12月2日23時47分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後8時45分ごろ、大阪府摂津市のD社製作所で、「塩酸タンクから白煙が上がり、水をかけたら気分が悪くなった」と119番があった。
消防などによると、取引先である物流会社の19~42歳の男性社員6人が気分の不良を訴えて病院に搬送されたが、いずれも軽症という。
警察などが、事故原因を調べている。
D社などによると、同社はフッ素化学製品も製造しており、塩酸はその製造過程で生じたもの。
タンクの配管から約300ℓが漏れ出し、気化して白い煙が発生したとみられる。
近くにいた6人がみつけ、広がるのを防ぐため水をかけて薄めていたという。
出典
『D社製作所で塩酸漏れ 6人搬送、軽症』
http://www.sankei.com/west/news/161202/wst1612020089-n1.html
12月3日0時12分にNHK関西NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日夜9時前、大阪・摂津市にあるD社の製作所から、「塩酸の水溶液が漏れた」と消防に通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、敷地内のタンクの配管から35%の濃度の塩酸の水溶液が漏れていて、薄めるための水が自動的に噴射された際に、近くを通りかかった19歳から42歳の作業員の男性6人が気化した塩酸を吸い込んで「気分が悪い」と訴え、病院に搬送された。
製作所の担当部長は、「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。今後、原因を調べて再発防止に努めていきたい」と話している。
出典
『工場で塩酸漏れ 6人搬送』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161203/4935711.html
(ブログ者コメント)
塩酸蒸気を吸ってしまった6人だが、「水をかけて薄めていた」のと「近くを通りかかった」のとでは、意味合いが全く違う。
おそらくは後者だとは思うが、前者であれば複数の問題がある。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。