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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20235151851分にYAHOOニュース(熊本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

14日午後250分頃、熊本市のえがお健康スタジアムで、およそ7メートルの高さから天井板の一部が落下し、スポーツ観戦に訪れていた20代の男性に当たりました。

男性は右腕を数針縫うけがをしました。

施設の管理団体よりますと、天井板は縦40センチ×横30センチ、重さは1キロ未満で、大学ラグビーの試合終了後、観客が退場する時間帯に落下したということです。

担当者は、「日常的に目視による安全点検を行っていたが、異常は確認できなかった」と話しています。

県によりますと、落下物は水分を含んでいたということで、雨漏りによる腐食が原因とみて、今後、調査を進める方針です。

落下した天井板は、どういう材質だったのでしょうか?

今回、落下したものは「ケイカル板」と呼ばれ、軽くて強度も高いことから、一般的には室内の天井や壁などに使われることが多い素材です。

ただ、水にふれると強度が落ちる性質もあり、スタジアム特有の雨ざらしの構造が腐食に繋がった可能性が高いと見て、スタジアムでは今後、ケイカル板が落ちる可能性のある通路は立ち入りを全て規制して点検作業を行う方針です。

【写真を見る】スタジアムで天井板落下 男性1人が腕を縫うけが 雨漏りで腐食した「ケイカル板」とは?

https://news.yahoo.co.jp/articles/bb94f8a559bff0074b9c063c9c7500a9d2b5ac7c

 

5151930分にYAHOOニュース(くまもと県民テレビ)からは、板以外に長さ約40cmの金属片も落下していた、防水シーリング材に亀裂が入っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

KKT山本アナウンサー :
「スタジアムのスロープを通行中の男性に、約7メートル上の天井の部材が一部が落下し、直撃しました」  

スタジアムを運営・管理する県スポーツ振興事業団によると、14日午後2時50分頃、3階通路に天井板の一部と金属片が落下した。

落下したのは縦30センチ横40センチほどで、重さ1キロ未満の板と、長さ約40センチの金属片。

東京から大学ラグビーの観戦に来ていた20代の男性に当たり、男性は右腕に数針縫う大けがをした。

県は落下の原因について、「防水のためのシーリング材に亀裂が入っており、そこから雨水が浸透して、天井板の中の金属片が腐食した可能性がある」と説明している。

スタジアムでは定期的な目視確認のほか、年に1回、業者による法定点検を実施していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3a13bcdf671c9a8a4d8f90753c72957af7e16f61 

 

515203分にYAHOOニュース(熊本日日新聞)からは、出口に向かう途中で被害に遭った、落下物は劣化していたようだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

熊本市東区平山町のえがお健康スタジアムで14日午後250分ごろ、天井板の一部と金属片が落下し、ラグビー「早大-明大」観戦で来場した東京都の男性会社役員(28)が右腕に12針を縫う切り傷を負った。

所有する県は15日に調査し、雨漏りによる腐食が原因とみられると発表。
一部区域の立ち入りを禁止した。  

現場はスタジアム南東側の3階からスタンド上部に上るためのスロープ状の外周通路。

高さ約7メートルから天井板の一部(縦40センチ、横30センチ、厚さ1センチ)と約50センチの金属製の留め具が落ちた。

男性によると、試合後、出口に向かう途中で被害に遭った。  

スタジアムは19983月に完成。

施設を管理する県スポーツ振興事業団や県などの緊急点検によると、腐食やさびから同様の事故が起こる危険性がある部分が複数箇所あったという。

県は「屋根がなく、日差しや雨水の影響を受けやすく、劣化が進んだのかもしれない」とした。

今後、事故の恐れがある区域に障害物を置き、立ち入り禁止にする。

業者の手配などができ次第、危険な天井板を全て撤去する。

17日に開催されるロアッソ熊本戦や6月の県高校総体などで、スタジアムの利用はできるという。

男性は「何が起きたのか分からなかった。落下物は自分の腕に当たってバラバラになるほど劣化していたようだ。いろいろなスポーツ大会の会場なので利用する人が不安にならないようにしてほしい」と話した。







 

https://news.yahoo.co.jp/articles/6e84eb7146e6ed6e36c53fe537127d0d8d37631e

 

5181850分にYAHOOニュース(くまもと県民テレビ)からは、防水シートが破れていた、落下場所以外にも不具合箇所が10数カ所あったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

一体、なぜ落下したのか?

県によると、天井板の上部にあった雨水の流入を防ぐ防水シートが破れていて、そこから雨水が浸透して腐食したのが原因とみられている。  

築25年が経つスタジアム。

事故の翌日に県などが目視による点検を行ったところ、落下場所以外の天井板にもシミやゆがみ、破損が新たに十数か所確認されたという。

県教育委員会体育保健課・林田課長補佐:
「安全だろうという前提で見ていたのか、築25年経った中で怪しいと思ってみるのか、点検の考えによる見落としかは分からないが、(事故に)つながったのは否定できない」  

県は天井板の真下にあるスロープなどへの立ち入りを規制し、18日からゲート付近にある天井板の緊急撤去を始めた。





https://news.yahoo.co.jp/articles/b292c3d53487ec88e03f15d5c1429c215d6b29ab

 

  

 

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20235151123分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

朝日放送テレビ(ABCテレビ、大阪市福島区)は15日、同局が制作する若手料理人の料理バトル番組「CHEF1グランプリ 2023」準決勝の収録中、出演者の男性シェフがセットから転落し、重傷を負う事故があったと発表した。

局によると、事故は14日午後118分ごろ、東京都内のスタジオで起きた。

当日は準決勝の収録中。
結果発表の際には、敗退した出場者が立つ床が下に沈み込む演出をとっていたという。

30代の男性シェフは勝ち残ったがセットから移動する際、床の沈んだ部分(120センチ×90センチ)に誤って転落し、セットの約2メートル下で腰を強打。
救急搬送され、第12胸椎(きょうつい)破裂骨折との診断を受けて入院している。

この日は朝から収録をしており、事故後は床が沈む演出を取りやめたが、撮影は続けたという。

局は「今回の状況を調査した上で、今後はよりいっそう安全対策に万全を期する所存です」とコメントしている。

https://www.asahi.com/articles/ASR5H3Q2ZR5HUCVL00H.html

 

 

 

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20235131650分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

13日午前6時半ごろ、福井県敦賀市永大町にある住宅資材メーカー永大産業の工場で、「爆発音が聞こえ、煙が出ている」と付近住民から119番通報があった。

県警敦賀署によると、工場で火災があり、3050代の男性作業員3人がやけどを負って病院に運ばれたほか、焼け跡から1人の遺体が見つかった。

消防によると、工場の焼失面積は少なくとも約6千平方メートルに及んだ。

敦賀署によると、20代の男性作業員と連絡が取れておらず、遺体の身元を調べている。

工場では住宅の床材を加工しており、12日午後10時ごろから作業員8人が夜勤に入り、13日午前7時の作業終了を前に掃除などをしていたという。

永大産業は公式ホームページで「工場において、何らかの理由で粉塵(ふんじん)爆発が発生したと推測されます」とし、「ご迷惑をお掛けしておりますことを深くお詫(わ)び申し上げます」とのコメントを掲載した。

工場は敦賀市役所から北西約2キロにある。

https://www.asahi.com/articles/ASR5F5FCCR5FPISC005.html

 

5131722分に毎日新聞からは、木材を加工する機械から爆発音がしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

敦賀署によると、8人が作業中で、うち3人がけがをした。
1
人とは連絡が取れていない。
けが人3人のうち、1人は重傷とみられる。
残る2人は手などにやけどを負った。

作業員らは「木材を加工する機械から爆発音がした」と説明しており、署が詳しい状況を調べている。

連絡が取れていないのは20代男性。

工場は3交代勤務で、8人は午前7時の作業終了を前に清掃をしていた。

現場近くに住む男性は、「『ドーン』という音が2回ほど聞こえて起きた。地震みたいだった」と振り返った。

(共同)

https://mainichi.jp/articles/20230513/k00/00m/040/019000c

 

5131154分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)



https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000299158.html 

 

 

 

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20235122118分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

私立札幌新陽高校(札幌市南区)は12日、同校の女子硬式野球部に所属する生徒が、6日の練習準備中に移動式バッティングケージの下敷きになったと発表した。
生徒は頭を強く打ち、意識不明の重体という。

北海道警が原因を調べている。

12日に札幌市内で会見を開いた同校の赤司校長(47)は、「負傷した生徒と家族に謹んでおわび申し上げたい。一日も早い回復を祈っている」と陳謝した。

同校などによると、事故は6日午前9時半ごろ、同市豊平区にある札幌大学の野球場で起きた。

女子部員5人がバッティングケージ(高さ29メートル、奥行き60メートル、後ろの幅25メートル)を三塁側ベンチ付近からホームベース付近に運搬していたところ、ケージが倒れ、1人が鉄製の支柱やネットの下敷きになった。

事故当時、同校教員で顧問の3人も野球場にいたという。

同校の女子野球部は校内に練習場所がなく、普段は地元企業が所有する同市南区のグラウンドで練習していた。

事故当日は、そのグラウンドを使用できなかったため、同大学の野球場を初めて使ったという。

これまでも類似のケージを運搬しているが、同様の事故はなかったとしている。

同校は12日までに道教育委員会や文部科学省などに報告し、保護者や全校生徒にも事故概要を伝えた。

今後、第三者による調査委員会を設置し、事故の原因究明と再発防止策を検討する。

赤司校長は「部活動に関する危機管理マニュアルや顧問への研修を見直す」と述べたが、安全管理に不備があったかについては「現時点では回答を控える」とした。

札幌新陽高女子硬式野球部は20174月に創部し、22年夏の全国高校女子硬式野球選手権大会などに出場している。

https://mainichi.jp/articles/20230512/k00/00m/040/244000c

 

