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工場は運転を停止し、消防の放水で流出は止まった。けが人なし。
炉は直径3・3m、高さ3mの円柱形で鉄製。今年2~3月の定期検査では異常はなかった。作業員が流出に気付き119番した。市が原因を調べている。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110418/hrs11041801570002-n1.htm
(2011年11月4日 修正1 ;追記)
2011年10月5日付で、中国新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発生前日に灰溶融炉の内部の温度が上昇し、異常を知らせる警報が出ていたことが4日、分かった。
2003年の稼働後、初の事態だったが、運転管理を請け負う業者は炉の運転停止や点検をせず、市にも報告していなかった。
市は炉の製造元の三菱重工環境・化学エンジニアリングと合同調査を進めてきた。 運転管理を委託する重環オペレーション(同)の対応に落ち度はなかったかを含めて原因を特定。その上で市は炉の存廃を年内に判断する方針だ。
灰溶融炉は家庭ごみの焼却灰を1500℃で溶かし、舗装などに使うスラグに再資源化する。炉壁は鉄製で内部は耐火れんがを敷き詰めてある。 4月の火災では炉の底に穴が空き、液体状の灰が流れ出して床などを焼いた。劣化したれんがの隙間を高温の灰が通り抜け、炉壁を溶かしたとみられる。
れんがの温度は常時計測され、運転中は約500℃。市の調査によると同16日、安全管理上の上限の600℃を越え警報ブザーが鳴った。灰の投入を中断すると約5時間後に600℃を下回ったため運転を続けたという。
出典URL■■■
(2011年11月10日 修正2 ;追記)
2011年11月5日付の毎日新聞広島版から、「市、委託会社に賠償請求へ」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、同趣旨の記事が朝日新聞広島版(聞蔵)からもネット配信されていた。
広島市は4日、事故の調査報告書をまとめた。
市が運転管理を委託した会社が、メーカーの定める適切な管理値を順守しなかったなど、あまりにもずさんな運転管理をした結果、異常事態の発見や適切な対応が遅れ、溶融物の流出に至ったと考えられるとして、この会社に損害賠償を求める方向で検討中としている。
同市によると、火災は4月17日午後0時20分ごろ、溶融炉室内で発生。内壁や配管など約74m2を焼いた。
溶融炉底部に開いた6カ所の穴から、高温で溶け出した1300℃の金属や焼却灰が飛び散り引火したという。
報告書によると、同14~17日に炉底面の耐火れんがが消失し、溶融物が炉底を破って流出。この間、溶融の停止をしなかった。
メーカー「三菱重工環境・化学エンジニアリング」は、溶融物の厚さや焼却灰を熱で溶かすプラズマ電圧の高さなどの管理値を定めていたが、運転管理をしていた会社「重環オペレーション」は「運転操作要領書」に管理値を定めていなかったり、メーカーと異なる管理値を設けたりしていた。
14日午後11時には溶融物の厚さが異常値を示しており、報告書は「流出事故までの約60時間、電圧や音頭など各種の運転データに異常サインが現れており、適切な対応を行っていれば事故は免れたと推定される」としている。
溶融炉は同工場内に2基あり、火災後は2基とも停止している。
運転再開について同市は「管理運営に年間約8億円かかる。今年度中に廃炉にするかどうか判断したい」と話している。
出典URL■■■
以下は、市の報告書。
■■■
煙が出たのは、水道水の不純物をろ過する装置の電源操作盤。作業員数人が操作盤を点検作業中、スイッチを入れたり切ったりしている際、操作盤から火花が発生し、煙が上がった。
東電が発煙の原因を詳しく調べている。
警察は、これまで安全委の調査結果を捜査に活用してきたが、今後は警察が独自に事故原因を調べる手法を試行する。
警察の捜査は、遺族の処罰感情も考慮して個人の刑事責任追及に重きを置いてきた。
一方、航空関係者らは、個人の責任を追及すると原因調査と再発防止に悪影響を与えるとして異議を唱えてきた。
警察はこれまで、安全委がまとめた事故調査報告書を鑑定書として刑事訴追の証拠に使ってきた。
今後も求めがあれば報告書を警察に渡すが、警察はそのまま証拠としては扱わないという。
欧米では、機長らの刑事責任を免責した上で原因調査に協力させるケースが主流だ。
国際条約も、原因調査の目的を「再発防止」に限り、捜査に使わないよう求めている。
だが、安全委の調査では対象者に黙秘権がないため、外国の航空会社などが報告書を元に警察から刑事責任を追及されることをおそれ、安全委の調査に協力しない可能性がある。
