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東京都青梅市で2日に男児2人が死亡した火災は、電気の延長コードがショートして火元になった、との見方が強まっている。
東京消防庁によると、家電製品の電気コード周辺が発火源となった火災は昨年、都内で568件起きていた。
毎年、都内の火災件数の1割前後を占めており、2009年までの5年間で計46人が亡くなっている。
2日未明、同市の会社員(39)方が全焼し、次男で小学1年の男児(7)と五男(1)が死亡した火災では、焼け跡の1階台所から延長コードが見つかった。
警察が調べたところ、コードには引きちぎれてショートしたような跡が数カ所あった。
コードは、台所のコンセントに差し込まれた三つ股ソケットにつながっていた。
警察は、会社員の証言などから、このコードから発火して燃え広がった可能性が高いとみて、詳しい出火原因を調べている。
東京消防庁によると、電気コード周辺からの出火は、たこ足配線で許容電流を超えたり、コンセントと差し込みプラグの接続部分に緩みやほこりがあったりすることで、過熱やショートして起きる。
特に台所は、炊飯器や電子レンジなど消費電力の大きい家電が多く、たこ足配線にすることで危険性が増すという。
経年変化によるコード類の劣化や、無理に引っ張るなどしたことによるコード内の断線も火災につながる。
こうした火災は例年、都内では約500件前後発生し、火災全体の約1割を占める。05~09年の5年間で計46人が死亡していた。
独)製品評価技術基盤機構(NITE)によると、機構に報告があっただけでも05~09年度に電気コードや配線器具を原因とする火災や事故は全国で1119件あったという。
東京消防庁の担当者は「火気を扱うわけでないので居住者に自覚がなく、逃げ遅れるケースが目立つ」と指摘。
同庁は防止策として、
□たこ足配線をせず、まめにプラグを抜く
□コードを強く引っ張ったり家具の下敷きにしたりしない
□コンセント部分を定期的に掃除する
などを挙げる。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1003/TKY201210030263.html
2日午後4時前、大村市のニチレイフーズ長崎工場で「天井から煙が出ている」と消防に通報があった。
火は工場の天井裏や断熱材などを焼いた。
出火当時、工場は稼働していて、従業員250人全員が外に避難したが、避難する際に煙を吸った女性3人が病院に運ばれ、治療を受けた。
ニチレイフーズ本社広報によると、「自動火災報知機が鳴って煙が出たので消そうとしたが消えなかった」と長崎工場から連絡があったという。
長崎工場は、延べ床面積およそ7500m2で、主に業務用、家庭用の冷凍食品を生産していた。ダクト部分の燃え方が激しいとみられる。
警察と消防が火事の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www.nib.jp/realtime/news/news_3014432.html
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20121003ddlk42040486000c.html
また、10月3日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
天井約85m2が焼けた。
1階通路の配電盤の上部の天井が焼けていたという。
1日午前9時45分ごろ、埼玉県川口市芝西の建設現場で、木造2階建て住宅の2階の床板を取り付ける作業をしていたとび職の男性(37)が1階に転落した。
男性は頭を強く打ち、約2時間後に死亡した。
警察によると2階は高さ約3mで、男性は足を踏み外して転落した際、梁に頭をぶつけ、ヘルメットが脱げた状態で1階床のコンクリート部分に頭を強打したとみられる。
男性は命綱を身に付けていたが、固定していなかったという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121002/stm12100211130000-n1.htm
(ブログ者コメント)
この事例がそうだったというわけではないが、ヘルメットをかぶる際は、あご紐をちゃんと締めておくこと、その大切さが思い浮かんだ。
1日午前9時半ごろ、周南市の出光興産徳山工場第1スチレンモノマー装置の気液分離槽の中で、貴陽興業社員の男性Fさん(57)と出光興産社員の男性Sさん(59)が酸欠状態で倒れているのを、槽の外にいた社員が発見した。
Sさんは意識を取り戻したが、Fさんは意識不明の重体。低酸素脳症とみられる。
同工場などによると、槽は直径約2m、長さ約6mの円柱状。
作業前に槽の内部の酸素濃度を計測したところ、通常の空気中の酸素濃度である20%以上だったため作業を始めたという。
作業中、出入りするマンホールは開けていた。
装置は4年に1度の定期修理作業中だった。
Sさんは修理の施工会社社員で、仕上がりを点検するために槽の内部へ入ったという。
スチレンモノマーは自動車のダッシュボードなど樹脂の原料。
同工場は「槽の外に監視人を置くなど、安全管理は徹底してきたが、低酸素になった原因を究明し、対応したい」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20121002ddlk35040546000c.html
一方、10月2日付で朝日新聞山東版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
周南市消防本部が測定したところ、酸素濃度は20%以上という基準を大きく下回っていた。
また、同工場のHPには、以下のような記事が10月1日付で掲載されていた。
9時31分頃 1SM装置の内部清掃終了後、内部確認のため装置内に入槽
9時31分頃 1SM装置気液分離槽(SA-V17)内において当社社員1名、協力会社社員1名、計2名が酸欠状態で倒れる。
http://www.idemitsu.co.jp/factory/tokuyama/topics/2012/121001.html
(ブログ者コメント)
□入槽とほぼ同時に酸欠で倒れたようだが、入槽前には、毎回、酸素濃度を測定している筈。
現に、「作業前に計測して20%以上だったので作業を始めた」と報道されている。
とすれば、入槽前の酸素濃度測定位置がマンホールの近傍だけで、槽の最深部の濃度は測定していなかったのかもしれない。
□「内部清掃確認のために入槽」したということは、内部清掃した時は酸欠状態ではなかったということだ。
時間的に考えると、内部清掃は前日だった可能性が高い。
とすれば、半日とか1日の間に、何らかの変化点があったということだ。
□なぜ、そう長くもない期間で酸欠状態になったのか?、
急激な錆びの発生?空気と間違って窒素を導入した?