5121925分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、当時はやや強い風が吹いていた、使い慣れていないケージの移動は難しいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

グラウンド関係者:
「普段は(男性)4人で運んでいるけど、女子だと力がちょっと…。倒れてしまったのかなと思います」

Q.女子高校生1年生が5人だと?:
「普段使い慣れてないと重いので簡単には運べないかなと。
古いのでさび付いていたりして車輪も動かないので。
だいぶ力を入れないと押しづらいかなと思う」

6日午前9時の札幌市は最大瞬間風速14.7メートルで、やや強い風が吹いていました。

ただ、事故が強風によるものなのかどうかについて、学校側は経緯を捜査中のため「答えられない」などとしています。  

【バッティングケージ扱い注意点】

バッティングケージの扱いについて、他校の野球部での取り組みを取材しました。

最も注意しているのは、バランスを崩さないよう、運び手が車輪の向きをしっかり確認することだそうです。

札幌創成高校野球部・戸出直督:
4人でそれぞれの鉄柱を持って移動するという形でやっている。
車輪の向きもそうだし、老朽化とか押していても途中で止まったり、タイミングがズレるとケージも揺れるので。
慣れていないケージや違った種類はちょっと難しいと思う」  

・・・





https://news.yahoo.co.jp/articles/3ae02d749a7f9fbf480cdcd66053e63de9c5c199 

 

5131345分に毎日新聞からは、同大の野球部員は押す側と引く側が息を合わせないとケージはバランスを崩すと述べた、腕力に差がある女子が男子と同じ用具を使うことに問題ありとする関係者もいるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日朝、事故があった札幌大学(同市豊平区)の野球場で、同大野球部の男性部員は「(運搬中に倒れた)バッティングケージは、車輪がある4カ所の支柱に人を配置して、押す側と引く側が息を合わせて一緒に移動しないとバランスを崩します」と解説した。

普段から使い慣れている同大野球部の男性部員でも、重い鉄製の支柱とネットでできているバッティングケージを運ぶ際は注意を払うという。

同大によると、ケージの車輪や支柱に不具合はなく、ネットは12年に一度、張り替えているといい、担当者は「事故があった用具に不備はなく、新陽高にも注意点を説明した」と語る。

一方、札幌新陽高の女子野球部は同大のグラウンドで練習するのは初めてで、このバッティングケージを使ったこともなかった。

女子生徒らは類似の用具を使用した経験があり、事故があった日も顧問らが「複数人で運ぶように」などと注意喚起していたというが、事故は起こった。

今回の事故と類似の事例は、これまでにも全国で確認されている。

20229月には、長崎県波佐見高のグラウンドで、台風の接近に備えてバッティングケージの撤去作業をしていた野球部員の男子生徒(当時16歳)がケージの下敷きとなり、首の骨を折るなどの重傷を負った。

日本スポーツ振興センター(JSC)によると、05年度~21年度に中学・高校の部活動や授業中に起きた事故で給付金を支給した事例のうち、用具などの下敷きになったことが原因で死亡や障害が残るような重大な事故は、少なくとも計5件あったという。

では、重大事故を防ぐために、どのようなことに気を付ければいいだろうか。

日本スポーツ協会は、運動施設や用具を利用する際の注意点として、活動人数の考慮、用具の安全な準備や配置、良好な環境の確保――などを挙げている。

指導者の目や手などが行き届く人数で活動することや、指導者が用具の管理や監督をする責任があることなどに触れている。

一方で、男女が同じ用具を使用することに疑問を投げかける関係者もいる。

日本野球連盟道地区連盟の柳俊之会長は、「これまで野球は男性のスポーツとして発展してきたが、近年は女性の野球人口も増えている」とした上で、大学生や高校生といった身体の発達の度合いや、一般的に男女で腕力などに差があることを踏まえ、「改めて、用具や備品の在り方について考え直さなければいけないと思う」と指摘。
今回、事故に遭った女子生徒には「回復を祈るばかりです」と語った。

https://mainichi.jp/articles/20230513/k00/00m/040/012000c 

 

5121830分にTBS NEWSからは、ケージは強風の時は使用しないようにしている高校もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高校は12日午後、会見を開き、事故の公表が6日後になった理由などを説明しました。

札幌新陽高校・赤司校長:
「負傷した生徒とそのご家族には謹んでおわび申し上げたいと思っております。
けがをした生徒のご家族のご意向に従って、外部への発表を控えたというのが第一。
きょう全校生徒に伝えるという順を追って進めてきた結果、きょうリリースになった」。

札幌市北区にある札幌創成高校。

高橋海斗:
「ケージを運ぶ時はそれぞれ4本のポールに4人がついて、車輪が進行方向を向いているかを確認してから押し始めます。
いきます、せーの。」

こちらの野球部では、バッティングケージを移動する際に事故が起こらないよう、複数の部員同士で声を掛け合って運ぶほか、強風の時には使用しないということです。

札幌創成高校硬式野球部・戸出監督:
「基本的にケージはコの字なので、コの字にして移動させる。
ケージを運ぶ時は(指導者が)常にいる状態にしている」。

https://news.yahoo.co.jp/articles/98cbbe63780700f68935aa990ef00da9316690d0 

 

(2023年5月28日 修正1 ;追記)

20235161216分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、前日の雨でできたぬかるみにキャスターがひっかかった可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校によりますと、事故当時、前日に雨が降ったため、グラウンドを整備する作業が行われていたということです。

このため、キャスターがぬかるみに引っかかりバランスを崩して倒れた可能性もあるとみられています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc668652cd03d37b95ea442da52112a02c27a0e8  

 

527190分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、別の高校野球部ではグラウンドがぬかるんでいる場合はケージを使わない練習に切り替えることもあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校での安全対策に詳しい専門家は、今回の事故をどのように見ているのでしょうか。

大阪教育大学 藤田大輔 教授:
「移動型のゴールポストや遊具などを運ぶ際の事故は、少なからず発生していた。
移動する際には人数を多くすることと、大勢で声を出してタイミングを合わせる運び方をするべき」

バッティングケージを使って練習している他の高校では、どのような対策を取っているのでしょうか。

札幌市北区の「札幌創成高校」の硬式野球部を訪ねました。

札幌創成高校 硬式野球部 戸出 監督:
「バッティングケージは重いので、41組で『せーの』とかけ声を出し、ケージの車輪の向きを整えてから運んでいる」

車輪の向きをそろえてから移動させることで、バランスを崩しにくくしているといいます。

また、生徒が41組となり、かけ声を出してタイミングをあわせます。

さらに…。

戸出 監督:
「雨でグラウンドがぬかるんでいる場合などは、バッティングケージを使わない練習に切り替えることも」

移動が難しい場合にはバッティングケージを使わない練習をするなど、内容を変更しています。

子どもたちを指導する大人の認識が重要です。

藤田 教授:
「事故は日本のどこの学校でも起こりうること。
よその学校で起こったことととらえるのではなく、自分の学校は大丈夫かという視点で指導にあたり、道具の利用を考える必要がある」  

生徒や児童が安心してスポーツに打ち込めるよう、細心の注意と対策が必要です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/42e2ce9f9e8324c822d5b8c2911daa527f07f7a3

 

(2023年12月16日 修正2 ;追記)

202312151339分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、第三者委員会の調査報告書が公表された、報告書には事故時の詳細な様子や顧問らの安全管理不備状況などが記載されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受け、札幌新陽高校は原因究明と再発防止に向けて、弁護士やスポーツ新聞の元社長ら、7人の有識者による第三者委員会を設置…。

その調査結果を15日午後、下記のように公表しました。

・コの字型で安定のケージが一直線になったため、倒れた
・一直線になった原因は不明
・意識不明の女子部員は画像の赤丸の支柱を押す
・支柱が頭部を直撃
・動きの悪い車輪はあったが、直接の原因ではないとみられる
・顧問3人の意思疎通、安全管理体制が不足
・当時、顧問が3人いたのに、ケージの移動は生徒任せ
・初めて使用のグラウンド
・生徒と一緒に運ぶ、そばで声かけで防げた可能性あり
・顧問側は、生徒にケージの転倒が生命、身体に害を与える危険なことであることを伝えていない

その上で、第三者委員会は、再発防止に向けて、新陽高校に対し以下の提言を行っています。

・女子野球部による重い衝立型ケージ(目安300キロ超)の使用を当面禁止
・ケージに関する安全教育の徹底
・顧問の役割分担、責任の範囲の明確化  

さらに、第三者委員会は、高校野球関係者に対し「二度と同様の事故を起こさせないという決意をもって、各校の監督・部長を指導していかなければならない」と指摘しました。

下敷きとなった女子生徒は現在も入院中で、治療を続けているということです。



https://news.yahoo.co.jp/articles/a9d2617befd660a430eacea9adc52339ce5838bc  

 

12152052分に毎日新聞からは、被害に遭った部員が支えていた柱の車輪は進むのが遅く、そのため四隅の速度がそろわず、ケージがコの字型から不安定な一直線状に変形したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

第三者委員会(委員長・林菜つみ弁護士)は15日、報告書を同校側に提出した。

顧問教員や生徒への聞き取りなどを元にとりまとめ、顧問の危険性の認識不足や、学校の安全管理不足を事故の要因に挙げた。

報告書によると、5人は四隅の柱をそれぞれ12人で支えながら移動していたが、ケージがコの字から不安定な一直線状に変形。

柱を引くように進んでいた部員に向かって倒れた。

部員が支えた柱に付いていた車輪は進むのが遅く、四隅の速度がそろわず形が崩れた。

ぬかるみにはまった可能性がある。

ケージ移動中の重大事故は長崎県でも昨年発生しているが、顧問から生徒へ具体的な安全への指導はなく、「顧問は危険性は認識していたが、顧問や生徒には、ケージが生命・身体に害を及ぼす危険があるとの認識が不十分だった」と指摘。

