2019年4月14日に掲載した第2報がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正5として掲載します。
第2報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9538/
(2020年4月4日 修正5 ;追記)
2020年3月26日12時3分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、新潟県の佐渡沖でジェット高速船がくじらの可能性がある物体に衝突し、乗客100人余りがけがをした事故で、運輸安全委員会は報告書をまとめました。
報告書によりますと、船長が衝突した物体を目で確認して、回避する操作を始めたときの船からの距離はおよそ30メートルで、衝突の1.4秒前だったと推定されるということです。
その上で、物体が海の中にあったため船長は近づくまで確認できず、この距離では事故を避けるのは難しかったと考えられると結論づけました。
この事故では、38人が腰の骨を折る大けがをしましたが、物体が衝突した場所が船の後部の「水中翼」で、船尾が海面に打ち付けられたため乗客が強い衝撃を受け、多くの人の大けがにつながったとみられるとしています。
このため、運輸安全委員会は、衝突事故が起きても乗客のけがを減らせる対策が必要だとして、国土交通省に勧告を行い、ジェット高速船の所有者に船の座席を衝撃を吸収しやすいシートにするなどの対策を指導するよう求めました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20200326/1030011657.html
3月26日10時0分に日本経済新聞からは、高齢者には客室前方に座ってもらう配慮が必要など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故では、後ろ側の翼に物体がぶつかって船尾が海面にたたき付けられた衝撃で、後方座席の乗客を中心に腰の骨折38人など、けが人は計109人に上った。
報告書によると、現場付近ではクジラの目撃が3~5月に多く、同社はハザードマップの作成や減速して航行する区間を設定。
クジラが嫌がる音を出す装置を搭載し、事故当時も使っていたが、防げなかった。
安全委は、ジェットフォイルでは、前方に比べ後ろ側の翼に物体がぶつかった場合により衝撃が強くなるとして、十分な衝撃吸収機能がある座席、クッションの配備や、高齢者には客室前方に座ってもらう配慮が必要だと指摘。
国土交通相にも対策の徹底を勧告した。
https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&ng=DGXMZO57242780W0A320C2CE0000&scode=9176
3月26日10時16分に時事ドットコムからは、改良型クッションなら衝撃を2割ほど軽減できるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
客室は1、2階にあり、後方に座っていた乗客が重傷を負うケースが多かった。
運輸安全委は、衝突の弾みで船体後部が持ち上げられた後、海面にぶつかったことで大きな衝撃を受けたとみている。
座席のクッションが改良型なら、衝撃は2割程度軽減されると指摘。
衝撃を吸収する座席やクッションの導入について、再発防止策として事業者に指導するよう、国土交通相に勧告した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032600391&g=soc
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の4コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。