前原誠司国土交通相(当時)が昨年8月、日航機墜落事故の追悼慰霊式で「調査が優先されるような話し合いを行っていきたい」と表明。安全委は警察庁側と協議してきた。
http://www.asahi.com/national/update/0414/TKY201104140494.html
(ブログ者コメント)
この点、ブログ者は、この決定にもろ手を挙げて賛成する。
望むらくは、産業事故にもこの考えを取り入れていただきたいものだ。
一方で委員長は、安全委と支障なく協力関係を築いてきたことを強調。「協議の申し入れがあれば、必要な意見を述べる」とした。
警察の調べでは、工場では廃油から揮発性の有機溶剤を精製。男性従業員が1人で溶剤をバケツからドラム缶に移す作業をしていたところ、突然発火したという。警察は、溶剤などの保管方法や保管量に問題がなかったか調べている。
同社は、大阪府内の精密機械工場などで溶剤として使われたトルエン化合物を回収し、工場内で薬剤を使って水などとトルエンに分離。製品として同府内の業者に納品していたという。
ちなみに、顔面に火傷を負ったのは元役員の次男だった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110614-OYT1T00491.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/nara/2053506082.html
(ブログ者コメント)
警察の調べでは、2人は同日午前8時半ごろから発電機を使って床に溝を掘る作業をしていた。発電機の排気ガスが充満して、一酸化炭素中毒になったらしい。
警察によると、重機で壁を内側に引き倒す作業をしていたところ、壁がマンション側に倒れたという。解体工事は6日からで、この日は14人が作業にあたっていた。
マンション住人の男性(49)は「メリメリとワイヤの切れるような音がした後、突き上げるような地響きがした。ベランダに出ると、車がペシャンコになっていた」と話した。
震災のあった先月11日~今月8日に発生し、職場復帰に4日以上かかった負傷事例を県内の労基署を通じ集計。その結果、4日につくば市で住宅の屋根瓦を修繕していた男性作業員(73)が約6mの高さから転落して死亡したほか、計9人が骨折などのけが。いずれも高所で作業中に足を滑らせたり、ヘルメットを着用しなかったりしたケースが目立つという。
一方、県警によると、今月11日には牛久市の店舗新築工事現場で男性作業員(57)が福島、茨城両県で震度6弱の余震のあった直後に高さ約3mの足場から落ち頭を強打。12日に死亡した。
(2011年8月3日 修正1 ;追記)
2011年8月3日1時48分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
つくば市で4月、震災で損壊した民家の屋根の復旧工事中に男性作業員(73)が転落死した事故で、土浦労基署は,2日、労安法違反の疑いで、つくば市内の設計事務所と同社社長(62)ら3人を書類送検したと発表した。
東日本大震災の復旧工事では1日までに60件の労災事故が発生。書類送検は県内で初めてという。
警察によると、男性は4月4日、2階建て住宅の屋根瓦の撤去後に防水シートをかける作業中、高さ約6mの屋根から転落、頭などを強く打ち死亡した。同社などは手すりの設置など転落防止に必要な措置を講じないまま作業させていた。
出典URL■■■
同工場は医薬品原料の生産拠点だが、東日本大震災による設備損傷で操業を停止している。
□非常用ディーゼル発電機は3台あったが、2台は定期検査中。
□運転可能な1台が地震直後に起動し、原子炉などの冷却機能は維持できた。
□8日未明に外部電源1系統が復旧。
□そして8日午後2時に、起動して運転中だったディーゼル発電機から油が漏れたため、同発電機を停止した。
□結果、非常用ディーゼル発電機が1台も運転できない空白時間が生じてしまった。油漏れが外部電源復旧前であれば、原子炉などの冷却は電源車に頼るしかない状態だった。
□油漏れは、燃料循環ポンプの軸封部で発生。定期検査後、3月9日に組み立て直した際、作業員がパッキンを逆向きに取り付けたため、パッキンに軸がぶつかって一部が欠け、そこから油が漏れたという。
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001104100005
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20110410ddlk02040025000c.html
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201104090114.html
□3台ある非常用発電機の、なぜ2台を同時に定期検査したのだろうか?集中検査で費用低減?
