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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202359120分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8日午後4時ごろ、足立区にある東武スカイツリーラインの西新井駅で、券売機の近くに置かれていたコーヒーの缶が破裂し、利用客の20代の女性が額や体にけがをしたほか、女性を介抱した駅員も手に痛みを訴え、病院で手当てを受けたということです。

警視庁は、破裂の数分前に缶を置いて立ち去った足立区に住む中国籍の49歳の利用客から任意で事情を聴いていて、これまでの調べで「勤め先の洗剤を家で使うため缶に入れていたもので、破裂は故意ではない」と話していることが分かっています。

けがをした女性は「体にかかった液体が熱い」と話していて、警視庁が、缶の中に入っていた液体を簡易鑑定したところ、強アルカリ性の洗剤の可能性が高いことが分かったということです。

破裂した缶はアルミ製だったことから、警視庁は化学反応によって気体が発生し、密閉された缶の内部の圧力が高まり破裂した可能性があるとみて、さらに詳しく調べています。


洗剤を入れたアルミ缶が破裂する事故は、過去にも起きています

2012年10月、東京メトロ・丸ノ内線の電車内で、乗客が持っていた業務用の洗剤を入れたアルミ缶が破裂し、16人がやけどなどのけがをしました。

2018年8月には東京のJR新宿駅のホームで利用客がアルミ缶に洗剤を入れて持ち歩いていたところ、缶が破裂して中身の液体が飛び散り、近くにいた2人が顔や足に軽いやけどをしました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230509/1000092256.html

 

51026分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、過去に日テレが行った実験の様子など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

アルミ缶はなぜ破裂したのでしょうか…。
化学の専門家に聞きました。

8日、帰宅時間帯の駅を騒然とさせた東京・足立区の東武鉄道西新井駅で起きた事件。

突然、アルミ製のコーヒー缶が破裂し、近くにいた20代の女性と女性を介抱した駅員がけがをしました。

目撃者:
「(女性は)痛がっていたというか苦しがっていました。泣いていましたね」

警視庁が任意で事情を聞いているのは中国籍の男性(49)です。
当時の男性の行動が徐々に明らかになってきました。

券売機で何らかの操作をしていたという男性は、台の上にコーヒー缶を置いていったといいます。

それから12分後、いきなり缶が破裂し、近くにいた女性には顔や下半身にやけどのような症状が出たということです。

捜査関係者への取材で、缶が破裂した後に男性が現場を立ち去っていく姿が防犯カメラに映っていたことが新たにわかりました。

また、券売機のすぐ下の床に何かこぼれたような跡が残っていましたが、この液体について警視庁などが簡易鑑定したところ、「強アルカリ性」の洗剤のようなものだったことも新たにわかりました。

実際に、現場では消防が「アルカリ」と言っているのが確認できました。


実は、これまでにもたびたび、アルカリ性の洗剤をアルミ缶に移し替えたことによる缶の破裂が起きています。

2012年には東京メトロ丸ノ内線の車内でアルミ製のコーヒー缶が破裂し、16人がけがをしました。
このときも、缶の持ち主が職場でもらったアルカリ性の洗剤を、缶に移し替えていました。

この事故を受けて日本テレビでは、都留文科大学の山田暢司客員教授(当時)と実験を行いました。

缶内部のコーティングがはがれていたとみなし、同じ条件にするため缶の内部にも傷をつけ、中にアルカリ性の液体を入れて蓋をすると、大きな音とともに勢いよく破裂、缶は裂けていました。

アルミニウムとアルカリ性の液体が化学反応したことで発生した水素ガスの圧力で、缶が破裂することがあるというのです。

NITE(製品評価技術基盤機構)が行った、業務用洗剤をアルミ缶に移し替えた実験でも、約3時間半後に「バーン」という大きな音とともにアルミ缶が破裂しました。

さらに缶の内部に傷がある場合は化学反応が早まり、およそ32分で破裂しました。

2018年にもJR新宿駅で缶が破裂し2人がけがをしました。
飲食店従業員が職場のアルカリ性洗剤をアルミ缶に移し替えて持ち出したといいます。


有機化学を専門とする名古屋大学工学部の石原一彰教授は、「洗剤がアルカリ性でなくても、洗剤の“移し替え”は危険」だと指摘します。

では、酸性の液体を入れても缶は破裂するのでしょうか。

石原教授 :
「ありますね。酸性だったりアルカリ性だったりする物質を、不用意に金属製の容器に入れるのは、やはり危険だということですね」

警視庁は8日の事件について、過失傷害事件の可能性も視野に、慎重に捜査を進めています。

 (59日放送『news zero』より)















https://news.yahoo.co.jp/articles/1368d30718cd1c5b1322089f590a71a9207f6d63

 

(ブログ者コメント)

本ブログでは、2012年の丸の内線事例と2018年の新宿駅事例以外、2015年の長崎市コンビニ事例も紹介している。

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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