また、札幌大球場での練習はこの日が初めてだったが、顧問3人はケージの安全確認をせず、移動中も別の作業のため手伝いや付き添いはしなかった。

顧問たちは「危機感を欠いていた」などと話しているという。

報告書はこのほか、学校側の管理体制の不備などにも触れた。

同校は事故直後からケージの使用を取りやめ、全ての部活動で安全管理マニュアルを更新。

再発防止策として今年度内に教員や生徒に安全講習を実施するとした。

https://mainichi.jp/articles/20231215/k00/00m/040/261000c

 

(2024年5月9日 修正3 ;追記)

2024581336分に読売新聞からは、部員らの近くにいながら安全対策を怠った疑いで女性監督が書類送検されたなど下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北海道警が、部の女性監督(30)を業務上過失傷害容疑で札幌地検に書類送検したことが捜査関係者への取材で分かった。
送検は7日付。
道警は起訴の判断を地検に委ねる「相当処分」の意見を付けた。

捜査関係者によると、監督は当時、部員らの近くにいながら安全対策を怠った疑い。

頭部にケージの直撃を受けた部員は、現在も意識不明が続くという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240508-OYT1T50069/ 

 

581722分にYAHOOニュース(テレビ北海道)からは、事故当時、監督は離れた場所で別の作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

業務上過失致傷の疑いで書類送検されたのは当時の女性監督で、去年5月、札幌市内の大学グラウンドで野球部の練習中に適切な安全管理の義務があるにもかかわらず生徒5人でケージを運ばせ生徒にけがを負わせた疑いです。

事故当時、監督は離れた場所で別の作業をしていたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d29c47444c3c188835642336a4ff44c81a2add72 

 

59742分に読売新聞からは、顧問2人は離れた場所で作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

部員5人がケージの移動を始めた際、顧問2人は離れた場所で水たまりを除く作業をしており、ケージ付近にいた監督もグラウンドを管理する担当者と会話するなどしていた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240509-OYT1T50023/ 


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81617分にYAHOOニュース(HTB)からは、第三者委員会は監督と部員は危険性を十分に把握できなかったとしているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故の調査を行った第三者委員会は、原因は特定できていないものの、監督と部員はケージの危険性を十分に把握できていなかったとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1ccc0ad7d7d6b1ded54cc4fa9d4691e5ab3f3578

 

   

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20235121932分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

茨城海上保安部は12日、違法に汚水を排出したとして、茨城県ひたちなか市和田町3の水産食料品製造会社、マルハニチロシーフーズと、社長と担当者の計2人を水質汚濁防止法違反の疑いで書類送検し、発表した。
同社は水産大手マルハニチロのグループ会社。

送検容疑は、202112月~232月、法定基準(県内の水産業で1リットル当たり160ミリグラム)を超える浮遊物質を含む汚水を5回、同市の那珂湊港につながる水路に排出したとしている。

1リットル当たりの浮遊物質量は、最大で法定基準の75倍の約1200ミリグラムに上ったという。

2210月、パトロール中に那珂湊港に接続する排水口から茶色の魚臭を放つ水が排水されているところを確認し、232月に家宅捜索していた。

海保によると、排出されたのはサケの切り身の洗浄などに使った水。

マルハニチロシーフーズが原料を変えて汚れが増えるようになったものの、同社が従来と同様の汚水処理を続けたため、基準値を超えたとみられる。

海保は、押収した資料などから、同社が基準超えを認識していたとみている。

排水に毒性はないが、港内の水が一部変色したという報告が海保にあったという。

同社によると、家宅捜索後に処理設備の増強工事を始め、産廃業者への処理委託を増やすなどしたという。

同社は「近隣住民や関係者に不安とご迷惑をかけ、おわびする」としている。

https://mainichi.jp/articles/20230512/k00/00m/040/229000c 

 

5121855分に産経新聞からは、原料比率が変わり加工の際に出る汚水が増えたことで浄化処理が追い付かなくなったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

茨城海上保安部は12日、工場から法定の基準値を超える汚水を排出したとして、水質汚濁防止法違反の疑いで、法人としての水産加工販売マルハニチロシーフーズ(茨城県ひたちなか市)、同社の藤森社長(63)、水質管理担当の社員1人を書類送検した。

同社は水産大手マルハニチロ(東京)の完全子会社。
サケの切り身などを加工、販売している。

書類送検容疑は令和3年12月~今年2月、5回にわたり、水質の濁りを示す浮遊物質量が法定の基準値を超えていると知りながら、汚水を違法に排出した疑い。

海保によると、4年10月ごろ、ひたちなか市の那珂湊港につながる排水口から、茶色い汚水が排出されているのを発見。

経路を特定し、今年2月に同社を家宅捜索した。

取り扱う原料の比率が変わり、加工の際に出る汚水が増え、浄化処理が追い付かなくなったことなどが原因だという。

https://www.sankei.com/article/20230512-E7G2U7DQ7JNBHGWF3B2ZK3CEB4/

 

 

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20235121712分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

先月13日、杉並区立荻窪小学校の校庭で体育の授業中、鬼ごっこをしていた児童が滑りこむような形で転び、2ミリほど地面から飛び出していたくぎに左膝が当たりました。

この事故で、児童は左膝を十数針縫う大けがをしました。

学校の説明によりますと、くぎは体育の授業などで、目印としてテープを打ちこむ際に使われていたもので、長さはおよそ12.5センチありました。

教職員らが点検したところ、校庭にはおよそ325本のくぎや金属製のフックが見つかりました。

さらに金属探知機を使って調べたところ、くぎやフックはあわせて544本見つかったということです。

校長は、児童が大けがをしたことや校庭から大量のくぎなどが見つかったことについて、「『人災』と捉えられてもしかたない」と、児童や保護者らに謝罪をしたということです。

荻窪小学校では、今後、くぎは使わず、プラスチック製の置き型のマーカーを使うとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1a41f39c4d261f73c55590b9baff99ac42dcff1e

 

51217時47分にNHK首都圏からは、くぎは使用後に撤去することになっていた、見落とした可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

杉並区立荻窪小学校の校長によりますと、荻窪小学校の校舎は14年前の平成21年に現在の場所に移りました。

校舎の移転の際に校庭も整えられたため、くぎが打ち込まれたのは、その後の十数年の間のことだとみられています。

くぎは、運動会や体育の授業で整列する際やダンスの立ち位置、ハードルを置く位置などの目印として打ち込まれることが考えられるということです。

くぎは、運動会や一連の授業のあとには撤去することになっていましたが、土がかぶるなどし、見落とした可能性もあるとしています。

学校では、日々の点検が不十分だったこともあり、今回の緊急点検の結果、544本のくぎやフックが見つかりました。

多くは腐食するなど長期間、放置されたものとみられていて、学校は今後、くぎを使わずに対応するなど、安全管理に努めるとしています。


https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230512/1000092455.html

 

5121658分にNHK首都圏からは、釘に色付きテープを結び、打ち込んだ箇所を図に記録している学校もある、別の区でも安全点検を開始したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

校庭の「くぎ」。
どのような管理が必要なのか。
都内の学校を取材しました。

 

【運動会シーズンの学校では】

春の運動会シーズン。
取材に向かった都内の小学校では、今月20日に行われる運動会に向けて、校庭で子どもたちが踊りなどの練習を行っていました。

この学校では10日ほど前、徒競走のスタート位置や整列の際の目印として、色がついたテープとともに長さ9センチのくぎを合計38本、校庭に打ち込みました。

 

【「くぎ」の管理は】

学校では、校庭のどのポイントに何本埋め込んだのか、図に残して記録していました。

そして、この図をもとに3日に1回、くぎが飛び出していないかなど、教員が点検しているということです。

 

【必要なくなれば即撤去】

また、撤去も迅速に行います。
運動会を終えたあとは、その日のうちに撤去するといいます。

教員だけでなく、保護者にも協力してもらい、本数を確認しながら、くぎ抜きを使ってすべて撤去するということです。

この小学校の校長は、「徒競走などを正確、公平に行うために利用しているが、子どものけがにつながることのないよう、しっかり日頃のチェックと管理をしていくことが大事だ」と話しています。

杉並区の教育委員会によりますと、区立の小中学校や幼稚園などの校庭や園庭の緊急点検では、これまでに荻窪小学校を含め、あわせて43の学校と園で、速報値として1350本のくぎが見つかったということです。

いずれも、すでに撤去したということです。

教育委員会は、「今月から多くの学校や園では運動会などが予定されていることから、その前に再度の点検をするよう通知した。安全確保に万全を期したい」としています。

杉並区の小学校で子どもが大けがをしたことを受けて、ほかの自治体でも緊急の点検が進められています。

このうち、足立区は、運動会を控える学校も多いことから、11日付けで区内のすべての小中学校に校庭の安全点検を行うよう通知を出しました。

過去に取り付けたくぎやフックが埋まっていないか、教職員が校庭に横一列に並んで一斉に確認するなど、点検の具体的な方法も示したということです。

足立区では、今月23日までに報告を求めるとともに、今後、保育園なども含め、金属探知機で点検するなど、追加の対応を調整しているということです。

また、世田谷区では、これまでも月に1回は校庭の安全点検を行うようにしてきましたが、今回の件を受けて、改めて校庭の点検を依頼したということです。

このほか、豊島区でも土の校庭の学校に点検を依頼しました。









https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230512/1000092452.html

 

 516619分にNHK首都圏からは、事故を受け文科省は全国の教委などに安全点検を確実に実施するよう通知したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受けて文部科学省は今月12日、各学校で安全点検が確実に行われるよう、全国の教育委員会などに通知しました。

通知では、校庭などでくぎやガラスなどの危険物がないかや、ブロック塀やフェンスに破損がないかなどについて点検をするよう促しています。

文部科学省は、「適切な点検が行われるよう、これまでも周知してきたが、春の運動会シーズンも控える中、改めて安全管理を徹底してもらいたい」としています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230516/1000092530.html

 

