







2022年11月28日11時47分にYAHOOニュース(テレビ信州)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後3時45分ごろ、木島平村往郷の村道で近くに住む農業の33歳の男性がフォークリフトに8歳の長男を乗せて運転していたところ、長男が落下し、左足をひかれました。
父親が消防に通報して長男は救急搬送されましたが、左足の骨を折る重傷です。
警察によりますと、子どもはフォークリフトの荷物などを載せる爪の部分に立ったまま乗っていて、進行方向とは反対の運転席の方を向いていたということです。
警察は、長男を爪の部分に乗せていた理由など、詳しい事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e92df614fd26bc95aae1f87e0812a9545284070d
11月28日14時59分にYAHOOニュース(長野朝日放送)からは、フォークリフトは自動車登録されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
フォークリフトは農耕作業車と同じ「小型特殊自動車」にあたり、公道を走行する際は自動車登録(ナンバープレート)が必要ですが、警察によると、父親が運転していたフォークリフトは自動車登録がなかったということです。
父親はフォークリフトの運転資格を持っていたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5e1993bea79be673a09810d8444edab17976118
11月28日14時29分にYAHOOニュース(信越放送)からは、坂道を下っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
フォークリフトは村道の坂を下る方向に進んでいたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/98c72cdba0ee4406413758e2564c7262c063fe59
(ブログ者コメント)
路面に多数のヒビ割れがある場所にブレーキ痕や血痕があったことから考えると、そこでバランスを崩したのかもしれない。
2022年5月8日7時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
インターネット上で商取引の場を提供するデジタルプラットフォーム(DPF)事業者は、商品のトラブルにどこまで責任を負うべきか-。
ネット通販大手「アマゾン」で購入した中国製バッテリーから出火し自宅が火事になった男性が、消費者保護を怠ったとしてアマゾンに対し損害賠償を求める訴訟を起こした。
東京地裁は請求を退けたが、納得のいかない男性は控訴。
アマゾンを相手取った同種訴訟では米国で消費者側の勝訴が相次いでおり、現行法の見直しを含めた議論を求める声も上がる。
【交渉に限界】
宇都宮市の男性会社員(35)は平成28年6月、アマゾンのサイトを通じて中国メーカーの充電式モバイルバッテリーを購入。
約1年5カ月後の29年11月、自宅マンションのリビングで充電中のバッテリーが突然発火した。
家族は全員避難し無事だったが、リビングは大きく焼損。
家財道具も被害を受け、損害額は1千万円超に上った。
その後の消防の調査で、出火原因はバッテリー内部の絶縁体の劣化によるショートと判定された。
加入していた火災保険で補償されたのは約730万円。
男性はアマゾンの問い合わせフォームを通じ、メーカーに連絡を取ったが、メーカー側は電話での対応に応じず、日本の法律には規定のない「家財損壊証明書」の提出を要求してきたという。
被害弁済は一向に進まず、男性はアマゾンに交渉の仲介などを依頼したが、拒否された。
個人での交渉に限界を感じた男性は、複数の弁護士に依頼し中国国内での訴訟も検討したが、訴訟費用だけで数百万円ほどかかることが分かり、断念した。
結局、メーカー側は「見舞金」として弁護士費用の相当額を支払ってきたが、「直接の製造業者は別」などとして、火災の責任自体は認めなかったという。
【コストを転嫁】
一連の対応でアマゾンに不信感を持った男性は令和2年10月、アマゾンジャパン(東京)に30万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴。
アマゾンには利用契約に基づき出店者や商品を審査する義務や、消費者が不測の損害を受けた際の補償制度を構築する義務があった、などと主張した。
だが、今年4月15日の地裁判決は「原告はアマゾンの問い合わせフォームを利用してメーカーと連絡を取り、和解を成立させることができた」と指摘。
アマゾンによる商品の審査については、義務とまではいえないとして、請求を棄却した。
「アマゾンは取引で利益を上げている。消費者を守る義務とまでは言わないが、困ったときに積極的に対応する仕組みがあってほしい」。
判決後の記者会見で、男性はこう訴えた。
ほぼ独力で行ったメーカーとの和解が、裁判の中でアマゾン側に有利に評価された点については、「消費者にリスクコストを転嫁している」と不満をあらわにし、控訴を決めた。
【米国で相次ぐ勝訴】
一方、アマゾンで購入した欠陥商品のトラブルをめぐる同種訴訟は、米国では消費者側が勝訴する判決が相次いでいる。
その背景にあるのは、「製造物責任」に対する日米の考え方の違いだ。
製造物責任法(PL法)に詳しい久留米大法学部の朝見行弘教授によると、日本では製造業者のみが責任を負うのに対し、米国では製造業者を含めた販売業者が負うとされ、アマゾンのようなDPF事業者も、販売を仲介する「流通の直接的な環」と評価されるようになったという。
米国では2019年以降、アマゾンで購入した中国製品による発火被害などをめぐり消費者が起こした訴訟で、販売店と消費者を仲介する流通業者であるとして、アマゾンの賠償責任を認める確定判決が続出。
これを受けて米国アマゾンは昨年8月、欠陥商品で損害を受けた米国内の消費者に対し、1千ドル以下の賠償請求であれば直接補償金を支払うと規約を改正した。
朝見氏は、日本でPL法が施行された平成7年当時について、「海外メーカーが直接国内の消費者と取引することは想定されておらず、輸入品については輸入業者に責任を負わせれば足りるという発想だった」と指摘。
「まずは製造物責任を販売業者に拡張した上で、その枠組みにDPF事業者を取り込んでいく必要がある」と話した。
2022年12月26日8時9分にYAHOOニュース(BRAVO MOUNTAIN)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
紅葉の季節は登山の季節。
しかし、同時に熊の被害が多くなる時季でもある。
環境省によると、昨年度は人身被害が87人、死亡事故が5人だった。
過去15年間で死亡事故は最多件数となっている。
今回は、熊による事故を未然に防ぎ自分自身を守るために、熊の生態と対策を解説する。
【熊に出合わないための対策】
日本に生息する熊は、ヒグマとツキノワグマの2種類。
ヒグマは体重150~400kgと大型で、ツキノワグマよりも比較的攻撃的と言われており、北海道のみに生息している。
ツキノワグマは40~120kgとヒグマより小型で、臆病な性格、本州に生息している。
●熊とは出合わないことが大切
基本的に、熊は人間と接しないよう生活しており、好んで人里に出てくることは稀だ。
人里に出てくるような熊は、えさ不足や、熊同士の縄張り争いで敗れて縄張りから押し出された個体であると考えられ、好んで出てきているわけではないのだ。
人身事故は、そういった熊と人が偶然鉢合わせし、熊が驚きパニックになることで起きることが多い。
熊の生態を理解し、「偶然出合わないようにする」ことが大切だ。
●熊鈴は基本アイテム
大前提として、「これをやれば絶対に大丈夫」という対策はない。
しかし、備えておくことで、遭遇する確率は下げられる。
自分の命を守るために、やれることはしっかりやっておこう。
一番オーソドックスな対策は、熊鈴だ。
熊は聴覚が優れているので、熊鈴を付けて歩いていれば、熊が先に気付いて逃げて行ってくれる。
熊鈴はアウトドアショップにいけば簡単に手に入る。
ラジオなどを流しながら登山することも有効的だ。
●食べ物や荷物の扱いは要注意
熊の嗅覚は犬よりはるかに優れており、食べ物の匂いを遠くからでも察知できる。
登山客が捨てた食べ物の味を覚えてしまった熊は、人に対する警戒心が薄れて、人に寄ってくる場合がある。
自分の周りに食べ物の匂いを漂わせないようにしよう。
ジップロックなどの密閉できる袋を携帯し、持参する食べ物やその食べ残しは匂いが漏れないよう工夫しよう。
そして、一度熊が漁った食べ物や荷物には、絶対に手を出さないでほしい。
熊は自分の獲物に非常に強い執着心があり、「自分の獲物を奪う邪魔者」と認識すると、食べ物の匂いなどに関係なく、邪魔者を排除するために襲ってくる。
仮に熊がいなくても、熊の餌場だと思われるような場所に残っているものを持ち去ることも厳禁だ。
【熊に出合ってしまったときの対策】
多くの熊は人間を避けるが、近年は人間を恐れない個体も増えてきていると言われている。
その要因の一つとして、昔に比べて狩猟者が減少している点が挙げられる。
昭和55年には46万人いた狩猟者だが、平成29年には21万人になっており、昔に比べて人による狩猟圧が減っているのだ。
また、そのうち61%が60歳以上と高齢化も進んでいる。
最近では、乳牛を襲う「OSO18(オソじゅうはち)」など、極めて大型な個体も人を恐れず出てきている。
ちなみにコードネーム「OSO18」は、初めて被害が発生したのが「標茶町オソツベツ」という地名であったこと、前足の幅が18cmであることが由来となっている。
これまで、人を恐れなくなった熊は狩猟者が速やかに処分してきたが、手が回らなくなりつつあり、人を恐れない熊が増えてきている可能性がある。
「熊の方から逃げてくれない」ことがあり得ることを理解しておこう。
【出合ってしまった場合は、とにかく落ち着くこと】
出合ってしまった場合、急に走りだしたり大声を出して驚かしてはいけない。
熊も人に出合って驚いているため、更に驚かせるとパニックになってしまう。
熊は時速60kmで走れるため、走って振り切ることは難しい。
まずは目をそらさずじっと見て、背中を向けずにゆっくりと後ずさりする。
熊と自分との間に木などを挟めたら、急な突進などを防げる。
ずっと立ち尽くしていると、熊にとっては敵対的な行動なので攻撃してくることがあるので要注意。
【近づいてきた場合の対処法】
それでも熊が向かってくる場合は、棒を振り回したり大声を出して熊を威嚇し、熊よりも強者であることをアピールしよう。
車や建物など、避難できる場所があれば入りたい。
熊が至近距離まで近づいてきた場合に有効なのが「熊撃退スプレー」。
強力な刺激成分をスプレー噴射するもので、防犯用の催涙スプレーの強力版と言える。
