2020年3月26日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後2時半ごろ、秋田県能代市字大森山の東北電力能代火力発電所2号機のボイラー建屋5階にある燃焼装置の付近から白煙が出ているのを作業員が見つけ、消火器などで消し止めた。
けが人はいなかった。
能代署が出火原因などを調べている。
東北電力秋田支店によると、燃焼装置はタービンを回すための蒸気を発生させるもので、粉末化した石炭を燃料としている。
装置周辺に残っていた石炭の粉末を清掃しようとした作業員が煙に気付き、中央制御室を通じて119番した。
消火する際には、火も見えたという。
発電所は煙を確認した時点で2号機を非常停止。
きょう27日以降、安全を確認した上で再稼働する。
1、3号機は通常通り運転しており、電力の供給に影響はない。
現場には消防車両11台が出動したが、消防隊は放水せず、通報から約20分後に鎮火を確認した。
https://www.sakigake.jp/news/article/20200326AK0027/
3月26日21時20分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東北電力によりますと、26日午後2時半ごろ、能代市にある運転中の能代火力発電所2号機で、ボイラーの近くにある燃焼装置の付近から煙があがっているのを関連会社の作業員が発見しました。
このため2号機は手動で非常停止し、その後、発電所の職員が消火にあたり、火は20分ほどで消し止められました。
燃焼装置の外側には粉状の石炭が付着していたということで、東北電力や消防などが火災の原因を調べています。
能代火力発電所2号機は出力が60万キロワットで、平成6年に運転を始めています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20200326/6010006523.html
4月1日9時12分に秋田魁新報からは、粉状の石炭によって配管とダクトに穴が開いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北電力は31日、能代火力発電所2号機(能代市字大森山、出力60万キロワット)で燃焼装置の一部を焼いた26日の火災について、装置の内部が粉状の石炭で摩耗して穴が開き、高温の空気ダクトに石炭が流れ込んだのが原因と発表した。
補修作業を終え、1日未明までに運転を再開する見通し。
東北電力秋田支店によると、燃焼装置は、高温にした空気ダクトの中にある金属製の配管を通じて粉状の石炭と空気をボイラーに送り込む仕組み。
配管1本と空気ダクトの計2カ所に穴が開き、焼損した跡を確認した。
他の燃焼装置35台も点検し、摩耗していたり、小さい穴が開いたりしていた4カ所を補修したとしている。
https://www.sakigake.jp/news/article/20200401AK0009/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。