517657分に読売新聞からは、杉並区では43校で1350本のくぎが見つかった、区は今後金属探知機を使った調査も実施するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

杉並区が小中学校など全70校で校庭の緊急点検を行ったところ、43校で計1350本のくぎが見つかった。

区は16日、区内の63小中学校などで金属探知機を使った調査を17日から行うと発表した。

荻窪小での事故は、運動会で児童が並ぶ位置などの目印として打ち込まれた後、放置されていたくぎが原因とみられている。

ほかの学校で見つかったくぎも、同様の目的で打たれていたという。

見つかったくぎは全て除去したが、区では金属探知機を使って土に埋もれたくぎを発見し、除去することでさらなる安全確保に努めるという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230516-OYT1T50308/ 

 

 

 

 

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20235122158分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、当該レールカートの写真ならびに無人走行した区間の地図付きでネット配信されていた。

12日午前25分ごろ、福岡県久留米市花畑1の西鉄天神大牟田線花畑駅から、作業用のレールカートが福岡市方面に向け、線路上を無人で走り出した。

連絡を受けた作業員が22分後、約83キロ先にある小郡市福童の端間(はたま)3号踏切付近で停車させたが、この間に時速約20キロで14カ所の踏切を通過していた。

西日本鉄道(福岡市)によると、けが人や事故は報告されていない。

同社によると、カートは長さ178メートル、幅155メートル、重さ130キロのアルミ製で2人乗り。
動力はガソリンで、作業員が移動する時に使用する。

この日は花畑駅構内で関係会社の社員4人が信号の点検作業をしており、うち2人がカートを手で押しながら移動させていた。

何らかの原因でスイッチが入り、ライトをつけたまま走り出したという。

カートが通過した14カ所の踏切には遮断機や警報機は付いていたが、作動しなかった。

同社は「ご迷惑とご心配をおかけし、心よりおわび申し上げます。再発防止の徹底に努めます」と謝罪した。

https://mainichi.jp/articles/20230512/k00/00m/040/277000c

 

512215分にNHK福岡からは、カートは本来は作業員が乗って動かすものなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

西鉄によりますと、レールカートは本来は必ず作業員が乗って動かしますが、今回は作業員が後ろから押して移動させていたということです。

何らかの原因でカートのエンジンがオンになり無人走行したとみられ、西鉄は原因を調査するとともに再発防止を徹底したいとしています。

https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20230512/5010020251.html 

 

5121930分に朝日新聞からは、脱線させて止めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20分後、端間駅(小郡市)近くで別の点検をしていた作業員がレールカートを押して脱線させて止めた。

https://www.asahi.com/articles/ASR5D6CR3R5DTIPE00M.html  

 

 

 

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20235101737分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

千葉市の清掃工場で先月、煙突の内側に付着していた赤さびが焼却炉の修理後に周囲の住宅などに飛散する事案があり、千葉市では近く、住民説明会を開くことにしています。

赤さびが飛散したのは、千葉市花見川区にある「千葉市北清掃工場」です。

市によりますと、先月24日、3つの焼却炉のうち1つの炉を止めて設備の修理を行い、25日夜に再稼働したところ、翌日、周辺の住民から「さびのようなものが付着している」などといった通報が複数寄せられたということです。

市が調べたところ、再稼働時に風下だった清掃工場の北西およそ550メートルの範囲で、民家の敷地や自動車のボディーなどに赤茶けた汚れが付着していて、これまでに飛散が確認された住宅や事業所は合わせて25か所あったということです。

飛散した物質は鉄が主成分で、煙突内側の赤さびとほぼ一致していましたが、ダイオキシンなど直ちに健康被害が出るような有害物質は検出されなかったということです。

千葉市によりますと、焼却炉の修理の際は、通常、炉内の火を完全に消して温度をゆっくりと変化させますが、今回は短時間で終わる修理だったことから火を完全に消さずに行ったため、再稼働後に温度が急激に上がって煙突内側の赤さびが剥がれ落ち、飛散したとみられるということです。

千葉市では、作業の手法自体に問題はなかったものの、煙突内の確認が不十分だったとしていて、今月13日に住民説明会を開くとともに、被害については賠償する方針を示しています。

また、今後は煙突内の点検や清掃などを毎年行い、再発防止に努めるとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20230510/1080020550.html 

 

5112156分に読売新聞からは、工場は10年ほど前から煙突のサビ除去など止めていたが今回のトラブルを受けて再開するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

工場では2013年度から、煙突全体の目視点検やさびの除去をやめ、さびが発生しやすい煙突頂部からの目視点検のみに切り替えていた。

今回の飛散を受け、全体の目視点検とさび除去を再開するという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230511-OYT1T50115/

 

以下は、510日付の千葉市報道発表資料抜粋。
急激な温度上昇にともない煙突も急膨張して鉄さびが剥がれたらしいなどと記されている。

・・・

4 原因

焼却炉の停止・再稼働は、通常行う定期整備などでは、時間をかけて常温まで降温し、昇温を行っている。

一方、今回の設備修理における停止時においては、焼却炉内におき火を残し、ある程度、温度が高い状態を維持したまま修理を行った。

修理完了後の再稼働時は、焼却炉内の温度が高く、ゴミの燃焼に伴い、急激に温度が上昇することになる。

このため、煙突内の温度変化も、通常の立上げ処理と比べ急激になり、併せて煙突が急激に膨張し、生成していた鉄錆がはがれやすい状態になり、煙突から飛散したと考えられる。

なお、北清掃工場は平成19年度から、長期責任型運営維持管理を行っているTエコクリエイション株式会社により、維持管理が行われている。

工場の煙突については、維持管理開始以降、煙突全体の目視点検および鉄錆の除去が行われていたが、平成25年度から煙突内の点検が煙突頂部からの目視点検に変更され、現在に至っている。

・・・

https://www.city.chiba.jp/somu/shichokoshitsu/hisho/hodo/documents/230510-1.pdf

 

  

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2023591948分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9日午後1時半ごろ、東京都世田谷区成城の4階建てビルで、窓ガラスの清掃をしようとしていた都内在住の男性作業員(45)が高さ約15メートルの屋上から転落した。

男性は頭などを強く打ち、心配停止状態で病院に搬送されたが、約1時間半後に死亡が確認された。

落下時にビル1階店舗のひさしに衝突しており、壊れたひさしの骨組みが通行人の女性(28)の顔に当たった。
女性は鼻の骨を折るけがを負ったという。

警視庁成城署によると、男性は作業を始めるため、屋上外から下に降りようとしたが、そのまま地上に落下。

近くに命綱のロープなども落ちており、屋上の設備にきちんとつながれていなかったとみられるという。

成城署は、現場にいた同僚から話を聴くなど、詳しい状況を調べている。

https://www.sankei.com/article/20230509-UI463AHZVZOM7KGFYXBKTJY764/

 

591636分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)



https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230509/1000092266.html

 

 

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202359120分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8日午後4時ごろ、足立区にある東武スカイツリーラインの西新井駅で、券売機の近くに置かれていたコーヒーの缶が破裂し、利用客の20代の女性が額や体にけがをしたほか、女性を介抱した駅員も手に痛みを訴え、病院で手当てを受けたということです。

警視庁は、破裂の数分前に缶を置いて立ち去った足立区に住む中国籍の49歳の利用客から任意で事情を聴いていて、これまでの調べで「勤め先の洗剤を家で使うため缶に入れていたもので、破裂は故意ではない」と話していることが分かっています。

けがをした女性は「体にかかった液体が熱い」と話していて、警視庁が、缶の中に入っていた液体を簡易鑑定したところ、強アルカリ性の洗剤の可能性が高いことが分かったということです。

破裂した缶はアルミ製だったことから、警視庁は化学反応によって気体が発生し、密閉された缶の内部の圧力が高まり破裂した可能性があるとみて、さらに詳しく調べています。


洗剤を入れたアルミ缶が破裂する事故は、過去にも起きています

2012年10月、東京メトロ・丸ノ内線の電車内で、乗客が持っていた業務用の洗剤を入れたアルミ缶が破裂し、16人がやけどなどのけがをしました。

2018年8月には東京のJR新宿駅のホームで利用客がアルミ缶に洗剤を入れて持ち歩いていたところ、缶が破裂して中身の液体が飛び散り、近くにいた2人が顔や足に軽いやけどをしました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230509/1000092256.html

 

51026分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、過去に日テレが行った実験の様子など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

アルミ缶はなぜ破裂したのでしょうか…。
化学の専門家に聞きました。

8日、帰宅時間帯の駅を騒然とさせた東京・足立区の東武鉄道西新井駅で起きた事件。

突然、アルミ製のコーヒー缶が破裂し、近くにいた20代の女性と女性を介抱した駅員がけがをしました。

目撃者:
「(女性は)痛がっていたというか苦しがっていました。泣いていましたね」

警視庁が任意で事情を聞いているのは中国籍の男性(49)です。
当時の男性の行動が徐々に明らかになってきました。

券売機で何らかの操作をしていたという男性は、台の上にコーヒー缶を置いていったといいます。

それから12分後、いきなり缶が破裂し、近くにいた女性には顔や下半身にやけどのような症状が出たということです。

捜査関係者への取材で、缶が破裂した後に男性が現場を立ち去っていく姿が防犯カメラに映っていたことが新たにわかりました。

また、券売機のすぐ下の床に何かこぼれたような跡が残っていましたが、この液体について警視庁などが簡易鑑定したところ、「強アルカリ性」の洗剤のようなものだったことも新たにわかりました。

実際に、現場では消防が「アルカリ」と言っているのが確認できました。


実は、これまでにもたびたび、アルカリ性の洗剤をアルミ缶に移し替えたことによる缶の破裂が起きています。

2012年には東京メトロ丸ノ内線の車内でアルミ製のコーヒー缶が破裂し、16人がけがをしました。
このときも、缶の持ち主が職場でもらったアルカリ性の洗剤を、缶に移し替えていました。

