2017年12月30日9時32分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後3時55分頃、愛知県刈谷市東境町のマンホール内(深さ2.35m)で、清掃作業員の男性が倒れていると、同僚から119番があった。
駆けつけた消防隊員が男性を救助したが、間もなく死亡が確認された。
現場では硫化水素が検知され、警察は死亡との因果関係を調べている。
発表によると、亡くなったのは同県豊明市の会社員Iさん(男性、41歳)。
警察や市によると、この日、「マンホールから水があふれている」との通報を受け、市職員とIさんら作業員3人の計4人が現場に向かった。
下水道管の詰まりが原因とわかり、Iさんが清掃作業のために内部を写真撮影しようと、マンホールから下水道管に入ったという。
1分後に市職員が声をかけても返事がなかったため、マンホールをのぞいたところ、ぐったりとしているIさんを見つけた。
下水道管から強い異臭がしたため、消防隊員が調べたところ、硫化水素が検知されたという。
出典
『マンホール内で作業員死亡、硫化水素を検知』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171230-OYT1T50006.html
2017年12月29日21時45分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市職員の男性も気分が悪いと訴え、病院に搬送された。
中を確認しようと1人でマンホールに入ったIさんが出てこないため、捜していた市職員が下水道内でうずくまっているのを発見した。
内部には腐卵臭のような臭いがしていたといい、警察が原因を調べている。
出典
『作業員死亡 下水道清掃の41歳男性 愛知・刈谷』
https://mainichi.jp/articles/20171230/k00/00m/040/108000c
12月29日21時30分にNHK東海からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市の職員は自力で外に出て、意識はあり、命に別状はないという。
現場は伊勢湾岸自動車道の刈谷ハイウェイオアシスの近くで、警察によると、マンホールの中で硫化水素が検知されたという。
出典
『下水管内で作業していた男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20171229/4027271.html
12月31日11時14分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警刈谷署は30日、亡くなった会社員男性(41)の死因は硫化水素中毒の可能性が高いと発表した。
一方、作業を委託した刈谷市が事前の硫化水素濃度測定を業者側に指導していなかったことも判明。
男性は測定せずマンホールに入ったとみられ、同市は「再発防止に努めたい」としている。
市によると、「マンホールから水があふれている」との通報を受け、29日午後3時30分頃、市職員1人と作業員3人の計4人が現場に到着。
交通誘導などで市職員ら3人が現場を離れている間に、男性が下水道管内の写真を撮影しようと、1人で別のマンホールから入ったといい、数分後に現場に戻った作業員が、男性がマンホール内で倒れているのを見つけた。
救急隊員が内部の硫化水素濃度を測ると、致死濃度の700ppmを大幅に上回る10000ppmに達していたという。
出典
『マンホール作業員死亡、硫化水素測定を指導せず』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171231-OYT1T50018.html
12月31日10時0分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、Iさんは清掃作業の準備のため1人で深さ2.4mの下水道内に入り、写真撮影などをしていて、急に倒れた。
市によると、マンホール内を測定したところ、人体への許容濃度(10ppm)の約1000倍の硫化水素が検出された。
市が当時、現場にいた同僚の作業員2人と市職員に聞き取ったところ、ガス検知器は作業車内にあり、Iさんは検知器を持たずにマンホールに入ったことが分かった。
市は30日、マンホールでの作業前に義務づけられている硫化水素の濃度測定が行われていなかったとみられると発表した。
出典
『硫化水素の測定、清掃前に行わず 刈谷で作業員死亡』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017123190095338.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。