2017年12月29日19時42分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後0時50分ごろ、鹿児島県霧島市の鹿児島空港で、点検のため地上を移動中の航空機が傾き、日本エアコミューター(JAC、霧島市)の整備士、Kさん(男性、31歳)が左の主翼と地面に体を挟まれた。
Kさんは頭などを強く打って病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
警察やJACなどによると、機体は第10管区海上保安本部(鹿児島市)鹿児島航空基地所属のプロペラ機サーブ340(全長約20m、両翼幅約23m)で、JACが定期検査を受託していた。
当時は、けん引車で格納庫に入れるため後退中で、約10人が作業に当たっていた。
Kさんは誘導や監視を担当していた。
左翼側の車輪が格納されたような状態になっており、機体が傾いた原因との関連を調べている。
JACの作業に問題がなかったかなども確認していく。
事故による空港滑走路の閉鎖などはなく、運航に影響はなかった。
出典
『鹿児島空港 点検航空機に挟まれ、整備士死亡』
https://mainichi.jp/articles/20171230/k00/00m/040/064000c
12月29日18時24分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、左主翼の車輪が何らかの原因で機体に格納されたことで機体が傾いたとみて調べている。
航空機は、領海警備や海難救助などに使用している。
年1度の定期点検のために、10月から来年2月の予定でJACに預けていた。
出典
『鹿児島空港で男性整備士が主翼の下敷きになり死亡』
http://www.sankei.com/west/news/171229/wst1712290026-n1.html
(2019年8月7日 修正1 ;追記)
2019年8月5日19時33分にFNN PRIME(鹿児島テレビ)から、整備士が書類送検されたが不起訴になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島空港でおととし12月、けん引中の航空機が傾き、作業をしていた男性が翼と地面に挟まれて死亡した事故で、鹿児島地方検察庁は、業務上過失致死の疑いで書類送検されていた3人の男性整備士を不起訴処分とした。
この事故はおととし12月、鹿児島空港でけん引中だった10管本部の航空機が傾き、近くで作業をしていた日本エアコミューターの整備士、Kさん(当時31)が左の翼と地面の間に挟まれて死亡したもの。
この航空機は、10管本部が日本エアコミューターに整備を委託していたもので、機体をバックさせた際、左側の車輪が格納され、機体が傾いたという。
当時、Kさんを含めた9人の整備士が作業中で、警察は今年3月、このうち3人の整備士を業務上過失致死の疑いで書類送検したが、鹿児島地検は先月31日付けで、3人全員を不起訴処分とした。
鹿児島地検は、不起訴処分の理由を明らかにしていない。
日本エアコミューターは、「このような事故が二度と起こらないよう、引き続き作業手順の確認など、再発防止に努めていく」とコメントしている。
https://www.fnn.jp/posts/2019080500000008KTS/201908051933_KTS_KTS
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。