この事故を受けて日本テレビでは、都留文科大学の山田暢司客員教授(当時)と実験を行いました。

缶内部のコーティングがはがれていたとみなし、同じ条件にするため缶の内部にも傷をつけ、中にアルカリ性の液体を入れて蓋をすると、大きな音とともに勢いよく破裂、缶は裂けていました。

アルミニウムとアルカリ性の液体が化学反応したことで発生した水素ガスの圧力で、缶が破裂することがあるというのです。

NITE(製品評価技術基盤機構)が行った、業務用洗剤をアルミ缶に移し替えた実験でも、約3時間半後に「バーン」という大きな音とともにアルミ缶が破裂しました。

さらに缶の内部に傷がある場合は化学反応が早まり、およそ32分で破裂しました。

2018年にもJR新宿駅で缶が破裂し2人がけがをしました。
飲食店従業員が職場のアルカリ性洗剤をアルミ缶に移し替えて持ち出したといいます。


有機化学を専門とする名古屋大学工学部の石原一彰教授は、「洗剤がアルカリ性でなくても、洗剤の“移し替え”は危険」だと指摘します。

では、酸性の液体を入れても缶は破裂するのでしょうか。

石原教授 :
「ありますね。酸性だったりアルカリ性だったりする物質を、不用意に金属製の容器に入れるのは、やはり危険だということですね」

警視庁は8日の事件について、過失傷害事件の可能性も視野に、慎重に捜査を進めています。

 (59日放送『news zero』より)















https://news.yahoo.co.jp/articles/1368d30718cd1c5b1322089f590a71a9207f6d63

 

(ブログ者コメント)

本ブログでは、2012年の丸の内線事例と2018年の新宿駅事例以外、2015年の長崎市コンビニ事例も紹介している。

 

 

 

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202358120分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

前日から降り続いた大雨の影響で、伊丹市で8日未明、川の堤防が壊れ、これまでに市内の10棟余りで浸水の被害が確認されています。

兵庫県によりますと、堤防が壊れた場所では、川底を強化するための工事を行っていた影響で、川幅が通常の半分ほどまで狭くなっていたということで、詳しい状況を調べています。

県や伊丹市によりますと、8日午前0時50分ごろ、伊丹市荒牧6丁目を流れる天神川の堤防が壊れ、周りの住宅街に水が流れ込みました。

県によりますと、これまでに伊丹市で床上浸水が1棟、床下浸水がおよそ10棟、確認されているということです。

堤防は、およそ30メートルにわたって壊れ、周辺の道路に土砂が流れ込んで、複数の乗用車が埋まる被害も出ています。

県によりますと、堤防が壊れた場所では、川底を強化するための工事を行っていた影響で、川幅が通常の半分ほどまで狭くなっていたということです。

県では、去年3月から工事を始め、このうち川幅を狭めて行う作業は、比較的雨が少ない去年11月から今月にかけて行っていたということで、県は「工事で流水能力が低くなっていたところに想定以上の雨が降り、堤防が決壊した」として、現場で詳しい原因を調べています。

 

【住民は】

7日夜からの大雨で越水した伊丹市の天神川の流域の荒牧地区に住む40代の女性の自宅では、玄関の扉の下付近まで水が及んだということです。

午前1時ごろ、女性が1階の玄関から撮影した映像では、自宅前の道路に茶色く濁った水が流れ、高さ50センチほどまで及んでいる様子が確認できます。

また、別の写真では、自宅前に止められた自転車や自動車のタイヤの半分ほどが泥水につかっている様子がわかります。

女性は、家族と一緒に、玄関や玄関にたまった泥をスコップや水を切るワイパーなどを使って、外に流し出していました。

女性は「私は寝ていて気づかなかったのですが、起きていた息子が窓を開けたらすごい音がしていて、水位がどんどん上がってくるのを見て、私を起こしにきてくれました。外に出ると膝上くらいまで水が上がってきていて、怖くなって避難所に向かいました。朝の5時に避難場所から家に戻ったときには、水位は足首くらいまでになっていました」と話していました。






https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20230508/2020021789.html 

 

 5121649分にNHK兵庫からは、避難途中の人がけがしていた、県は監視カメラの設置や降雨予想時は職員を24時間配置するなどの対応をとるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今月7日から8日にかけて降り続いた大雨の影響で、伊丹市荒牧を流れる天神川の堤防が壊れ、周りの住宅街に水が流れ込み、住宅10棟余りが浸水したほか、40代の女性が避難する途中に足にけがを負いました。

天神川では、川底を強化する工事が進められていて、通常およそ15メートルの川幅を半分ほどに狭めていたところ、想定を超える雨が降り続き、堤防が壊れたとみられています。

周辺の住民からは「水位の上昇をもっと早く知りたかった」などの声が寄せられたため、県は12日、決壊現場の上流と下流のあわせて2か所に水位を監視するカメラを新たに設置しました。

撮影された画像は、県の専用サイト「兵庫県河川ライブカメラシステム」で、12日から一般公開される予定です。

また、今週末に予想されている雨に備え、県は、堤防が壊れた現場の近くに職員らを24時間配置し、水位が一定以上に上昇した場合は、広報車で、周辺の住民に注意を呼びかけることにしています。

県河川整備課の藤木主幹は「監視体制の強化など安全対策を進めることで、周辺住民の皆さんの迅速な避難行動につなげていきたい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20230512/2020021844.html

 

 

 

 

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202356167分にNHK首都圏から下記趣旨の記事が、解析画像の写真付きでネット配信されていた。

プールで子どもが溺れるなどの事故を防ごうと、AI=人工知能を使って、溺れているおそれのある人の動きを検知する技術を中央大学などのグループが開発しました。

この技術を開発したのは、中央大学研究開発機構の石川仁憲機構教授などのグループです。

グループでは、プールの中で頭が浮き沈みしたり水面をたたいたりするなどの、人が溺れる前の特徴的な動きや経験豊富なライフセーバーから聞き取ったリスクの高い状況などをAIに学習させ、プールサイドに設置したカメラの映像をAIがリアルタイムで解析する技術を開発しました。

AIは、人が溺れる可能性を検知すると監視員などのスマートウォッチに自動で通知するということで、迅速な救助につなげることができるということです。

また、過去に起こったプールでの事故をふまえて、プールの中に設置された遊具や台などの下に人が潜り込んだり、浮き輪がひっくり返ったりといった、事故につながる状況も検知できるということです。

グループでは今後、さらに実証実験を行い、学校などに技術提供できるよう開発を進めるということです。

石川機構教授は、「監視員を配置した上で、万が一のサポートとしてAIを使ったシステムは有効だと考えている。子どもたちがプールを楽しめるよう安全な環境作りのために活用してほしい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230506/1000092168.html

 

 

 

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2023561739分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6日午前10時50分ごろ、栃木県鹿沼市にある陸上競技場で砲丸投げの練習をしていた中学3年生の15歳の男子生徒の頭に、別の中学生が投げた重さおよそ4キロの砲丸が当たり、病院に救急搬送されました。

男子生徒は頭を打撲する軽いけがをしたということです。

鹿沼市教育委員会によりますと、男子生徒は自分が投げ終わった砲丸を拾う際に、ほかの生徒が投げた別の砲丸が当たったとみられるということです。

警察は現場にいた教員らに話を聞くなどして、当時の安全管理など、事故が起こった状況について詳しく調べています。

6日は鹿沼市内の中学校3校による陸上競技の合同練習会が行われていて、砲丸投げ以外の競技も含め、およそ90人の生徒が参加していたということで、鹿沼市教育委員会は「絶対に起こしてはならない事故が起きたことを重く受け止めている。

今後は指導体制について、検証した上で再発防止に努めていく」などとコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230506/1000092173.html 

 

5月6日2116分にYAHOOニュース(下野新聞)からは、別の学校の生徒が投げた砲丸が当たったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6日午前1050分ごろ、栃木県鹿沼市旭が丘のヤオハンいちごパーク(鹿沼運動公園)陸上競技場で、砲丸投げの練習をしていた同市、中学3年男子生徒(15)の頭に、別の生徒が投げた砲丸(重さ約2キログラム)が当たった。

男子生徒は病院に搬送され、左側頭部を打撲する軽症。
命に別条はないという。  

鹿沼署や市教育委員会によると、男子生徒は自分が投げ終わった砲丸を回収しに行った際、別の生徒が投げた砲丸が当たった。

競技場では、市内の中学校3校による陸上の合同練習会が午前8時ごろから開かれ、生徒約90人と教員6人が参加。

砲丸投げは生徒8人が練習しており、別の中学校の男子生徒が投げた砲丸が当たったという。  

教員は競技場を巡回していた。
事故発生時に砲丸投げの練習を見ていた教員はいなかったという。

練習会の関係者が119番した。

同署は事故が起きた状況などを調べている。

中村・市教育長は「事故が起きたことを重く受け止めている。生徒たちにつらい思いをさせてしまい申し訳ない。指導体制について検証の上、再発防止に努める」とコメントした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/58f81b8d803c221cb47830ca2db801dbd539cd2b

 

561952分に産経新聞からは、投げた生徒がよく前を見ていなかったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6日午前10時50分ごろ、栃木県鹿沼市の鹿沼運動公園陸上競技場で、砲丸投げの練習中だった男子中学生(15)の頭に、別の男子生徒が投げた砲丸が当たった。

病院に搬送され、頭部左側を打撲する軽傷。

自分が投げた砲丸を取りに行った際に当たったといい、県警鹿沼署は、当てた側の生徒が前をよく見ていなかったとみて当時の状況を調べている。

同署によると、市内の中学3校が午前8時ごろから合同で練習会を開き、午前11時に終了予定で生徒約90人が参加していた。

https://www.sankei.com/article/20230506-MGM42ULDPZKOJPCSSTMS2WVWBQ/

 

 

 

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202355612分にYAHOOニュース(文春オンライン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