両者ともに、ちょっと考え難い。
ブログ者には、推定理由すら思い浮かばない。
1日午前8時50分ごろ、米沢市の米沢南工業団地内の「Jガルバー米沢」の工場で、同社社員の男性(45)が薬品の水溶液が入った水槽内に転落し、上半身やけどの重傷を負った。
警察によると、同社は金属製品の亜鉛メッキ加工を手掛けている。
男性は午前8時半から、メッキ加工前処理用の水槽(幅1.4m、長さ7m、深さ1.5m)の点検作業を1人で行っていた。
水槽には塩化アンモニウムと塩化亜鉛アンモンの水溶液約1000ℓが入っており、水温は約65℃だったという。
水槽の縁は、男性の立っていた足場とほぼ同じ高さだった。
男性は普段からこの水槽の管理を担当。
水溶液の濃度などを確認するためにかがんだところ、誤って頭から落下した。
転落に気付いた同僚が男性を引き揚げ、119番通報した。
出典URL
http://www.yamagata-np.jp/news/201210/02/kj_2012100200026.php
(2013年2月9日 修正1 ;追記)
2013年2月6日付で朝日新聞山形版(聞蔵)から、工場長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米沢労基署は4日、会社と工場長(50)を労安法違反の疑いで書類送検した。
(ブログ者コメント)
(開口部等の囲い等)
第五百十九条 事業者は、高さが二メートル以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い、手すり、覆(おお)い等(以下この条において「囲い等」という。)を設けなければならない。
2 事業者は、前項の規定により、囲い等を設けることが著しく困難なとき又は作業の必要上臨時に囲い等を取りはずすときは、防網を張り、労働者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。
http://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-2/hor1-2-1-2h9-0.htm
1日午前8時10分ごろ、大分市三佐のE工務店の資材置き場で、積み重なっていたコンクリートパネルが崩れ落ち、アルバイトの女性が下敷きになった。
女性は病院に運ばれたが、頭などを強く打ち、およそ2時間後に死亡が確認された。
コンクリートパネルは、建物の基礎工事の際、コンクリートを流し込む型枠を作るのに用いられる、薄い板を貼り合わせた合板。大きいものは畳1枚ほどの大きさで、重さはおよそ10kgある。
警察の調べによると、女性は資材置き場で使用済みのコンクリートパネルを再利用するため、パネルの運搬やくぎ抜きなどの作業にあたっていたという。ヘルメットは着用していなかったという。
警察は、会社の関係者から当時の状況などを聞き、事故原因を調べている。
出典URL
http://www.e-obs.com/obs-news/genko/DD10010021193.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5075421211.html
ブログ者にとっては初耳の概念につき、紹介する。
パイロットが学習する概念に「権威勾配」と呼ばれるものがある。機長と副操縦士が適切な力関係を保つためのマネジメントだ。
機長の権威が強すぎると(勾配が急)、機長の判断が誤っていても副操縦士が指摘しにくい。
機長の権威が弱すぎると(勾配が浅い)、運航を管理できない。
ミスを防ぐには、適度な勾配が必要なのだ。
実際に1977年に起きたジャンボ機同士の衝突は、機長の間違いに航空機関士が気付きながら、強く主張できなかったのが一因。
あるベテラン機長は「昔はパイロットも徒弟制。副操縦士が適切な指摘をしても、機長から一蹴されると、それ以上は言いにくい雰囲気だった」と話す。
機長には、周囲から有用なアドバイスを引き出す能力や人格が求められるのだ。
(ブログ者コメント)
3日前、葛丸ダム死亡事故の原因と背景について、過去記事修正連絡したが、その中に「防災航空隊という特殊な業務で、後輩隊員が先輩隊員に意見を言えない雰囲気があり、有意な意見が訓練の改善につながらなかった」という記述があった。
それこそが「権威勾配」というものなのだろう。
1.事故の概要
29日午後2時35分ごろ、兵庫県姫路市網干区の「日本触媒姫路製造所」で、紙おむつの原料となるアクリル酸の入ったタンクが爆発した。
消防隊員1人が死亡し、従業員や消防隊員、警察官の計30人(ブログ者注;その後36人)がやけどなどの重軽傷を負った。
爆発したのとは別に、トルエンなどが入ったタンク2基も焼けた。
同製造所では、76年3月にもアクリル酸の貯蔵タンクで爆発事故が起きていた。
http://www.asahi.com/national/update/0929/OSK201209290036.html
2.爆発に至る経緯
1時ごろ :アクリル酸の中間貯蔵タンクのベント弁から白煙が出ているのを偶然、従業員が発見。
※推定;この数時間前には異常反応が起こり、温度上昇が始まったか?
