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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20212191146分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

新潟市から佐渡市に向かっていた佐渡汽船のジェット高速船が18日、航行中に電源を喪失して動けなくなり、海上保安本部の巡視船にえい航されて、予定より9時間ほど遅れて港に到着しました。


航行中に海洋生物を吸い込んだ可能性もあるとみて、電源喪失の原因を詳しく調べています。

佐渡汽船と第9管区海上保安本部によりますと、18日午後5時20分ごろ、新潟港から佐渡市の両津港に向かっていた佐渡汽船のジェット高速船「つばさ」が、佐渡市の姫埼灯台から東に10キロほどの海域で電源を喪失して自力で航行できなくなりました。


その後、高速カーフェリーによるえい航のほか、非常用電源を使った航行を試みましたが、いずれも難航し、海上保安本部の巡視船「えちご」にえい航され、予定より9時間ほど遅れて19日午前2時すぎ、両津港に到着しました。


乗客と船員あわせて40人にけがはありませんでした。


佐渡汽船によりますと、航行中に漂流物を吸い込んだということで、港に到着したあと取り除いた結果、安全性に問題はないと判断し、19日は通常どおり運航しています。


佐渡汽船は「お客様と関係者の皆様にご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません」とコメントしています。


佐渡汽船と海上保安本部は、漂流物は海洋生物だった可能性もあるとみて、電源の喪失の原因をさらに詳しく調べています。

 

 

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210219/1000060592.html

 

 

2182039分にNHK新潟からは、事故発生現場の地図などがネット配信されていた。

 



 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210218/1030015868.html

 

 

219848分に朝日新聞からは、トラブル発生後の船内の様子などが下記趣旨でネット配信されていた。

 

トラブル発生から約9時間、乗客36人は停電した船内から動けず、冬の日本海で揺られ続けていた。

 

未明に港に着くと、一様に疲れ果てた様子だった。

 

ガガガッ。2階客室に乗っていた日坂さん(男性、42歳)によると、突然の音の後、エンジンが止まった。

衝撃はなかったという。

 

国土交通省で海事行政に携わり、出向中の佐渡市の総合政策監。

新潟市の県庁に出張した帰りだった。

 

仕事柄、船が転覆する危険のないことは分かっていたが、漂流してぐるぐる回るため、気持ち悪かった。

 

停電で暖房が止まり、水洗トイレも流れない。

ジャンパーを着込んで寒さをしのいだという。

 

「みなさん、ひたすら座席に座っているか、横になっていた」。

 

持っていたペットボトルのお茶でしのいだという。

 

「船内のアナウンスで『漂着物を吸い込んだ』という説明はあったが、その後の報告はなかった」とも話し、ぐったりした様子だった。

 

https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASP2M2RJXP2MUOHB001.html

 

 

2191740分にYAHOOニュース(新潟放送)からは、給水口に大型海洋生物とみられる肉片が詰まっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

【乗客】

「急にガクッと、ガガガっと音がしてエンジンが止まって、そのあとはずっと船が揺れて漂流している状態が続いていました」

「長時間で大変疲れ果てました」

 

海の上を浮き上がって進むジェットフォイル。

船体の下には海水の吸い込み口があります。

 

九管や佐渡汽船が調査したところ、この吸水口が大型の海洋生物の肉片とみられるものでふさがれ、発電するためのエンジンが冷やせなくなったことが電源喪失の原因と判明しました。

 

佐渡汽船のジェットフォイルは2年前にもクジラと見られる海洋生物と衝突し、乗客らがけがをする事故が発生しています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/e562d0b5679b21ec94dc348bb3b4545bd8b3acd4

 

 

220146分に朝日新聞からは、クジラかアザラシのような大型海獣を吸い込んだ可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ジェットフォイルは取り入れた海水をエンジンや発電機の冷却などに用いており、取水ができずエンジン停止や停電につながったとみられるという。

 

海水取り入れ口に詰まった肉片の識別を担当した新潟市水族館「マリンピア日本海」によると、海保から一辺2050センチほどの肉塊が持ち込まれたといい、担当者は「骨の大きさ、厚みからみて、魚ではなく大型海獣とみられる。クジラかアザラシのような生物の可能性が高い」と話した。

 

https://www.asahi.com/articles/ASP2N336KP2MUOHB012.html 

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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