2013年9月10日17時6分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日、東京・江東区のビルで業務用のエレベーターが2階付近から急上昇して5階の天井にぶつかった事故で、乗っていた運送会社の男性社員2人が、顔や頭の骨を折る大けがをしていたことがわかった。
警察は現場で検証を行って、エレベーターの安全管理に問題がなかったかどうか調べている。
この事故は9日夕方、江東区有明にある5階建てのビルで、業務用のエレベーターが2階付近から突然急上昇し、5階の天井に衝突して停止したもので、エレベーターに乗っていた「ヤマト運輸」の男性社員2人がけがをして病院に運ばれた。
警察は10日、現場で検証を行って詳しい状況を調べているが、社員2人は急上昇の弾みでエレベーター内の壁などにぶつかり、顔や頭の骨を折る大けがをしていたことがわかった。
警察によると、2人がビルの3階からエレベーターに乗り込んで下の階に降りようとした際に、エレベーターが2階付近から突然急上昇したという。
このエレベーターは大阪のメーカーが製造したもので、ヤマト運輸によると、8月行われた点検では異常はなかったという。
警察は、業務上過失傷害の疑いもあるとみて、関係者から事情を聴いて安全管理に問題がなかったどうか調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130910/4418601.html
(2023年7月29日 修正1 ;追記)
2023年7月28日15時25分にNHK首都圏からは、過積載や想定外のフォークリフト使用により部品が疲労破壊で破断していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10年前の9月9日、東京・江東区の5階建ての倉庫でエレベーターが急上昇して昇降路と呼ばれる縦穴の最上部に衝突し、乗っていた男性2人が天井にぶつかって顔や頭の骨を折る大けがをしました。
事故の調査を進めてきた国土交通省の事故調査部会は、エレベーターのかごの上昇と下降を制御するための「リーマボルト」と呼ばれる部品が破断したことでブレーキがきかなくなり、かごが急上昇したと推定されるとの報告書をまとめました。
リーマボルトは長期間にわたって力がかかったことによる疲労破壊と認められ、その原因について調査部会は、定められた重さ以上の荷物を積み込む「過積載」が繰り返されていたことや、このエレベーターでは利用が想定されていないフォークリフトによる荷物の積み降ろしが行われていたためだと結論づけています。
報告書では、国土交通省に対し、フォークリフトの乗り入れに対応していないエレベーターについては、メーカーや点検業者がその旨を乗り場などに表示することや、過積載が疑われる場合は定期検査に加えて通常の保守点検の際にも、かごを制御する部品の検査を点検業者が行うことを指導するよう意見しています。
国土交通省は意見に基づき、必要な対策を文書にまとめ、点検業者などに呼びかけることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230728/1000095278.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。