2020年3月28日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北電力は27日、女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の原子炉建屋1階で作業していた協力会社の50代の男性作業員が、体内に微量の放射性物質を取り込み、内部被ばくしたと発表した。
東北電が保有する女川原発と東通原発(青森県東通村)で内部被ばくが発生したのは初めて。
内部被ばく量は0.05ミリシーベルト。
東北電の担当者は、「自然界から受ける年間の線量に比べて極めて低く、身体に影響を与えるものではない」と説明している。
東北電によると、作業員は26日午前9時45分ごろ~11時20分ごろ、布で金属製の弁の汚れを落とす作業に従事。
終了後の体表面の検査で口元の汚染が確認され、27日の測定で体内への取り込みが判明した。
作業員は専用の服やゴム手袋、長靴、ヘルメットを着けていた。
弁は通常、原子炉の水を採取する配管に設置されているが、作業時は飛散防止のためビニール袋に入れていたという。
東北電の担当者は、「地域の方々にご心配とご迷惑をお掛けした。原因を究明し、安全性向上と再発防止に取り組む」と謝罪した。
女川2号機は2月、原子力規制委員会の新規制基準適合性審査に正式合格した。
東北電は、安全対策工事を終える2020年度以降の再稼働を目指している。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200328_13003.html
3月27日17時37分に時事ドットコムからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は26日午前9時45分ごろから約1時間半、分解された弁を磨く作業などを担当。
管理区域を出る際、口元に汚染が確認され、その後の検査で内部被ばくが判明した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032701046&g=soc
3月27日19時49分にFNN PRIME(仙台放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
体内に取り込んだのは「コバルト60」という放射性物質だという。
https://www.fnn.jp/posts/2020032700000007OX
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。