(時間不明):自衛消防隊がタンクに放水して冷却開始
1時50分頃: 姫路市消防局に「アクリル酸の異常反応の可能性がある」とホットラインで通報
(時間不明):市の消防車が自衛消防隊の消防車近くに停車し放水準備
2時25分頃:タンク下部から黄色い液体がザーッと流れ出て、タンク上部からは噴水のように黄色い液があふれていた。
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0005414696.shtml
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120930/dst12093021120021-n1.htm
http://www.asahi.com/national/update/1001/OSK201210010076.html
3.爆発時の状況
□横たわる負傷者、やけどをした体をホースの水で冷やす消防隊員−−。爆発の前後に現場に出動した消防団員らが30日、火災現場の壮絶な状況を明らかにした。
消防団員の男性は製造所に着いて間もなく、タンクの爆発に遭遇した。
「けが人がたくさんいるから運んでほしい」。誰かが大声を上げたため、タンク近くに駆け付けた。
消防隊員ら数人が地面に横たわり、接着剤のような黄色いアクリル酸が服に付着していた。服を脱いでホースの水を体にかけ、バケツに手を浸していた。
別の消防団員の男性は、両手をやけどした消防隊員に「服をめくってくれ」と頼まれた。薬品で所々焦げたシャツを脱がすと、背中がやけどで赤く腫れていた。
周囲では「熱い」「痛い痛い」の声。男性は「薬品は接着剤みたいで、無理に取ろうとすると皮がめくれそうになった。恐怖を感じ、ぼうぜんとするしかなかった」と振り返った。
http://mainichi.jp/select/news/20121001k0000m040079000c.html
□爆発したタンクから飛び散った高温の化学物質で消防隊員の防火服が溶けていたことがわかり、警察は、タンクの中で化学反応が急激に進んで180℃以上に温度が上昇し爆発に至ったとみて調べている。
防火服は、180℃の温度でも、5分間耐えられるように設計されているという。
http://www.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025406261.html?t=1349128386721
□焼死した消防隊員の防火服のほとんどが黒く炭化していたことがわかった。この防火服は500℃の熱にも耐えられるパラ系アラミド繊維でできていた。
死亡した隊員らが500℃以上のアクリル酸を全身に浴びたとみて当時の状況を調べる。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121003/waf12100308590002-n1.htm
4.中間タンクの安全管理状況
□タンク内の温度は通常、約60℃に保たれていた。
□温度計はタンク横に設置され、巡回して目視で確認することになっていたという。
会社は「内部のアクリル酸の温度については、タンクに近づけず、白いものが出ているということは、かなり上がっていると推察した」と述べた。
http://www.asahi.com/national/update/1001/OSK201210010076.html
□中間貯蔵タンクについて「爆発の危険性は低い」と判断し、温度を常時監視する態勢にしていなかった。中間貯蔵タンクは数時間ほどアクリル酸を保管するだけで、急激な温度変化や化学反応は想定しにくいと証言する関係者もいる。
http://www.asahi.com/national/update/1002/OSK201210020062.html
□タンクの酸素濃度は7%に管理されていた。
http://mainichi.jp/select/news/20121006k0000m040108000c.html
(関連情報)
○アクリル酸を製造する化学メーカーは「うちは貯蔵タンクでも異常反応が起きないよう、温度や酸素濃度などは管制室で常にモニタリングしている」と説明した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121005/dst12100522070015-n1.htm
5.対応上の問題点
□消防への通報が遅れた点に関し、会社は会見で「自分たちで(冷却が)できると判断したと思う。結果的に事故が起きてしまい、重大性を読めなかった」と釈明した。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120930/hyg12093021580010-n1.htm
(関連情報)
○爆発の約1時間半前にタンクから上がった白煙が、法令で定める消防に通報すべき「異常現象」だったのか。その判断、認識をめぐり意見が割れている。
同業他社などからは「即座に通報すべき異常事態」とする意見がある一方、自助努力で冷却しようとした姿勢に一定の理解を示す関係者もいる。
ある関係者は「消防を呼ぶと、経緯などの社内説明に膨大な労力がかかる。大ごとにならないよう、自助努力で収めようという潜在意識はある」と打ち明ける。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005423573.shtml
□市消防車の停止位置がタンクに「近すぎたのでは」と疑問視する声もあるが、消防局は「危険な場所からは距離を開けるべきという考えは当然あるが、10~15mだった自衛消防組織とタンクの距離が目安になったはず」と説明。
その上で、化学物質が燃えるような特殊な事情の場合、「事業所側(の情報)に頼らざるを得ない」と述べ、情報の提供が不十分だったとの、認識を示した。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121001/waf12100108330001-n1.htm
(関連情報)
○現場に入った消防士談「所内では、日本触媒幹部から「煙はアクリル酸、炎はトルエンによる」と燃焼物の説明を聞いた」
http://mainichi.jp/select/news/20121001mog00m040039000c.html
