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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2/4から続く)

 

 

4330分に産経新聞からは、現場付近では毎年雪崩が起きていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

那須山岳救助隊の男性は、「雪崩があった斜面は、毎年、春先に表層雪崩が起きている」と証言。

自身もゲレンデで雪崩に巻き込まれた経験があるといい、「なぜあそこを(訓練場所に)選んだのか分からない」と話した。

 

この男性などによると、昭和40~50年代には、近くにある那須ロープウェイの職員が事故現場近くで雪崩に巻き込まれ、死亡する事故も発生しているという。

 

出典

事故現場、雪崩毎年発生の「危険な場所」か 地元関係者が証言

http://www.sankei.com/affairs/news/170403/afr1704030003-n1.html 

 

 

329180分にNHK栃木からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

現場の第2ゲレンデ近くの斜面は、雪崩が起きやすいため、スキー場では斜面の下にあるゲレンデをたびたび封鎖していたことが、那須町への取材でわかった。


今回の事故の前には、2月25日から3月1日までの間、雪崩の危険性があると判断し、封鎖していたという。


しかし、今回の講習について、スキー場側には「トイレを貸してほしい」という連絡はあったものの、スキー場のすぐ近くでラッセルの訓練を行うという連絡はなかったという。


那須町の職員は、「ゲレンデよりも標高が高い場所では、これまでも雪崩が毎年のように発生していた。前日に大雪が降り、雪崩の危険は大きかったと思うので、もし、その場にいたら訓練を止めたと思う」と話している。

出典

ゲレンデは「雪崩危険性」で封鎖

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096061041.html 

 

 

412346分に日本経済新聞からは、現場は雪崩危険個所に指定されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3311610分にNHK栃木からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

林野庁が現場一帯の国有林を「雪崩危険箇所」として指定していたのに、県が山岳関係者らに周知していなかったことが、1日、県などへの取材で分かった。

県がホームページ(HP)で明示している危険箇所には含まれておらず、県は、見直す方針を明らかにした。

 

林野庁は、国有林に立ち入る際は入林許可の申請を求めていたが、講習会を毎年主催していた県高等学校体育連盟登山専門部が、少なくとも5年間は、塩那森林管理署に申請を出していなかったことも分かった。

 

林野庁などによると、1997年度に現場一帯を危険箇所に指定し、県に伝達。

県は防災計画には明記したが、住宅や集落のある地域で県が独自に危険地域を調べて図示しているHPには反映していなかった。

 

担当課の間で情報が共有できていなかったのが原因で、県は「改善を検討する」としている。

 

入林許可は、個人の登山では不要だが、団体の訓練などの場合は申請を求められる。

 

森林管理署は、「届けが出ていれば、その際に雪崩のおそれがある場所だと伝えることができたかもしれない」としている。

 

出典

現場は「雪崩危険箇所」 那須事故、栃木県が周知せず

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG01HCE_R00C17A4CC1000/?n_cid=NMAIL003 

高体連 林野庁に届け出さず訓練

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096061561.html

 

 

3301548分にNHK栃木からは、雪崩の発生条件がいくつも重なっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

防災科学技術研究所雪氷防災研究センターの小杉健二雪氷環境実験室長は、翌日の28日、雪崩が発生した現場付近で調査を行い、その結果を詳しく分析した。


それによると、雪崩が発生した現場付近では、短時間で新たに積もったとみられる柔らかくて崩れやすい雪が深さ30cm程度積もっていたことが確認できたという。


さらに、現場は斜面の傾斜が30°から40°と雪崩が最も発生しやすい角度だったことや、雪崩の勢いを止めるような樹木がなかったことなどから、小杉室長は「雪崩が発生する条件がいくつも重なっていた」と分析している。


そのうえで小杉室長は、「雪崩の発生を予測することは研究者でも難しいが、今回のような条件では、少なくとも斜面に近づかないという判断はできたのではないか」と述べ、安全管理に疑問を呈した。

 

出典

雪崩の専門家「安全管理に疑問」

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096061281.html 

 

 

                 (4/4へ続く)

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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