大抵は、これで逃げたり怯むので、その隙に安全な場所まで避難しよう。
とはいえ、熊撃退スプレーが万能という訳ではないことは、理解しておいてほしい。
場合によっては上手く使えなかったり、効かない場合もあるので、「もし熊に出合ってしまったら」を想像し、あらゆる状況に対応できる準備をしておいてほしい。
実際のところ、熊に出合う機会はなかなかない。
それでも、こうした事前の備えや行動を徹底することが、自分や一緒に行動する仲間の命を守ることになる。
備えあれば憂いなし。
ぜひ徹底して、秋の登山を存分に楽しんでほしい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0970c608d4d7eb4875292e6dadbb58797d81613b
(ブログ者コメント)
クマ遭遇時の対処方法については本ブログでも何回か紹介したことがあるが、立ち尽くしていることはクマにとって敵対的な行動だなど、新しい情報があったので紹介する。
2022年11月25日18時17分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし5月、愛知県豊田市にある取水施設で大規模な漏水が起きたことを受けて、県内でも今月から取水施設の詳細な点検が進められています。
愛知県豊田市にある矢作川の取水施設で、ことし5月に大規模な漏水が起きたことを受け、福島県は今月から、施設に問題がないか詳細な点検作業を進めています。
対象となるのは、川の水をせき止めて取水する「頭首工」と呼ばれる県内の施設99か所で、25日は報道機関に対し、いわき市を流れる夏井川に設けられた愛谷頭首工での作業のようすが公開されました。
豊田市のケースでは、川底の設備に穴が空いたことで、せき止めるはずの水が取水施設の下を通り抜ける「パイピング」と呼ばれる現象が起きて、大規模な漏水につながったとみられています。
このため、施設を管理する団体の職員などが川底と施設のコンクリートの境目から水が漏れ出していないかを棒でつつきながら確認し、そのあと、水量を調節するゲートを開閉して正常に動くか確かめていました。
愛谷堰土地改良区の菅波施設長は、「きょうの点検では異常は見つかりませんでした。今はわたしたちのSNSでも情報を受け付けているので、異変を見つけたら知らせてほしい」と話していました。
県によりますと、点検は来月いっぱいまで行われるということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20221125/6050020939.html
(ブログ者コメント)
豊田市の事例は本ブログでも紹介スミ。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12499/
2022年11月25日12時3分にYAHOOニュース(テレビ新潟)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
柏崎刈羽原発7号機の一部の配管に穴が見つかった問題で東京電力は、配管の内部で傷がつき腐食が進んだことが原因とみられると発表しました。
柏崎刈羽原発7号機のタービン建屋では10月、配管で直径6センチの穴が見つかりました。
東京電力は原因について、配管の内部で点検をした際に工具などが当たり、内部に傷ができた可能性があると発表。
さらに、配管の内部が湿度が高い環境のため、傷から腐食が進行し穴があいたという見解を示しました。
柏崎刈羽原発 稲垣所長:
「湿潤環境で腐食がこれだけ広がるというところを知りえなかったというところが大きな要因かなと考えております」
東京電力は、配管の内面からの腐食を防ぐ対策をとっていくとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4f0b247d20a3789a3ca7925e9a5d1e6cce3bb13
11月25日11時26分にNHK新潟からは、内部被覆のガラス樹脂に傷がついていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原子力発電所7号機のタービン建屋の配管に直径およそ6センチの穴が見つかったことについて東京電力は、配管の内部に傷がつき、腐食したことが原因とみられるという調査結果を発表しました。
先月、柏崎刈羽原発7号機のタービン建屋の設備に問題がないか確かめるため、ポンプを動かして金属製の配管に海水を通したところ、直径およそ6センチの穴が空いているのが見つかりました。
これを受け、東京電力が詳しく調べたところ、配管の内側を覆っているガラス製の樹脂に傷がついていたことが分かりました。
配管の内部は湿度が高く、傷のついた部分が徐々に腐食したとみられるということです。
傷について東京電力は、過去に作業員が点検のため、配管の内部に入った際、工具や機材をぶつけた可能性があるとしています。
柏崎刈羽原発の稲垣所長は記者会見で、「7号機の運転を停止してから長い時間がたっているので異常が無いかどうか、かなり細かく確認して万全な状態にしなければならない」と述べ、ほかの配管も点検し、必要な対策を講じる考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20221125/1030023290.html
2022年11月25日6時37分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事が説明イラスト付きでネット配信されていた。
人は一日に体内からどれくらいの水分を失うのか、正確に予測できる計算式を日本の研究者らが初めて導き出しました。
(計算式は記事の最後に詳しく掲載しています)
成人は一日で体内の水分のおよそ10%を失いますが、式を使うと年齢や体重、気候など条件ごとに失う量を算出でき、災害時に地域で必要な飲料水の量を割り出すことなどにも使えるとしています。
計算式は、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の山田陽介室長らがアメリカやイギリス、オランダなどの研究者と共同で、科学雑誌「サイエンス」に発表しました。
グループでは、水分中にわずかに含まれる質量が大きい水の動きを解析する手法で、欧米やアジアなど23か国のおよそ5600人について、体内での水の出はいりの量を割り出しました。
その結果、一日に失われる水の量は、成人では
▽男性で20歳から35歳だと平均4.2リットル、
▽女性では30歳から60歳で3.3リットル
だったほか、高齢だと少なく、気候や地域の標高などによっても変動したということです。
これをもとにグループは、体重や年齢、地域の平均気温や標高などを入力すれば、それぞれの人で体内から一日、どのくらいの量の水が失われるか予測できる計算式を初めて導き出しました。
これまで、失われる水の量を正確に把握するのは難しかったということですが、式を使うと
▽大規模な災害時に地域ごとに最低限必要な水の量や
▽気候変動で起きる水不足の程度などを割り出す
ことができるとしています。
山田室長は、「一日に失う水の量が健康に関連していることもわかってきている。式を使うことで、病気の予防などにもつながることが期待できる」と話しています。
研究グループが導き出した、体内から一日に失われる水の量(水の代謝回転)を予測できる計算式は以下のとおりです。
体内から一日に失われる水の量(ml/日)=[1076×身体活動レベル(※1)]+[14.34×体重(kg)]+[374.9×性別(※2)]+[5.823×1日の平均湿度(%)]+[1070×アスリートか否か(※3)]+[104.6×人間開発指数(※4)]+[0.4726×標高(m)]-[0.3529×年齢(歳)の2乗]+[24.78×年齢(歳)]+[1.865×平均気温(℃)の2乗]-[19.66×平均気温(℃)]-713.1
(※1 身体活動レベル)
座る生活が中心の場合は「1.5」、平均的な場合は「1.75」、高い場合は「2.0」
(※2 性別)
女性の場合は「0」、男性の場合は「1」
(※3 アスリートか否か)
アスリートでない場合は「0」、アスリートの場合は「1」
(※4 人間開発指数(HDI)
国の豊かさをはかる社会経済指標の1つ)先進国の場合は「0」、中間的な国の場合は「1」、発展途上国の場合は「2」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221125/k10013902711000.html
2022年11月25日20時38分にYAHOOニュース(テレビ高知)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後6時40分ごろ、高知市丸池町で、「爆発音がしてマンホールから煙があがっている」と通報がありました。
消防がかけつけてすぐに、火は自然に消えましたが、消防によりますと、マンホール内の電気配線のカバーが溶けていたということです。
【写真を見る】「マンホールから爆発音、煙が出ている」配電線ショートか?付近で『停電』『水がにごった』という情報も【高知市】
この配線は、マンホールのすぐそばの電柱から地面に引き込まれていて、60mほど離れた変電設備につながっているということです。
四国電力送配電によりますと、付近ではこの時間帯、一時的に停電が起きていて、信号機も停電(現在は復旧)したということで、関連を調べています。
四国電気保安協会によりますと、「配電線が何らかの原因でショートしたとみられる」ということです。
また、高知市上下水道局によりますと、付近の住民から「水道の水がにごっている」という連絡も数件寄せられていて、水道局が関連を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f235125f9540241b7290c359c907db2ae8f0e365
11月26日18時46分にYAHOOニュース(高知さんさんテレビ)からは、目撃談など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日の午後6時43分、高知県高知市で「爆発音がしてマンホールから煙が上がっている」と通行人から消防に通報がありました。
煙が上がったのは高知市丸池町の高知市勤労者交流館・駐車場内のマンホールです。
その瞬間を目にした通行人:
「マンホールの中から火花か花火みたいな火柱が1メートルくらい、ブワァー、ドーンって上がった。
マンホールがずれて2回目にバーンと言ったときに煙がブワァーって上がって、それを真横で見てしまって何やろうと」
通報を受けて消防車11台が出動しましたが、到着時には鎮火していて、けが人はいませんでした。
消防がマンホールの中を確認したところ、マンホールの真下にある電気配線の一部でカバーが溶けていたことが分かりました。
電線のカバーが溶けて、その熱で出火したとみられています。
