2017年2月1日付で朝日新聞但馬版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
豊岡市城崎町の市営上山住宅(鉄筋コンクリート4階建て)の改修工事で、請負業者がガス給湯器の吸排口を誤って塞いだため、30日夜、入居者の1歳男児が一酸化炭素中毒で救急搬送された。
男児は翌日に退院し、意識はしっかりしているという。
同市が31日、発表した。
市建築住宅課によると、業者が外壁の塗装をするため、30日昼に養生シートを施した。
同日午後8時ごろ、入浴後の男児が、一時、意識がはっきりしない状態になり、救急搬送されたという。
吸排気口が塞がれていたため、風呂の給湯器が不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生したらしい。
同住宅には13戸が居住。7部屋は空き部屋になっている。
市は、居住者がいる部屋には養生をしないよう指示していたが、業者が間違えたという。
1月31日21時16分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
男児は市内の病院に一時入院し、回復したという。
同市によると30日午後8時ごろ、同住宅の一室で、風呂から上がった男児が不自然にうとうととした様子を見せ、母親が119番した。
男児以外の家人に異常はないという。
同住宅は昨年11月から屋根などを工事しており、工事の請負業者が男児がいた部屋を空き室と間違えて、30日、外壁塗装のため、部屋のガス給湯器の吸排気口をシートで覆ったことが原因とみられる。
市建築住宅課は、「安全確認などを徹底し、再発防止に努める」とコメントし、住民にも近く説明するという。
出典
『工事ミスで1歳児一酸化中毒 兵庫・豊岡の市営住宅』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170131-00000013-kobenext-l28
2017年2月1日付で毎日新聞兵庫版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
豊岡市は、31日、市が発注した市営上山住宅(城崎町上山)の外壁・屋根改修工事に関連し、同住宅の1歳男児が一酸化炭素(CO)中毒で救急搬送されたと発表した。
市によると1月30日、請負業者が外壁塗装工事のため、住宅内の部屋のガス給湯器の給排気口をシートで覆った。
その後、住人が風呂に湯をためる際、不完全燃焼で一酸化炭素が発生し、部屋にいた男児が眠気におそわれた。
午後8時ごろ119番通報で病院に運ばれたが、31日に退院したという。
他の家族に異常はなかった。
市は、給排気口をシートで覆うのは空き室のみと決めていたが、業者が空き室と間違えてシートを使ったという。
業者は豊岡市内の建設会社。
市は、再発防止策として、住人がいる部屋の給湯器の給排気口はシートで覆わないよう徹底するとしている。
出典
『CO中毒 豊岡の市営住宅、男児が救急搬送 工事影響』
http://mainichi.jp/articles/20170201/ddl/k28/040/407000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。