警察の調べでは、被災者は高さ約5mの塗装装置に登って定期点検をしていたという。警察で事故原因を調べている。
(2012年3月28日 修正1 ;追記)
2012年3月23日19時45分にNHK鳥取から、合図不統一が事故原因だったという記事がネット配信されていた。
労基署は、クレーンを動かす際の合図が統一されておらず事故を防ぐ必要な措置をとっていなかったとして、JR西日本と車両所の当時の所長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、会社としてのJR西日本と、車両所の47歳の当時の所長。
この事故は、去年4月7日、米子市のJR西日本の後藤総合車両所で、列車の車輪を塗装する装置を点検していた下請け会社の当時51歳の男性作業員が、装置とクレーンの操縦席の間に挟まれて死亡したもの。
米子労基署が調べたところ、現場ではJR西日本とその下請け会社の作業員が混在していたのに、クレーンを動かす際の合図が統一されていなかったという。
労基署は、事故を防ぐ必要な措置をとっていなかったとして、労安法違反の疑いでJR西日本と、車両所の当時の所長を書類送検した。
JR西日本米子支社は、「書類送検されたことを厳粛に受けとめ、引き続き事故の再発防止に万全を期していく」としている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tottori/4043915701.html
(2012年11月29日 修正2 ;追記)
2012年11月27日付で毎日新聞鳥取版と朝日新聞鳥取全県版(聞蔵) から、安全確認しないままクレーンを動かしたことが原因など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故で、米子署は26日、クレーンを操作していたJR西日本社員の男(51)を業務上過失致死容疑で書類送検した。
容疑は、昨年4月7日午前10時10分ごろ、列車の修繕作業をした際、リモコンを使ってクレーンを操作。近くの塗装装置の点検作業をしていた男性をクレーンの運転室と塗装装置ではさみ、死亡させたとしている。
警察によると、男は安全確認をしないままクレーンを動かした疑いがある。
出典URL
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20121127ddlk31040487000c.html
関電によると、事故は同日午前11時15分ごろ発生。金属板59枚(総重量720kg)をトラックからクレーンで下ろし、台車に立てかけた後、つり下げ用の吊り具を取り外した際、板のバランスが崩れて作業員側に倒れたとしている。
関電は再発防止のため、荷下ろしの際、転倒防止処置を行うことを社内規定に明記し、協力会社に周知徹底した。
警察は関係者から事情を聴くなどして、安全管理が適切だったかどうかについて調べている。
警察などによると、女児は母親(34)らと来園し、一緒にいた男児(5)と2人で乗った。ゴンドラが一番高い所から下り、高さ約10mにさしかかった際、外側に約20cm開いた窓から女児の足が出ているのを母親が発見。女児は、そのまま下のゴンドラ2台にぶつかりながら落ちたという。
園では、4歳未満が観覧車に乗る際、保護者の同伴を求めているが、当時の係員(61)から母親らに指示はなかったという。社長は「従業員への指導が行き届かなかった。深く反省している」と話している。
園は太宰府天満宮の敷地内で1957年に開園。年間約11万人が来園している。
http://www.asahi.com/national/update/0405/SEB201104050037.html
(ブログ者コメント)
(2011年12月22日 修正1 ;追記)
2011年12月21日付の朝日新聞福岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失傷害で書類送検されていた従業員男性について、福岡地検は20日、不起訴処分とした。
地検は、けがの程度や被害者側の処罰感情、遊園地が再発防止策を講じたことを考慮したと説明した。
松見さんは平成17年度の全国高校ラグビー大会で優勝した伏見工業高校チームのメンバー。卒業後は社会人クラブチーム「時計台クラブ」で活躍していた。
警察によると、事故当時、5人で作業していた。このうち3人が食事で作業場を離れ、残る1人は別の機械を担当し、誰も事故に気づかなかったという。作業員は「機械に不具合があり、時々止まることがあった。何度も様子をみながら作業していた」と話しているという。
警察によると、被災者は畑で汚れた手を洗うために水をためるおけを作っており、切断時に発生した火花が、缶の中の物質に引火したとみられる。
□破裂ということから考えると、キャップを閉めたまま切断したのではないか?キャップさえ開けていれば、そこから火が噴き出す程度で済んだかもしれない。ただ、ロケットのようにドラム缶が飛んで行った可能性はあるが・・・。
警察によると、装置は深さ、幅、奥行きともに約80cmのおけ状で、豆をかき混ぜるための4枚羽のプロペラが動いていた。男性は、装置を清掃中に頭から羽に巻きこまれたとみられるという。
普段、機械を停止するために使用しているスイッチは制御電源を切るためだけのスイッチ。機械を駆動する電気は、スイッチのすぐ上流まで来たままだ。
したがって、普段どおりにスイッチを切っただけでは、何かの拍子に機械が動きだす可能性がある。
動く機械に接近して作業する場合は、必ず元電源を切っておかねばならない。
※2011年6月以降は、エクセル作成を省略。
救助に当たる消防士の二次災害の危険を、大幅に減らすことが期待できるとしている。
使用するのは、光と電波の間に位置する「テラヘルツ」という周波数の電磁波。すすや煙を通り抜け、どんな物質があるか調べることができるが、電磁波発生や検出のための技術開発は進んでいなかった。
NTTなどは、三つの光源から出る光の信号を組み合わせ、さまざまな周波数のテラヘルツ波を短時間でつくることに成功。幅広い範囲をカバーする受信器と組み合わせ、システムの試作機をつくった。
6畳ほどのスペースで、ソファやベッドに使われるウレタンを燃やす実験を行い、約5mの距離からテラヘルツ波を照射。反射して戻ってきた波を調べたところ、猛毒のシアン化水素ガスを検出した。
今回の試作機は高さが約180cm、稼働部分の重さも約80kgある。今後は現場に持ち運びしやすいよう小型化し、分析できるガスの種類も増やして実用化を目指す。
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プロフィール Profile
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