○別の消防士談「日本触媒との連携については、「私には何をすればいいのかなど具体的な指示はなかった。普通の火事と違って、化学薬品は、どういう状態になれば危険なのかという認識がないので消火が難しかった。」
http://www.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025406262.html?t=1349128471656
○製造所側は、到着した市消防局の隊員に具体的な危険性に触れず、「最悪の場合は爆発の可能性がある」との説明にとどめたという。
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0005421099.shtml
6.会社、同工場の概要
日本触媒は、紙おむつなどの原料となる高吸水性樹脂で年間47万トンの生産能力を持ち、世界シェアはトップの25%。
このうち同製造所は同32万トンを生産。高吸水性樹脂の原料、アクリル酸についても同製造所で同46万トン生産し、世界シェアは1割に上る。
30日の記者会見では、在庫について「高吸水性樹脂は1カ月弱分、アクリル酸が2週間分」とし、いずれも構内にあるため同命令の解除まで出荷が不可能という。
海外拠点もほぼフル生産で代替生産にも限界があり、供給先への影響は「調査中」とした。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005417539.shtml
7.その他の情報
□同製造所が9月中旬から、電気系統のメンテナンスのため、全設備を順次いったん停電させて復旧させる作業を実施していたことが分かった。
最初に爆発したタンクでは事故の6日前に作業が終わり、その翌日にアクリル酸を入れ始めた。
同社は、影響について「考えづらい」としているが、県警は今後、作業の手順などに問題がなかったかも調べる。
火災が起きた29日も、別の設備の復旧作業をしていた。
http://mainichi.jp/area/news/20121001ddf041040014000c.html
□定期検査後、事故の6日前にタンクにアクリル酸を入れ始めたことから、まだ安定稼働には至っておらず、プロピレンの酸化工程で発生した副生成物がタンクに注がれた、という可能性を指摘する専門家もいる。
http://mainichi.jp/select/news/20121006k0000m040108000c.html
(ブログ者コメント)
□原因としては今のところ、①冷却不足②重合防止剤注入量不足③酸素濃度管理不備④異物混入、といったことが考えられる。
□いくら中間タンクとはいえ、重合反応が起きる危険性を予測して各種対策をとっていたはず。
一旦重合反応が起きれば、暴走する危険性は少なからずある。
なのに、なぜ、温度を計器室で監視できるようにしなかったのだろうか?
各種対策をとっていることで、重合反応が起きることはないと安心し、現場温度計だけでヨシとしたのだろうか?
(2013年1月25日 修正1 ;追記)
2013年1月18日21時2分にNHK神戸から、同日21時44分にmsn産経ニュースwestから、また19日付で毎日新聞大阪版から、事故原因などに関する中間報告が公表されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日、日本触媒が設置した事故調査委員長の田村東大名誉教授らが会見し、中間報告を公表した。
それによると、事故直後の会見で「タンクの横に設置した温度計を従業員が巡回して確認し、温度管理をしていた」と説明していたタンク横の温度計について、池田社長は「設置していなかった」と訂正。「情報が錯綜し間違った情報を伝えた。タンク設置時に申請し当局から許可されていたが、必要ないと考えていた」と訂正した。
また、このタンク(70m3)では、貯蔵するアクリル酸の温度が上昇しすぎると、重合反応が急激に進み、爆発につながることから、タンクの下の部分で冷却水が入ったコイルでアクリル酸を冷やし、再びタンクの上に循環させて、全体を冷却する装置が備え付けられていたが、当時、現場にいた作業員は、社内の取り決めどおりに装置を使用していなかったという。
報告によると、同28日、液体を60m3貯蔵した際、上部の液体をポンプで混ぜて温度を下げる操作をしなかった。
25m3以上ためた時には、この操作がマニュアルに定められていた。
その後、タンク内では化学反応が起きて温度が上昇、分子が結合する「重合反応」に至って液体が沸騰するなどし、29日に蒸気爆発した。
事故調査委員会は、こうした温度監視の不備が積み重なり事故が起きたとしていて、再発防止策として、遠隔監視などの温度管理の強化、冷却作業の常時実施や教育の徹底を提言。さらに調査を進め、年度内に最終報告書をまとめることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024875101.html?t=1358545670785
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130118/waf13011822010034-n1.htm
http://mainichi.jp/area/news/20130119ddn041040018000c.html
ちなみに同社HPには図解付の中間報告書が掲載されており、報告書中、60m3貯蔵操作については以下のように記されている。
9月25日 9時30分頃 タンクへの液溜め開始
9月28日14時00分頃 60m3に到達
9月29日13時20分頃 タンクベントからの白煙を確認(最高温度160℃程度と推定)
9月29日14時35分頃 タンクに亀裂が発生、タンク内圧力が急降下して蒸気爆発が起きた
http://www.shokubai.co.jp/ja/news/update/file2_0101.pdf
(ブログ者コメント)
□中間報告書の内容からすると、平衡破綻型の蒸気爆発が起きたようだ。
□「(温度計は)タンク設置時に申請し当局から許可されていたが、必要ないと考えていた」という報道、ちょっとわかりにくい表現だ。
中間報告書や他の報道を調べたが、具体的にどういうことだったか書かれている記事は見つからなかった。
ブログ者思うに、これは『許可申請時に当局に提出したP&Iには温度計の記載があったが、その後の検討で温度計は不要と判断し設置しなかった。しかしP&Iからは削除せず、旧版のP&Iを使い続けた』・・・といった意味ではないのだろうか?