煙が出た同じ頃、現場付近一帯の信号機が約10秒にわたり点灯しなくなるトラブルが起きていました。
高知警察署によりますと、すぐに復旧し、事故はなかったということです。
また、付近の住宅などでも同じころ、2回ほど停電が起きています。
警察と消防が、煙が出たこととの関連も含め、出火原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/13fe8097cf0ab11f12b49f66db46a25bb99d645a
2022年11月25日17時9分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前5時ごろ、長岡市鳥越のごみ処理施設「鳥越クリーンセンター」から「扉が倒れて従業員がはさまれている」と消防に通報がありました。
消防などが駆けつけたところ、ごみを保管する区画に出はいりするためのコンクリート製の扉が倒れていて、男性従業員が下敷きになっているのが見つかりました。
男性は病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、死亡したのは施設の従業員で長岡市希望が丘の阿部さん(37)で、死因は胸と腹を圧迫されたことによるものだということです。
警察によりますと、阿部さんは収集されたゴミを1人で移動させる作業中に、倒れてきた扉の下敷きになったとみられています。
扉は高さおよそ6メートル幅およそ2メートルのコンクリート製だということで、警察は何らかの理由で扉のちょうつがいが外れたとみて、施設側の安全管理に問題がなかったかどうか詳しく調べています。
長岡市内のごみ処理施設での死亡事故を受けて、磯田市長は「市の業務に関する事故で亡くなられたということで、心からご冥福をお祈りしたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20221125/1030023297.html
11月25日10時33分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、ゴミをピットに入れる作業をしていた、ネジの緩みか老朽化の可能性ありなど、趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県長岡市のゴミ処理場で25日朝、ゴミをゴミピットに入れる作業をしていた37歳男性が倒れてきた扉の下敷きになり、死亡しました。
死亡したのは長岡市の会社員・阿部さん(37)です。
阿部さんは25日午前5時ごろ、長岡市から委託を受けているゴミ処理場・鳥越クリーンセンターのプラットホーム内で収集されてきたゴミをゴミピット内に入れる作業をしていたところ、何らかの原因で倒れたゴミピットの扉の下敷きになりました。
他の作業をしていた従業員が、扉の下敷きになっている阿部さんを見つけ、消防に通報。
阿部さんはすぐに病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
死因は胸腹部圧迫による窒息死でした。
警察は、扉が倒れた原因はネジの緩みか老朽化の可能性があるとみて、業務上過失致死の疑いも視野に捜査しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4cd7d50df5b29ffc617cd8e14e76d2715824948
(2022年12月4日 修正1 ;追記)
2022年12月2日18時57分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、扉は観音開き、一昨年から不具合があり常時開けていた、施設は2年後に閉鎖予定ゆえ不具合放置、11月3日には片方の扉が倒れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
・・・
一体、なぜ若い尊い命が奪われなければいけなかったのか。
その原因の1つに施設の老朽化があったとみられています。
【記者リポート】:
「ごみピットの扉はおととしから不具合が発生していて、自動で開閉することができず、常時開けていた状態だったということです」
2020年から発生していた扉の不具合。
しかし、事故が起きるまでその不具合は放置されたままでした。
長岡市環境施設課 平澤課長:
「ごみを投入している箇所になりますので、それを市が把握していないということはあり得ませんし、安全に十分注意をして使用する、開閉は基本的にしないという形で使用してきたというのが実態」
扉を新しくするためには約2千万円の費用が必要だった一方、施設は2024年には閉鎖する予定で、不具合が解消されることはありませんでした。
長岡市環境施設課 平澤課長:
「取り外しや設置に何日もかかるとなると、その間、焼却を止めざる得ないという状況が発生して、逆に運転管理上、支障が大きいというところで、こういう選択になったと思います」
さらに、事故が起きる約20日前には。
出入りする業者の人:
「事故を聞いて初めて、先に1枚落ちていたんだなということを気付いた。最初は、何がこんなところ置いてあるのかなと」
今回の事故とは別の扉が、すでに外れていたのです。
鳥越クリーンセンターのごみピットには観音開きで扉が2枚あり、そのうち1枚が先月3日に外れ、ごみピットに落下。
もう一枚の扉は、この時もそのまま放置され、結果として先月25日に事故が起きてしまうことに… 。
そして、この事実を遺族は知らされていませんでした。
母親:
「11月3日に1回外れていたの?」
記者:
左側が。今回外れたのは右側。
父親:
「なおさら責任問題ですよね。信じられない。そんなの初めて聞きました」
母親:
「あまりにもかわいそう過ぎて、防げたんじゃないって。片方だけ取ってあるっていったら、もう片方もとればそれで済んだことでしょって」
父親:
「色んな要素が招いた人災だと思います」
遺族からこみ上げてくる怒り。
遺族は、長岡市や阿部さんが所属していた企業に対し、誠実な説明を求めています。
父親:
「古い建物ほど、施設ほど、保守管理というのは大切になってきますので、その辺がどういう風にされていたのか教えていただきたい」
母親:
「警察から結果が出るまで何も聞かせないんじゃなくて、結果が出る前でも私は色んなことが聞きたい」
警察は、扉が倒れた原因はネジの緩みか老朽化の可能性があるとみて、業務上過失致死の疑いも視野に捜査しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c464d608140b69624d6188f92a2dd1dcc5baf11
2022年11月24日18時43分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風14号の大雨で、耳川の水があふれ多くの住宅が水につかった美郷町の和田地区では、住民グループが堤防の整備などを求めていますが、24日は、その話し合いの場に九州電力も参加しました。
議題になったのは、上流にあるダムの操作です。
美郷町の和田地区では、ことし9月の台風14号の大雨で、地区を流れる耳川があふれ、18棟が水につかる被害が出ました。
住民たちは「被災者の会」を立ち上げて、行政に堤防の整備や宅地のかさ上げなどを求めていますが、24日の話し合いには行政のほか、上流のダムを管理する九州電力の担当者も参加しました。
議題になったのは、西郷ダムなど上流の2つのダムで5年前から順次始まった「通砂運用」と呼ばれる新たな操作方法です。
「通砂運用」は、大雨の際に増水した川の流れの力で、上流からの土砂を下流に押し流すもので、今回の台風14号の大雨でも行われました。
本来は、浸水のリスクを減らすために行われるものですが、住民たちは「この操作が地区の被害を招いた一因になったのではないか」と考えているのです。
その根拠としているのが、大雨のあとの川の様子の変化です。
川幅の大半を埋めるほど土砂が堆積していて、住民によりますと、場所によっては以前より2メートルほど川底が高くなっているといいます。
「通砂運用によってダムから排出された土砂が海まで流れずに川の底に堆積し、結果として大雨の際の水位を押し上げたのではないか」、そう考えているのです。
24日の話し合いで、住民たちはこの疑問をぶつけました。
これに対し九州電力の担当者は、「通砂運用と今回の被害との因果関係は現時点では分からない」と述べたうえで、今回の大雨でどれだけの土砂が下流に流れたのかなど、通砂による河川への影響を検証していく考えを示しました。
話し合いを終えた後、「和田地区被災者の会」の三股さんは、「こうした協議の場が持てて、第一歩を踏み出すことができた。住民としては、ダムの影響は少なからずあると考えているので、九州電力には安心して住み続けられる環境整備を進めてほしい」と話していました。
一方、九州電力耳川水力整備事務所の藤田副所長は、「不自由な生活が続いていることに改めてお見舞いを申し上げたい。地域の安心・安全を第一にしているので、しっかりと疑問に答えられるよう準備していきたい」と話していました。
ところで、24日の話し合いでは、県側から、耳川の川底に堆積した土砂を掘削したり、水の流れを妨げる岩盤を削ったりする工事を来年1月にも始める方針が示されました。
一方、住民側が求めている堤防の整備や宅地のかさ上げについては、この日の協議では具体的な進展はありませんでした。
県は今後、洪水の状況のシミュレーションを行うなどして、適切な対策を検討したいとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20221124/5060014196.html
(ブログ者コメント)
〇関連情報調査結果、耳川水系の土砂管理計画の考え方などが宮崎県のHPに掲載されていた。
『耳川流域における総合土砂管理について』
(掲載開始日:2022年1月20日)
耳川水系では、平成17年の台風14号により、流域市町村で甚大な浸水被害が発生しました。
特に諸塚村においては、河川やダム貯水池に大量の土砂が流れ込んできたことが被害の一因となっていたため、県が河道掘削、築堤、護岸、宅地嵩上げによる治水対策を進めるとともに、土砂を堆積させない対策として、九州電力(株)が、西郷ダムや山須原ダムの排砂・通砂機能を付加したダム改造や、大内原ダムの操作運用変更を実施しています。
先に述べたように、耳川における浸水被害は、河川やダムへ流入してくる土砂の堆積がその原因の一つとなっていることから、山地を含めた流域全体での総合土砂管理について検討していくことが大きな課題となっていました。
このようなことから、耳川水系の山地から河川、ダム、河口域までの土砂に起因する様々な課題に対して、関係機関と情報を共有しながら連携・協力し、総合的な土砂管理の課題解決に向けて技術的に検討することを目的に、学識経験者等からなる「耳川水系総合土砂管理に関する技術検討会」を設置しました。
