2016年12月3日10時40分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月3日21時14分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県高山市のトンネル工事現場で、3日未明、岩盤を取り除く作業中、作業員1人が崩れてきた岩の下敷きになり、死亡した。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に、捜査を進める方針。
事故があったのは、高山市一之宮町の宮峠トンネルの工事現場。
警察によると、3日午前3時半ごろ、入り口から約200m掘り進んだ地点で、作業員5人がダイナマイトで岩盤を発破したあと、岩を取り除こうとしたところ、岩盤の一部が崩れ、高山市の会社員Yさん(男性、34歳)が下敷きになった。
Yさんは病院に運ばれたが、頭部損傷などで、約1時間後に死亡が確認されたという。
他の4人にけがはなかった。
宮峠トンネルは、急カーブ・急こう配が多い国道を回避する幹線道路として整備中の石浦バイパスにあり、全長約1.9km、高さ約7m、幅約11m。
今年6月から掘削工事が始まり、2020年度に開通予定だった。
警察は、安全対策は適切に行われていたかなど、業務上過失致死の疑いも視野に捜査を進める方針。
出典
『トンネル工事で落盤、1人死亡 高山市』
http://www.news24.jp/articles/2016/12/03/07348121.html
『トンネル掘削工事 落石で作業員死亡…岐阜・高山』
http://mainichi.jp/articles/20161204/k00/00m/040/058000c
(2017年1月14日 修正1 ;追記)
2016年12月4日付の岐阜新聞紙面に、事故時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。(この情報のほうが正確なような感じがしたため、タイトルも若干変更した)
崩落した岩は直径2mほどとみられる。
当時、Yさんは、ほかの作業員と5人でダイナマイトによる発破で崩れなかった岩を機械で取り除く作業をしていた。
機械で取り除いた後の状況を確認していたところ、岩盤が崩落したという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。