2020年2月16日11時54分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山口地方検察庁の職員が、一度作成した事件の捜査報告書を不要になったと判断して破棄しましたが、保管が必要な公文書だったとして、厳重注意の処分を受けました。
山口地方検察庁によりますと、処分を受けた職員は、おととし9月、一度作成した捜査報告書を分かりやすくするよう上司から指示され、一部を作り直しましたが、この際、作り直す前の部分は不要になったと判断し、シュレッダーにかけて破棄したということです。
しかし、山口地検は、作り直す前の報告書も保管が必要な公文書に当たるとして、去年12月になって破棄した職員を厳重注意の処分にしました。
検察は、破棄された捜査報告書の事件の内容などは明らかにしていませんが、「捜査や裁判への影響はなかった」としています。
山口地方検察庁では、平成28年と平成30年にも調書や捜査報告書を誤って破棄したとして職員を処分していて、及川K子次席検事は、「同じような事案が起きたことは遺憾で、さらに指導を徹底したい」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20210216/4060008725.html
(ブログ者コメント)
平成28年(2016年)と平成30年(2018年)の職員処分事例は下記記事参照。
なぜ誤廃棄したのか、理由は両記事ともに書かれていない。
ちなみに平成30年事例の記事に出てくる次席検事は、今回記事に出ている次席検事と同一人物だ。
【平成28年事例】
(2017年8月2日 毎日新聞山口版)
山口地検で2012年、公判中の殺人事件の検察官調書1通が誤ってシュレッダーで破棄され、当時の資料管理の責任者が昨年1月に文書で注意されていたことが1日、分かった。
地検は「破棄による公判への影響はなかった」としている。
地検によると、破棄されたのは当時1審で公判中の殺人事件に関する参考人調書の原本。
12年1月下旬、見当たらないことに気付いた職員が捜したところ、庁内のシュレッダーから裁断された状態で見つかった。
公判に提出する調書ではなく、コピーもあったため影響はなかったとしている。
事件は既に確定している。
https://mainichi.jp/articles/20170802/ddl/k35/040/367000c
【平成30年処分事例】
(相川氏の個人ブログ:出典は2019年7月17日のNHKと記されている)
山口地方検察庁の職員が去年12月、刑事事件の捜査報告書を誤って破棄して厳重注意処分を受けていたことが分かり、山口地検は「捜査や公判への影響はなかったが、このようなことがないよう指導を徹底したい」とコメントしています。
山口地検によりますと去年12月、職員の1人が刑事事件の捜査報告書を、誤ってシュレッダーにかけ破棄しました。
山口地検はこの職員を厳重注意処分としましたが、職員の年齢や性別のほか、破棄された捜査報告書の事件の内容などは明らかにしていません。
山口地検は警察に、残っていたコピーから謄本の作成を依頼し、捜査や公判への影響は無かったとしていますが、平成28年にも殺人事件の調書を誤って破棄したとして職員1人を注意処分としています。
山口地検の及川K子次席検事は「同じような案件を再び発生させてしまったことは誠に遺憾だ。今後このようなことがないよう指導を徹底したい」とコメントしています。
https://blog.goo.ne.jp/jp280/e/66e60cfb062adf2419bd2ae58a8e8d91
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。