







2021年10月4日13時30分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米沿岸警備隊は2日、カリフォルニア州ニューポートビーチ沖で原油の流出が起きたと発表した。
沿岸自治体によると、3日時点で海上には約12万6千ガロン(約48万リットル)の原油が流出しており、沿岸警備隊や地元自治体が対応を急いでいる。
米メディアによると、原油の流出は、ニューポートビーチ沖の海上にある原油掘削設備のパイプラインが破裂して起きた。
原油は沿岸部に流れ着いており、死んだ魚や鳥が打ち上げられているという。
人体への影響の懸念から、自治体は住民に海岸に立ち入らないよう呼びかけている。
沿岸部には湿地帯もあり、生態系への影響も懸念されている。
現場付近では、2015年にも同州サンタバーバラで原油パイプラインが破損し、約14万ガロンの原油が流出する事故が起きており、沿岸の海岸の閉鎖や鳥や哺乳類が死ぬなどの被害があった。
https://www.asahi.com/articles/ASPB43Q1FPB4UHBI005.html
10月5日11時24分にロイターからは、付近には港に入港できずにいるコンテナ船が多数待機していた、イカリがパイプラインにぶつかった可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の沖合で大量の原油が海に流出した問題で、当局は船のいかりが沖合の石油施設のパイプラインにぶつかった可能性について調査を進めている。
パイプラインと石油施設は、テキサス州ヒューストンが拠点の石油生産会社アンプリファイ・エナジーの子会社が運営。
3000バレル(12万6000ガロン)の原油が太平洋に流出しており、同州南部の海岸には大量の原油が打ち寄せられるとともに鳥や魚の死骸が打ち上げられており、地元当局は海岸を閉鎖して回収作業を行っている。
アンプリファイのマーティン・ウィルシャー最高経営責任者(CEO)は4日の記者会見で、船のいかりがパイプラインにぶつかった可能性はあると述べた。
同氏は先に、パイプラインの操業は既に停止し、中に残っていた油は吸い出したと語っていた。
同社の株価はこの日、44%急落した。
ロサンゼルスの沖合では最近、港の混雑で入港できずにいるコンテナ船が多数待機していた。
米沿岸警備隊はコンテナ船のいかりがパイプラインにぶつかった可能性を調べている。
当局者は、コンテナ船がパイプラインの上を通過した可能性はあると述べた。
沿岸警備隊によると、回収作業は油の拡散を抑えるために625メートルのオイルフェンスを張って行われ、3日までに約3150ガロンを回収した。
州南部ハンティントンビーチ市の市長は34平方キロメートルの海域と沿岸部の一部が「石油で覆われている」と述べた。
沖合の石油生産施設は市内の海岸から目視できる位置にあり、そうした場所は同州南部で珍しい。
絶滅危惧種を含む鳥類が飛来する地元の湿地帯を含め、環境への影響も懸念されている。
https://jp.reuters.com/article/california-oilspill-idJPKBN2GV053
10月5日14時32分にYAHOOニュース(時事ドットコム)からは、誤った場所に停泊していた船のイカリでパイプラインが50m引きずられたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米西部カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のハンティントンビーチ市沖合で起きた原油流出事故をめぐり、大型商業船のいかりが接触しパイプラインが損傷した可能性が浮上している。
沿岸警備隊は、商業船が誤った場所に停泊していたとみて、調査を進めている。
4日の地元紙ロサンゼルス・タイムズなどによると、パイプラインはいかりで50メートル近く引きずられた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3dd1c42a412d9e77c08380f02be9433ed25e2640
米西海岸カリフォルニア州南部で発生した原油流出事故に関連して、事故直前に原油が漏出した海底パイプライン付近に錨泊中の大型貨物船が不審な動きをしていたことが、船舶位置検索システムのデータで明らかになった。
米沿岸警備隊は、この事故で、船の錨がアンプリファイ・エナジー(本社米テキサス州ヒューストン)が所有するパイプラインに引っ掛かって、破損させた可能性を調査している。
AP通信が船舶位置検索サービス「マリントラフィック」から得たデータでは、ドイツ船籍の貨物船「ロッテルダム・エクスプレス」が9月22日未明、ロングビーチ港外に到着して、アンプリファイ社のパイプラインから610メートル離れた指定の錨泊場所SF-3に投錨した。
同船は、その日の午後5時ごろ、錨泊位置から南東に約600メートル移動して、パイプラインの真上30メートルの場所に位置を変えた。
その約10分後、同船は元の位置に戻っている。
しかし、その日の夜中になって1回、さらに日付が変わった23日の午前8時ごろに1回、合計3回位置を変えたあと、SF-3に戻っている。
同船は26日になって、ロングビーチに入港して船荷を下ろした。
原油漏出が最初に報告されたのは24日夕方で、アンプリファイ社によれば、送油は翌25日朝になって初めて停止したが、この間どのくらいの時間漏出が続いたかは分かっていない。
漏れ出した原油は、11万リットルとも57万リットルともいわれている。
また、同社のダイバーの調べで、パイプラインの一部が長さ1200メートルにわたって、送油管から32メートルもズレており、弓の弦のように曲がっていたこと、さらに細い亀裂から原油が漏れ出していたことなどが判明している。
ロッテルダム・エクスプレスの不審な動きについて、AP通信がドイツの船舶会社「ハパック・ロイド」に問い合わせたところ、「同船は指定錨泊場所から移動はしおらず、検索システムの誤りではないか」とメールで回答してきた。
(日本語翻訳・編集 アフロ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc429cda650bf00f6d8544e54b5fa6b6a8016a4c


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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