このように考えると、事故直後の会見で会社側が間違った説明をした理由が理解できる。なぜなら、現場が壊滅状態になっている時、温度計があったかどうかはP&Iで確認するのが一番だからだ。
□P&Iは装置運転の基本だ。今回の事例がそうだったかどうかは別にして、設備を変更した時は、都度、変更内容をP&Iに反映しておかねばならない。
(2013年2月15日 修正2 ;追記)
2013年2月7日19時3分にNHK神戸から、この事故の損害額は215億円にのぼるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故の影響について、日本触媒は、ことし3月期の決算で
□生産の減少などによる営業利益の減少が130億円
□プラントの運転停止などによる損失が85億円
と、あわせて215億円の影響が出る見通しだと発表した。
これを受けて、ことし3月期の最終黒字についても、当初の予想より95%少ない10億円に下方修正した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025367011.html?t=1360283031969
2012年9月29日22時21分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後2時30分頃、徳島市のJR高徳線佐古駅―吉成駅間を走行中の徳島発高松行き特急「うずしお18号」(2両)の先頭車両に、円筒形の金属物(直径20~25cm、長さ15cm)が左側の窓ガラスを突き破って飛び込んできた。
警察によると、乗客53人のうち男女2人が割れたガラス片が耳や目に入るなどして軽傷。ほかに女性1人が気分が悪くなり病院に運ばれた。
JR四国によると、金属物は特急の先頭車両の車軸に取り付けられていた「速度計発電機」。
佐古駅から約1.5km吉成駅側の防音壁に衝突痕があり、同社は外れた発電機が防音壁に当たって跳ね返り、車内に飛び込んだとみている。
この事故で、上下3本が運休するなどして計約200人に影響が出た。
速度計発電機は車軸の回転数を計測し速度を検知する装置。先頭車両の左前方部にボルトで固定されているが、同社は何らかの事情で一部が割れて外れたとみている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120929-OYT1T00963.htm
2012年10月1日8時2分にNHK徳島から、事故原因や事例横展開に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR四国運輸局などが30日、徳島運転所でこの部品や車両の中を詳しく調査したところ、この部品の一部が割れていた他、部品を車輪に固定するねじもちぎれているところがあったという。
このため、運輸局と警察は、この部品に強い力が加わって車輪から外れたのではないかと見て、今後、専門家に調査を依頼するなどして、更に詳しく調べることにしている。
また、この事故を受けて、JR四国は30日未明にかけて事故が起きた車両と同じ構造を持つ53車両を緊急点検した。
徳島運転所では、作業員が車輪の汚れを落として亀裂が入っていないか確認し、部品を固定している金具を専用のハンマーでたたいて緩みがないかなどを点検した。
JR四国によると、全車両を点検した結果、問題がある車両は見つからなかったという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8006770412.html
(2012年12月7日 修正1 ;追記)
2012年12月6日23時33分にNHK徳島から、事故原因に関し「製造段階から強度不足の可能性」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR四国は、この部品の強度が製造の段階から不足していた可能性が高いとする最終的な調査結果を発表した。
調査結果によると外れたのは、列車の車軸に取り付けられている直径約20cm、重さ13.5kg余の合金製の発電機で、損傷が大きく、外れた原因は、特定できなかったという。
しかし、発電機のカバーなどには外部から衝撃を受けたような形跡はなく、また経年による劣化もなかったことなどから、JR四国は、製造の段階から強度が不足していた可能性が高いとしている。
JR四国では、同様の材質で作られた発電機を持つ275の車両を全て調査したところ、異常は見つからなかったが、念のため、外れた部品と同じ平成17年に製造された2つの車両の部品は新しいものと交換したという。
JR四国は、今後の安全対策として定期検査に、この発電機の傷や亀裂の有無を詳細に調べる項目を新たに設け、既に実施しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8023998801.html
また、2012年12月7日付で読売新聞香川版からは、「発電機の強度不足か」というタイトルで同趣旨の記事が、発電機の写真とともにネット配信されていた。
JR四国は、鉄道総合技術研究所に発電機などの調査を依頼。
その結果、合金製の発電機を車軸にボルトで留める円盤状の部品(フランジ)に、振動による複数の亀裂が入っており、合金の内部に小さな気泡が複数あるのが見つかった。
損傷が大きいため原因は特定できなかったが、JR四国は、製造時の強度不足により走行中に亀裂が入り、フランジが割れた可能性が高いと結論づけた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20121206-OYT8T01381.htm
ブレーカーなど配電装置をまとめた住宅用分電盤から出火するボヤが、今年に入り急増し、6月までの半年間で昨年の約2.5倍のペースで増えていることが東京消防庁への取材で分かった。
東日本大震災後、地震が頻発し、配線をつなぐねじが緩み、ショートしやすくなっている可能性があるという。
いまのところ全国的な統計はないが、東日本を中心に同じように地震が頻発していることから、同庁は注意を呼びかけている。
東京消防庁によると、都内で分電盤からの出火件数は、今年1~6月で53件。昨年は1年間で40件で、すでに昨年の発生件数を超えた。