総合土砂管理の実施にあたっては、関係市町村、関係者、地域の方々の合意形成が重要であることから、地域の方々を含めて議論する場としてワーキンググループを設置し、耳川をいい川にするため、流域共通の目標である「基本的な考え方」と、役割分担を明確にした「行動計画」で構成された「耳川水系総合土砂管理計画」を策定することとなりました。
・・・
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/kasen/kurashi/shakaikiban/page00135.html
〇また、通砂運用を今年も実施する旨、広報誌にも掲載されていた模様。
(広報みさと 2022年8月号)
宮崎県の策定した「耳川水系総合土砂管理計画」に基づき、九州電力は、山須原ダム、西郷ダム、大内原ダムの3つのダムで「ダム通砂運用」を実施します。
この運用は、台風で大きな出水が予想される際にダム貯水池の水位を下げ、自然の川のような状態にすることで、上流からダムに流れ込む土砂をそのまま水と一緒に通過させるもので、台風通過後もしばらくダム放流が続きます。
川に近づく場合にはご注意をお願いします。
ダム通砂を行う時は、情報を宮崎県の雨量・河川水位観測情報ホームページ、当社宮崎支店の耳川水系ダム通砂関連情報ホームページにより皆さまにお知らせします。
九州電力(株)耳川水力整備事務所
付近で耳川は大きく蛇行しており、そのため土砂が溜まりやすいのかもしれない。
2022年10月14日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12787/
(2022年12月1日 修正3 ;追記)
2022年11月24日16時29分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、5月の点検時にアラーム弁不備が指摘されていたが、市は因果関係を否定しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
被害を受けた楽団、シンフォニエッタ静岡が24日、会見を開き、市への情報開示の結果、5月に防災会社が行った点検について、消防本部に提出された報告書に不良箇所があると報告されていたことが新たにわかりました。
点検の資料では、スプリンクラー設備について「配管内減圧要因特定の為、アラーム弁の調査改修を要する」との記載があったということです。
当初、防災会社からは、スプリンクラーに不備がなかったと説明されていました。
これに対し、市は、「配管内の減圧が起こると、圧力を戻すために自動でポンプが作動する仕組みになっている。ポンプが作動することでスプリンクラーから水が出ることはない」と主張し、不備には当たらないとしています。
シンフォニエッタ静岡は19日に、事故被害に関する検討委員会を設置。
一方、裾野市は原因を追及する事故調査委員会の初会合を28日に開く予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc1bbbca2047871da78c444a3394354ec6394dc2
(2023年3月24日 修正4 ;追記)
2023年3月20日21時21分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、楽団側は加圧用配管内で許容量を超える漏水があったことが原因だと結論づけたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまで独自の現地調査などを実施していた楽団は3月20日、記者会見を開き、スプリンクラーの加圧用配管内で許容量を超える漏水があり、何らかの圧力で放水に至ったと結論付けました。
<シンフォニエッタ静岡 中原芸術監督>
「スプリンクラーの点検と整備、設備に不備があった。
配管内の漏水によって加圧用配管内が満たされ、圧力が加わったことで放水に至ったというのが結論です」
「ぼくらは(原因が(漏水だとわかったので(裾野市にも)参考にしてほしいし、もっとやりたい調査はあるので、そこも協力して一緒にやれば、もっと早く解決できるはず」
裾野市側も原因調査を進めていますが、当初、2022年度内にはまとめる予定だったものの、調査は2023年6月末までかかるという見通しを示しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/01a5707cf1d12d0961dedc9461f718be1b0cafd4
(ブログ者コメント)
本件、メディアの報道量は結構多いものの、どのようなシステムのスプリンクラーだったのか、これまで調べた範囲では情報を見つけることができなかったので、上記の報道だけだは様子が分からない。
(2023年4月1日 修正5 ;追記)
2023年3月29日19時16分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、裾野市の調査委員会も加圧配管への漏水に言及した中間報告をまとめたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
裾野市は去年、専門家など第三者で構成される事故調査委員会を設置して、点検業者への調査や実証実験などを行ってきました。
調査委員会は29日、通常、水を送り出す部分は圧力の掛け方で開閉が制御されるものの、この加圧配管に一定の漏水があった場合、人的操作がなくても放水されてしまう可能性があるとする中間報告をまとめました。
委員会は今後、この加圧配管への漏水の有無などを調べ、6月末までに最終報告書を市に提出する方針です。
スプリンクラーが動いた原因を巡っては、被害を受けた楽団シンフォニエッタ静岡も先日開いた会見の中で、同じ「加圧配管」への漏水が原因である可能性を指摘していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a67ba883b5906bf2238d044049cbc79534977880
3月30日10時45分にNHK静岡からは、水漏れが起きた場合、水が弁を止める役割の配管内に逆流して弁が一斉に開く可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市が設置した第三者による事故調査委員会がスプリンクラーが人為的な要因以外で作動する可能性について実験を行ったところ、手動で水を開放する手動起動弁などで水漏れが起きていた場合は、弁を止める役割の配管内に水が逆流してピストンが作動し、弁が一斉に開放される可能性があることがわかったという。
調査委員会の弁護士は「裾野市が人為的な要因だとしていた根拠の一部が否定されたと考えている。今後、配管内が満たされるほどの水漏れがあったかどうか、実験の経過を見て原因を特定していきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230330/3030019716.html
3月30日付で静岡新聞からは、2系統が同時に作動したが1系統の誤作動で別系統が作動する可能性はあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スプリンクラーは舞台を4区域に分け、独立した4系統で天井から放水する仕組み。
このうち、2系統が同時に作動した。
事故調は「加圧配管への漏水量などによっては、人の手で操作しなくても誤作動を起こす可能性がある」とした。
さらに1系統の誤作動に誘発される形で別系統が作動する可能性もあり、漏水の有無や、あった場合の水量などを詳しく調べるという。
点検業者は、2系統が同時に作動し、これまでの定期点検で放水につながるような異常はなかったことなどから、人が操作した可能性を市に指摘。
市は裾野署に届け出た。
事故調は市が第三者委員会として立ち上げ、異常や故障の有無を工学的な観点で調べている。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1216414.html
3月29日18時50分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、2系統同時放水は「誘発作動」という現象で、実証実験で確認されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
調査委員会の事務局によりますと、これまで点検業者は、独立する2つの系統から同時に水が出たことなどから「人為的操作」としていましたが、実証実験の結果 独立する2系統でも同時放水は起きることがわかったということです。
それは「誘発作動」という現象で、一定の条件で1系統が開けばもう1系統も誘発され、時間を置かず放水がはじまることが確認されました。
その上で事故調査委員会は、誘発作動が起きるほどの漏水があったのか経過観察しなければ原因を特定できないと判断しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6df7b08a62a7aa4cce973784bdc7ae5ea988b05f
(2023年6月30日 修正6 ;追記)
2023年6月27日19時26分に毎日新聞からは、2つの実験で異なる結果が出たので事故原因は特定できなかったという最終報告が発表されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市が設置した事故調査委員会(委員長・近藤淳静岡大工学部教授)が27日、最終報告を発表した。
調査を3カ月延長し、加圧配管への漏水が原因でスプリンクラーが作動した可能性を検討したが、矛盾する調査結果が出て、事故原因は特定できなかった。
スプリンクラーは、手動起動弁を開くとピストンにつながる加圧配管に水が入り、ピストンが上昇して主弁が開いて放水する仕組みをもつ。
調査委は、加圧配管に漏水が入り、ピストンが上昇した可能性を検討した。
主弁が開く水圧に達するには、配管内への漏水量が9・4リットル必要と算出。
配管に水がなかったはずの法定点検日の22年5月16日から事故当日までの131日間に漏水量が9・4リットルに達する可能性があるかを
①目視で漏水状況を確認する「経過観察調査」
②バルブを外し機械で水圧をかける「漏水調査」
の2種類の方法で検証した。
経過観察調査では、漏水量は1・27リットルと2・86リットルで、スプリンクラーは作動しないとの結果が出た。
一方、漏水調査では、漏水量は124リットルと62リットルで、事故前に作動していたはずという逆の結論に至った。
相反する結論になったのは、事故前の状況を完全に再現できなかった可能性があるという。
近藤委員長は、「漏水はあってはならないが、漏水量の結果からはスプリンクラー作動の原因と特定することはできない」と述べた。
調査は、構造的問題や故障の有無などを調べるのが目的で、人為的操作の有無は調査対象外で、計12回開かれた。