ヒュッテ西岳に到着したのが8時半。

この先、水俣乗越(みなまたのっこし)を越えてヒュッテ大槍までは、梯子(はしご)やクサリ場が次々と現れる険しい尾根道が続く。

ほかのパーティや単独行の登山者と言葉を交わしながら抜きつ抜かれつしているうちに、進行方向に見えていた槍ヶ岳が少しずつ雲間に見え隠れしはじめた。

最後の鉄梯子を越え、東鎌尾根の核心部が終わったところで休憩をとり、昼食とした。
時刻は11時半。
明日下っていく予定の槍沢方面のルートがよく見えていた。  

ところが、その直後に雨が落ちてきた。

最初はすぐにやむだろうと思っていたが、しだいにあたりが暗くなって雨足も強まってきた。

9人は慌てて昼食を切り上げて雨具を着込み、その先にあるヒュッテ大槍にとりあえず避難することにした。  

雷がゴロゴロと鳴り出したのは、「ヒュッテ大槍まであと20分」と書かれた標識が現れたあたりだった。

それから雷雲に囲まれるまで、大して時間はかからなかった。

雨は本降りとなり、稲光が走って雷鳴が轟(とどろ)いた。

「いちばん安全なのは山小屋に避難することです。『どうしようかな』と思いましたが、周囲は低い木ばかりの灌木(かんぼく)帯で、身を隠せるようなところはありませんでした。だから『小屋まで行ってしまえ』と判断し、私が先頭になって先を急ぎました」 と越中は言う。

【雷に打たれ、記憶が途切れた】

「ヒュッテ大槍まであと10分」の標識があるところで時計を見たら12時ちょうどを指しており、「あともう少しだ」と思った。

途中、大きな岩があったが、落雷を避けられそうな安全な場所とはいえなかったので、そのまま小屋を目指した。

「もう完全に雷に取り囲まれちゃっていて、雷鳴も稲光もすごかった。頭の上でどんちゃかどんちゃか鳴っていたから、これは近いなと思いました。とにかく早く小屋に逃げ込むことだけを考えてました」

「ヒュッテ大槍まであと3分」の標識が現れると、灌木帯が途切れて背の低いハイマツ帯になった。
そのなかを、岩だらけの道が延びていた。

突然開けた場所に飛び出してしまい、越中は「あっ」と思ったという。

次の瞬間に、記憶がぷつんと途切れた。

9人のメンバーは、越中を先頭に一列縦隊で歩いていた。

その瞬間、2番目を歩いていた者は「両手にピピッときた」と言い、3番手の者は「ドスン」というような音を聞いた。

4番手の者は体の右側に大きな衝撃を感じ、前を見たら越中が倒れるところだった。

7番手の者は右手に強烈な衝撃を感じると同時に、ストックの先端から青い閃光が発せられるのを見た。

8番手の者は、全身に強烈な衝撃を受け、千切れたビニール片のようなものが見えた。

5番手と6番手および最後尾の者は、なにも感じなかった。

雷に打たれたのは越中ひとりだけで、幸い、ほかの8人は無事だった。

倒れた越中の状態を確認すると呼吸が認められたので、ツエルト(簡易テント)を被せて雨除けとし、男性メンバー2人が救助要請のためヒュッテ大槍へと走った。

ほかの者はそばにあった岩陰に避難した。

【仲間に声を掛けようとしたが…】

ヒュッテ大槍に駆け込んだ2人は、仲間ひとりが雷に打たれて意識を失っていることを報告し、救援を要請した。

しかし、現場周辺は雷雲の真っ只中にあるため、迂闊に飛び出していくと二次災害が起きる可能性が高く、すぐに動き出すことはできなかった。

被雷しておよそ10分後の1220分ごろ、気がつくと越中は、雨の中で倒れていて、体にはツエルトが被されていた。

雷が落ちた瞬間の記憶はまったくなく、なんでツエルトが被されているのだろうと思った。

腰から下が麻痺していて動かせず、耳鳴りもひどかった。
とくに左耳は詰まったような感覚があって、なにも聞こえなかった。
首、背中と腰に痛みがあり、左胸にも苦しさを感じた。

しばらく朦朧(もうろう)としていたのち、ツエルトの空気穴から外をのぞいてみると、男性メンバーの顔が間近に見えた。
声を掛けようとしたが、思うように声が出ない。

越中が意識を取り戻したことに仲間が気づき、話し掛けられているうちに、ようやく声を出せるようになってきた。

話を聞いて、自分が雷にやられたこと、仲間がヒュッテ大槍へ救助要請に向かったことを知った。

二次災害の危険がほぼなくなった午後1時ごろになって、ヒュッテ大槍から小屋の支配人とスタッフひとりが救助に駆けつけてきた。

その間、仲間に動かない足を伸ばしたりしてもらっていたので、足の痺れはとれていた。

そこで「自力で歩けます」と言ったが、「いや、そのままで」と言われ、結局、支配人に背負われて小屋に収容された。 

小屋ではホットココアを飲ませてもらい、毛布にくるまれて暖をとった。

仲間や小屋のスタッフが励ましの言葉をいろいろ掛けてくれたが、やたらと寒いうえ耳鳴りがひどく、背中、腰、胸も痛んだ。

小屋に搬送されたときは、周囲はガスで視界不良だったが、徐々に天候は回復してきていた。

午後3時に長野県警から連絡が入り、県警ヘリが松本を出たことを知らされた。

その10分後にヘリが飛来してきて、越中をピックアップした。

しかし、そのまま病院には直行せず、いったん涸沢で降ろされた。

およそ20分後にもどってきたヘリに再度乗り込むと、機内には登山者がひとり横になっていた。
越中同様、雷の直撃を受けた男性だった。

男性が横たわったままぴくりとも動かないのを見て、「この方はダメなのかな」と越中は思った。

【別パーティの被害者は落雷で飛ばされた】

越中が被雷した場所の目と鼻の先にある槍ヶ岳では、この日の朝のうちはやはり晴れていたものの、午前11時ごろになって突然大雨が降ってきて、じきに雷も鳴り出した。

山頂直下に建つ槍ヶ岳山荘には、通常よりも早い雷雨の襲来に、たくさんの登山者が避難してきた。

山荘内では設置していた襲雷警報器のアラームが鳴り響き、スタッフが「槍の穂先(頂上)には登らないように」と登山者に注意を呼び掛けていた。

雷雨のピークが過ぎ、雨が上がって青空がのぞきはじめたのが12時半ごろのこと。

しかし、まだ遠雷は聞こえていて、襲雷警報器のアラームも鳴り続けていたので、ほとんどの登山者は小屋の中に留まって様子を見ているような状況だった。

そんななかで、8人編成の1パーティだけが行動を開始し、槍ヶ岳の山頂に向かっていってしまった。

これに気づいた山荘のスタッフが、拡声器で「まだ危険だからもどってくるように」と呼び掛けたのだが、やがて姿が見えなくなった。

槍ヶ岳山荘の支配人がこう話す。
「こっちを振り向いたように見えた人もいましたが、声が耳に届いていたかどうかはわかりません。そのときにはもうけっこう上のほうに行っていましたから」  

それから間もない午後110分ごろ、槍ヶ岳の山頂に一発の雷が落ちた。

その瞬間をたまたま目撃していた山荘のスタッフは、登山者が落雷で飛ばされるのを確認した。

ただちに長野県警に一報を入れたが、現場周辺ではまだ落雷の危険があったため、「我々が直接現場に向かうから、そちらは出動しないように」と釘を刺された。

しばらくすると遭難者の仲間が下りてきたので、山荘のスタッフが状況を聞いたところ、落雷を受けたのは67歳の男性ひとりだけで、被雷直後から意識不明に陥っているとのことだった。

越中がヘリの機内で見たのがその男性であり、のちに搬送先の病院で死亡が確認された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9c520f673a2d55683e0f72699b31a5d9a588e23f?page=3

 

55612分にYAHOOニュース(文春オンライン)からは、雨でザックがビショ濡れ状態だったので電流が一旦そちらに抜け、心臓に流れなかったので一命をとりとめたらしいなど、下記趣旨の続き記事がネット配信されていた。

【直撃した場合の死亡率は80%】

県警ヘリで救助された越中は、午後350分に松本市内の病院に運び込まれ、検査と治療を受けた。

越中の仲間8人はヒュッテ大槍に泊まり、翌日、槍ヶ岳には登らず、槍沢を経由して上高地に下山した。 

越中が落雷によって受けたダメージは、脳内出血、左鼓膜の破裂、中耳出血、蝸牛(かぎゅう)損傷、背中・尻・足の火傷など。

病院には4日間入院して822日に退院したが、入院中は胸と腕に筋肉痛のような痛みがあり、あまり眠れなかった。

また、飲み込む力が落ちていたようで、食事をとるときに食べ物や飲み物が喉に突っかかるような感じがしばらく続いた。

体の火傷や衣類の焦げ跡、ザックや登山靴に開いた穴などから、落雷は左側頭部を直撃し、電流は左の中耳を破壊して首筋から脊柱へ走り、いったんは背中から抜けてザックを通ったのち、再び尻から体内に入って下肢へ向かい、両足から靴を突き破り外へ流れ出たものと推測された。

化繊のアンダーウェアは、雷電流により溶けてしまってワカメのようにくしゃくしゃになっていた。

【崖に転落して命を落とす可能性も】

雷に直撃されたにもかかわらず、奇跡的に損傷が少なかったことに、担当した医師は驚いていた。

彼の見解によると、「雨でザックがびしょびしょに濡れていたから、雷電流がそちらのほうへ向かったのでしょう。心臓のほうに流れていたら助かっていなかったと思います」とのことであった。

事故後、越中が本で調べてみたら、ほとんどの落雷事故では強い電流が体を通るため、被害者は高い確率で死亡するということがわかった。

「直撃被害者の死亡率は80%だそうです。例外として、雷電流の一部が体外へ抜けたことで体内電流の割合が減少し、死亡を免れることがあるらしいです。たぶんこれでしょう。強運だったのかもしれませんね」  