建物の全半焼など大規模な火災では、分電盤からの出火を特定するのは難しいため、ボヤ以外にも大きな被害が出ている可能性も否定できない。
分電盤が原因と分かっても、激しく焼け、詳細に分析できないケースは多いが、今年1月上旬に葛飾区内の住宅で発生したボヤでは、分電盤の漏電ブレーカーに接続されていた電気配線を締めているねじが緩んだため、電気抵抗が増え、発熱・出火したことが分かった。
東京消防庁は「分電盤が古くなり劣化すると、ねじが緩みやすくなる。ねじが緩むとショートし、たまったほこりなどでの発火が増えているのではないか」と分析する。
気象庁のまとめによると、昨年1年間に発生した震度1以上の有感地震は9723回で、統計が残る昭和以降で3番目の多さだった。
電気設備の安全点検などを行う関東電気保安協会は「度重なる地震の振動で、分電盤の端子(ねじ)が緩んでしまう可能性はある。火災が発生しやすくなる原因につながる」と話す。
ただ、家庭にある分電盤のねじを、自分で締め直してはいけないという。感電の危険性があるため、電気事業法では、独自の点検が禁止されているからだ。
4年に1回以上の定期検査が義務づけられている電力会社に、点検を依頼することが火災予防になる。
ねじが緩んでいる分電盤は、老朽化していることが多く、ブレーカーが落ちやすくなったり、小さなショートで変な臭いがしたりすることもあるため、東京消防庁は「こうした異変を感じた際に、消防や電力会社へすぐに連絡してほしい」と話している。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120929/tky12092911480002-n1.htm
28日午後6時15分ごろ、新居浜市の住友化学愛媛工場の肥料やウレタンなどの原料となる硝酸を製造する施設で、ポンプの配管の弁の付近から硝酸液が漏れ出した。
この事故で、現場に駆けつけた36歳の男性作業員が首に霧状の硝酸液を浴びて軽いやけどを負い、病院に運ばれた。
警察によると、男性は意識があり、自力で歩けるという。
プラントを制御するコンピューターが異変を感知し、男性はその確認のため現場に向かったところ硝酸を浴びたらしい。
住友化学では、事故発生の3分後に硝酸の生産ラインを緊急停止し、現在、漏れ出した硝酸液の量などを調べている。
警察と消防では、29日午前から作業員に話しを聞き、事故当時の状況などを確認していて、現場の安全が確認されたあと実況見分を行い、硝酸液が漏れ出した原因などについて詳しく調べることにしている。
出典URL
http://news24.jp/nnn/news8782298.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005370901.html
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20120929ddlk38040690000c.html
一方、9月30日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)からは、漏洩発見時の状況について、上記とは異なる情報がネット配信されていた。
工場長らは29日、会見した。
同工場によると、28日午後4時ごろから作業員2人がパトロールし、同6時ごろに異臭を感じたため確認していたところ、うち1人がプラントの配管付近から突然漏れた硝酸を首の後ろに浴びたという。
(2012年10月23日 修正1 ;追記)
事故調査結果が報道されたが、各社、特に漏れた原因について微妙に報道のニュアンスが違う。
どの記事が正か判断しかねるので、各社ネット配信記事の趣旨を併記する。
(2012年10月15日 あいテレビ)
事故をうけ、原因を調べていた住友化学がきょう、会見を開き、配管のふたを止めるボルト8本のうち5本が腐食し脱落していたとする調査結果を発表した。
このボルトは今年3月に交換したばかりで、8月には、ふたの周囲に硝酸のにじみ跡が確認されていたが、住友化学ではボルトを締め直す処置にとどめていた。
ボルトの腐食や緩みの原因は不明だが、会社では今後、より強いステンレス製のボルトに交換するなどして再発防止を図る方針。
一方、報告を受けた市の消防は、きょう付けで工場の使用停止命令を解除した。
出典URL
http://www.itv-ehime.co.jp/catch/news_detail.php?date=20121015&no=0005
(10月15日18時44分 NHK松山)
住友化学は15日、事故の原因や再発防止策をまとめた報告書を市の消防本部に提出した。
住友化学によると、硝酸が入っているタンクどうしをつなぐ配管のバルブの鉄のボルトが8本のうち5本脱落していたという。
バルブでは事故の前に硝酸のにじみ跡が見つかり、シートで覆うなどの応急処置をとっていたが、漏れ出た硝酸によって、鉄のボルトが腐食して緩んだとみられている。
住友化学では再発防止策として、ボルトを腐食しにくいステンレス製のものに替えることや、応急措置をした後は速やかに修理を行うことなどをあげている。
副工場長は「関係者の皆様にご迷惑おかけしまして、深くお詫び申し上げます。再発防止策にとどまらず、設備の弱点の掘りおこしなどを続けていきます」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005750441.html
(10月17日13時9分 NHK松山)
17日、住友化学の工場長ら3人が県庁を訪れ、検証作業の結果からわかった事故の原因や再発防止策を盛り込んだ報告書を提出した。
このなかで、住友化学は、事故についてタンクから硝酸を抜き出すポンプの逆流を防ぐ弁の付近から硝酸がしみだして、鉄製のボルト5本が腐食して緩んだのが原因だと報告した。
そして、再発防止のために
□配管などに使われるボルトを鉄製から腐食しにくいステンレス製に替える
□設備のパトロールを強化したりする
などの対策をとると説明した。
これを受けて、県民環境部長は、「しっかりと安全対策を見直していただきたい」と述べた。
住友化学によると、硝酸の製造プラントは19日にも再稼動する予定で、平成25年秋までに工場内に90あるすべてのプラントについてもボルトなどの点検を行うことにしている。