https://mainichi.jp/articles/20230627/k00/00m/040/138000c
6月27日19時0分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、バルブメーカーの調査ではバルブに傷があり、わずかな時間で放水されるほどの水が漏れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
裾野市が設置した事故調査委員会は27日 実証実験などの結果、「放水の原因は特定できなかった」とした上で、「スプリンクラーの設置・点検の不備や故障の可能性は排除できない」と報告しました。
委員会が配管内の漏れた水の量を1カ月間観察したところ、水漏れは確認されたものの、スプリンクラーが作動するほどの量には達していませんでした。
一方でメーカーによるバルブの調査では、バルブに傷があり わずかな時間で放水されるほどの水量が漏れていることがわかりました。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/546f8adef397aadf9bef95ebb311939d9cec4b96
6月27日17時48分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、全てのバルブで漏水していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
「原因は特定できなかった」と発表した一方で、事故調査委員会は、メーカーなどによる調査でバルブに傷が確認され、すべてのバルブで漏水していたと発表し、「人為的な操作以外の原因で発生した可能性は排除できない」と結論づけた。
方、楽団側は、報告書を受け取っていないとしたうえで、「開放型スプリンクラーの専門家が1人もいない事故調査委員会が、どのように結論を導き出したのか、しっかりと確認する必要がある」との見解を示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af96af806ffa7c2556397493f60e2e49139c04f
6月28日9時26分にYAHOOニュース(静岡新聞)からは、経過観察は現場で、メーカー調査は関連施設で行ったため、漏水量に大きな違いが出た可能性があるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
経過観察は現場で発生時に近い状況で実施。メーカーの調査はバルブを取り外した後、関連施設で行った。
実際のバルブは上部がふさがれていたが、メーカーの調査は日本産業規格に基づいて開放するなど、異なる環境が漏水量の大きな違いにつながった可能性もあるとみられている。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4ff25a01ff4a1cc8d030578ac854ffab25596b9
6月28日18時41分にNHK静岡からは、最終報告を受け、市は和解金を支払う意向を示したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
最終報告書の公表を受けて、裾野市の村田市長は会見を開き、「原因は特定できないが、楽団は大きな損害を受けており、解決して行かないといけない。被害に遭われたことは大変心苦しく思っています」と述べました。
その上で、楽団に対し、損害に対する和解金を支払う意向を明らかにしました。
これについて楽団の中原芸術監督は、「9か月以上も被害者を放置し続けた裾野市に不信感はあるが、交渉の場につくというのであれば、その態度を見極めて協議に応じたい」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230628/3030020640.html
2022年11月24日10時44分に河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北電力は22日、女川原発(女川町、石巻市)構内への出入管理を委託する警備会社の警備員が5月、臨時の車両許可証を無断で発行し、関係車両延べ53台を立ち入り制限区域に入構させていたと発表した。
原子力規制庁の検査で核物質防護上の指摘事項とされた。
東北電によると、この警備会社の車両は、常時入構できる車両許可証の再発行を待つ間、臨時許可証を使用していた。
5月1日の使用期限が迫り、警備員が2日以降の臨時許可証を東北電に申請したが受理されなかったため、正門守衛所で臨時許可証を管理していた別の警備員に指示し、正規の手続きを経ずに発行した。
車両許可申請の受け付けを担当する別の警備会社が5月10日、申請数と利用数の乖離(かいり)を報告し発覚した。
臨時許可証は連続での発行を制限していた。
警備員は申請理由を東北電に伝えず、東北電の担当者も確認しなかった。
東北電は再発防止策として、臨時許可証を自社が管理する場所で保管し、業務上で必要な場合は制限を超えて申請できるようにルールを見直した。
警備会社とのコミュニケーション改善も図る。
指摘事項の重要度と深刻度は、4段階で最も低いレベルだった。
現在の検査制度は2020年4月に始まり、女川原発への指摘事項は4回目。
https://kahoku.news/articles/20221124khn000016.html
11月23日6時28分にNHK宮城からは、敷地に入る作業員が多かったため許可証の発行が遅れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北電力によりますと、原発の安全対策工事で敷地に入る作業員が多く、許可証の発行作業が遅れていたことから、警備会社が勝手に発行した臨時の許可証を使っていたということです。
今回の事案を受けて、東北電力は臨時許可証の管理のしかたを変更したほか、警備会社に委託しているすべての業務がルール通り行われているか点検するなどの対策を図るとしています。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20221123/6000021678.html
11月23日16時25分にTBS(東北放送)からは、この警備会社は契約変更があったため改めて正規の許可証を取得する必要があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この警備会社は、契約変更があったため、改めて正規の許可証を取得しなければなりませんでしたが、時間がかかると判断し、臨時許可証を発行していました。
また、東北電力も確認不足だったということです。
今回の事態について、原子力規制委員会から22日、「事業者の改善措置活動で改善すべき」と指摘されました。
東北電力では、すでに許可証の管理ルールを変更するなどの改善策をとっているということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tbc/211769?display=1
11月23日17時40分に東日本放送からは、正門警備会社警備員の通勤用だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北電力によりますと、女川原発で5月4日から10日までの間、警備員が通勤する際、のべ53台の車が正規の発行手続きを経ていない臨時の許可証で敷地に入っていました。
この許可証は、正門で警備にあたっていた警備会社の従業員が、東北電力に無断のまま自社の従業員に渡し、車を通していたということです。
東北電力は、正規の許可証の発行手続きに時間がかかることや警備会社との意思疎通が不十分だったことが原因としています。
https://www.khb-tv.co.jp/news/14775624
(ブログ者コメント)
女川原発の入門管理については、昨年10月、同僚のIDカードを会社から間違えて持参したまま「周辺防護施設」に入っていたという事案も発生している。
(2022年2月17日19時35分 日本経済新聞)
東北電力は17日、女川原発(宮城県)で昨年10月、協力会社の作業員が誤って同僚のIDカードを使い、身分証明が必要となる区域を通過していたことを明らかにした。
警備員も気付かず、警備がより厳重な建屋に入る際の本人確認で、取り違えが分かった。
原子力規制庁が検査で指摘した。
原子力規制委員会は、東北電に改善するよう指摘。
重要度については、「安全への影響は限定的かつ極めて小さい」と評価した。
2021年には、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で所員が同僚のIDカードを使い、中央制御室に不正に入室していたことが発覚している。
東北電によると、昨年10月12日、原子炉建屋や中央制御室など重要施設の周辺に、許可のない人や車両が立ち入らないよう設定した「周辺防護区域」を安全対策工事に従事する作業員が同僚のIDカードで通過した。
会社に保管してあった自分のカードを取り出そうとして同僚のものと間違えたという。
「防護区域」に設定された原子炉建屋には入らなかった。
東北電は再発防止策として、今年1月、周辺防護区域の入り口に生体認証装置を新たに設置。
カードの保管や管理を徹底するよう、協力会社を指導した。
同社は2号機で22年度以降の再稼働を目指している。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE17ARS0X10C22A2000000/
11月23日22時12分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後7時前、成田空港の駐機場に止まっていた旅客機のタイヤから火が出るトラブルがありました。
ケガ人はおらず、運航への影響はないということです。
警察や成田空港などによりますと、午後6時50分ごろ、航空会社の従業員から「航空機のタイヤから出火し延焼中」と119番通報がありました。
消防車など合わせて8台が出動したものの、火は瞬間的に出ただけですぐに収まり、乗客などはすでに降ろした後だったため、ケガ人はいないということです。
この旅客機はカタール航空のもので、駐機場内で次の離陸のために整備士が点検を行っていたところ左のタイヤ部分から出火を確認し、消火器を使って消火したということです。
成田空港によりますと、このトラブルによる運航への影響はありません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/beda58f295df8065b7aa4e1ea7584debd9909e3b
(ブログ者コメント)
着陸時、タイヤから白い煙が出るのはよく見る光景。
滑走路との摩擦で発生した熱が原因だが、発火に至るケースは珍しいのではないだろうか?