越中が雷に打たれて倒れた場所のすぐ横は、低いハイマツに覆われた崖になっていて、体の一部がハイマツに引っ掛かって転落を免れていた。

もし、もっと崖側に倒れ込んでいたら、雷電流が心臓を通っていなかったとしても、転落によって命を落としていた可能性もある。

そういう意味では、たしかに強運だったのだろう。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/17911f1050b1f9fc5b3d54d48befb38c7fe3dc2f  

 

 

 

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202357157分にYAHOOニュース(ワールドジェットスポーツマガジン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

【ボートから落水した釣り人、自動膨張式の救命胴衣が膨らまずに死亡】

今月5日、兵庫県明石市松江の沖合約3キロで、プレジャーボートを操船していた姫路市の70歳代男性が波に揺られて海中に落水。

40分後に、通報を受けた神戸海上保安部に救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。

男性は「自動膨張式ライフジャケット」を着用していたが、ライフジャケットが膨らまなかったという。

この事故について、本誌編集部が海上保安部に「ライフベストが膨らまない事故は、他にもあるのか?」と質問をしたところ、「統計的な数字に関して、即答は出来ない」との答えだった。

 

【ライフジャケットの形状は主に2種類】

ライフジャケットにもいろいろ種類があるが、代表的な形状は、浮力体に発泡プラスチックなどを使っている「固型式」と、浮力体として炭酸ガスなどを使用する「膨脹式」の2種類だ。

今回の事故で着用していたのは、「膨張式のライフジャケット」である。

「固型式」は、もともと浮力体がライフジャケットに入っているので、着ているだけで浮力が得られる。

しかし、浮力体が厚いので着用するとかさばるし、折りたためないので収納時もかさばる。

10人定員のボートなら、10着分の収納スペースが必要になる。

「膨張式」は中にボンベが入っていて、作動すると内蔵の気密袋にガスが充填され膨らむ。

膨張方法としては、水に浸かると自動的に膨脹する「自動式」と、紐を引くことで膨脹する「手動式」がある。

ジャケット自体が薄くて動きやすく、コンパクトでかさばらないのが特徴だ。

 

【「自動膨張式ライフジャケット」の誤解・メーカーは“100%自動で膨らむ”という保証をしていない】

自動膨張式ライフジャケットの"自動膨張機能"は、あくまでも補助装置とされている。

今回の事故のように自動で膨らまなかった場合は、手動式と同じようにヒモを引かないと膨らまない。

メーカーは「落水時に必ず膨張する」保証はしていないのだ。

ライフジャケットは法定備品なので、船舶検査時に膨張式ライフジャケットも検査対象となる。

検査の一例として、ボンベの重量を測定したり、口で膨らませて漏れがないか確認するが、膨張式は一度膨らませてしまうとボンベを交換しなければならない。

そのため、実際に水に浸けて“自動で膨らむかどうか”の検査は行っていない。

つまり、自分の持っている「自動膨張式ライフジャケット」が本当に膨らむかどうかは、実は誰にも分からない。

現在、神戸海上保安部が死亡した男性のライフジャケットを調査中である。

しかし、メーカー側からは「自動で膨らむ保証はない」という旨があるので、責任を求めることは難しそうだ。

 

【「どのライフジャケットを選ぶか」。それも自己責任である】

浮力体の入っている「固型式ライフジャケット」と、ボンベで膨らむ「膨張式ライフジャケット」、どちらを選ぶかは自己責任だ。

もし、船から落水したときに衝撃で気を失ったら、ヒモを引っ張れない。

落水してパニックになった子供に「自分でヒモを引け」といっても、それは無理な話だ。

「自動膨張式ライフジャケット」がキチンと機能してくれればいいが、今回の事故のようなケースもあるはずだ。

「自動膨張機能」は、“補助装置”という時点で、「自動で膨らまないことがあるかもしれない」と認識すべきである。

それを知っていると知らないのとでは、万が一のときの心構えが変わってくる。

メーカー側も、1年に1回は定期点検を依頼してほしいと呼びかけている。

これから本格的なマリンシーズンを迎えるにあたり、ライフジャケットは、「自分の命を預けるもの」という認識の上で、どのタイプを選ぶかを決めてほしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/128d15367c392690ebf9141e695bfb2fb451e300

 

571910分に同じYAHOOニュース(ワールドジェットスポーツマガジン)から、自動膨張式は浸水感知まで時間がかかることがあるので落水時は手動で作動させるように説明しているメーカーもあるなど、下記趣旨の補足的続編記事がネット配信されていた。

海上保安部に質問をした際、コメントのなかに、『自動で膨らまない“かもしれない”救命具の名称として「自動」を使うのはいかがなものか』とあったが、私もそう思う。

 

それより何より、この『自動で膨らまないことがある』という事実を"知ってもらう"ことが最優先事項だと思っている。

【「自動膨張式ライフジャケット」が膨らまないことでメーカーに責任を問うても、「記載してある」と言われる可能性が高い!】

「自動膨張式ライフジャケット」を非難するつもりはない。

国民の多くが「自動膨張式ライフジャケット」は自動で"膨らむ"と思っている、その事実に"警鐘"を鳴らしたい。

そして、膨らまないときは「引き手を引っ張る」ことを知って欲しい。

事実、今回の事故では自動で"膨らまず"に人が亡くなっているからだ。

 

【「自動で“膨らまない”ことがある」ことを知っておくのが大事】

通常、膨張式のライフジャケットは「引き手を引っ張る」ことで付属のボンベからガスを放出させ、浮力体を膨張させる仕組みになっている。

自動膨張式の装置には"水を感知する機構"が備わっていて、落水あるいは水が入ってきたことを自動で検知したときに、付属のボンベからガスを放出させ、浮力体を膨張させる仕組みなのだ。

手動式の「引き手を引っ張る」のと同じ構造である。

『落水時の姿勢や落ちた状況により、どうしても浸水するまでの時間にバラつきがでます。自動膨張機能はあくまでも補助的な機能とし、安全を素早く確保する意味で、落水時は手動にて引き手を引いて膨張させてください』と説明しているメーカーもある。

自動で膨らむのはあくまで“補助”的なものであって、それが絶対に膨らむというものではない。

メーカー側は、最初から「自動膨張を補助する機能が付いています」と書いている。

 

【ボンベキットの交換時期は?】

ボンベ自体に明確な使用期限はないそうだが、膨脹式救命胴衣に使用されている「カートリッジ」には、使用期限がある。

特に、水分を感知する部分は特殊な和紙でできている。
1
年も経つと、この和紙がカラカラに乾いてしまうので、水分を感知しにくくなるそうだ。

最悪の場合、ライフジャケットが膨脹するまで30秒以上かかってしまうケースもある。

一度膨らませてしまったり、カートリッジの使用期限が切れた膨張式ライフジャケットは、ボンベキットを取り替えれば何度でも再使用することができる。

付いているボンベの種類やメーカーによっても変わってくるが、交換を依頼しても5000円前後で新しいボンベキットにしてもらえる。

 

【どこのメーカーか分からない「激安ライフジャケット」に、自分の命を任せられるかは「自己責任」である】

本誌は水上バイクの専門誌なので、常日ごろから使用しているのは、国の認可を受けた“桜マーク”の付いた「TYPE D」や「TYPE F」と呼ばれる"固型式のライフジャケット"である。

浮力体に発泡プラスチックなどを使っているので厚みもあり、耐衝撃性や保温性も兼ね備えている。

このタイプは、水上バイクで使用するにはベストだ。

難点と言えば、とにかくかさばる。
折りたたむこともできないので収納にも困る。

そのため、一般的なボート遊びでは、かさばらず手軽に着れる「膨張式のライフジャケット」が人気なのも理解できる。

繰り返しになるが、「自動膨張機能」は、“補助装置”という時点で、「自動で"膨らまない"ことが"あるかも"しれない」ということを絶対に覚えておいてほしい。

膨張式のライフジャケットが悪いと言う気は全くない。

それを知っていると知らないのとでは、万が一のときの心構えが変わってくる。

これから本格的なマリンシーズンを迎えるにあたり、ライフジャケットは、「自分の命を預けるもの」という認識の上で、どのタイプを選ぶかを決めてほしい。

名の知れたメーカーでも自動で膨らんでくれない恐れがあるというのに、どこのメーカーかも分からない激安品の膨張式ライフジャケットに、自分の命を預ける勇気は私にはない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bee283035cf1dafe853c321f709b7c7351dbc4cf 

 

581947分にYAHOOニュース(ワールドジェットスポーツマガジン)からは、ライフベストは手動式だったが引き手を引いていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この事故について本日、管轄の海上保安部より、「調査の結果、被害者の着用していたライフベストは“自動膨張式”ではなく、“手動膨張式”であった」と本誌に連絡があった。

さらに男性は、「ライフジャケットの“引き手を引いていなかった”」という答えだった。

死亡した男性は、恐らく海に投げ出された時点で、意識がなかったのだろう。

「引き手を引っ張る」ことが出来なければ膨らまないので、せっかくライフジャケットを着用していても意味がないことになってしまう。

手動式は、落水時に「引き手を引っ張って」"膨らませ"なければならない!