工場長は「今後、事故が起こりうる部分についてボルトをステンレス製に替えるなど、安全性の確保に取り組んでいく」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005758071.html
(10月17日18時48分 愛媛朝日テレビ)
17日住友化学が、県に、事故原因などに関する報告書を提出した。
報告書によると、事故があった配管に取り付けられていた鉄のボルトが締め付けが弱く、そこから硝酸が漏れだし、ボルトが腐食したことが原因としている。
住友化学愛媛工場ではボルトを締める強さが足りなかったと見ていて、再発防止策として、ボルトを締める力を確認するとともに、腐食に強い、ステンレス製のボルトに取り替える予定。
住友化学愛媛工場ではただちに再発防止策を実施し、10月19日から事故があった工場を再稼働するとしている。
出典URL
http://eat.jp/news/index.html?date=20121017T184838&no=3
(ブログ者コメント)
住友化学のHPにアクセスしたが、調査結果は掲載されていなかった。
報道された内容をまとめると、以下のような状況だったのかもしれない。
□3月、硝酸ポンプの吐出チェッキ弁フランジ(ボンネット?)のボルトを交換。
□8月、当該フランジの周囲に硝酸のにじみ跡を確認。ボルトを増締めし、当該場所をシートで覆う応急処置をとった。
□にじみ出た硝酸によって、(ボンネット?)フランジのボルトが腐食した。
□9月、(ボンネット?)フランジのボルト8本のうち5本が腐食で脱落し、当該部位から硝酸が霧状に噴出した。
28日午後2時半ごろ、大阪府四條畷市蔀屋の金属リサイクル工場「Ⅾ商店」で、ドラム缶が爆発。
作業員の男性(68)が病院に搬送されたが、頭を強く打っており、間もなく死亡した。
当時、工場内には他に作業員数人がいたが、けがはなかった。
警察によると、男性はドラム缶を鉄板にするため、切断機で解体していたという。
警察は男性の死因を調べるとともに、缶内に引火性のある物質が残っていたとみて、爆発の原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120928/waf12092821590028-n1.htm
28日午後1時半ごろ、福岡市博多区の吉塚小学校(394人)で、体育用具室の天井からコンクリート片がはがれて落下。
6年の男児(11)の右腕にあたり、擦り傷を負った。
市教委などによると、用具室はコンクリートブロック造り。
高さ約4.5mの天井の約20cm四方がはがれ、破片16個が落ちていた。最も大きなものは縦約9cm、横約8cm、厚さ約1cm。
当時は昼休みで、男児は体育委員として用具を貸し出すため、室内にいたという。
体育用具室は1979年の建築。
屋上の防水シートが破れて雨水がコンクリートに染みて劣化、あるいは鉄筋が錆びて剥がれたことが原因とみられる。
同小は周辺のコンクリートをたたき落とし、児童の立ち入りを禁止した。
市教委は市立小中学校など233校の体育用具室を緊急点検する方針。
出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/326570
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120929-OYT1T00509.htm
新幹線は、ネズミに弱い――。
28日早朝、JR東海道新幹線の静岡―掛川駅間の上下線で、停止信号の表示が変わらないトラブルが発生した。
上下線計81本で最大2時間39分の遅れが生じ、約6万8千人に影響が出た。
JR東海は、ネズミが信号ケーブルをかじった可能性が高いとし、思わぬ弱点に頭を抱えている。
◆検査時、社員とともに侵入か
同社によると、28日早朝に新幹線総合司令所が異常を察知した。
同社の社員が静岡―掛川間にある信号を制御する機器室を調査。
配線箱内の直径約2cmのゴムで覆われた信号出力ケーブルが、導線がむき出しになってショートしていた。
社員が、室内で体長5cmほどのネズミを目撃したため、ネズミがかじって損傷した可能性が高いという。
機器室(縦6.1m、横11.7m、高さ9m)は山や畑に囲まれており、外部からの侵入を防ぐために、すき間をなくしている。
さらに、配線箱内のケーブル以外はステンレスで覆っていたという。
損傷したケーブルが収められていた配線箱は、縦20cm、横60cm、高さ120cm。
ケーブル4本(直径21mm)が32mmの引き込み口から結ばれていた。
ケーブルと引き込み口の間を発泡ウレタンで埋めていたが、調査ですき間が見つかった。
同社はここからネズミが入ったのではないかとみている。
機器室には人が出入りするためのドアはあり、「定期検査の際に社員と一緒にネズミが入ったのではないか」と話す。
定期検査は月に3回ほどあり、直近は25日だった。
復旧作業は午前7時に始まり、午前9時ごろに完了。午前6時の始発から約3時間、時速30kmの徐行運転としたため、ダイヤに乱れが生じたが、午前9時14分から通常運転に戻した。
同社静岡支社によると、これまでネズミが原因のトラブルはないという。
29日までに、全ての信号機器室に緊急調査に入り、配線箱の引き込み口からも小動物が侵入できないよう、改めて対策を講じる考えだ。
◆野ネズミ、歯すり減らす習性
飼育員の経験もある村松知明・富士サファリパーク企画販促課主任の話
「犯人」は野ネズミの可能性が高い。野ネズミは前歯が一生伸び続けるため、時々硬いものをかじって歯をすり減らす習性がある。新幹線のケーブルの設置状況は分からないが、野ネズミなら、狭い場所にももぐり込める。富士サファリパークでも時々、電気や通信などのケーブル、自動車の電気配線などが、野ネズミにかじられることがある。
出典URL
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001209290004
(ブログ者コメント)
小動物が原因で引き起こされたトラブルに関し、こんなにも詳しく報道された記事は初めてだ。