しかも、着陸後しばらく経ってから・・・。
2022年11月23日17時6分にYAHOOニュース(テレビ山梨)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前、山梨県富士川町のリニア中央新幹線のトンネル工事現場で作業員の男性が重機に挟まれ、足の骨を折る大けがをしました。
【写真を見る】リニア中央新幹線のトンネル工事現場で事故 作業員が重機に挟まれ足の骨を折る大けが 山梨県富士川町
事故があったのは富士川町のリニア中央新幹線 第四南巨摩トンネル東工区の工事現場です。
警察によりますと23日午前10時半ごろ、「作業員が重機に体を挟まれた」と、ほかの作業員から消防に通報がありました。
この事故で、富士川町小林の40代の男性が削岩機のアームと本体に挟まれ、右足の骨を折る大けがをしました。
事故当時、男性は、複数の作業員とトンネルの掘削工事をしていて、警察が詳しい事故の原因を調べています。
JR東海によりますと、現在、事故現場の工事を止めていて、再発防止策を作業員に周知した後、再開するとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/08d3743253ab96a2f8c4d0efeaffbd9c6cbb8300
11月23日19時43分にYAHOOニュース(山梨放送)からは、ドリルを重機に戻している最中に挟まれたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前10時ごろ、富士川町高下のリニア中央新幹線「第四南巨摩トンネル」で、掘削作業中の46歳の男性が重機に挟まれる事故があり、右足の骨を折る大けがをした。
警察によると、事故当時、男性は複数の同僚と作業をしていて、トンネルを掘るドリルを重機に戻している最中に挟まれたとみられるという。
JR東海は「原因究明と安全対策を実施する」とし、この区間の工事を中断した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b7a53fbd6477f7d3da20d4f1802430596302fdd
2022年11月22日7時32分にYAHOOニュース(ミモレ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高齢者の事故と言えば、お餅などを詰まらせる「窒息」、つまずいて転ぶ「転倒」、お風呂で溺れる「溺水」の3つが、交通事故よりも多い三大事故と言われています。
高齢になると俊敏な動きができなくなり、些細なことが事故につながってしまいます。
今回の相談者・さやかさんも、自分が勧めたフライパンが原因で母親が負傷したと後悔しているようです。
話を聞いてみましょう。
【画像】小型のフライパンや片手鍋による事故原因と防止策について
【一人暮らしの母が完治半年のやけどに!? 】
78歳になる母親は、父と死別して早2年。
膝が痛いので、かばうような歩き方をしていますが、それでも身の回りのことは自分でできています。
食事は、一人暮らしになって作る量が減ったと言うので、母親には古くて重い大きめの鍋類は思い切って処分し、キッチンミニマリストになることを提案しました。
調理の際に小ぶりな鍋やフライパンを使えば早く熱が通りますし、ガス代の節約になるかもしれません。
また、よりコンパクトに納めるために、取っ手を取り外しできるタイプも良さそうだと、率先して買い替えを促しました。
そんなある日、母がいつものように野菜炒めを作っていたところ、新たに買った小さなフライパンが五徳から傾き、足に落ちてきたとのこと。
高齢ということもあり、機敏な動きができずに、料理とフライパンをもろに足にかぶってやけどを負ってしまいました。
結局、完治するまでに半年ほどかかってしまい、自分が選んだもので母に怪我をさせてしまったと、後悔は募るばかりです。
そこで、同じようなケースはないかと【フライパン 事故】で検索してみると、小型のフライパンに関する事故の注意喚起がたくさんヒットしました。
高齢の母には、やはり小型のフライパンを勧めるべきではなかったのでしょうか。
事故を防ぐための方法があれば、教えてください。
【増え続ける小型のフライパンや片手鍋による「やけど被害」】
独立行政法人国民生活センターには、2016年4月から2021年5月の5年間で、フライパンや片手鍋の落下による危害・危険事例が129件寄せられています。
今回の相談者・さやかさんのお母様のように、小型のフライパンや片手鍋がガスコンロの上で傾き、やけどをする事故が相次いでいるとして、注意を呼びかけています。
2008年10月以降に製造・輸入されたガスコンロには、「調理油過熱防止装置」という突起が五徳の中央に設置されています。
これは、センサーが鍋底の温度を感知し、250度になったら自動的に消火する装置ですが、この装置が鍋底を押し上げることによって、ガスコンロから鍋類が落下してしまうことがあるのです。
特に小型のフライパンや片手鍋は軽量のものが多く、長くて重い持ち手とのバランスが取りづらいため、注意が必要です。
小型の調理器具を用いた事故が増加している背景には、高齢者の単独世帯が増えたことが挙げられます。
また、コロナ禍で自炊が増えたことで、それまで自炊をあまりしなかった一人暮らし世帯が小型の調理器具を使用する機会が増え、事故につながったことも考えられます。
129件という数字は消費生活に関する相談情報の件数なので、実際にはもっと多くの事故が発生しているはずです。
【小型のフライパンや片手鍋による事故原因】
国民生活センターの報告書には、多くの事例が紹介されています。
ここでいくつか紹介しましょう。
ケース(1) 調理器具の安定性が悪い
内径18cmのフライパンの安定が悪く、ガスコンロに乗せると手前に傾く。
揚げ物をしているときにも傾き、油がかかってやけどを負った。
ケース(2) 取っ手が炎で焼損
調理中の炎がフライパンの取っ手に当たりやすく、取っ手を固定している樹脂部が劣化。
最終的には取っ手が外れ、調理したものが足の上に落ちてやけどを負った。
ケース(3) 取っ手内部のネジが腐食して破損
8年前に購入した片手鍋の取っ手の心棒がサビついて折れ、片手鍋を持ち上げたときに料理がひっくり返って、危うくやけどを負うところだった。
【基本的な事故防止策は? 】
事例を挙げればキリがありません。
では事故を防ぐには、具体的にどのような対策を取れば良いのでしょうか。
(1) 取扱説明書をよく読む
小径のフライパンや片手鍋の中には、調理油過熱防止装置が備わったガスコンロでは使用不可、揚げ物では使用禁止、そのほか調理油の下限量が決められている商品などもあります。
注意表示はきちんと確認しましょう。
(2) 本体に貼付された注意表示も確認する
調理器具本体には、取っ手の焼損、取っ手のネジ等の腐食に関する注意表示もあります。
また、取っ手を水に浸けたまま放置すると、ネジがサビたり取っ手が破損する原因になるので、要注意です。
(3) 五徳のツメの向きや位置に注意して調理器具を載せる
小径の調理器具をガスコンロで使用する際には、調理油過熱防止装置の影響で傾くことがあります。
取っ手を持ちながら、注意して調理しましょう。
(4) ガスコンロの火力に注意する
火力が強いと鍋の取っ手に炎が直接当たりやすくなり、取っ手の樹脂部が焼損する恐れがあります。
(5) 取っ手のネジをチェックする
取っ手の先端部から根元部分まで貫通する長いネジで留められているものは、取っ手内部に水が残ると、ネジが腐食して破損する恐れがあります。
洗った後は十分に水を切りましょう。
また、取っ手を留めているネジが緩んでいたら締め直してください。
【年老いた親の安全を守るために】
危険なのは、ガスコンロにおける事故だけではありません。
火の元が心配だからと、親のためにガスからIHクッキングヒーターに替えた家庭がありました。
同時にIH対応の調理器具を導入しましたが、ある日、鍋が急にガタガタと動き始めたとのこと。
要は、勝手に位置がずれ始めたのです。
急いで火を止めましたが、そのままにしておいたら下に落ちていたかもしれません。
その方は、本体に小さく「中火以上で使わないでください」という注意書きがあったのを見落としていました。
高齢者は、家族が揃えてくれたものはほぼ信じて使いますし、このような注意書きは、まず読みません。
年老いた親だけで暮らすようになると、火事の心配もあって、早めに対策を取る子どもも多いでしょう。
経済産業省が発表した「高齢者に係る製品事故動向」によると、調理中のガスコンロにおける不注意事故は実に2割もの高齢者が経験しており、取扱説明書に関しても「まったく読まない」と答えた高齢者が1割でした。
「これをすれば100%安全」ということはありませんが、取り扱い説明書はよく読み、本体の小さな注意書きも今まで以上に気を配る必要がありそうです。
また、調理器具も小さすぎず大きすぎず、ある程度の大きさと重量があるものを選んでみてください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5078b80a529c27e72c72ec6b7dc178627aa90f7
2022年11月24日18時44分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本は24日、東北新幹線の線路保守作業中の22日未明から行方不明となっていた男性作業員が24日未明に見つかったと明らかにした。
JR東は「本人から家族に連絡があった。発見場所は線路上ではない」と説明。
詳細は明らかにしていない。
JR東によると、22日午前3時25分ごろ、大宮―小山間で男性作業員と連絡が取れないことが判明。
線路内にいる可能性があったため、速度を落として運転するなどした。
東北と上越、北陸新幹線に運休や最大約1時間10分の遅れが出て、約2万3300人に影響した。
JR東は当初、現場で作業をしていたのは6人と説明していたが、7人だったと訂正した。
https://www.sankei.com/article/20221124-RGZXJNXNLFMTJFO2KF26S5KSAE/
(ブログ者コメント)
大勢の乗客に迷惑をかけた一時失踪事件。
大雑把でもいいから理由を明らかにすべきではないだろうか?
