2016年12月2日付で神戸新聞から、下記趣旨の記事が現場状況等の写真付きでネット配信されていた。
駅ホームからの転落事故が後を絶たない中、JR西日本は、2日、酔客の蛇行などを自動検知する「遠隔セキュリティカメラ」を、三ノ宮駅(神戸市中央区)のホームとコンコースに導入した。
検知し、危険と判断すれば、駅係員が現地へ向かい対応する。
京橋、新今宮(いずれも大阪市)に続き3駅目で、兵庫県内では初めて。
国交省によると、ホームから転落し列車に接触するか、ホーム上で接触する事故は、2014年度、全国で227件(自殺を除く)あり、うち6割強の142件を酔客が占める。
同社は、ホームでの事故防止やテロへの警戒を目的に、昨年8月に京橋駅、今年5月には新今宮駅に同カメラを設置した。
カメラは、
▽著しい蛇行
▽ホーム端からの線路内侵入
▽長時間の座り込み
▽不審物の置き去り
▽うろつき
などを画像解析装置で自動的に検知し、センターの担当係員に知らせる。
係員が危険と判断すれば、駅に連絡し、現地対応を依頼する。
同カメラでの検知件数は、1駅当たり1日平均200~250回あり、うち現地対応に至るのは2~3日に1回程度という。
来春には、西明石、天王寺、鶴橋の3駅にも導入を予定している。
三ノ宮駅では、この日、上下線ホームやコンコースで、同カメラ計54台の運用を始めた。
防犯カメラに新たな機能を加えたもので、カメラ側面に「作動中」のシールを貼っている。
JR西は、「今後も、ホーム柵やカメラなどのハード対策と、利用客への啓発活動を含むソフト対策の両面から、ホームの安全性向上に努めたい」としている。
同社はホーム柵の設置も進めており、在来線では六甲道駅(上りホーム)など5駅に整備済み。
三ノ宮、神戸、明石、西明石、姫路の県内5駅を含む15駅にも設ける方針を明らかにしている。
出典
『転落防げ!JR三ノ宮駅に‘千鳥足発見‘カメラ』
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201612/0009717131.shtml
(ブログ者コメント)
蛇行する人を捉えた映像写真では、フラフラしている軌跡が黄色い線で表示されている。
説明用かもしれないが・・・。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。