2021年2月15日13時14分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
用水路事故の対策として設置する樹脂製のポールは3メートル以内の間隔にすると転落防止に最も効果的だとする実験結果を専門家がまとめました。
県は、設置費用を抑えられる効果的な対策だとして、さらに検証を重ね、本格的な導入を検討する方針です。
県立大学工学部の星川圭介准教授は、県からの依頼をうけて、樹脂製のポールの設置方法について実証実験を行いました。
実験は、射水市の住宅街を流れる用水路に沿って2メートルから10メートル間隔でポールを設置し、地域住民38人に感じ方を聞きました。
その結果、半数以上の人が3メートルの間隔では用水路に警戒するとともに対策に安心感を覚えると答えた一方、5メートル間隔では用水路への警戒感が大きく下がることが分かりました。
これをもとに、星川准教授は2メートルと3メートル、それに4メートルの間隔で設置したポールの脇にセンサーを取り付けて歩行者の動線を調査しました。
この調査では、3メートル以内の間隔で設置すると歩行者がポールを認識して用水路から離れて歩く一方、4メートル以上の間隔になると用水路に近づいて転落リスクが高まることが分かり、星川准教授は3メートル以内の間隔が転落防止に最も効果的であるという実験結果をまとめました。
県は、ガードレールやフタなどに比べて設置費用を抑えられる効果的な対策だとして、さらに検証を重ね、本格的な導入を検討する方針です。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210215/3060006676.html
(ブログ者コメント)
用水路転落防止のための取り組みについては、本ブログでも、これ以外、何件か紹介している。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。