このコトを肝に銘じておいて欲しい。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/29a7fbedf157257eacfe3b2006214b1dc0391727

 

 

 

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2023551159分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午前5時半ごろ、長崎市の伊王島の北西およそ4キロの海上で、「水先人がクルーズ船に乗り移ろうとして海に落ちた」と水先人が乗っていた船から通報がありました。

長崎海上保安部によりますと、転落したのは、水先人の大須賀さん(男性、69歳)で、およそ10分後にクルーズ船の救命艇に救助されましたが、2時間後に死亡が確認されたということです。

クルーズ船はイギリス船籍の「ダイヤモンド・プリンセス」で、長崎港への案内業務のためにパイロットボートと呼ばれる船からクルーズ船に乗り移ろうとしていたということです。

当時、波や風は穏やかで、大須賀さんは救命胴衣を着用していたということで、海上保安部は、クルーズ船の防犯カメラの映像を調べたり、双方の船の乗組員から話を聞いたりして、詳しい状況を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20230505/5030017818.html

 

551421分に毎日新聞からは、入港のための確認作業を無線で行った後、乗り込もうとした時に転落したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午前5時半ごろ、長崎市伊王島付近の海上で、長崎港に入る大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの誘導業務に当たっていた水先案内人の大須賀さん(69)=横浜市=が、ボートからクルーズ船に乗り込もうとしたところ、誤って海に転落した。

長崎海上保安部によると、大須賀さんは10分後に救命ボートで救助されたが、死亡が確認された。

長崎海保によると、大須賀さんはボートからクルーズ船と無線でやりとりし、安全に入港できるよう確認作業をしていた。

作業を終えて移乗する際に転落した。

新型コロナウイルスの影響で停止していた国際クルーズ船の国内受け入れは、今年3月から全国で順次再開している。

(共同)

https://mainichi.jp/articles/20230505/k00/00m/040/073000c

 

 

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2023531936分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ゼネコン大手の熊谷組(東京都)は2日、北海道新幹線のトンネル工事をめぐり、同社など4社でつくる共同企業体(JV)がコンクリートの品質試験で発注者側に虚偽の報告をしていたと発表した。

試験の回数が足りず、強度が基準を満たしていない可能性があり、調査を進めている。

熊谷組によると、虚偽報告があったのは、2030年度の札幌延伸をめざす北海道新幹線の羊蹄トンネル有島工区(約42キロ)の工事。

昨年10月から今年4月にかけて、生コンクリートをトンネル内に流し込む前にする水分量の調査を定められた頻度でせず、固まる前に1区画ごとに3カ所ですべき測定試験も1カ所でしかしていなかった。

いずれも、所定の通り実施したと報告していたという。

工事を発注する鉄道・運輸機構の担当者が420日に工事現場に立ち会った際、発覚した。

熊谷組の担当者は「試験を担当する試験員の数が手薄だった。事態の重大さを痛感し、再発防止策を講じるとともにコンプライアンス教育を徹底する」と話した。

工程への影響は未定といい、今後、コンクリートの品質を再調査し、問題があれば工事をやり直す予定という。

https://www.asahi.com/articles/ASR536DJYR53OXIE008.html

 

531825分に産経新聞からは、打設前と開始後50m3毎に測定すべき水分量を打設前の1回しか行っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

鉄道建設・運輸施設整備支援機構は3日までに、北海道新幹線の札幌延伸に向けたトンネル工事で、ゼネコンの熊谷組などでつくる共同企業体(JV)がコンクリートの品質管理試験で虚偽の報告をしていたと発表した。

必要な手順を踏まずに試験したのに「適切に実施した」と報告していたといい、同機構はトンネルの品質や、工程への影響を調査している。

熊谷組は「事態の重大さを痛感し、再発防止策を講じる」とのコメントを発表した。

鉄道・運輸機構によると、トンネルはニセコ町の約4・2キロの区間。

同JVは昨年10月以降、コンクリートを打ち込む前と、打設開始後も50立方メートルごとに水分量を測る試験を、実際には開始前の1回しかしていなかった。

コンクリートの硬さについても、区間ごとに3カ所と定められているのに1カ所しか測定しなかった。

4月20日に機構の担当者が現場に立ち会い、発覚した。

https://www.sankei.com/article/20230503-2M7AYZSGU5PHPICJEBVJIHIJRQ/

 

 

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202354045分にYAHOOニュース(mBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3日午後10時頃から「爆発音があった」「ドンという音がした」「地鳴りがあった」など住民から警察や消防への通報や問い合わせが合わせて20件以上相次ぎました。

警察は周囲のパトロールなどを行いましたが、異変などは見当たらなかったということです。

気象庁や大阪管区気象台などによりますと、神戸市垂水区の沿岸部で午後958分にマグニチュード2.3、震源の深さ10キロの地震が観測されました。

また午後1029分にもマグニチュード1.8、震源の深さ10キロの地震が観測されましたが、いずれも震度1未満だったということです。

震度1未満のため地震速報が出ず、「地震速報が出ていないが、何があったのか」「震度情報がないが、何が起きているのかを知りたい」など、住民などから一時不安の声が相次ぎました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bdd5fec661e01138d4a04ce0921f6cd037ac3bb7

 

 

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2023541239分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3日夕方、沼津市にある県営の愛鷹広域公園多目的競技場で、J3のアスルクラロ沼津と愛媛FCの試合中に、スタンドのフェンスが壊れて、サポーター10人あまりが、約1.5メートル下のグラウンドに転落し、松山市の56歳の女性が、ほおの骨を折るなどの大けがをしたほか、9人が軽いけがをしました。

競技場を管理する県によりますと、愛媛がゴールを決めて選手がスタンドに駆け寄った際に起きていて、フェンスは鉄製で、グラウンド側に根元から折れ曲がっていたということです。

警察は、サポーターがフェンスに寄りかかった際に壊れたものとみて、詳しい原因を調べています。

試合を主催したアスルクラロは、ホームページで謝罪した上で、「現在、当時の状況含め警察などと確認を行っており、今後の対応を検証しています」とコメントを出しました。

また、県によりますと、競技場ではフェンスへの寄りかかりを禁止する張り紙をしていたということで、現場周辺は当面、使用中止にして、修繕工事もできるだけ早く行いたいということです。











https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230504/3030020067.html 

 

542033分にYAHOOニュース(SBS)からは、競技場の設計にあたりプロサッカーの試合は想定していなかったのではないかなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

53日、Jリーグの試合中にサポーターが観客席から転落した事故を受け、警察は翌4日も転落のきっかけとなった折れた柵などを現地で確認しました。

関係者によりますと、柵には腐食などの目立った劣化は見られなかったということです。

<中西記者> :
「きのうの事故を受けて、メインスタンドの最前列も立ち入り禁止の措置をとっています」

3日午後、静岡県沼津市の県営愛鷹競技場で行われた明治安田生命J3リーグアスルクラロ沼津対愛媛FCの試合中に、愛媛の選手が得点を決め、スタンドに駆け寄った際、柵が折れ、サポーター14人が観客席から転落しました。

この事故で、愛媛県松山市に住む56歳の女性が左目付近を骨折、その他9人がひじやひざを擦りむくけがをしました。

警察は4日午前も転落のきっかけとなった折れた柵などを現地で確認。
折れた柵の幅はおよそ10m
柵から地面までの高さは1.25mほどと判明したほか、施設管理者への聞き取りなどを行ったということです。

関係者によりますと、柵には腐食などの目立った劣化は見られなかったということです。

事故はなぜ、起きたのか?
危機管理に詳しい常葉大学教育学部の木宮敬信教授に聞きました。

<常葉大学教育学部 木宮敬信教授> :
「プロの試合が行われたが、競技場設計の段階でそういった用途は想定していなかったと思う。通常、行政(静岡県)がつくる競技場というのは観戦者よりも競技者向けに設計されているのがほとんど」

静岡県営の多目的競技場として、1996年に開設した愛鷹競技場。
2017
年からはJ3に加盟したアスルクラロ沼津のホームスタジアムとしても利用されています。

木宮教授は、開設時はJリーグのスタジアムとして設計されておらず、多くのファンが観戦することは想定していなかったと指摘したうえで、次のように分析しました。

<常葉大学教育学部 木宮敬信教授> :
「こういった事故は、原因を探っていくと『環境面』=施設と『教育』=人の行動をどうコントロールするか、に分けられる。実際にはどちらが事故の原因として多いのかというと、人の行動をどうコントロールするか?にある」

サポーターへの注意喚起は十分だったのか。

アスルクラロ沼津はSBSの取材に対して、「観戦の際は柵にまたがることや身をのり出すことを禁止する貼り紙をしているほか、場内放送でも注意を呼び掛けている」と答えました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3819e2987afc48d7b797b3b5c09997f2df1d85dd

 

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2023521851分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岐阜市役所の旧本庁舎の解体工事中に外壁と足場が同時に崩れた問題で、岐阜市は、情報共有とリスク管理ができていなかったことが主な原因だったとしました。

その上で、安全対策が確認できたとして大型連休明けの5月8日に工事を再開すると発表しました。

解体工事が進む岐阜市今沢町の岐阜市役所旧本庁舎では、ことし3月、3層分の外壁と固定していた足場が同時に崩れる問題が起きました。

岐阜市は工事を中断させた上で、施工業者に対し原因の検証と再発防止策の検討を指示し、1日夕方、その結果を公表しました。

それによりますと、工事は当初、工事エリアを北と南にわけ、それぞれ重機1台で1フロアごとに解体する計画でしたが、現場では足場作業員が計画の半数しか確保できておらず、作業に時間がかかり不要な人件費が発生するなどの懸念が出たということです。

そして関係者による「施工検討会」の承認を得ることなく、現場の判断で重機2台で解体する方法に手順を変更したということです。

ところが、現場でも明確にその手順を確認しておらず、認識にずれが生じたとして、情報共有とリスク管理ができていなかったことが主な原因と結論づけました。

その上で、再発防止に向けて、手順を変更する場合には「施工検討会」の最終承認を得るほか現場の安全管理者を増やすなどの対策をまとめました。

これに対して岐阜市は、“安全が確認できた”として、大型連休明けの5月8日から工事を再開すると発表しました。

解体工事は当初の計画から2か月遅い、ことし12月28日まで続くということです。










https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20230502/3080011211.html

 

52日付で岐阜市のHPに改善報告書が掲載されていた。(本文は転載省略)

   

https://www.city.gifu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/021/357/kaizenhoukokusyo.pdf

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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