報告を受けていた。
3日は、GS側の業者が下水道の調査をしていた際に、高濃度のガスを検知。
同局は、何らかの原因でガソリンが下水道に流出したとみており、原因を調べる。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140604-OYT1T50032.html
6月3日21時4分にNHK福岡NEWS WEBからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
GSの近くで掘削作業をしていた人から「ガソリンのにおいがする」と消防に通報があった。
周辺では、比較的濃度が高い可燃性ガスが検出されたため、地区の70世帯、174人に避難を呼びかけたが、水を使ってガスを薄めるなどした結果、午後6時半ごろにはガスの濃度は下がり、安全が確認されたという。
警察によると、このGSでは、先月28日、近くの下水で油のようなものが確認され、タンクの継ぎ目にガソリンが漏れた跡が見つかったという。
このため工事関係者が、3日、改めて調べたところ、ガソリンが気化したガスの濃度が高かったため、消防に通報したという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20140603/4944141.html
2014年6月5日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)から、原因に関する詳しい情報が、下記趣旨でネット配信されていた。
GSを所有するJX日鉱日石エネルギー九州支店は4日、記者会見を開き、給油装置のゴムパッキンが摩耗し、ガソリンが漏れた可能性があると説明した。
同社によると、給油装置内には地下タンクからガソリンを汲み上げるポンプがあり、漏出防止用に硬質ゴム製のパッキンが付いている。
このパッキンが摩耗し、その隙間からガソリンが漏出したとみられる。
漏出量や範囲は不明で、今後、調査するという。
ポンプは昨年4月に目視点検し、ガソリン漏れがないことを確認していた。
パッキンは、ガソリンを400万ℓ汲み上げるごとに交換。
このポンプでは、350万~360万ℓを汲み上げたとみられる。
市は4日夜から、下水道管の補修工事を始めるという。
同社は、「多大なご迷惑、ご心配をおかけしました」と謝罪した。
2014年6月3日14時4分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
3日午前10時10分ごろ、兵庫県相生市のIHI相生事業所から、「山が燃えている」と119番通報があった。
消防によると、午後1時現在、事業所の南西にある山林約9haが燃え、火は西側に延焼中という。けが人や家屋への延焼は確認されていない。
兵庫県の防災ヘリなどが出動し、消火活動を続けた。
近くの事業所の男性社員は、「山から黒っぽい煙とオレンジ色の炎が見えるので、駐車場の車を避難させた」と話した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG633SR1G63PIHB00G.html
6月3日22時57分にmsn産経ニュースwestからは、消火活動中のヘリによるトラブルが、下記趣旨でネット配信されていた。
陸上自衛隊中部方面総監部(兵庫県伊丹市)は3日、同県相生市で発生した山火事に派遣したヘリコプターが電線と接触、切断したと発表した。
機体の一部が破損していたが飛行に影響はなく、乗組員3人にけがはなかった。
総監部などによると、ヘリは午後3時35分ごろ、相生市那波の貯水池で水を確保。再上昇した際に送電線と接触し、雷から保護するワイヤを切断した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140603/waf14060322570027-n1.htm
6月4日15時56分に朝日新聞から、火元に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電気設備工事会社員が現場付近で行っていた電柱の切断作業で出た火花が出火原因とみられることが、警察への取材でわかった。
警察は、森林法違反(失火)の疑いもあるとみて、社員3人から事情を聴いている。
警察によると、作業をしていたのは50~60代の会社員3人。
火災が発生する直前の3日午前10時ごろ、近くの総合重機メーカーIHI相生事業所の敷地内で、コンクリート製の電柱をエンジンカッターを使って切断する工事をしていた。
3人は、「作業中に引火し、消火しようとしたが火のまわりが速くてできなかった」と、警察に説明しているという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG643V31G64PIHB00Q.html
(ブログ者コメント)
「火のまわりが速くて消火できなかった」と報道されている点から考えると、水とか消火器は準備していたものの周辺の可燃物撤去は不十分だった・・・ということだったのかもしれない。
しかし、火気使用工事の場合は、消火器などの準備ならびに周辺の可燃物撤去は原則のはず。
この点、工事した会社では、また、敷地内での工事を依頼した?IHIでは、どのようなルールになっていたのだろうか?
一方、それほど火の回りが速かったとは、一体どんなものに引火したのだろうか?枯れ草?
