2019年10月30日19時16分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪(伊丹)空港の全日本空輸の保安検査場で17日、係員が乗客の手荷物内のカッターナイフを見逃し、搭乗エリアに通していたことが30日、同社への取材でわかった。
全日空は9月にも同空港で乗客の手荷物から刃物を見逃すミスをしており、国土交通省が国内の航空会社などに対し、対応手順の確認や検査の徹底を指示していた。
全日空によると、17日に保安検査を終えた乗客から「かばんにカッターナイフが入っている」と搭乗口の係員に申告があった。
同社は乗客を改めて検査し、カッターナイフを処分。
そのほかに持ち込み制限物がないことを確認し、搭乗させた。
委託先の警備会社の職員がX線装置で乗客のかばんの中身を検査したが、発見できずに通したという。
検査機器に異常はなかった。
再検査のため計8便、最大29分の遅れが発生し、約1150人に影響した。
全日空は9月26日に伊丹空港で乗客の手荷物にある折りたたみ式ナイフを見逃す保安ミスがあった。
複数の係員でチェックすることなど再発防止を進めていた。
同社は「申し訳ない。関係各所と連携を深め安全管理に万全を期す」としている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51593670Q9A031C1AC8Z00/
10月30日19時47分に時事ドットコムからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
全日空によると、17日午前8時55分ごろ、新潟行きの便の搭乗客が保安検査後の出発エリアで、「カッターナイフを手荷物に誤って入れて持ってきてしまった」と同社職員に申告。
刃の長さは6.5センチで、職員が処分した。
検査場の係員は「エックス線検査装置に反応がなく検出できなかった」と説明しているという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019103001248&g=soc
(ブログ者コメント)
9月の見逃しトラブルは、本ブログでも紹介スミ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。