これだけ詳しく状況が報じられると、事例の横展開も容易になる。
27日午後9時頃、大阪府泉大津市の西約10km沖合を航行中の貨物船「HAO HAN」(パナマ船籍、1999トン)から「積み荷から出火した」と通報があった。
海保の巡視艇が中国人の乗組員12人全員を救助。海保の消防船などが消火活動にあたっているが、28日午後1時現在も煙を上げて燃えている。
海保によると、船は全長約80mで、25日に堺泉北港(堺市)で金属くずなどスクラップ約1000トンを積み、中国に向かっていた。
船舶火災では、船内に水がたまると沈没する恐れがあるため、28日朝からは消防船からの放水で船体を冷やしながら、水深が浅い海域に曳航したという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120928-OYT1T00566.htm
http://mainichi.jp/area/news/20120928ddf041040009000c.html
外国人研修・技能実習制度で来日したベトナム人男性(当時22)が作業中に転落し、プレス機に挟まれ死亡した事故があり、東大阪労基署は27日、会社が転落などの危険防止を怠ったとして、労安法違反の疑いで、大阪府八尾市の金属加工会社「S工具」と同社取締役製造部本部長を近く書類送検する方針を固めた。
外国人研修・技能実習制度をめぐっては、外国人実習生が低賃金で不当な労働を強いられたり、劣悪な環境下で長時間労働をさせられたりするなど、制度の趣旨が十分に浸透していない問題点も指摘されている。
厚労省によると、実習生の受け入れ企業が刑事事件で立件されるのは珍しいという。
送検容疑は、ベトナム人実習生が4月20日午前、同社の鍛造工場内で、不具合が生じたプレス機の点検作業をする際、墜落防止の作業床などの設置を怠ったとしている。
実習生は高さ2m47cmの場所で点検作業中に転落し、プレス機に挟まれ死亡。
労安法では、高さ2m以上で転落の恐れがある場所で作業する際、手すりや囲いのある作業床や、労働者に安全帯を使用させることなどが義務づけられており、違反すれば懲役6月以下か50万円以下の罰金が科せられる。
外国人研修・技能実習制度は、発展途上国への技術移転や人材育成が目的で平成5年に始まった。
来日から1年間の「研修」では労働関係法令が適用されなかったが、賃金未払いなどのトラブルが各地で多発。一昨年7月に入管難民法が改正され、日本語研修など座学講習を2カ月受ければ、労働関係法令の適用対象となった。
法務省によると、21年末時点で約17万5千人の研修生・技能実習生が滞在。中国人が約8割と最も多い。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120927/wlf12092714230016-n1.htm
(ブログ者コメント)
元記事には、「企業側の法令違反後を絶たず」というサブタイトルの記事も掲載されているが、産業安全と直接の関係はないので、その部分は転載を省略した。
26日午後9時半ごろ、静岡市駿河区の国道150号線で、道路の中央にある高さ9m(※NHK)の水銀灯が途中から折れて道路の上に落ち、走っていた車4台が次々とぶつかって、フロントガラスが割れたりボンネットがへこんだりした。
ドライバーにけがはなかった。
警察によると、現場は片側2車線の用宗高架橋上で、高さ20m(※産経)のY字型水銀灯の上部5mが折れて落下したという。
静岡市が調べたところ、落下した水銀灯は照明部分と支柱の2つに分かれる構造になっており、地上から6mくらいの接続部周辺がさびて劣化して折れたことがわかった。
市では27日から緊急に、市内にある同じタイプの水銀灯130あまりについて、老朽化や潮風によるサビがないか、一斉点検を始めた。
市内の道路では、作業の担当者がハンマーで支柱をたたいて音の反響を聞き、劣化部分がないか確認していた。
折れた水銀灯は昭和53年に県が設置し、7年前から市が管理していたということで、毎月、目視による点検は行っていたという。
しかし、折れる危険性についてはこれまで報告されていなかった。
市は、27日から始めた点検を来週中には終えて、危険性があるものについては修理や取り換えをしていくとしている。
「気付いたら目の前にポール(枝部分)が飛んできた」。
落下した枝部分が最初に直撃した乗用車を運転していた男性(23)は、興奮気味に話した。
フロントガラスは粉々にヒビ割れし、くもの巣状に。ボンネットで跳ねた部分は後方へ跳んでいったという。
「通勤で毎日通る道。この時間帯だったから急ブレーキを踏んでも追突されなかったが、朝だったらすごい事故になっていた」と話した。
弾んだ枝部分は、この車の後を走っていた軽自動車のフロントガラスを直撃した。
「前の車に何かがぶつかる音がした直後に、右上から枝部分が降ってきた」と、運転していた男性(30代)。
幸い、けがはなかったが、「パイプの向きが悪かったら、死人が出てもおかしくなかった」と憤った。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035326291.html?t=1348780071413
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120928/szk12092802070000-n1.htm
http://www.at-s.com/news/detail/450479920.html
(2012年10月20日 修正1 ;追記)
2012年10月16日付で朝日新聞静岡全県版(聞蔵)から、支柱内部が腐食していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は、支柱内部の腐食が原因だったと発表した。
同橋上に設置されている残り10基も支柱内部は腐食している可能性があるとして、早期に撤去し、交換する予定。
市によると、照明灯は2本の支柱を接続部品でつないだ構造。
折れた照明灯は、接続部品の上部が局部的に腐食していたことが判明。雨水などが支柱内に入ったことが原因とみられるという。
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