2014年6月3日19時3分に大分放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月3日16時45分にNHK大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前9時20分ごろ、大分市のパンパシフィックカッパ―佐賀関製錬所で男性作業員が原料の鉱石を運ぶベルトコンベアに挟まれた状態で発見され、大分市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
亡くなったのは「日照港運」社員の男性(28)。
男性は、きょう午前7時過ぎから銅などの原料を運ぶ設備の点検作業に1人であたっていたが、連絡が取れなくなり、同僚が捜していた。
この製錬所では2009年、鉱石の運搬船で作業中の男性3人が死亡する事故が発生。日照港運は安衛法違反で略式命令を受けた。
今回事故があったベルトコンベアは地下に設置されていて、点検の際、触ることは禁止されていた。
ベルトコンベアは幅1m、長さ20mで、男性はベルトとローラーの間に上半身を巻き込まれる形で発見された。死因は胸などを圧迫されたことによる窒息死という。
警察が実況見分を行ない事故の原因を調べるとともに、労基が安全管理に問題がなかったか調査している。
出典URL
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=06030026782&day=20140603
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5074928511.html?t=1401830481375
(ブログ者コメント)
2009年の事故は下記参照。
鉱石が入っている船倉に降りて行ったが、事前の酸素濃度測定が不十分だったことなどで、最初に降りて行った人と救助に行った人、計3人が死亡した。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/37/
(2015年11月12日 修正1;追記)
2015年11月9日19時21分にNHK大分から、非常用停止装置をつけていなかったとして現場責任者などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年6月、大分市佐賀関の製錬所内のベルトコンベヤーに男性が巻き込まれて死亡した事故で、大分労基署は、ベルトコンベヤーの保守点検を行っている会社と現場責任者を、労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、大分市佐賀関の「日照港運」と現場責任者の55歳の係長。
同署の調べによると、係長は、作業員がベルトコンベヤーに体を巻き込まれるなどの危険が生じるおそれがあったにもかかわらず、巻き込まれた際にただちに停止させる非常用の装置を設けていなかったという。
また、「日照港運」も、事故防止に必要な措置を講じていなかった疑いがあるという。
「日照港運」は、「書類送検については詳細を承知しておらず、コメントは差し控えさせていただきます。2度と悲惨な災害を起こさないよう安全最優先の職場づくりを推進していく所存です」というコメントを出している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5073372691.html?t=1447105798198
2014年6月4日7時43分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
2日午後4時40分頃、山形県寒河江市高屋の「M観光さくらんぼ園」で軽ワゴン車から出火、全焼した。
この火事で同園を共同経営する農業男性(65)が顔や腕などにやけどの重傷を負った。
車の荷台には、害鳥を追い払う爆音機に使用するガスボンベが積んであり、警察は、ガス漏れが起きて爆発したとみて調べている。
同市危機管理室などによると、爆音機はガスを発火させ、爆発音を出す装置。
男性は車で1人で搬送中、誤って倒れたボンベからガスが漏れる音がしたため、栓を閉めたところ発火したという。
同園では10日頃からのオープンに向けて、準備が進められていた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140603-OYT1T50095.html
(ブログ者コメント)
「栓を閉めたところ発火・・・」という表現が気になる。
普通、「栓を閉め」とくれば「漏れは止まった」と続くことが多いのだが・・・。
もしかして、栓を閉めようとした瞬間に、たとえば人体からボンベに向けて静電気放電が起きて発火した・・・などといった、爆発時の状況を伝えようとしての表現なのだろうか?
2014年6月2日21時33分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後1時半すぎ、平川市広船福田の自動車整備工場「オートサービスN」から火が出、時折、爆発音とともに激しく炎が上がるなどして燃え続けた。
現場にはポンプ車など21台が出て消火にあたり、火はおよそ6時間後の午後7時半に、ようやく消し止められた。
この火事で、鉄筋コンクリート一部2階建ての事務所兼自動車整備工場、およそ1500m2が全焼し、中にあった整備中の車や廃車などおよそ40台が焼けたほか、隣の家の窓ガラスが割れ、壁が炎で溶けるなどの被害を受けたという。
また、隣に住む80歳の女性が手に軽いやけどをして病院で手当を受けたという。
火が出たとき、工場には55歳の経営者と52歳の従業員の2人がいたが、いずれも逃げてけがはないという。
現場は平川市の郊外の住宅地で、周囲には一時、黒い煙が立ちこめたため、市役所が防災行政無線を使って付近の住民に避難を呼びかけた。
消防によると、工場の中にあった廃油に引火して火が燃え広がったと見られるということで、警察などで火事の原因などを調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084907341.html?t=1401742789350
2014年6月2日10時35分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
阪神電鉄は1日、神戸市兵庫区の神戸高速線新開地駅で5月31日夜、ホームとは反対側にある特急電車の扉が、到着直前に開いたと明らかにした。乗客約70人に転落やけがはなかった。
阪神電鉄によると、扉が開いたのは31日午後11時25分ごろ。電車は山陽姫路発梅田行きの6両編成で、片側に18カ所ある扉すべてが、停止する約2m手前で3秒間ほど開いた。
気付いた男性車掌(49)が到着後、すぐに扉を閉めた。
車両の所有や乗務員は山陽電鉄で、両社が原因を調べている。
阪神電鉄は1日、近畿運輸局に報告した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140602/waf14060210350012-n1.htm
(ブログ者コメント)
○もし、ドアにもたれかかっている人がいたら、転落してケガしていたかもしれない。
事故というもの、まこと、偶然に左右されることが多いものだ。
○今回のヒヤリについて、山陽電鉄がどのように対応するか分からないが、一般論で言えば、ヒヤリで済んだ事例と実際に事故が起きた事例とでは、対応の力の入れ方に差があることが多い。
しかし、ヒヤリで済んだ事例であっても、実際に起きた事故と同じレベルで対応することが必要なケースも、中にはあるはず。
そういった観点でヒヤリ対応するのも、また、一つの方法だ。
今回のケースがそうだというわけではないが・・・。
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プロフィール Profile
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

