







2020年3月24日5時0分に神奈川新聞から下記趣旨の記事が、写真と地図付きでネット配信されていた。
横浜・みなとみらい21(MM21)地区の運河に横浜市が建設している歩行者デッキ「女神橋」の高さが低く架設され、これまで航行していた船舶が通れなくなっていることが、23日分かった。
本格的な行楽シーズンを前に観光船が営業できない事態に直面。
一般のプレジャーボートの安全航行にも支障が生じる恐れがあるが、発注元の市は、設計に問題はなかったとの立場を示している。
女神橋は、横浜港の臨港パークとカップヌードルミュージアムパーク(新港パーク)を海沿いで結ぶ歩行者デッキ。
延長は約75メートル、幅員は6・8メートルで、今年7月の完成を予定している。
計画時の事業費は4億円で、国と市が負担する。
市によると、女神橋の水面からの桁下高は、運河の約100メートル上流に架かる「国際橋」を基準に設計。
同橋橋桁に記された「桁下高3・5メートル」との表示や、市の港湾計画や海図を根拠に、女神橋の桁下高を3・5メートルとして発注した。
架設した今月18日、横浜港内の周遊クルーズなどを手掛ける観光船の運航会社が「女神橋をくぐれない」と市に連絡。
翌19日に市が調べたところ、女神橋の桁下高は、ほぼ設計通りの約3・6メートルだったが、基準とした国際橋は実際には約4・2メートルで、女神橋が約60センチ低かったことが分かった。
市港湾局の成田政策調整課長は、国際橋を実測しないまま発注したことを認めた上で、「女神橋の桁下高を3・5メートルとした設計の考え方に問題はなかった。高さ3・5メートルよりも大きな観光船が通航していることは把握していなかった」と説明。
「現状では架け替えは考えておらず、運航会社とは、今後、個別に協議する」とした。
【桜クルーズ、急きょ運休】
横浜・みなとみらい21(MM21)地区の運河に架設された女神橋を観光船が通過できずに急きょ運休するなど、横浜港で混乱が生じている。
花見のシーズンを迎えたこの時季は、例年、桜の名所として知られる大岡川の遊覧や夜景を眺める周遊クルーズでにぎわうだけに、影響は深刻だ。
新型コロナウイルスの感染拡大で影響が生じる中での新たな問題に、運航会社からは悲鳴が上がる。
MM21地区の運河内を拠点とする観光船は、好天に恵まれた3連休中の21日午後に予定していた桜ミニクルーズの運航を見合わせた。
女神橋をくぐれず、横浜港に出られなかったためだ。
担当者は、「(新型コロナウイルスの感染拡大による)運航自粛から再開した当日の18日に、女神橋で航路を突然ふさがれてしまった。今後どうしたらいいのか」とつぶやいた。
別の関係者は、「(女神橋の架設による)影響がこのまま1年間続けば、年間で半分ほどの便が運航できなくなる。被害は甚大で、市は早急に対応してほしい」と語気を強めた。
新型コロナウイルスの集団感染による風評被害で運休が続いている屋形船の関係者は、「実際にくぐれるかは運航してみないと分からないが、横浜港のにぎわいに水を差す新たな障害になりかねない」と不安を訴えた。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-307366.html
4月1日12時10分に神奈川新聞からは、市はかさ上げ工事を行うという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜・みなとみらい21(MM21)地区の運河に横浜市が建設中の歩行者デッキ「女神橋」が低く架設され、船舶が通航できなくなっている問題で、市が橋のかさ上げ工事を追加発注したことが31日、分かった。
市は橋の計画自体に問題はなかったとの立場をとっており、「将来の観光の発展に向けて対応を図った」と説明。
追加工事の費用は不明といい、開通時期は当初の7月から大幅に遅れる見通しだ。
市によると、女神橋のかさ上げ工事は30日から4月上旬にかけて、ジャッキアップで全体を約60センチ高くする。
同橋は満潮時の水面からの桁下高約3・5メートルの計画で架設されており、かさ上げ後は約100メートル上流に架かる「国際橋」の中央部の桁下高約4・2メートルと同じ高さとなり、船舶が通航できる予定だ。
市は、基準とした国際橋の桁下高を実測しないまま発注し、従来は通航していた観光船などが通れない事態が生じている。
市港湾局の成田政策調整課長は、「計画時の調査や設計は、その時点でできることをしたので問題ない」とした上で、かさ上げについては「(横浜港の)内水面はMM21地区の観光にとって非常に重要。観光船や屋形船などでにぎわいが高まる中、(船舶が通航できないことで)将来に向けて可能性をなくすのはわれわれとしては本意ではない」と釈明した。
追加発注は局内の会議を経て中野局長が判断したという。
当初計画での事業費は4億円で、国費と市債それぞれ1億7500万円、市の一般財源から5千万円を投じる予定だったが、追加工事を含めた総事業費について、市は「算定できない」としている。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-316010.html
(ブログ者コメント)
橋桁から水面まで3.5mで設計した橋の場合、橋桁に「通行可能3.5m以下」といった表示はしない。
そこには、当然、マージンを見込むはず。
女神橋の設計担当者や上司などは、なぜ、そこに気付かなかったのだろうか?
ベテランの退職で経験少ない新人が担当した・・・?とは、一つの可能性だ。
責任を問われるのを避けるためか、市は原因追及に及び腰のように感じられるが、こんなことでは、また同じようなトラブルが起きるかもしれない。
これが市役所と同等規模の民間企業であれば、徹底的に原因を分析し、再発防止に努めると思うのだが・・・。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。