今後の他社労務管理に活かせる教訓があるかもしれないので。
2022年11月21日18時10分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
プロ野球日本ハムの新本拠地「エスコンフィールド北海道」(北海道北広島市)のファウルゾーンが狭く、公認野球規則の規定を満たしていない問題は、2025年開幕までに球場を改修する形で決着した。
日本ハムが謝罪したように、規則の確認や相談が不十分だったことなどが根本的な原因だが、今回の問題を契機に、この規則自体がどうあるべきなのか、議論の広がりを見せている。
公認野球規則では、本塁からバックストップ(バックネットなど)までの距離が「60フィート(約18メートル)以上必要」と定められているが、「臨場感のある球場」をテーマに建設された新球場は、約15メートルしかなかった。
3日時点で工事進捗(しんちょく)率は95%を超えており、14日の12球団代表者会議で日本ハムが、2023年、24年のシーズンオフを使って規則に沿うように改修する案を示して、特例での使用が認められた。
そもそも、なぜこのような事態になったのか。
日本ハムは「日米の規則の差に関する確認や相談が不十分だった」と謝罪する。
日本の公認野球規則の基となる米国の「オフィシャル・ベースボール・ルール」では、当該部分の距離は「推奨」と表記され、近年の大リーグ球場では臨場感を重視して60フィートに満たない球場が大半を占める。
日本ハムは新球場の設計を担当した米国大手建設会社から、大リーグでは問題ない旨の説明を受け、「(米国規則の)原文を確認して『推奨』と解釈した」という。
ただ、日本野球機構(NPB)関係者は、「日本の規則はアメリカの規則を全てそのまま翻訳して転用しているわけではなく、規則委員が毎年検討してルールを取り入れている」と、原則を説明する。
「必要」と定められている以上、現在の日本の規則では新球場は基準違反となり、広島が新球場の設計段階でバックネットまでの距離が規則より短かったためNPBに確認したが、許可されず断念した例もある。
一方で、今回の問題でクローズアップされた規則自体について、プロ野球関係者やファンから「このままでいいのか」という声も多く上がる。
・・・
日本ハム以外のプロ球団関係者からも「この規則は内容を吟味されずに放置されていた。今まで指摘されることがなかったが、将来に向かってどうすることが良いのか、本当にこの規則が必要なのかを考えないといけない」「球場もさまざまな個性を生かして来場者に楽しんでもらう時代。ファンの満足感を考えて結論を出すことが、今後のプロ野球につながる」などと声が上がる。
・・・
https://mainichi.jp/articles/20221120/k00/00m/050/236000c
11月14日22時15分にYAHOOニュース(日テレNEWS)からは、米国規則の原文では「recommend」となっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
球場の設計を担当した米国設計会社HKS社から、米国の公認野球規則に準じた造りで、メジャーリーグ(MLB)では問題がないと説明を受け、米国の公認野球規則の原文を確認し、本塁からの距離として記載のある60フィートは“推奨(recommend)”と解釈。
しかし、日本の公認野球規則では60フィート以上を“必要とする”となっているため、今回、日本野球機構(NPB)から指摘がありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeb5652f50c92df800713732bf6b88fdeff1f133
(ブログ者コメント)
この報道に接し、東京五輪聖火台の設計ミスを思い出した。
あれも、五輪規則に「聖火台は全ての観客から見え、外からも見えるようにすべき」とあるのに、建設途中で、その条文を満足していないことが発覚。
結果、その経緯を知らない人の言を借りれば、「聖火台はショボかった」ということになってしまった。
聖火台は付帯設備扱いだったためとか、落選した案には聖火台があったなど、様々な情報はあるが、ちゃんとした説明を目にした記憶はない。
まあ、寄り合い所帯だと責任もウヤムヤになるということか・・・。
2022年11月22日12時9分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時前、須坂市の「米子瀑布群」の駐車場近くで工事中のつり橋が落下し、橋の上で作業していた2人が顔面の骨折や胸の打撲などの重軽傷を負いました。
つり橋は、滝に向かう遊歩道の途中の沢にかかっていて、幅は1メートル、長さは18メートル、高さは3メートルほどです。
つり橋は3年前の台風19号で被害を受け、21日は、ワイヤーに踏み板を取り付けるなど、架け替え工事が行われていたということです。
工事を発注した須坂市によりますと、事故は、橋の支柱とワイヤーをつなぐフック状の金具に無理な力が加わり、のびてしまったことが原因と見られるということです。
「米子瀑布群」は、須坂市の標高1600メートルほどの山の中にある十数か所の滝の総称で、国の名勝に指定されています。
須坂市商業観光課は、「工事業者から情報提供を受け、再発防止に努めたい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20221122/1010024741.html
2022年11月20日11時12分にYAHOOニュース(乗りものニュース;軍事フォトライターの寄稿文?)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【ブロアー車全国配備のきっかけとなった大事故】
2022年11月12日と13日に、静岡県で行われた「第6回緊急消防援助隊全国合同訓練」では、実に多彩な緊急車両が登場したのですが、その中にひときわ目を引く消防車両がありました。
それが「大型ブロアー車」および「特別高度工作車(ブロアー車)」です。
【まるでリモコン戦車!】全国唯一、那覇市消防のみが保有する「ハイパーミストブロアー車」ほか
これらブロアー車は、車体後部に超大型の扇風機を搭載しているのが特徴です。
あまり見かけない消防車両ですが、東京消防庁を始めとして横浜市や川崎市、京都市や大阪市など、大都市を守備範囲とする消防局に配備されています。
ある意味、とても特殊な消防車両といえるブロアー車ですが、なぜ、大都市の消防局だけに配備されているのでしょうか。
その背景には、2005(平成17)年に発生した「JR福知山線脱線事故」の教訓がありました。
2005(平成17)年4月25日午前9時18分頃、兵庫県尼崎市にあるJR福知山線の塚口駅と尼崎駅の区間で、速度超過したJR福知山線がカーブを曲がり切れず、脱線しました。
レールから外れた列車は、線路に隣接していたマンションに激しくぶつかり、乗客と運転手合わせて107名もの死者を出し、562名が負傷するといった大惨事を引き起こします。
尼崎市消防局は、この事故の10年ほど前に発生した阪神淡路大震災の教訓から、迅速な救助活動を実施、さらには異常を感じた近隣住民の多くが救助活動を支援しています。
しかし、現場ではマンションの駐車場などに停めてあった自動車などからガソリン漏れが発生し、気化した可燃性ガスが充満している環境でした。
そのため、押しつぶされた列車に閉じ込められた乗客が二酸化炭素で酸欠に陥ったほか、消防隊員らも溶断用のガスバーナーや火花を散らすエンジンカッターといった救助用の装備が使えず、被災者の救出活動は困難を極めたのです。
【東京ドームを膨らますことも可能な性能とは?】
こうしたJR福知山線脱線事故の教訓から、総務省消防庁によって、東京および一部の政令指定都市の特別高度救助隊に、まず「大型ブロアー車」が、その後、ほかの政令指定都市などに「特別高度工作車(ブロアー車)」が配備されるようになりました。
これらブロアー車ですが、一例によると最大送風能力は1時間あたり21万立方メートルもの送風量を持っているとか。
これがどのくらいの性能かというと、ペチャンコに潰れた東京ドームを5時間で膨らませることができる規模だといわれています。
また、大型ブロアーが発生させる強力な送風力を活かして、閉鎖空間に向けて、外部から強制的に新鮮な空気を送り込むことが可能です。
これにより、閉鎖空間の中に充満した煙や有毒ガス、蒸気、熱気などを排出・換気することができ、前出のJR福知山線脱線事故で起きたような可燃性ガスが充満した場所でも、迅速かつ安全に救助活動を実施できるようになりました。
さらに、この大型ファンは、ホースを接続することで霧状の水を噴霧放水することもできるため、爆発的に延焼する「フラッシュオーバー」と呼ばれる火災現象を抑制することもできます。
その一方で、長く伸びる地下街やトンネル、高層ビルなどでは、いくら巨大なファンだとしても遠くまで風を届けることは困難です。
そこで登場するのが、車両中央に搭載している可搬式の小型ファンです。
まず大型ファンで陽圧換気を行ったあとに、この小型ファンを奥へ設置することで、より広い面積の陽圧換気を行うことができるといいます。
「万が一の事故の際、困難な現場であっても、可能な限り犠牲者を少なくする。一人でも多く助け出す」。
こうした消防士たちの思いが形になったものの1つが、この大型ブロアー車ならびに特別高度工作車だといえるでしょう。
ちなみに、2019年にはこれらブロアー車の進化系ともいえる、自走式大量噴霧放水大型ブロアー車、通称「ハイパーミストブロアー車」というのが沖縄県の那覇市消防局に配備されています。
武若雅哉(軍事フォトライター)
https://news.yahoo.co.jp/articles/08b594184001faaefc2192a560b9baff8fd1651d
(ブログ者コメント)
静岡県で実施された訓練の概要は本ブログでも紹介スミ。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12877/
また、ハイパーミストブロワー車についても2019年に紹介している。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9471/
2022年11月20日7時11分にYAHOOニュース(Merkmal;鉄道ライターの寄稿文)から、下記趣旨の記事が3枚の参考写真付きでネット配信されていた。
【ドアコックによる運行妨害は年数回】
東急の運転士が小田急の運行妨害の疑いで逮捕――。
そんな奇妙な事件が11月9日、報じられて話題となった。
報道によれば、この運行妨害は2022年7月に小田急電鉄の柿生駅で発生した。
当事者である東急電鉄の運転士は通勤中で、当日、遅刻しそうだったため、鉄道車両の外部にあった非常用ドアコック(以下、ドアコック)を使い、出発しそうだった電車のドアを開けて乗車した。
要は、運転士としての経験をうまく使ったわけだ。
結果、乗車できたものの、安全確認のため、電車の出発は5分ほど遅れ、運転士は威力業務妨害の疑いで逮捕された。
ドアコックは、鉄道車両の内外に設置されている。
操作するとドアを閉める空気圧が下がり、手で開けられるようになる。
安全装置として必須のものだ。
とりわけ、車内に設置されたものは、乗客にもわかりやすい形で掲示されている。
鉄道を使う大半の人は、「非常時になったら、ドアコックでドアを開ける」 と知っているだろう。
ただ、そのわかりやすさゆえに、「乗り間違えた」「降り損ねた」などのさまざまな理由で、乗客が勝手にドアを開ける事件が何度も起きているのだ。
