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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(1/4から続く)

 

 

328日付で毎日新聞東京版からは、今回の講習会の位置づけや体制などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3281026分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

登山講習会は、昭和38年以降、今回の事故が起きたスキー場で毎年実施されており、登山経験がある教員が生徒を指導。

県高体連の登山専門部委員長で山岳指導員の免許を所持し、大田原高などで山岳部顧問を20年以上務めた男性教諭が、ここ数年の責任者だった。

 

事故当時、この教諭は「現地登山本部」の町内の旅館にいたという。

 

県教委は、山岳部の生徒らが4、5月に登山をするためには講習を受けさせるよう各校に伝えており、夏の高校総体を目指す部員らには重要なイベントだった。

県高体連は、「残雪が多い春山は技術をしっかり習得させ、安全対策をしっかりさせた上で登山をさせたいということで、講習会を毎年やっている」としている。

 

出典

クローズアップ2017 雪崩8人死亡 訓練続行判断、なぜ

http://mainichi.jp/articles/20170328/ddm/003/040/105000c 

県高体連、講習内容変更を把握せず 現場に一任

http://www.sankei.com/affairs/news/170328/afr1703280019-n1.html

 

 

201713301813分にNHK栃木からは、ラッセル訓練を実施すると決めた経緯について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日、県の高体連登山専門部の会見で、講習会の責任者の1人で大田原高校の教員I委員長が、講習の目的は生徒たちに雪に触れてもらうことで、可能であれば雪をかき分けて進むラッセル訓練で雪上を歩かせたいという思いがあったと述べた。

 

I委員長は、登山経験が長い2人の引率教員と話し合って、訓練は可能だと判断したという.

 

出典

「雪上歩かせたい」の思いあった

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1095137791.html 

 

 

3292351分に産経新聞から3292230分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「どうしようか」

「(登山予定の)茶臼(岳)は無理だね」。

 

発生当日の午前6時ごろ、現場となったスキー場から車で数分の本部にいたI氏は、天気予報を見て、現地でテント泊していた古参の引率教諭2人と携帯電話で相談した。

1人は副委員長のS氏、もう1人はI氏の前任委員長、氏。

 

2人の話では、雪はさほど強くなく、風もほぼない。

中止基準とされる「雨や風がかなり強い状態」には程遠く、むしろ30cmの積雪は「雪上訓練に向いている」との考えもあった。

「ラッセルはできるよね」との話でまとまったという。

 

I氏によると、講習会では、天候不良で登山を中止することが3年に1回ほどあり、ラッセル訓練に切り替えたこともあった。

 

ラッセルを行う場所は事前に概ね決まっており、顧問歴23年のI氏も、過去1、2回、今回と同じ場所で行ったことがあるという。

 

ただ、訓練場所を登った先にある尾根の上部には、現地調査した専門家が「典型的な雪崩発生地形」と分析する急斜面がある。

I氏らは、この急斜面付近を「非常に安全」と認識していたという。

 

I氏は、「雪崩が起きやすいところに近寄らなければ安全と判断していた」と振り返った。

危険と考えた場所は避けていた。

雪崩が起きた場所については、「過去の経験則から、雪崩はない」と判断していたという。

 

出典

歩行訓練過去何度も…発信器は不要 判断は正しかったのか?

http://www.sankei.com/affairs/news/170329/afr1703290037-n1.html 

「経験則で雪崩ないと判断」 訓練決行、教諭3人で判断

http://www.asahi.com/articles/ASK3Y733KK3YUTIL05Y.html 

 

 

41日付で毎日新聞東京版からは、登山不可な場合の計画未作成、1班の引率に登山歴の浅い教諭が配置されていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

訓練実施要項は講習会前に作られたが、「荒天でない限り茶臼岳まで往復」とのみ記され、予定の登山を悪天候でできなくなった場合の代替訓練の記載はなかった。

 

代替の訓練は、ルートも事前に決めず、引率者任せで行われた。

 

しかも、同専門部は訓練に当たり、力量に応じて生徒らを5班に編成したが、十分な経験が必要とされた「1班」に、登山歴の浅い同校教諭のKさん(29)=死亡=を配置していた。

要項の講師欄にもKさんの名前はなかったという。

 

出典

栃木・那須の雪崩 計画変更、事前準備なし 県警、体制の不備捜査

http://mainichi.jp/articles/20170401/ddm/001/040/159000c 

 

 

43日付の毎日新聞東京版(『検証 栃木・那須の雪崩・・・』;1/4参照;)解説図によれば、1班の隊列は下記。

 

列の先頭には、20~30年以上の登山経験のある副委員長。

その次に2年生6人(うち3人死亡)と1年生6人(うち4人死亡)が続き、最後尾に死亡した教諭。

 

 

                (3/4に続く)

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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