全国の新聞過去記事を調べてみると、ドアコックの操作による運行妨害は、年に何度か、必ず報じられている。
かつては、「犯人」は見つからないことが多かったものの、近年は防犯カメラなどが整備されたためか、逮捕されることが多い。
報道では、「威力業務妨害の疑い」で逮捕されたものが多いが、このほかにも鉄道営業法違反、新幹線の場合は新幹線特例法違反などのさまざまな刑事罰に加えて、損害賠償を請求される可能性もある。
つまり、 「個人的理由でドアコックを操作する = 犯罪」 という考えは広く知られているが、それでも手を染める者は後を絶えないのだ。
【ドアコックが登場した理由】
2019年には、走行中の山陽新幹線で酒に酔った男が2度にわたってドアコックのふたを開け、列車を緊急停車させたとして逮捕されている。
また、新幹線では乗車後に乗り間違いに気づき、ドアコックを使って運行を妨害しただけでなく、転落死したり、大けがをしたりする事件も起きている。
そのため、新幹線車両では近年、列車が時速5km以上になるとドアコックをロックする機能を追加している。
こうした不用意な使用が絶えない背景には、ドアコックが安全装置、すなわち、手動で扉が開き、問題なく列車を乗り降りできるという 「素朴な思い込み」 があるようだ。
ドアコックは、1951(昭和26)年4月に神奈川県横浜市で発生した桜木町電車事故を契機として義務化された。
車両火災で多くの死傷者が出たこの事故では、ドアコックの表示が行われていなかったことが被害を拡大した原因のひとつとされた。
そのため、この事故以降、座席下のドアコック周りには赤ペンキが塗られ、「非常の時にはこのコックを開いて扉を手で開けてください」と表示されるようになった。
また、すべての車両に設置が義務化された。
ところが、1962年5月に発生した三河島事故では、脱線した貨物列車に衝突した電車から多数の乗客がドアコックを使って脱出。
線路を歩いて避難しようとしていたところに、事故を知らない後続の列車が進入し、大惨事となった。
この事例が示すように、ドアコックは万が一の時に欠かせない安全装置であるものの、決して万全なものではない。
これが改めて示されたのは、2021年10月に京王線で発生した、「ジョーカー」(米人気漫画『バットマン』の悪役)の衣装を着た男が車内に放火し、乗客を襲った京王線刺傷事件だった。
この事件では、乗客がドアコックを操作したことで、加速できなくなった車両が国領駅(東京都調布市)の所定位置から2mずれて停車。
国領駅にはホームドアが設置されているため、ドアを利用できず、多くの乗客が窓から脱出することになった。
線路側にあるホームドアの非常開閉ボタンも使用できなかった。
【国交省がガイドライン化】
この事件を受けて、国土交通省は2021年12月、鉄道会社に対して、新規に導入する車両に防犯カメラの設置を義務づけるとともに、非常通報装置やドアコックなどの操作方法について、ピクトグラム表示を共通化する方針を示している。
京王線の事件では、結果的に脱出が困難になったことから、これらの導入と並行して、ドアコックの是非や使用方法に関する議論も盛り上がった。
しかし現時点では、脱出時や、脱出後にさらなる事故を生む懸念はあるものの、必要な設備であることは一致している。
そこで、国土交通省が2022年6月、「車内用非常用設備等の表示に関するガイドライン」を発表し、各鉄道会社はこれに基づいた表示を実施している。
このガイドラインに基づく表示では、日英2か国語で、使用方法と危険性が記されている。
いざというとき、ドアコックは当然使われるべきものだが、それでみだりに車外から出るのは危険である。
また、車両から地面までの高さにも注意が必要だ。
改めて、ドアコックの適切な使い方が周知されなければならない。
最後に繰り返したい。
「個人的理由でドアコックを操作する = 犯罪」 である。
皆さん忘れないように。
弘中新一(鉄道ライター)
https://news.yahoo.co.jp/articles/30fa47873ae1a95c8887b9f38abc6e1e038c06c6
ちょっと前、11月9日17時50分にテレビ朝日からは、遅延証明書目的だった可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年7月、小田急電鉄柿生駅で始発電車の出発が5分ほど遅れるトラブルがありました。
その理由は、なんと、出発しようとしていた電車のドアを乗客が外から無理やり開けたことでした。
果たして、そんなことができるのでしょうか。
鉄道ジャーナリスト・梅原淳さん:
「一般的に電車には、車両の外側からでも緊急時などに備えて扉を開けられるように、非常用のドアコックというのが設けられている。
こちらを操作すると、普段は自動で閉まっている扉が手で開けられるようになります」
乗客がなぜ、そんな知識を持っていたのか…。
実は、ドアを開けた乗客は東急電鉄の運転士で、勤務のために小田急電鉄を利用。
遅刻しそうだったため、運転士としての知識を使い、車体の外にある非常用装置を操作してドアを開け、車内に乗り込んだとみられています。
次の電車に乗れば済むのに、なぜ、こじ開けてまで乗ったのでしょうか。
鉄道の専門家は、ある可能性を指摘します。
鉄道ジャーナリスト・梅原淳さん:
「例えば、『電車が遅れました』という理由だと遅延証明書が出ますし、遅刻の言い訳にはなるのかなと思います。そういうことを考えたのかもしれない」
警察は8日、東急電鉄の運転士・保田容疑者(男性、43歳)を威力業務妨害の疑いで逮捕しました。
保田容疑者:
「やったことは間違いないが、妨害したつもりはない」
と容疑を一部、否認しています。
威力業務妨害罪は3年以下の懲役、または50万円の罰金が科せられます。
大澤孝征弁護士:
「そう軽い罪ではない。
『列車を妨害するつもりはなかった』と言っても、それは通用しない話。
5分間遅れるということは、かなり、場合によっては大きな影響を及ぼすことがある。
乗車している人にとっては、そのこと自体が大きな問題になることもあり得る」
被害を受けた小田急電鉄は、取材に対して「極めて遺憾、お客様の安全に関わるので、このような危険な行為はやめてほしい」とコメント。
一方、東急電鉄の担当者は「今後の警察の捜査に全面的に協力して参ります」と答えました。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000275095.html
(ブログ者コメント)
〇1951年の桜木町電車事故は、以下のようなものだった。
(失敗知識データベースより引用)
京浜東北線桜木町駅で、垂れた架線にモハ63が接触、ショートしたことから火災が発生し、逃げ場を失った乗客106名が焼死、92名が重軽傷という大惨事を起こした。
架線工事のミスが火災発生の直接の原因であったが、 多くの死傷者が出たのは、運転士が事故発生と同時にパンタグラフを下ろしてしまったため、自動扉が開かず、また窓が中段の開かない3段窓で乗客が脱出できなかったためである。
http://www.shippai.org/fkd/cf/CA0000603.html
〇外から操作できるコックがあるとは知らなかった。
テレビ朝日のイラストで画像をボカしてある、あの辺にあるのかもしれない。
2022年11月20日6時2分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【無添加だから安全?手作りだから安心?】
各地でクラフトフェア、マルシェなどが盛んに開かれるようになりました。
ずらりと並ぶクラフトのなかでも、人気なのがせっけんやアロマなど、「手作り」の商品です。
香りが加えられていたり、天然成分、無添加などをうたい、「化学成分がないから肌にやさしい」といったキャッチフレーズが添えられたりしています。
手作りだし、環境にもよさそうと思ってしまいがちですが、実は、その多くが法律に違反し、使用には健康被害のリスクが潜んでいるということです。
【せっけんに関する法律はいろいろ】
せっけんは用途によって、2つの法律で製造・販売のルールが定められています。
顔や体に使うことを前提にしたせっけんは「化粧せっけん」に分類され、医薬品、医薬部外品、化粧品などついて、安全性と体への有効性を確保するための法律「薬機法」の対象になります。
さらに、肌の殺菌・消毒を目的にしたものと肌荒れの防止を目的にした「薬用せっけん」は、医薬部外品として、製品ごとの製造承認や決められた成分基準に準拠する義務があります。
【個人でのせっけん製造・販売は難しい】
「化粧せっけん」「薬用せっけん」のいずれも、許可を取っていなければ浴用にも洗顔用にも使えず、無許可で「お肌がしっとりする」「肌あれが治まる」などの効能を表示したり、効能があるかのような印象を与えることも法律で禁止されています。
基準を満たした製造施設、有資格者の確保など、製造許可にはさまざまなハードルがあり、OEM(相手先ブランド製造)でない限り、個人が販売目的で「顔・体を洗うことが目的のせっけん」を作ることは現実的ではありません。
【雑貨扱いにしても重い製造者責任が】
せっけんを「雑貨」として販売することで、上記の規制をかいくぐろうとする販売者もいますが、雑貨としての石鹸は「台所用」「洗濯用」に用途が限られ、「家庭用品品質表示法」で表示義務が定められています。
具体的には、それぞれのせっけんに成分(脂肪酸ナトリウム等を含む界面活性剤含有率)を計測し、表示しなければなりません。
また、肌質の改善などを示唆する表現も法律違反です。
さらに、せっけんによって健康被害などのトラブルが起きた場合の責任の所在も明記する義務があります。
この場合、「購入者が勝手に浴用や洗顔に使った」といっても、トラブルの責任を回避できるわけではありません。
【手作りせっけんは環境にも悪い】
業界団体「日本石鹸洗剤工業会」はHPで、こうした法律の遵守を呼び掛け、自分で作って楽しむ以外は、たとえ「友人にあげたりすることも、トラブルを避けるためにやめたほうがいいでしょう」とアドバイスしています。
さらに手作りせっけんは、環境によくないというデータも公開しています。
1994年、環境庁の実験で、一般的な手作りせっけんと市販のせっけんのBOD値(生物化学的酸素要求量。水の汚れの指標)を比べたところ、手作りせっけんは不純物が多いため、市販のせっけんより2倍近く水を汚すことが分かったということです。
【販売者の資格、商品の成分を確認して購入を】
2000年代、福岡県内のメーカーが販売したせっけんにより、使った人が激しいアレルギー反応を起こす事故がありました。
体に直接触れるせっけんは、許可を得たメーカーが製造しても、一歩間違うと大きな健康被害につながるリスクを理解し、他人への譲渡については慎重に判断しましょう。
また、クラフトフェアやマルシェで手作りせっけんを見つけても、購入については、法律を守り許可を得ているか、健康被害が起きた際に責任が取れそうな相手かなど、販売者の確認が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/36e12c352e1ada403a8bf19c1cd408ba03d3e280
(ブログ者コメント)
手作り石鹸といえば、廃油から作るので環境に優しいというイメージを持っていたが、それがこの記事で覆された。
記事中にある「日本石鹸洗剤工業会」からの呼びかけは下記。
https://jsda.org/w/01_katud/information_ca265.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。